御朱印迷宮 /Goshuin Labyrinth

御朱印収集にはほとんど役に立たないブログ!どこまで続けられることやら!

洲崎神社 東京の洲崎 かつてはパラダイスだった?

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有名な千葉の安房国一宮など、この神社名は海に囲まれたこの国には複数ある。東京都江東区木場にもあり、江戸時代は名所にもなっていた。洲崎弁天として広重の絵もあり、手に取れるような風景描写を文にする荷風も尋ねているが、洲崎の地名は現在は無い。この神社から東に運河を渡った所は、東陽一丁目と言う味気ない地名に変更された。

そして、ここが江戸時代から1958年の売春防止法施行まで続いた男たちの楽園、パラダイスだった。

芥川賞作家・茂木好子が、そこで働く女たちの悲哀と希望を描き、映画にもなっているから、当時は誰もが知る存在だったのだろうが、現在は近辺に建ち並ぶマンションの住民でさえ、パラダイスだったなんて知らないのではないかな?

かつて、女たちが1階の軒下や窓から男たちを誘っていた情景が容易に想像できる建物が数年前までは何軒か残っていた。f:id:wave0131:20170507001509j:image

今日、ストリートビューで確認してみたら、1軒も見つからない。ゼロだ。

小綺麗な住宅やマンションがとって変わって、その存在を確認するものが、もはや写真にしかなくなった。住人の不便さを思いやらず、昔街や重要伝統的建造物群が大好きなものとしては、残念だがやむを得ないでしょうね。

この神社のように、そんな変化と歴史を見つめ続けるのは、寺や神社しかないのかな?

洲崎神社・東京都江東区木場