【17.05.09-rewrite 21.10.07】
▼中之嶽神社の御朱印です。(群馬県甘楽郡下仁田町上小坂1248)
▼中之嶽神社の御朱印。「なかのたけじんじゃ」と読みます。
御朱印右上の印「妙義金洞山鎮座」は、
総称である「妙義山」の山々のうちの一つ「金洞山」です。
▼甲子大國神社の御朱印。
「きのえね おおくに(だいこく) じんじゃ」と墨書きされていますが、神社の正式名称は単に「大国神社」です。
2016年の御朱印は二つの神社がそれぞれ1ページずつでしたが、
現在は見開き状態の体裁でいただけるようです。
大国神社手前右手の授与所に御朱印帳を預けて参拝です。
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▼神社は妙義山中です。車以外では「下仁田駅」などからタクシー利用が案内されています。
妙義山は赤城山、榛名山とともに「上毛三山」と呼ばれています。
中でもここ妙義山は「日本三大奇景」の一つともされている山です。
▼案内板は「日本三大奇勝」とされています。
確かに「奇景」と「奇勝」ではイメージが異なります。
「奇景」は「奇形」と音が同じなので避けて「奇勝」なのでしょう。
妙義山は岩で出来ている山です。
そして突き上げるかのような、いくつものピークが「奇景」とされるのでしょう。
中之嶽神社の広い駐車場からも、いくつものピークが見えます。
妙義山全体のピークの中でのほんの一部でしょうが。
低い雲が早く流れ、山の姿の見せ方を変化させます。
▼そんな駐車場からも神社の赤い大鳥居と、ゴールドに輝く大黒像が見えます。
いただいた御朱印にも「日本一のだいこく様」とイラストスタンプが押されています。
日本一とは高さ20m、重量8.5tという大きさを言っているのでしょう。
▼大黒像の後方には、中之嶽神社のご神体である突き出た岩も眺められました。
▼剣を右手にした大黒像は確かに大きくハデです。
個人的にはあまり大きくドハデな姿は見世物的で有難味を感じません。
▼「ニノ鳥居」は大国神社の鳥居です。
▼「大国神社」に参拝します。
▼さて本命の神社は、あまりの急角度に首を後ろに反らせなければ石段の上が見えません。
▼通常石段の下に拝殿があったりしますが、ここは石段頂上が拝殿。
改めてその階段を見上げる、う〜んっ!どうする?
このまま戻って御朱印をいただいて帰りたい、そんな不届きな情けない参拝者もいるかもしれません。
▼石段を見たら脚を踏み出さずににいられない本ブログも、いくらか尻込みします。
▼女性も果敢にアタックしています。ワンコも一緒です。
小さな犬に尻尾を巻いて後ろ姿を見せるわけにはいきません。
▼ビビっていないで、とにかく登り始めなければ参拝できません。
石段は途中から角度が変わり急勾配になります。斜度はどのくらいでしょうか?
東京の愛宕神社「出世の石段」は37°。それ以上であることは確実です。
▼途中で見上げると、後ろにひっくり返りそうです。もう少しです。
▼空は曇っていても湿度は高く、汗が噴き出します。御神体の岩が覆いかぶさってきます。
▼着きました。よくもこんな場所に立派な拝殿を造ったもの、と感心させられます。
▼創建は819年とされる巨岩信仰の神社ですので本殿を持ちません。
▼ここまでくると御神体の岩の全体像は見えなくなります。
▼パワスポとは言いませんが、神々の吐息が感じられる空間です。
▼さて、下ります。ワンコも参拝を終えたようです。
ヒザが少し笑っていますが、犬に笑われないように慎重に降りましょう。
神社に階段はつきもの。しかし忘れられない石段の一つになりました。
▼斜度37°の「出世の石段」記事。