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御朱印迷宮 /Goshuin Labyrinth

御朱印収集目的には殆ど役立たずなブログ!かも

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西福寺の御朱印(京都)〜六道の辻、さて どの道を辿るのか?

京都の寺が続きます。

が、観光客からみたらマイナー寺です。

▼桂光山 西福寺御朱印です。(浄土宗・京都市東山区大和大路東入ル西轆轤町

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中央の墨文字は「法王殿」。

「法王」と言うと、ローマ法王しか思い浮かびませんが、調べてみると「如来」の異称だそうです。

 

御朱印対応の丁寧さに関わらず、残念なプリントの書置きでした。

3つの朱印・スタンプだけは現物の印が押されているようです。

 

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前回記事の「六波羅蜜寺」から、この寺へは北へ100mほど離れています。

しかしそれぞれの寺を訪れた時間は850日ほど離れています。

 

▼「六波羅蜜寺」の前の道を北へ少し歩くと「松原通」に突きあたります。f:id:wave0131:20190329211631j:plain

洛中から延びていて鴨川の松原橋を渡り清水寺へ至る「松原通」は、ジミだから好みな通りです。

清水寺」にとっつく「東大路通」を超えると様相は賑やかに一変します。

しかし平安時代から、この通りが目指す本来の目的地は清水寺の奥、鳥辺野でした。

葬送の地です。

しかし裕福でない人々は、そこまで行けず鴨川の畔に亡骸を打捨てた事もあったようです。

 

▼ともあれ、その「松原通り」に突き当たり角にあるのが「六道の辻」です。「陽炎の辻」ではありません。f:id:wave0131:20190329143438j:plain冥界へと続く道の入口です。

「六道」とは、天道、人間道、修羅道畜生道、餓鬼道、地獄道の六つをいうそうです。

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ワタシは今、かろうじて「人間道」に存在させてもらっているようですが、いつ修羅道畜生道に陥ってもおかしくありません。ワタシには六道それぞれの尺度、ボーダーラインがよく分からない。

▼「六道の辻」の石碑の隣に西福寺はあります。

f:id:wave0131:20190329143447j:plain観光客にとってはマイナーな寺と書きましたが、京都人にはそうでもないかもしれません。

f:id:wave0131:20190329143446j:plain前回記事の六波羅蜜寺でも書きましたが、六波羅(六原)はここの地域名でもあります。現世と冥界の境界なのですが、この地域の住所表示は「轆轤(ろくろ)町」。

六波羅原は「轆轤原」「髑髏(ドクロ)」が転訛したとも考えられています。

f:id:wave0131:20190329143445j:plain盂蘭盆の直前には、この寺やすぐ近くの「六道珍皇寺」に多勢の人たちが「六道参り」にやってきます。

f:id:wave0131:20190329143439j:plain六道参りは関東では聞かれませんが、京都ではこの時期には陶器市も開催され、風物詩にもなっています。

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f:id:wave0131:20190329143442j:plainそして六道参りでは、ここ西福寺でも「熊野観心十界図・地獄絵絵解き」が行われ、恒例イベントとなっているようです。

また、この時には「壇林皇后九想図」という風葬により壇林皇后が朽ち果て、鳥に荒らされ、髑髏になり、やがて土に還るというリアルで生々しく恐ろしい様子が9つの絵で表されている図も公開されるとか。

f:id:wave0131:20190329143440j:plainこうして京都では、先祖を迎える8月7日の六道参り始まり、16日の五山の送り火で長い盂蘭盆の幕を閉じるようです。

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▼西福寺の前には「幽霊 子育飴」もあります。

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やはりこの界隈はあの世との境のようです。