▼菊田神社 月詣 水無月の見開き御朱印です。(千葉県習志野市津田沼三丁目)
緊急自事態宣言が解除されても、
関東はまだ続いていた越県自粛も、6月19日には解除されたので、
20日、千葉県を訪問してみました。
もっとも自宅から菊田神社までは20数km。越県意識は希薄です。
ヘンな話で他県に入るのに100mでも越県になる人がいます。
コロナ禍で、いろいろ「ヘン」な事が常態化され、
そこに疑問を抱かない人も多いようで、
それどころか「ヘン」を守らないと糾弾されて、
「ヘン」が大手を振って歩いている感じがする場合もあります。
さて、菊田神社オリジナルの朱印帳ではなかったのですが、
新しい朱印帳だったので見開き御朱印だと1ページ目が空欄になるからでしょうか、
「よろしかったら1ページ目に神社のスタンプを押しますが・・・」
と、授与所受付の巫女さんから案内されました。
▼お願いしました。もちろん無料。
今じゃ見開きサイズですと
書置きでも600〜1000円という初穂料にビックリしないのが現状ですが、
菊田神社の見開き御朱印の初穂料は直書きで500円と良心的。
いやビックリです!
「良心的」と表現すると少し具合が悪いかもしれません。
1000円の神社が「打算的」「悪心的」「悪意的」という結果になってしまいます。
もちろん、そうではないでしょうが、
そうでもありそうな雰囲気の神社も たまに遭遇します。
菊田神社の見開き直書き御朱印500円は
「格安!」と言うことにしようと思いますが、
もちろん売物ではないので、この表現も間違っています。
やはり「良心的」にしておきましょう。
▼まだ月替りの御朱印がなかった頃、2016年の菊田神社の御朱印。
当時、墨朱のバランスと筆書きの文字に、とてもセンスの良さを感じました。
▼2020年6月時点では標準の神社印が「久久田大明神」という菊田神社に改名される前、創建当時に呼ばれていた名称が筆書きされるようです。
また、外出自粛中だった4月、5月の月詣での御朱印もいただける案内もされています。
▼越県が解除された翌日の週末だったからでしょうか?
大勢の参拝者が御朱印待ちをしています。
この時は20分以内の待ち時間で戻されました。
4年前にいただいた2016年の訪問時は、
同じく週末でも境内に他の参拝者はごく僅かでした。
御朱印待ちなど考えられなかったのですが、
イラストスタンプ押しの月替り御朱印を授与するようになった神社は
どこも同じような光景が見られるのでしょう。
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▼菊田神社は京成「津田沼駅」が最寄駅です。
近頃は「津田沼」と言う表現より「習志野」と呼ぶほうが多く耳目にするようになったと感じます。
何となく「沼」より「習志野」というほうが上品で高級なイメージを抱く語感だからででしょうか?
「津田沼」は明治前までは谷津村・久々田村・鷺沼村などの村が合併されて
それぞれの一文字ずつを使った合成地名だそうです。
神社の創建は平安時代と伝わり、その頃は東京湾の海岸線ももっと内陸側にあり、
神社近辺まで入り江になっていたそうです。
ですので低地に沼があっても何ら不思議ではなく
「津田沼」はやはり「沼」だったのです。
一文字抜けて並べ替えれば静岡の「沼津」になりますが、地理的環境は同じですね。
▼神社前はベンチも造られ、おしゃれな空間が出来ていました。
▼4年前の参拝時に少しだけ感じた寂しさは無くなっていました。
▼鳥居をくぐると直ぐ右手に「琴平神社」。社殿と鳥居のバランスが何とも・・
▼真っ直ぐ伸びる参道両脇に身を低くして構えているのは・・
▼知る人ぞ知る「アイーン狛犬」サマだそうです。
片足持ち上げてユニークですが、話題になっていたとは知りませんでした。
朱印帳1ページ目に押していただいたスタンプの狛犬のようです。
どうやら菊田神社のマスコット的存在だとか。
江戸時代の作者も仰天の人気者です。
▼次に現れた狛犬は新しい作のようです。まだ愛称は無く「マーイーン」だ!
▼3番目に控えしは獅子山。こちらもかなりユニーク。
▼拝殿前に茅の輪が造られていました。
8の字にグルグル回る参拝者がいると行列が出来てしまいます。
拝殿は明治期に建てられたそうです。
細かい彫刻に時の流れを感じます。
▼境内社の「子安神社」と「大杉神社」が社殿前左手に並んでいます。
「大杉神社」は「あんばさま」と呼ばれ、疫病快癒を願う神様とか。
茨城の「大杉神社」が勧請されています。
▼アジサイの小道を分け入ると案内のない祠。正体不明です。
▼山岳信仰の講が盛んな千葉ですが、この神社にも木曽御嶽信仰の石碑が建ちます。
▼神社裏手は水鳥公園になっています。
そして「水鳥の池」の水源は船橋市の「二宮神社」と伝わるそうです。
▼健気に1羽だけ愛嬌を振りまいてくれたアナタの名前を今度調べておきますね。
地球上でウイルスに一番弱いのは、地球上で一番傲慢な人間だけ!
水鳥もアジサイも何ら変わりのない日常を生きています。