▼革堂の御朱印。 西国三十三所第19番 霊麀山 行願寺です。
▼革堂の御詠歌。
寺が通称「革堂」というのも、また「こうどう」と読ませるのも珍しいのですが、寺のHPを覗けば、少し理解できます。
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▼千年の歴史を持つ「革堂(こうどう)」は、寺町通りを北へ進むと御苑の手前で通り沿に門を構えています。
門前で立ち止まるお二人はご夫婦でしょうか? ある程度年齢を重ねて夫婦で三十四所を巡られるような環境、関係は微笑ましくも、羨ましくも感じられます。
坂東三十三は1300km、四国八十八箇所1400km。秩父三十四観音は桁違いで100km。
秩父観音霊場の行程は短かすぎるので距離の話にはなりませんので除きますが、西国は坂東や四国より短い1000km。
西国や坂東を歩いて巡礼する人は滅多にいないと思います。
ほとんどが車やツアーバス利用か、電車バスの公共交通機関の利用で巡る人がほとんどでしょう。
それでも近畿の2府4県と岐阜県に広がっている行程距離1000kmに変わりはありません。
前にも記事にしているかもしれませんが、関東在住の人間が三十四所を制覇するのは容易ではありません。
時間と予算ができたとしても、徹底して三十四所だけに絞って巡るというのは勇気のいることです。
なにしろ仕事を持つ関東人が遊びで関西方面へ出かけるのでさえ頻繁にはできないことです。
いざ計画を立ててみても、三十四所のいく先々で他に訪問してみたい、参拝してみたい寺社が山ほど出てきます。
特に奈良や京都などでは誘惑に勝てません。そんな寄り道をしていると、3泊4日や、4泊5日はあっという間に過ぎてしまいます。
三十四所に絞って、弾丸巡りをしても最低4泊は必要かと思います。
ということでワタシも三十四所の1/3も巡られていません。この先も全く予定は立てられないでいます。
そんなワタシにとっては数少ない貴重な西国の御朱印ですが、そんなことから遠方に参拝する人に「私にも御朱印をいただいてきて!」と人に御朱印を依頼する輩が出てくるのでしょうか?
まさか三十四所の札所が、何冊もの御朱印帳を持参する人に、同じ御朱印をいくつも授与することはないと思いますが・・。ツアコンは別です。
▼と思いますが、世は「猫も杓子も」御朱印。どんな収集者が出てきても不思議ではないかもしれません。
「猫も杓子も」訪れるのではないかと思われる喫茶店が寺町通りにあります。
「スマート珈琲店」は休日には観光客を含め大抵行列ができているようです。
革堂の1000年には遠く及びませんが、90年近い歴史を持ち、いくらかレトロな雰囲気の店内は、Cafeではなく完璧な「喫茶店」です。
▼コーヒーも美味しいのですが、行列の皆さんの目当てはコレです。
このほかタマゴサンドなど、どれも美味しく行列ができるのも納得です。
三条あたりに宿泊して寺町通り周辺の寺社巡りの朝にはモッテコイの「喫茶店」です。
声高な Chinese に落ち着きを乱されることもありますが、ここは京都・・・。