由緒も記されているハサミ紙から引用です。
ということで、いくつかのバリエーションがありそうですが、上下に押されたイラストのスタンプを除けば、2014年にいただいた御朱印とまったく変わりません。
日によって書置きの場合がございますのであらかじめご了承ください
※正月期間(12/29~1/6)は、年末年始準備に付き、書置きでの対応とさせていただいております。(多摩川浅間神社HP)
▼御朱印については丁寧な案内がありました。
「ご朱印のしきたり 五か条」が一緒に掲げられていました。
一、必ず参拝しましょう
一、ご朱印帳を用意しましょう
一、書いてほしい所を開いてお願いしましょう
一、初穂料は予め用意しましょう
一、書き終えるまで静かに待ちましょう
小学生に言い諭すような常識内容で、少し恥ずかしくなります。
しかし、わざわざ掲示してある、掲示しなければならないということは、小学生並みの常識も持たない訪問者が多いことを暗示している?
神社を理解し、御朱印を書いていただく「事」と「人」に敬意を抱けば、自然とできることでしょうが・・・。
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▼東急電鉄の東横線・目黒線・多摩川線の3線が乗り入れている「多摩川駅」の真ん前に浅間神社はあります。
▼2014年の境内に参拝者は多くありませんでした。
▼2020年。参道が整備されたのでしょうか? 石段は白くまだ新しそうです。記憶にないモノもあちらこちらに・・。
▼ 「大祓詞石車」と言い、けがれを清める車だそうです。寺院ではよく見かけますが、最近は神社でも多くなりました。基本は「マニ車」のように思います。
いずれにしても「けがれ」だらけの身、ここでクルクル、グルグル、手水舎でもザブザブ、ジャブジャブです。
▼石段の参道には高台の境内まで4つの鳥居があります。
▼途中にある「白糸の滝」。これも2014年の参拝に記憶がありません。もしかして気づかなかっただけかもしれません。石段の数は大したことないですが、神社一番の「見せ場」のような素敵な参道となっています。
▼石段途中の石碑は「小御岳石尊□□□□」。□は削られていました。小さな祠にも色とりどりの花が供えられていて、神社の姿勢が見えて来ます。
▼思わず参道途中から振り返ると、こんな感じです。年配者には過酷な斜度かもしれませんが、そんな事さえ忘れさせてしまうような素敵な参道です。
▼最後の鳥居は境内へ導きます。
▼目一杯のケガレを落としましょう。
▼手水舎の真正面に末社が並んでいます。
▼三峰、御嶽、阿夫利、そして稲荷社。
▼前回訪問の2014年に比べ、今回は訪れる参拝者が絶えません。高台の境内へドンドン参拝者が登ってきます。概ね若者男女が占めています。「寂び 錆び」とした寺社の建物が好きですが、ここは同じように好ましい社殿です。
▼なぜ一葉? と思いましたが、単に「たけ(丈)くらべ」「背くらべ」用のためのモニュメントでした。参拝のたびに写真を撮れば成長が歴然とするかもしれませんが、伸びきってしまった大人には無用で、超高齢者には縮んでる自分を確認できるかもしれません。
▼「開運水晶玉」も前回訪問の記憶にありません。健忘症なのか、実際に新しいものなのか定かではありません。
▼舞台造りの見晴し台があります。
▼見晴し台から社殿に背を向けると右に東横線・目黒線の東急電鉄が走っています。
▼多摩川の対岸の左手には新丸子から武蔵小杉のタワマンの林立が見えます。ケガレの巣窟かもしれません。武蔵小杉の高級タワーマンションも2019年の台風で水浸し、停電などでその価値を少し下げました。
でも人は都合の悪いことは忘れたいのです。
対岸の多摩川浅間神社にお願いに参拝しなくとも、数年後には武蔵小杉の高級タワマンは、その勢いと息を吹き返すことでしょう。
神社ブーム、御朱印ブームが冷めても百年後、千年後も寺社はきっとその形、あり方を時代に譲り、阿ねながら生き続けます。