2012年からの御朱印収集で12年、13年は、どこでいただいても300円の経験しかありませんでした。
そして2014年の正月、六本木天祖神社で初の500円の御朱印を経験しました。今ではスッカリ色褪せてしまいましたが「金泥で神社名が書かれて知るからかしら?」と、その時は500円という数字を納得しました。
その後、同じ年の3月に2度目の500円に遭遇したのが伊勢山皇大神宮でした。金泥でもなく、特別なものは何もありませんでした。
元々あってないような決まりの数字ですが、それまでは300円しか経験なかったので、何故500円なのか不思議に思いましたが「まぁ、そういう神社もあるのかな?」程度に考えました。
もちろん、現在では500円という数値に驚きはしません。慣れました。
度々記事にしている通り、きちんと丁寧に揮毫いただいた時に気が向けば「お代」も聞かずに500円を納めさせていただく時もあります。
ですが、もう500円も少々「気前の良い」数字ではなく、当たり前のものになりつつあるようです。
ということで伊勢山皇大神宮の御朱印は、忘れられない記念すべき1体となっています。
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▼「桜木町駅」からすぐで、少し高台の野毛山に神社はありますが、神宮一帯は伊勢山と呼ばれているようです。
近くの「野毛小路」は徘徊したことあるものの、伊勢山皇大神宮はもちろん初の訪問でした。
もっとも御朱印がなければ、地方に行っても超有名観光寺社以外、脚を向けることは無かったので、どこを訪問しても初訪問ということになりますが・・。
伊勢山皇大神宮は「関東のお伊勢さま」として横浜市民に親しまれていますが、様々な経緯から2003年に神社本庁に属する神社としては初めて破産となったそうです。
もちろん現在は再び宗教法人として復帰・再建されています。
バブル以後、知人で個人破産した人間は多少知っていますが、「お伊勢さま」も破産することがあるのだとは初めて知りました。
外国人居留地があったせいか横浜発祥のものは数多くあります。とりわけ食べ物が多く食パンやアイスクリーム、ビール、ナポリタンなどは日本で初めて食べられたり、初めて商いの対象とされたりしています。
ということで日本で「初モノ」の多い横浜で、この神社も不名誉な「初」という印を押されてしまっているかもしれません。
宗教法人も「人」です。長い間は様々な難儀な事情を抱えるのは人間と同じです。
伊勢山皇大神宮が人々にますます愛され、発展する神社であることを願っています。