/


にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村

御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

「御朱印でクイズ」マニア度診断(東京限定)、そして出た!恐怖の「ピチャピチャ女」 〜久伊豆神社の御朱印

ネタギレ。

未掲載の御朱印はあるものの、伴なう写真や記事がまとまらない。

苦し紛れでクイズにする

しかし、こうして御朱印も墨書き部分だけにして改めて見てみると、それぞれ書き手の個性が強調されて、文字だけで人を魅了させる感性に驚くばかり。

 

さてクイズです。

下記の墨書き部分のみを表した15の御朱印の寺社名を当てて!!!

 

メジャーな御朱印から少しマイナーなものまで、23区内がほとんど、すべて東京です。

さ〜〜〜て、いくつ当てられるかな?

当然特徴のある御朱印になるけど、限定ではなく、すべて普段いただける御朱印だよ。

「見たことある」「持っている」じゃダメ!

神社名、寺院名をチャンと言えること。

 

難易度の低いものから掲載です。

御朱印全体の墨書き部分の位置はズラさないで紙面そのままの位置。

 

神社印、これは誰でも答えられるよ! わからない人は「モグリ」「非国民f:id:wave0131:20180425131233j:plain

 

寺、ここも誰でも知ってる観音さま。連休中は人だらけになるは必至。f:id:wave0131:20180425130722j:plain

 

スミ書きが表すのは本尊薬師如来が安置されてるお堂f:id:wave0131:20180425130720j:plain

 

ここも外人さまの訪問が多い。神社の区分けでいいんだろうねぇ?f:id:wave0131:20180425130718j:plain

読めれば当てられる神社。易し過ぎた?f:id:wave0131:20180425130713j:plain

 

新宿区 日蓮宗寺院の七福神御朱印スミ書き部分。他にないダイナミックさ。f:id:wave0131:20180425130714j:plain

 

神社、七福神。この2文字を表すのは、東京ではここだけかしら?f:id:wave0131:20180425130716j:plain

 

ビジュアル御朱印に興味津々の方はスグ当てられる神社。f:id:wave0131:20180425130711j:plain

 

お不動さん。天台宗寺院の七福神f:id:wave0131:20180425130712j:plain

 

初めて目にした時は読めなかった。神社の七福神です。f:id:wave0131:20180425130708j:plain

 

少し難しい? 下町の真言宗寺院、七福神f:id:wave0131:20180425130715j:plain

 

七福神が続きます。寅さんの街だけど、ここの七福神巡りはマイナーかな? f:id:wave0131:20180425130717j:plain

 

もう全くわからないかな? 23区外、八王子、日蓮宗寺院の七福神

f:id:wave0131:20180425130719j:plain

 

この寺はいく種類かの書置き御朱印がある。天台宗寺院、江戸六地蔵

f:id:wave0131:20180425130710j:plain

 

東京の寺で梵字不動明王(カーン?カーマン?)のスミ書きはここだけかしら?f:id:wave0131:20180425130721j:plain

 

番外  「くいず」神社じゃないよ!

f:id:wave0131:20180425192938j:plain

 

f:id:wave0131:20180425195839j:plain

久伊豆神社(ひさいず)・埼玉県越谷市越ヶ谷

 

番外を覗いて

いくつ分かりましたか?

 

3つまでしか分からなかった方・・超初心者!

6つ分かった方・・・・・・・・・まだまだ初心者!

9つ分かった方・・・・・・・・・好きだねぇ!

12 分かった方・・・・・・・・・やるじゃん!

15全部答えられた方・・・・・・恐れ入りました!

 

全問正解だとしても景品はない! ザンネン!!

 

しかし、どれもステキな墨アートだね。

親切人間だから敢えて正解は記さない。

❺番を除いて、すべてこのブログで掲載している。

過去ブログを見ろ!というわけではない。

自分だって答えられない、忘れてしまっている寺院名の御朱印もあるけど、東京に住んでる方で 2、3年御朱印にハマっている方なら易しいクイズだったかも。

 

名称では神社名は土地の名前を冠している場合も多いから覚えやすい。

しかし神社に比べ寺院名は有名寺、何回も訪れている寺以外、なかなか覚えにくい。

記憶力の問題かしら?

 

まぁ、この記事はネタに詰まったら度々やってみようかな。県別にして。

 

 

さて、働いている人は給料も出た。そしてGWが始まる。

1日、2日を休みにすれば9連休だ。

天気も良さそうだし、多くの人が御朱印を求めて日本国中大移動

わしのようなボンビーは地元を小移動

サビシーぃ!!!! でもないか!

地元の小さな寺社でも、また二度目、三度目に訪れる寺社にも、新しい発見や出会い、驚きがあるかもしれない。

 

みなさんの楽しいGWを願ってます。

GOOD LUCK !!

 

 

おっと、今、ジョナサンで遅いランチを摂りながらこの記事を書いている。

f:id:wave0131:20180425154300j:plain

隣の席から何やら気になる音がし出した!

今月初めに記事にした、

wave2017.hatenablog.com

あの

恐怖の「ピチャピチャ」音だ!

こちらは1人客、音出し人も1人客。

年齢40前くらいだろうか? 脂肪過多な体型だが不潔感はない。

ビジネスガールでも無さそうだ。黒のスラックスに体型が出にくいフワッとした白のブラウス。

サラダと、ライスの皿を交互に抱えて「ピチャピチャ」と音を出して食べている。

席を替わりたいくらいだが、他に空席は無さそうだ。

それにしても女性の「ピチャピチャ」には初めて遭遇。

 

口を閉じてモグモグやれば音は出ないのに、口が少し開いているから「ピチャピチャ」になってる。

一つ音を出す人は、結局いくつもの音を出すようだ。

食べ終わった皿を重ねるのにも「ガチャガチャ」やっている。

トドメはアイスティーを「ズルッズルッ!もう中身は入ってないって!

 

おいおいまだ食べるんか?  改めてメニューを見出したぞ。

さらに体型は横に延びるわよ! そしたまた「ピチャピチャ」か?

おっとー、メニューを元に戻したが、新たに注文する気配はない。

諦めたか?

ヨカッタ、ヨカッタ! もうこれ以上、ワタシの隣で食べるんじゃないわよ!!

安心もつかの間、しばしの静寂を破り

もう一度アイスティーを「ズルッズルッ!

そして小さな音だったがゲップ

マイッター!! カンペキだよアンタは!!

 

アンタのおかげで、今日のランチはとっても美味しくいただけたわ!

 

f:id:wave0131:20180312214145j:plain

あらあら、斜め前では若い2人組の女性客の1人が大きな音で何回も鼻をかんでいるわ!

季節柄、花粉症かしら? それにしても店内に響くわねぇ。

この不快音の発信者は普段は男だが、珍しく今日は女、それもジョナサンで。

 死語になってる「ヤマトナデシコ」は誰も望まないが、女たちよ多少の「ヒンカク」は保て!

 

そういえば、昨日のTVでのこと。

最近、列車内などで、例えば新幹線車内で「豚マン」など、匂いが大きく広がる食べ物を食べ出すと隣席の人に「いい加減にしなさいよ!」とお叱りを受ける事があるとか。

その人にとっての「ニオイ」は「匂い」ではなく「臭い」なのだろう。

禁煙バッシングの延長線にある出来事。

 

どうも、日本人は匂いにビンカン過ぎるのか、不寛容なのか、何事も清潔と「無」を望み過ぎなのか? どこまで突っ走るのか見当がつかない。

わたしの安普請の住まいは夕食時間になると、隣家から油とニンニクを炒める香ばしい匂いが漂うことがある。

昔だったら七輪でサンマを焼く「クンクン」と嗅ぎたくなる匂い。

こんな匂いも先々「臭い」とされて敬遠、お叱りの対象になるのだろうか?

「体重計」ならぬ「体臭計」なんていうのも売れているとか。

 

しかし、例えば酒好きだったら匂いの強い芋焼酎など「芳しい(かぐわしい)」と思うが、酒を飲まない人にとっては単に「臭い(くさい)」だけだ。

好きな男の多少の体臭は「かぐわしい」、嫌いな男の多少の体臭は「チョークサイ」になる。

自分の好みだけでキライなものを罪悪のごとくバッシング!

それこそ、イカゲンにして!

日本人は心も広く寛容な国民と思っていたが「臭気」にだけは不寛容の最先端をいくようだわ。

 

「ピチャピチャ」音に恐れを抱くのも、やはり「不寛容」なのかしら?

生理的に嫌悪を感じるんだから「不寛容」とは少し違うとベンカイしておく。

 

それにしてもも、無味・無臭・無音だと人畜無害

相当ツマラナイかもね!

も、有害=危険=魅力

Dangerous な男と女には気をつけてね!

山口達也だって危険なんだから!

TVなどでイメージ作られている人格は、すべてTVの中だけのものだからね!

でも、すべての人間が2面性、3面性を備えてるよ!

んnnnn~~~~~〜〜〜〜nnん!  

御朱印クイズより、ムズカシイッーー!  ことは確かねっ。

 

 

wave2017.hatenablog.com

 

千束稲荷神社・吉原神社・三島神社の御朱印(東京・台東区)〜美登利と信如の跡を追って、半日で16の御朱印を得る歩き方

廻れば大門の見返り柳 いと長けれど・・

f:id:wave0131:20180413174841j:plain

 

樋口一葉たけくらべ」の冒頭部分。

 

1895年(明治28年)に発表されたこの小説中の主人公、美登利、信如そして正太、長吉、三五郎の少年少女たちが活き活きと暮らしていた竜泉・千束の町を歩いてみます。

ちょっとガラにもないかな。

f:id:wave0131:20180413172943j:plain

▼吉原大門への入り口。

f:id:wave0131:20180413172944j:plain

遊客が名残惜しんで見返ったという柳は、何代目か分からないが残されているます。

春先の柳はまだ葉が少なく、電線なのか柳葉なのか分からず寂しいのですが、夏に向かって葉はモサモサになるでしょう。

 

吉原大門への導入路は奥が見渡せないようにワザと「く」の字に曲げています。

衣紋坂と呼ばれていました。昔はもっと勾配があったかも。

f:id:wave0131:20180413172945j:plain

大門跡。245×330mの遊郭があった当時は一般人の唯一の出入口。

その周囲は「お歯ぐろ溝に燈火うつる・・」と幅3〜4mほどのドブに囲まれていました。

この先の左右に延びる道は「江戸町通り」「揚屋通り」「京町通り」として江戸時代のままの名を残し、ソープが連なっています。

f:id:wave0131:20180413172946j:plain昼間から呼び込みの男性の姿がチラホラ、カメラを向けることも気後れすします。

気が弱いからヤメトクことにします。

 

揚屋通り」を吉原から出るように北に進みましょう。

 

大音寺前と名は仏くさけれど・・・の地域に出ます。

f:id:wave0131:20180416140920j:plain明けくれなしの車の往来に・・・f:id:wave0131:20180413173638j:plain

明治の「車」、人力車がひっきりなしに通っていました。

当然舗装もされてない道幅4mにも満たなかった大音寺通り(茶屋町通り)の今は車の往き来も少なくノドカだです。

一葉が「荒物屋」を開いていた旧居跡。

道路の向かいに、たけくらべのモデルとなった少年少女たちの溜まり場「筆屋」(文房具店)があったそうです。

 

f:id:wave0131:20180416141252j:plain120年以上も前になる明治26年の名残は一切ありません。

ここに一葉が住んだのは10ヶ月ほどだったそうですが、一葉が商った「駄菓子雑貨屋」や、作中の「筆屋」の軒先がこんなんだったら、と希望的シャッターを切ったものの、商売もままならない貧困生活の中に植木や花を育てる余裕はないわね。

f:id:wave0131:20180416140820j:plain

 

一葉旧居跡のすぐ近くにある「一葉記念館」。入館料300円。入ってません!

 

資料館のようなところは時間をかけてジックリ見て回らないと意味がないのですが、有料のところは大概1時間くらいは必要になります。

御朱印目当ての地方などでは、そんな時間がもったいなくなる時もあります。いつもイタシカユシです。

f:id:wave0131:20180413170414j:plain台東区で近いのだから今度ユックリ、覚悟して入館してみましょう。

 

▼建物の前は「一葉記念公園」。菊池寛による撰文の記念碑。

f:id:wave0131:20180413170403j:plain

 

八月二十日は千束神社のまつりとて・・」

f:id:wave0131:20180413170413j:plain

夏祭りで張り合っていたグループの喧嘩が始まったくらいだから、普段からこの境内で美登利と信如たちは遊んでいた?! たぶん!

f:id:wave0131:20180413170412j:plain

f:id:wave0131:20180413170411j:plain

f:id:wave0131:20180413170409j:plain

一葉を追っているのか、美登利を探しているのか分からなくなってきました。

レベルの低い脳内では、年齢の違う二人を交錯してしまいます。

境内にある涼しげな顔の彼女に笑われるわ。

f:id:wave0131:20180413170410j:plain

千束稲荷神社御朱印

 ▲千束稲荷神社御朱印東京都台東区竜泉)

 

多くの中に龍華寺の信如とて・・

▼龍華寺のモデルは大音寺。

f:id:wave0131:20180416141013j:plain

由緒ある寺だそうだが、今は少し荒れ気味の境内に寂しげな本堂。

閉じてる門扉を勝手に開けて境内に入ってみるものの、本堂右手の庫裏らしき建物も「ダメだ」とても御朱印の有無を聞いてみるような雰囲気ではありません。

f:id:wave0131:20180416141033j:plainさっさと出ます。

 

知らずや、霜月酉の日、例の神社に欲深様の

かつぎ給う、これぞ熊手の下ごしらえ

f:id:wave0131:20180413172948j:plain

酉の市で有名な鷲神社のことですが、一葉は酉の市で熊手を手にする商人を「欲深様」と表現しているのはおもしろい。一応士族の出であった彼女は「欲深様」の商人を蔑視していたかもしれません。

 

彼女から見れば「縁結び」や「金運」など自分のことばかり願って神社に詣でる人はすべて「欲深様」なのかもしれない。同感!

f:id:wave0131:20180413172947j:plain

それにしては食うためといえ、この地で雑貨、駄菓子を商っているから矛盾しています。

と言っても店番は妹や母親に任せ、本人は店の奥で小説に取り組んでいたそうです。

 

たけくらべ」作中にこの神社の名称は出てこないと記憶しますが、一葉がこの地に転居してきた明治26年には既に遊郭内のいくつかの稲荷神社が合祀されて吉原神社となっているから、見聞きはしているはずです。

f:id:wave0131:20180413170415j:plain

吉原神社御朱印です。(東京都台東区千束)吉原神社御朱印

▼同じく2014年の御朱印吉原神社御朱印2

▼同じく「浅草名処七福神 弁財天」の御朱印

吉原弁財天御朱印

 

 

悲運の吉原遊女たちを供養する弁財天も、江戸時代、吉原遊郭人形町から移転して造成された当時からこの地にあったそうです。

f:id:wave0131:20180413170354j:plain

f:id:wave0131:20180413170416j:plain

 一葉旧居跡から根岸方面にまっすぐ、国道4号日光街道を横断して少し歩きます。

 

 三嶋神(みしまさま)の角を曲がりてより、

これぞと見ゆる大廈(いえ)もなく・・

下谷のこの神社から竜泉方面を見ての説明でしょう。

一葉の明治26年はこのあたりは田畑が広がっていたのでしょうか。

 

f:id:wave0131:20180419181936j:plain

御朱印を初めて手にしてから7年になるというのに、この神社の存在を知りませんでした。

f:id:wave0131:20180419182030j:plain

昔「たけくらべ」を読み始めたものの、自分にはあまりの読みづらさに途中で挫折。

f:id:wave0131:20180419182023j:plain

ところが御朱印を求めて神社巡りをしていると、前回記事のように、人が多く集まるせいか所々の神社近辺の遊郭跡に遭遇します。

f:id:wave0131:20180419182022j:plain

そして、吉原、竜泉と紐解いていくと一葉の「たけくらべ」にぶつかる。

f:id:wave0131:20180419182021j:plain

一度、途中で投げ出した一葉を改めて読み直してみます。なんとか読み通せました。

f:id:wave0131:20180419182024j:plain

すると、すでに御朱印をいただいた寺社名がドンドン出てきます。

で小説内容を記憶に、今回改めてこの地を歩いてみたのです。

f:id:wave0131:20180419182025j:plain

読み直した「たけくらべ」以前は、この「三嶋神社」は見聞きしていませんでした。

当初は鶯谷の「元三嶋神社」のことかと誤解していました。

f:id:wave0131:20180419182020j:plainこれは訪問しなければいけません。

f:id:wave0131:20180419182026j:plainというわけで、この神社にもやってきました。

仕事がヒマだからトコトコ日比谷線に乗って平日の19日昼に訪問。

f:id:wave0131:20180419182027j:plain

社務所の受付はベタベタと雑然としています。

f:id:wave0131:20180419182028j:plain

▼しかし、この案内を見ると作った方の人柄が見えてくる。

f:id:wave0131:20180419182029j:plain

親切丁寧だが細かいことにはこだわらない。ザックバラン! ?

性格予想はピッタリ、宮司さんは素敵なおネェさんでした。

 

三嶋神火除稲荷大神御朱印です。(東京都台東区下谷三島神社御朱印

三島神社御朱印2

 

見開きで2つの御朱印をいただいて少しお話します。

「300円、600円くらいでイチイチ御朱印に対応、やってられないわねぇ?」と問いかけ。

宮司「そうねぇ〜!? でも、それも・・・」と話されるうちにプリントされた案内をドンドン渡されました。

飴もどうぞと勧められる。一ついただきました。話好きそうです。


f:id:wave0131:20180419182031j:plainあろうことか名刺までいただきました。

裏面は英文になっていてケータイ番号まで印刷されています。

宮司さんから名刺をいただいたのは初体験。まだまだ初体験は出てくるものなのね。

 

プリントされた案内は日・英・中の3ヶ国語。HPも3ヶ国語。

そしてこんなものを見せてくれ、実演して見せてくれました。

f:id:wave0131:20180419182032j:plain

60ヶ国語をシャベッてくれる「ポケットトーク」。

30,000円ほどしたそうです。

さらにネットに繋がっているから月々の料金も派生しそう。

スマホの翻訳アプリの方が安上がりになりそうだが、それは指摘しなかった。ブスイになります。

 

浅草・上野が近いだけにインバウンドのオコボレ的状況に「オモテナシ」の気持ちとともに、東京でも格差がますます広がる神社のなかで、小さい神社がいかに生き残れるかに必死の様子をステキな女性宮司、河野さんは熱く語ってくれました。

ガンバレ!三嶋神社 

f:id:wave0131:20180413174826j:plainガンバレ!河野宮司!!   違った! これは一葉でした。

ちなみに三嶋神社の雷に由来する伝説から「落ちない」ということで

不落祈願(開運祈願)は個人の場合、樋口一葉1枚だそうです。

www.mishimajinjya.or.jp

 

そろそろ、一葉の記事ともお別れ。

一葉のわずか10ヶ月の竜泉の生活の中、人や街を観察する眼はなんと鋭く、その吸収力も驚くばかり。

商売はうまくいかず廃業して、竜泉を後に再び本郷へ転居していきました。

そしてそこから「大つごもり」や「たけくらべ」「にごりえ」など、次々と作品を発表した「奇跡の14ヶ月」と言われる一葉の快挙が始まります。

 

美登利はと言えば姉と同じ「遊女」の道を歩み始めます。

 

竜泉と違って、本郷には一葉が使ったと言われる井戸や質屋など、彼女の痕跡が色濃く残っています。

小説は別にして一葉の困窮生活だけは我が事のようにシッカリ理解できるのが悲しいわね。

長くなるからこの本郷編はまたの機会にしましょう。

f:id:wave0131:20200707105549j:plain


 

さて、このブログには御朱印は数種類しか掲載してませんが、

タイトルの「16の御朱印を得る」オススメの歩き方。

スタート日比谷線三ノ輪駅
ゴールは同じく「入谷駅」もしくはJR「鶯谷

もちろん逆でも可。ブログ掲載順序とは少し異なります。

 

浄閑寺(投込み寺)荒川区南千住2-1-12

三ノ輪駅近く。ここは吉原遊女所縁の寺。御朱印をいただけます。

⬇️

永久寺目黄不動台東区三ノ輪2-14-5

一葉とは関係なし。ここは運が悪いといただけない可能性あり。

⬇️

千束稲荷神社 台東区竜泉2-19-3

一葉の像がある。御朱印がいただける。

⬇️

正寶院(飛不動)台東区竜泉3-11-11

一葉の旧居跡、記念館のすぐソバ。関東36不動24番の御朱印がいただける。

⬇️

長国寺 台東区千束3-19-6

鷲神社に隣接。書置きになるかもしれないがご首題がいただける。

⬇️

鷲神社(おおとり神社)台東区千束3-18-7

神社印と浅草名処七福神の「寿老人」の2種類がいただける。

⬇️

吉原神社  台東区千束3-20-2

ここも神社印と七福神の「弁財天」の2種類がいただける。

⬇️

三嶋神台東区下谷3-7-5

このブログ掲載のように、境内社の火除稲荷社の御朱印もいただける。
⬇️

小野照崎神社  台東区下谷2-13-14

ここからは一葉、たけくらべとは関連なし。

⬇️

真源寺(おそれ入谷の鬼子母神台東区下谷1-12-16

鬼子母尊神と下谷七福神の「福禄寿」の2種類。

⬇️

三島神社  台東区根岸1-7-11

ここも神社印と下谷七福神の「寿老神」の2種類がいただける。

 

で、しめて16の御朱印を得られますが、言うまでもなく自分のこれまでの経験であって保証するものではないわね。

歩く距離は5km前後ではないだろうか。時間も5時間あれば十分と思う半日コースだ。

季節も良いので誰でも歩ける道のりだ。浅草や上野の喧騒からかけ離れて、この界隈はサイコーにノ〜〜〜ンビリ廻れる。

皆さんの幸運を祈ります。

根津神社の御朱印(東京・文京区) 〜「不寝」はツツジ満開! 130年前は遊女たちが満開だった

根津神社御朱印。(東京都文京区根津1-28-9)

f:id:wave0131:20180410202318j:plain

 

一人だけ御朱印を待つ人は、書き手の手際が良いのか、あっという間に御朱印を渡されてました。

 

いただいた!

あっという間の早さもうなづけます。

正確にはスタンプというか、印? 判? 版木?

何れにしてもこの面積だとキレイに墨が着くには無理がありハゲが生じる。

「奉拝」と「日付」が墨書きなので、かろうじて救われているものの、

十社之内」にしては寂しく情けなく残念。 墨書きの書置の方がまだマシかも!

昨今の大量の御朱印希望者を手際よく「捌く」には致し方ない?

 

でも今日は御朱印希望者はチラホラで空いているのに。

いかに大量の御朱印希望者が押し寄せようとも、明治神宮靖国神社などではこの方法は採用しないような気がする。

その根拠はないが、神社のプライドの問題か?

 

それぞれの神社には各々事情があるよね、と理解する。

 

6年前にいただいた時は、神社名は当然直書き。

元准勅祭神社十社」の威厳とホコリが保たれているね。

根津神社 2012年の御朱印f:id:wave0131:20180410202317j:plain

 

--------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

4月8日、久しぶりに根津神社を訪れました。

北参道の鳥居をくぐる。のっけからボケ写真、ヘタクソ!

f:id:wave0131:20180410202331j:plain

さまざまな時代小説や明治の文豪たちの小説に登場する場合のこの神社の名称は「根津権現」。

地元の人々も親しみを込めて「権現さま」と呼んでいるようです。

権現」? って分かっているようで、分かってない。

『仏さまの(仮)の姿としてれる神、まだ仏と神が仲良く同居していた頃の神の呼び名』

というくらいに理解して、ヨシとするか! 大きな間違いではないはず。

飯綱権現、秋葉権現愛宕権現とか、権現さまもいろいろで、さらに理解しがたいわねっ。

 

北参道から右手に進むと「駒込稲荷」「乙女稲荷」の2つの末社。名称からして女子に人気がありそう。女子力UP!?  女子力って何っ? 男子力はないの?

f:id:wave0131:20180410202324j:plain

▼力の有無を差別せず、男女を迎えてくれる狛狐は風雨にさらされて劣化したのか、これだけを見せられたら正体不明な生き物になっています。

f:id:wave0131:20180410202326j:plain

下の堂内に隠れているような3匹は明らかに狐で、胡散臭そうに同方向を向いているのがケナゲ!

狸ほどではないが、狐も憎めない奴。

 

乙女稲荷」の本殿は舞台造りが堀側に広がっています。

本殿正面をを撮ろうとして後ろ向きに下がると堀に落ちます。f:id:wave0131:20180410202325j:plain

きっと一人や二人落ちているはずだと思うけど、そんなマヌケはいないかしら?

それにしても末社が以前からこんな立派な社殿だったかしら?

ツツジを見に来ただけで、まだ神社に大きな興味がなかった8年前は気づかなかった造り。

 

伏見稲荷には比ぶべくもないけど、朱と緑のコントラストはツツジが咲いてなくとも華やかで幻想的。

f:id:wave0131:20180410202327j:plain

f:id:wave0131:20180410202322j:plain

3000株あると言われているツツジも今週末には満開になるでしょうが、8日の日曜はこんな様子でまだ5部咲き以下だった。まだまだアオイ!

f:id:wave0131:20180412124819j:plainここが一番花開いていました。

200円の「つつじ苑」に入らず、垣根の外から背伸びして覗きます。セコイ!

f:id:wave0131:20180410202328j:plainツツジの斜面が終わるあたりで左回りにUターン。

楼門にはじまり本殿まで重要文化財が続く。

f:id:wave0131:20180410202321j:plain

唐門の手前から参拝者の列ができています。

f:id:wave0131:20180410202320j:plain参拝者の多い神社はいつでも、どこでもこんな風に行儀良くほぼ2列。

f:id:wave0131:20180410202319j:plain

いつものように列を無視する。

しかし皆さんの邪魔にならないよう謙虚に

そ〜〜〜〜〜〜っと 拝殿の脇へ

そ〜〜〜〜〜〜っと 横から賽銭を落とす

そ〜〜〜〜〜〜っと 右斜め後ろに10歩下がる

そ〜〜〜〜〜〜っと 手を打ち、合わせる

 

何か問題でも?

ヒンシュックをかう?  怒りをかう? 反感をかう?

心配無用!

この流儀、もはや神々の「承認」を得ている!! つもり。

一度も遭遇してないが、面と向かって注意されたら流儀は説明せず、素直に即 謝罪しますわっ。

f:id:wave0131:20180412125318j:plain

国宝と重要文化財は別物と思っていた。何もわかってない!

国宝を含む重要文化財があるようだ。国宝でもあり、重要文化財でもあるわけね。

劇的に変化してきた300年もの間、ほぼ無傷で保たれてきたのだからスゴイ!

もっとも創祀は1900年も前の事だそうだから神代です。気の遠くなるムカシ

やはり寺社はスゴイ歴史を抱えている!

f:id:wave0131:20180412122106j:plain

 

▼以下は2012年2月の土曜日。

f:id:wave0131:20180410202316j:plain

たびたび書きますが、この頃は参拝者が拝殿前に列を作ることありませんでした。

 

パワスポ、神社ブームによる女性、若者の参拝者が爆発的に増えたという単純な数の違いだけではないように思います。

その頃から参拝の作法、暗黙のルールが変化してきました。

作法無視は論外です。

しかし、いくらかバカ丁寧になってきたように感じるけど、大きなお願い事をする人はそうせざるをえないかもしれない?

 

列を無視して脇で手を打つ者は、やはり無作法かしら?

 

▼時をさらに2年遡って、2010年のGW。どれだけ古い!

ツツジもちょうど満開でした。

f:id:wave0131:20180410202315j:plain

f:id:wave0131:20180410202314j:plain
ツツジも満開、人出も満開

f:id:wave0131:20180410202313j:plain

 

▼時を2018年まで戻して、表参道の鳥居をくぐって境内を後にします。

f:id:wave0131:20180410202323j:plain

鳥居を抜け、不忍通り方面に歩みを進めます。

▼すぐに右側にレトロな佇まいの染物屋が目に入ります。

f:id:wave0131:20180412154947j:plain

▼その建物の側面にこのプレートがあります。

f:id:wave0131:20180410202330j:plain

根津遊郭の跡地

そう、根津は「不寝」で「遊郭」だったのです。

現在、多くの方の参拝ルートとなっている不忍通りから表参道鳥居に向かうあたりは根津権現門前町で、その左側一帯が遊郭でした。

明治15年には妓楼90軒、700人近い娼妓、遊女たちが花開いていました。

 

▼「文京ふるさと歴史館」からお借りした写真のこの絵は明治時代のもの。

満開の女たち」としか言いようのないニギワイ。

f:id:wave0131:20180412194428j:plain

ことの起こりは、現在重要文化財とされている社殿等が新造された300年前に始まる。

造築にあたった職人たちを相手に非公認の「岡場所」にはじまり、変遷を経て遊郭となり1888年、明治まで続いた。

さすが130年の時間はその痕跡をすべて消し去っていてアトカタもありません。

 

神社のツツジは当時から植栽されていたかどうか分かりませんが、江戸時代から明治まで、男たちはツツジより満開の女たちを求めてここにやって来ました。

 

距離も近いことから東大生もやってきます。

勉学一筋で東大に入った若者たち。女たちの魅力の虜にさせられ「不寝」に夢中になったのも想像に難くありません。

 

東大生だった小説家 坪内逍遥は娼妓の一人を妻に迎えたようですが、このケースは稀。夢中になった多くは厄介な問題を起こし、勉学の妨げ、風紀の乱れを解消せんと根津遊郭は移転させられました。

移転先は現在の江東区東陽1丁目、当時の「洲崎」。

 

このブログで以前記事にした「洲崎神社」はその名を残しています。

wave2017.hatenablog.com

そして小説にも映画にもなった男たちの欲望を満たす「洲崎パラダイス」は1958年まで続いました。

男どもはある部分子供。子供が喜ぶ遊園地の入り口のようなアーチが結界

▼芝木好子原作の『洲崎パラダイス』が映画化されたこのスチール写真の後ろ姿の女性は、今は亡き新珠三千代という大女優だったそうです。

f:id:wave0131:20180410202329j:plain

その広大な「パラダイス」が戦火からも立ち上がったものの、新たに制定された法律により「遊郭」は解体され消滅させられ、早半世紀以上。

▼数年前までは、この写真の緑の奥に当時を彷彿させるその姿、建物が明瞭に残されていました。

f:id:wave0131:20180410202311j:plain

f:id:wave0131:20180410202309j:plain

f:id:wave0131:20180410202307j:plain

f:id:wave0131:20180410202310j:plain

f:id:wave0131:20180410202308j:plain上の4枚の写真の建物、現在はすべてなくなっているでしょう。

 

2020年にオリンピックを控え、開発により次々に東京のムカシが消えていき、それが加速されています。

 

▼ここ洲崎は、地べたより水面の方が高い位置にあります。

f:id:wave0131:20180410202312j:plainこの水面はさらに高くなるかもしれない。

 

さまざまな「位置」は上になったり、下になったりで無常。

 

▼光と闇を抱えて消えたしまった「洲崎」は、陽が落ちるとチョッピリムカシが蘇ります。f:id:wave0131:20180410204527j:plain

 

--------------------------------------------------------------------------------------

この記事を ほぼ8割ほど叩き終わったところで mac がハングアップ!

凍った!

悔しいったらアリャしない。途中で「下書きを更新する」にしてない。

 

普段 FirefoxIllustratorPhotoshopAcrobatExcel、メール、写真と、6つ、7つくらいは常時立ち上がっている。

さらにWord、連絡先、itunesを起動させることもあるから、かなり無理させている。

▼不機嫌な時は、虹マークのレインボーカーソルがグルグル回ってダンマリを決め込まれる。しばし待つ。いろいろやって、アプリケーションの強制終了も効かない。

f:id:wave0131:20180412230748j:image

グルグルが止まらず、ニッチモサッチモの時はこちらの負け。

ヤケ酒でも飲みたくなるが、涙を飲んで強制再起動! すべてが失われる。

 

キーボードを両拳でガーンッ!とやりたいがグッとガマン!

あとが大変になることを過去に勉強している。

 

アホらしくて、やってられないが初めから叩き直し。

 

やれやれ!

飛鳥寺の御朱印(明日香村) 〜ASUKA、あすか、アスカ、飛鳥、明日香 ! いったい何すか?

あすかという言葉を聞いた場合、何が真っ先に頭に浮かぶ?

今日ではなく「明日か?」と言う人もいるかもしれない。

f:id:wave0131:20180408141437j:plain

それとも豪華客船飛鳥」を海ではなく、頭に浮かべる?

薬物事件を起こし活動休止中の「チャゲ&アスカ」のアスカを連想する人もいるかな。

f:id:wave0131:20180408141504j:plain

女性タレントなら乃木坂」をはじめ「あすか」と名のるタレントはワンサカいるから、女の子を思い浮かべる人が一番多いかも。

ここまでの連想じゃレベルが低いスカッ!

 

脳は底辺レベルにあるわしも、豪華客船には縁がなく、やたら勢いのある声の休暇中歌手の歌にも魅力を感じないし、女性アイドルに至っては全く用無し。

飛鳥」「明日香」という単語にたどり着くまで、たっぷり時間がかかる始末。

飛鳥時代」「明日香村」となると、ほとんどが歴史通、歴史ファンの世界と思っていた。

それだけ自分とは遠く距離があった歴史。

頭脳レベルが低い! IQ が低い!

 

東京在住となれば、物理的距離も「飛鳥時代」「明日香村」を思い起こす壁になる。

中学・高校の教科、社会や歴史は何とか及第としてきたものの、歴史は大嫌いだった。

6451192も語呂合わせで覚えた記憶はない。1192は現在では1185とか。どちらでも良い。

歴史の詳細、特に年代なんてものは自分が生きていく上で特に必要のない事としてバカにして生きてきた。

男に、女に、近寄るのに歴史は必要なかったし!

なにしろ単細胞な自分が理解するには、歴史は複雑で長過ぎて、ムリだった。

 

しかし

出会ってしまった御朱印は歴史だった。

御朱印自体が一般的になっったのは江戸時代のようで、歴史は浅いかもしれないが、御朱印を授与する寺社は長い歴史のカタマリ

少しだけ、上っ面だけでも歴史知識を得て接する御朱印は違って見えてきた。

御朱印とともに歴史も魅力あるものに変化した。

そこには限定御朱印、イラスト御朱印はまったく無用だった。

奇をてらい、人の目を集め、話題をさらう観光スタンプと大差ない。

 

f:id:wave0131:20180409141522j:plain

しかし、観光スタンプ自体にも歴史はあり、また文化としての広く長い歴史の一部であるとも考えられなくもない。

となると上の理屈は破綻して御朱印と観光スタンプの境界線が曖昧になってくる。

 

限定御朱印ギライの自分はヒネクレモノ!

しかし、嫌いだが否定はしない。

スタンプ集めが好みの人は、時間をかけて並んで、限定を集めれば良いのだ。

好きにしてイイ

発行、授与する側も好きにしていいのだ。

  

相変わらず本題に入る前書きが長い。

当たり前なのだ!

いつも言っているように訪れた寺社の所縁、説明など、雑誌やHPからのリライトをツラツラと並べるブログではない。そこは Wiki が仕事をしている。

そんな役立たずブログでもカテゴリーは御朱印

常に何か別な話題、もしくは寺社に何らか関連のある記事にしなければならない。

さらにある程度の文字数を叩け、と自らに言い聞かせている。能無しにはツライ!

何のため?

 

ブログに対する思い、話になると長くなる!

次回以降にしよう。

 

短い本題に近づこう!

歴史が好き嫌いにかかわらず、この絵だけは誰もが記憶にある。

f:id:wave0131:20180405202743j:plain
大化改新、正確には「乙巳の変」。

このクーデターが起きた約1400年前のこの地が当時の日本の都だったとは想像しがたい山あいの田園風景は、今は「のどか」という言葉がぴったり。

あすかだ。

f:id:wave0131:20180405202733j:plain大和政権を形が整った国家にしようと、聖徳太子蘇我氏が躍起になっていた地は、今や何処を歩いてもその痕跡しか残っていない。f:id:wave0131:20180405202744j:plain憲法十七条で天皇を中心として仏教を敬うように説き、力のある豪族はその権威をあらわす古墳に代わって、大和の地に寺院や仏像を競って造り始めた。

その名残をとどめるのがこの寺。f:id:wave0131:20180405202735j:plain馬子が発願したと伝わる日本最古のこの寺は当時の法灯を継いで現在に至るとか。

しかし、何事もなく引き継がれるには、さすが1400年は長すぎる。大寺院から変遷を繰り返し、小ぢんまりとしてしまった現在の本堂は江戸末期に建てられたものらしい。f:id:wave0131:20180405202727j:plain境内から見ると本堂正面の扉は閉ざされていて寂しい。f:id:wave0131:20180405202734j:plain

f:id:wave0131:20180405202730j:plain本堂内に入る。

一時は露座にもなり、飛鳥の変遷をずっと見つめ続けてきた丈六の釈迦如来「飛鳥大仏」。

よく来た!

まさにデーンと待っていてくれる。f:id:wave0131:20180405202726j:plain

日本最古の寺だから最古の仏像で、覆屋は変わってもその鎮座する位置は飛鳥時代のままだそうだ。

奈良平安時代に造立された仏像より凛々しく男っぽい。鼻はわしら東アジアのものではないな。ちょっと偉そうね! でもイヤミは感じず、達観してる様子、まさに如来だ。f:id:wave0131:20180405202729j:plain仲良く釈迦の隣り合わせは太子像。遠慮がちなのは「冠位」を実践してるのかしら?f:id:wave0131:20180405202738j:plain境内に入ってきた門とは別に、もう一つの西門から出て畑、田の間を少し進む。f:id:wave0131:20180405202728j:plain

入鹿の首塚

暗殺現場の板蓋宮から首だけ600mほど跳んでここに落ちたと伝わる。現実ではない。物語だ。f:id:wave0131:20180406125952j:plainこの頃には首がたびたび跳んだ。将門の首は京都から東京の大手町まで飛んでいる。

神社にまつわる神話に負けず劣らず、寺院にも言い伝え、物語があり、飛ぶものや流れる物も多い。

空海が投げた三鈷杵は高野山まで飛んだ。浅草寺の観音様も流されてきた。九州には「飛形観音」という飛ぶ仏様がいる。

 

情報の少ない当時の人々は真剣に説き聞かされた。

今の若者にはバカバカしくも面白いかも。

笑っている現代の若者にも勤務先から首や身体を飛ばされることが時々あって、笑い顔もこわばる。

わしの知人はプロの女性に入れ込んで、金の切れ目が縁の切れ目と理解できず、借金まみれで会社の首が飛んだ

別な男は似たような金銭的問題を抱え、東京本社から新潟支店に飛ばされた

言い伝えになっている。伝説だ。

 

いろんな言い伝えがあるもんだ。

この写真は言い伝えで「鬼の雪隠」だそうだ。

f:id:wave0131:20180405202741j:plain

せっちん?

子供がオシッコに切羽詰まったおチンチンではないよね!「お便所」のことねっ!

 

このほか明日香村には「鬼のまないた」やら「酒船石」など使途・目的不明な石の造形物が点在している。

明日香では石の他にも建物、人物など確かなものは何一つ無い。ほとんどが推測だ。

f:id:wave0131:20180405202731j:plain
石舞台も「馬子」の墓「らしい」ということで不確か!f:id:wave0131:20180405202739j:plain

正確な事象を曝け出さない明日香、飛鳥は迷宮f:id:wave0131:20180406190732j:plain時が遠すぎ、色々複雑で解決がつかない事柄ばかりで、すべてはロマン!

一人真実を知っているのは無言の「飛鳥大仏」だけかな?

 

そして明日香の現在は誰もが懐かしがる日本の原風景を拡げている。

f:id:wave0131:20180405202737j:plainこんな風景はいつまでも壊れないでいて欲しいと思うと同時に、住んでみたいとも思う。が、コンビニも近くに無い村、都市に毒され身体は3日でコーサンするだろうなぁ!

都市部の夕陽とは違って、明日香の夕焼けは神仏がすぐそこに現れそうに輝き誘っているのに・・・!

f:id:wave0131:20180405202736j:plain

f:id:wave0131:20180405202725j:plain

 鳥形山 安居院(飛鳥寺)・真言宗豊山派奈良県高市郡明日香村飛鳥

 

壺阪寺の御朱印(奈良・高取町)〜朱色を越えて マッカッカにハデな伽藍はお好き?

▼壺阪山 法華寺壺阪寺西国三十三所 第六番の御朱印です。

(単立真言宗奈良県高市郡高取町)

f:id:wave0131:20180402194359j:plain

御朱印は数種類あるようです。

いただいたのはメインの西国六番の御朱印一つだけ。いくつもいらない!
素晴らしい筆跡ですが、何の知識なしに見せられたら一文字も読めません。

中央の3文字は「普照殿」。

あまねく照らす!

あまねく拝観料!

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

ここのところ「番外編」として2回ばかりグチっぽい事を記事にています。

ブログに訪問、アクセスしてしたいただいた方には、不快な内容で申し訳なく思ってます。

 

と言いつつ、今回も前回に関連した話の出だしになってしまう。

奈良県生駒市の市庁舎が4月からこんな状態らしい。

 

f:id:wave0131:20180404150311j:plain


喫煙派を擁護するわけではありません。

ですが、そもそもタバコ害によりさまざまな病気を引き起こすなどと言うことは疫学的にはどのようにでも扱えるように思います。

ある病気と喫煙の因果関係については、これまで医学的には1つも証明されていません。

 

そして生駒市英断を下しました。

魔女狩り禁煙ファシズムスメハラヒステリーです。

だが、なんとも中途半端な英断です。

エレベーターに限らず、市庁舎全体を対象にすれば良い。一般市民もタバコを吸った後45分間は市庁舎に入れさせない。

近鉄駅周辺の路上喫煙に対しても厳しい罰則規定を市の条例にしているようですが、生駒市全域をその対象にすれば良い。

さらにバス・電車など公共交通機関にも喫煙後45分間は利用させない。

市民の健康をマジで思っているなら、これらを実施しておかしくない。

もちろん市内ではタバコは一切売らない

このくらい真剣に取り組めば褒められます。

ですが受動喫煙対策ブームに乗って右へ倣えの場当たり的な対策としたら、フザケンナ!です。

 

真剣に怒ることではありません! 指針、方針、ポーズなんでしょうから。

 

喫煙・禁煙・嫌煙のさまざまな意見はどれも矛盾だらけ。どの意見も間違ってないかもしれません。

喫煙者に対してマナーを求めるのはヨシとしても、どこまで何を求めるかは、冷静に考えれば自ずと限度があることが理解できるはずです。

 

どこかの大学の嫌煙家教授の「喫煙後も45分間は体内から有害物質が出る」という研究結果に基づくものだそうですが、笑えます。

どんな種類のタバコを、どのように吸った結果なのでしょう?

人の身体なんて、タバコ原因に限らず何らかの有害物質を常に排出しているはず。

排泄物を体内に溜めておいたら、それこそ病気になります。

精神的な有害物質も何らかの形で発散させないと心を病むことになります。

 

ゴメンナサイ、文字ばっかしのブログはツライよねっ!

もう少しだけガマン!

 

嫌煙権と公権力がスクラム組んでの規制や、喫煙者を罪人のごとく扱うのは目に余ります。

 

んまぁ、ワタシも前回記事で「嫌鼻かみ音」を大いに語ったのだから「な〜〜んも言えない」立場かも。

ヘソマガリ人の言葉はともかく、皆さんは冷静で賢明なジャッジを!

 

タバコと同じケムリでも、線香のケムリに有害物質はないのかしら。

 

▼さて、その勘違いも甚だしい市がある同じ奈良県の寺。

前々回の記事の吉野山を降りて次に向かった寺は、西国三十三観音 6番の札所でもあります。

 

▼眼病封じ、壺阪寺の印象は「」と「」。

f:id:wave0131:20180403170013j:plain朱色と言うよりピンクっぽい赤。 ハデだ。神社ではよくお目にかかります。f:id:wave0131:20180402194354j:plain

f:id:wave0131:20180402194355j:plain

f:id:wave0131:20180402194418j:plain

どこもピカピカに赤い、赤い。f:id:wave0131:20180403164901j:plain

f:id:wave0131:20180402194424j:plain

f:id:wave0131:20180403170349j:plain▼本尊の十一面千手観世音菩薩もなぜか赤く見えました。f:id:wave0131:20180403165416j:plain

▼そして「」。f:id:wave0131:20180402194400j:plain

f:id:wave0131:20180402194356j:plainf:id:wave0131:20180402194400j:plain▼迫力の釈迦如来石像も白い。f:id:wave0131:20180404110525j:plain

f:id:wave0131:20180402194413j:plain▼白い石像がたくさんあります。f:id:wave0131:20180402194404j:plain▼インドの石に刻まれた白いレリーフは、釈迦一代記。長さ50mほどあって圧巻。f:id:wave0131:20180404110256j:plain

f:id:wave0131:20180404105437j:plain▼白い仏足跡もいくつもあります。24.5cmの自分の足の裏を意識させられムズムズし出した。f:id:wave0131:20180404105452j:plain寺創建の歴史は1300年もありますが、「赤」も「白」もどれも建立されてからまだ日が浅いのでしょう。古色蒼然とした佇まいが好みの人間には興ざめするかも。

 

拝観料無料の吉野山の寺社を後にして訪れたこの寺では、佇まいのピカピカに興ざめする前から拝観料600円、レンタカーの駐車料金500円というボンビーには強烈なパンチが飛んできた。

京都奈良を始め関西の有名寺の拝観料は500円〜800円がほとんど。駐車料金を含めたら1000円をくだらない。下手すると2000円近くになります。

法隆寺は拝観料だけで1500円。

日光東照宮は1300円。

やはり関西の拝観料は高い

関東は観光寺が少ないのですが、有料でも安い。

鎌倉は大仏も長谷観音も、円覚寺建長寺も全部300円以下です。

んんっ! ちょっと待ってよ!

建長寺は昨年拝観料を値上げしたようで、500円。67%UP。

この1年以内、円覚寺は訪問しているものの、建長寺には行っていません。気づかなかった!

全体的には拝観料は値上げ傾向にあります。

 

救いを求めて、世の平穏を願って、日々を感謝して、いつでも誰でも、扉を開けて待っている寺の本来の姿からドンドンかけ離れていく観光寺は「」と認識しなければ、その姿勢は理解できます。単なる観光施設です。

高い拝観料を取る観光寺院で本堂、本尊に手をあわせることをしない人が多いことも観光施設だと理解すれば納得できます。

高額拝観料をいただいている観光施設は、寺と仏と向き合うマナーを訪問者に声高々に説いても二兎を追えません。

さまざまなメディアで目にする金閣寺清水寺、修学旅行生が本堂で手を合わせている姿はお目にかかったことがありません。金閣寺の拝観料は安いけど・・。

 

何の話になってるの? 拝観料??  ボンビーのサガかしら??!

拝観料が高い・安いは、感じる人それぞれ。

たとえ2000円でも、十分納得して拝観できる場合もあります。

 

壺阪寺はどうなった!?

f:id:wave0131:20180404192554j:plain

f:id:wave0131:20180402194417j:plainそう、壺阪寺の話に戻りましょう。でも話が見つからない。

ひとつだけ、三重塔は今年、西国三十三所草創1300年を記念して、二大塔や多宝塔とともに特別開扉されてるそうです。f:id:wave0131:20180402194415j:plain

f:id:wave0131:20180402194420j:plain愚痴っぽい記事は写真の掲載順序もバラバラになってしまってる。f:id:wave0131:20180402194402j:plain

 

ヘソマガリな、バチアタリな、救われないヘンクツモノの記事でした。

最近この傾向が高じてきたかしら?

南無観世音菩薩!

観世音 南無仏 与仏有因 与仏有縁 仏法僧縁 常楽我浄

朝念観世音 暮念観世音 念念従心念念不離心

 

今回も、このBLOGのサブタイトル通り、寺案内にもならず、御朱印収集のヤクにも立たない記事内容に一人カンパイ!

 

西国三十三観音霊場関連記事

wave2017.hatenablog.com

 

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村