▼普門山 弘安寺・中田観音の御朱印です。
会津三十三観音30番(曹洞宗/福島県大沼郡会津美里町米田堂ノ後甲147)
▼金塔山 恵隆寺・立木観音の御朱印です。
日本遺産「会津の三十三観音めぐり~巡礼を通して観た往時の会津の文化~」
美しく分かりやすいサイトになっています。
そして当初は重量級でサクサク動かない! ページがめくれない、
ソートーな我慢が必要なサイトでしたが、思いっきり改善されていました。
その会津三十三観音からピックアップした三観音なのでしょうか。
仏都会津の三観音を巡り「貪・瞋・痴」を消し去れば、やがて「ころり」と安楽往生できると言われています。
煩悩の大盛り人間には、かなり困難な事かもしれない。
よしんば「ころり」が叶ったとしても、もう少し先にしてもらいたいものです。
▼普門山 弘安寺 中田観音点描です。(曹洞宗)
「三観音」ではワラジが、ヤケに印象に残ります。
野口英世の母が息子のために足繁く通ったと伝わります。
寺の名前にもなっている弘安2年の創建と伝わるから鎌倉時代。
▼本堂内に「抱きつき柱」という「長患い」しないように願う、まさに「ころり」をお願いする柱です。
それにしても「抱きつく」のは全国でも珍しい?
▼金塔山 恵隆寺 立木観音の様子です。(真言宗)
会津三十三観音を抜粋しているだけあって「三観音」は、どこも「来て良かった!」と思わせる寂サビとした佇まいをしています。
石碑は「別れの一本杉 春日八郎」とあります。
春日八郎はこの寺のある会津坂下町の出身だそうです。坂下町は「さかした」ではありません「ばんげ」です。
それにしても春日八郎?
御朱印を集める若い女性には何者なのかまったくわかりません。きっと・・・。
▼如法寺 鳥追観音です。
春は桜と若葉、夏は深緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の趣きのある境内とか。
仏都会津の「西方浄土」だそうです。確かにこの地は会津の西の「ドンヅマリ」です。
徳一大師が目指した仏都の西端を代表するにふさわしい寺です。
鳥追観音とは、鳥を「追いかける」のではなく、農作物の鳥獣による被害を守る、鳥を「追い払う」観音様であるようです。
電車・バス利用ですと少し不便な「ころり三観音」かもしれませんが、それでも時間・労力を費やした価値を必ず見つけられる拍手モノ、快感・感応モノの「三観音」です。
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