▼小石川大神宮の御朱印です。(東京都文京区小石川2-6-9)
2021年の御朱印は6月限定とはいえ、2014年と同じ神社とは思えない様変わりです。
しかし、2014年に丁寧に対応いただいた若い宮司(禰宜)さんのほうが記憶鮮明なのはどうしてでしょうか?
▼小石川大神宮の御朱印(2021年6月限定)。直書きいただきました。
▼小石川大神宮の御朱印(2014年)。
▼2021年6月は4種類の御朱印が用意されていました。
どれも直書きいただけるようです。
限定御朱印に使用されている「消しゴムはんこ作家」の説明もありました。
▼御朱印は社殿横の授与所でいただけます。
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▼地下鉄「後楽園駅」や「春日駅」から徒歩4、5分で神社です。
「後楽園駅」駅前の「春日通り」は西へ上る「富坂」となっています。
▼坂途中の左は中央大学の後楽園キャンパス。
▼振り返ると文京区役所が入る「シビックセンター」がド〜ンと目に入ります。
▼ここまで神社の案内はなく、何の変哲もない横道を覗くと鳥居が見えます。
小石川大神宮は、しばらくはこの地で仮宮でした。
そして2021年5月に遷座祭が行われています。
▼20014年に参拝した折は現在地から少し東に鎮座し、ビルの1階をくり抜いたような通路を通り抜けて社殿に向かいました。
仮宮から旧鎮座地への遷座かと思っていましたが、違いました。
▼仮宮の地がそのまま鎮座地になっていました。
▼春日通りからの横道を参道とすると、鳥居と社殿は微妙に角度がずれています。
▼鳥居も社殿も木の香りが漂ってきそうな真新しさです。
しかし鳥居は旧社の古材を使用し、継承直ししているかもしれません。
▼手水舎の背後に「遷宮」の説明がなされていました。
▼神社は1966年、この方が創建し、伊勢神宮の分神として「遥宮」と呼ばれています。
旧社地でも立っていらっしゃいました。
「遥宮(とおのみや)」は伊勢にも正宮から少し距離がある地に、いくつかあるようです。
伊勢神宮の厳粛な儀式を経て分神を祀る、由緒正しい社格の神社だそうです。
と言うことは、ここは「伊勢神宮そのもの」とも言えるはずです。
近くの飯田橋に「東京のお伊勢さま」と称する「東京大神宮」があります。
創建こそ小石川より少し古いのですが、あちらは「遥拝殿」として創建されているので、
神宮から「遥宮」と名乗ることを許されている「小石川大神宮」こそが
「東京のお伊勢さま」と言えるかもしれません。
後から同じキャッチコピーを使うことはできませんが、
「伊勢の遥宮」のコピーでは、一般人は正確に読むことも意味も理解できません。
新たな別のコピーが必要です。
固く固められた大きめの敷き砂利がシューズ裏に心地よく感じられます。
旧社殿とは見え方が全く異なる神明造の社殿が青空に映えます。
今は木の香も新しい社殿ですが、時間とともにその風格を表してくることでしょう。
▼社殿右手に大きな賽銭箱に隠れるようにして立つのは「布袋さん」のようです。
同じ小石川ですが「小石川七福神」とは関係なさそうです。
初参拝の2014年は何も知らず、
改めて「遥宮」として参拝させていただいた、緊急事態宣言下の「小石川大神宮」でした。