▼大山祇神社の御朱印です。(福島県耶麻郡西会津町野沢大久保甲1445-2)
神社名は「おおやまづみじんじゃ」です。
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「会津ころり三観音」というのは知っていました。
しかし地域観光のための6寺社を巡るコースを紹介する「会津六詣出」というのは知らなかった。
ということらしい。
「仏都会津」と言われています。何があってもおかしくありません。
▼福島に詳しければ理解できる地図だが、会津若松に猪苗代湖、磐梯山しか知らない者にとっては会津のどの辺かよくわかりません。
東京からだと300km以上もある地域は不案内で当たり前。
▼「六詣出」の6寺社を整理すると、こんな位置関係になります。
「会津ころり三観音」についてはこのブログで掲載済み。
今回は「会津六詣出」のうち西の端にある大山祇神社を記事にします。
磐越自動車道の「西会津IC」から10kmも走ると、もう新潟県に入ってしまいます。
そんな福島県の最西端にある神社です。
▼「西会津IC」方面から「会津ころり三観音」の一つ鳥追観音を過ぎて、さらに山奥方面に進みます。
もう平野も盆地もありません。山間に小さな集落があるくらいです。
途中店舗は一軒もありません。そして県道沿いの最後の集落に着きます。
鄙びた、のどかな集落は、道沿いに休業もしくは、かつては旅館だった建物がいくつも見当たります。
山間のこの地域にある旅館ですので、盛業時は当然「神社詣」の参拝者目当ての旅館だったはず。あるいは山岳修行者の宿泊施設でもあったかもしれない。
少し昔までは泊りがけの参拝者が多かったことを物語っています。
▼県道は行き止まりで、広い無料駐車場となっています。
▼唯一、お食事、土産物を営業している旅館の脇が参道になっています。急に雨が降り出してきました。
全国にある「大山祇神社」は、愛媛県今治市の大三島にある神社が総本社だそうです。
奈良時代の創建と伝わる、ここも支社なんでしょうか?
いずれにしても、こんな山間の小さな集落に1200年以上もの間、人々の信仰の対象とされている。やはり日本の神社はスゴイ!
この神社に3年続けて参拝すれば「なじょな願いもききなさる山の神様」だそうです。
祭神は「三島大明神」。
3年続けてどころか、おそらくワタシが再度訪れることはかなり難しい話ですが、会津若松から西の地域は静かな名勝や温泉、そして古くからの寺社が点在していて、とっても気に入った地域でもあります。
都心部から大勢の人がやってくような観光地として毒されていない事も魅力。
この日は雨宿りにも利用させていただいた拝殿ですが、いろんな条件が難しい中、できればもう一度訪問したい地域です。
▼そして、もしも再訪できたならば、その時は神社の奥宮、山上の本社まで4kmの山道を進んでみたいものです。
WEBからお借りした写真ですが、 この神社訪問の醍醐味は、途中に滝あり、杉並み木ありの徒歩でなければたどり着けない、そして霊気が満ち満ちていそうな奥社までの道にあるようです。
素人の脚では往復3〜4時間を見ておいた方が良いそうです。
下山して麓の古い小さな旅館に宿泊し、夜を過ごすのもイイかもしれません。
ワタシにとっては京都の人で溢れる神社をいくつも訪れるより、よほど大きな誘惑を感じる地域です。