「おでん」が恋しい季節になった。
▼Adobeの生成AI「Firefly」で「湯気の立ち上がるおでん」と簡単にプロンプトして出来上がった画像。
湯気の立ちすぎ!
まるで司馬遼太郎「燃えよ! おでん」。
AIに「もう少し湯気を遠慮がちに!」とおねだりすれば、それなりの画像が生成されるかも。
いずれにしてもストレートに生成された画像のおでんネタが良く分からない。
写真の鍋手前の7つの具、ネタは何だろう?
ジャガイモかタマコンのように見える。
写真右、緑はパセリでもなく、何だろう?
何だろうばかりだが、鍋らしき左に生成された中華饅頭らしきものはお笑い!
日本と中国が混同されているのは鍋が収まっている「蒸し器」のようなものにも見て取れる。
違和感だらけだが、それでも一眼で「おでん」と理解できる。
急速に広まった生成AIに、まずは拍手。
AIは今後さらに、アッという間にもっと進化するのは間違いない。
▼さて、本ブログがつくるおでんに湯気は燃えてはいない。
ネタは10種類以上になる。
「蒟蒻」は下に沈んで見えていない。
さらに「結び昆布」と「はんぺん」「たまご」がこのあとに加えられる。
最終完成品と皿に盛った写真がないので、食べ物ブログとしてはチョー落第。
▼おでんネタは、この商店街で仕入れる。
メーカーに恨みはないけど、スーパーで売られている「紀文のおでん」などは、もってのほか、話にならない。
ご存知「戸越銀座」「十条銀座」「砂町銀座」は、それぞれ「東京三大銀座」と呼ばれる商店街だ。TVにも頻繁に紹介される。
▼何と言っても車が侵入できない商店街の道幅の程良さは砂町がトップかもしれない。
「砂町銀座」は700m近い長さの商店街が「明治通り」と「丸八通り」を繋いでいる。
商店街の西側には巨大な「イトーヨーカドー・アリオ北砂店」がド〜〜〜ンと構えている。
それでもこの商店街は、その活気を奪われていない。
もちろん、少なからず影響はあるのだろう。
「アリオ」にはない「何か」を提供できなければ淘汰される。
だから商店街の店舗の数%は、移り変わりが目まぐるしい。
昨日まで鮮魚を商っていた店が、今日は焼き鳥を売る店に替わっている事も珍しくない。
▼そんな商店街の中程に店を構える「増英蒲鉾店(ますえいかもぼこてん)」。
ネタだけでなく、すぐ食べられるアツアツのおでんも提供されている。
当店からコミッションをいただいているわけではないが、おいしさはこの商店街にいくつかある「おでん種」店を圧倒している。
他の店や「アリオ」の商品棚に並ぶ「紀文」には真似できない「具・種・ネタ」を提供していて、この店の「種」さえあれば、おでん「出汁」に気を配る必要はない。
ホンダシでも昆布でも何でも良い。
あとはこの「種」が十分満足できる「おでん」に仕上げてくれる。
話は単純で、
揚げ立ての種を、そのまま食べれば、その美味しさに「おでん」にする前に全部お腹に入ってしまうかもしれない。
▼本ブログお気に入りは、辛い「中華揚げ」と「アサリかき揚げ」。
(photo=「砂町商店街」)
「中華揚げ」は他の具材と一緒にしてしまうと、全体にその辛さが広がる。
その辛さが格別で堪らないのだが、
辛さが苦手な人は「中華揚げ」でなく「野菜揚げ」などがおすすめ。
という事で今回は御朱印とは、かけ離れた記事でしたが、
少しだけ関連のある話です。
▼東大阪市に鎮座する「石切劔箭神社(いしきりつるぎや)」。(photo=ピカっと東大阪)
神社の案内だと書置きの御朱印もいただける。
▼この神社の「病気平癒の御利益にあやかった縁起のおでん」。(写真=すずや×石切丸)
▼「石切劔箭神社(御朱印あり)」参道に「石切のおでん」として提供されているそうです。
(写真=東大阪経済新聞)
甘く濃いめの「関東煮の味付け」とか。
本ブログが幼い頃に住んだ三河地方では「おでん」という食べ物は無かった。
いや「味噌おでん」はあった。
関西でもなく、関東でもない東海地方なのに「関東煮」と呼んでいた。
▼それも具材は長い串に刺されていて「かんとう」と言わずに「かんとに」と呼んだ。
(photo=おかめ茶屋)
「関東煮」は「おでんで一杯」というシロモノではなかった。
完璧な「おやつ」だった。
串に刺さっているから、店前などでスグ食べられた「おやつ」だったのだ。
御朱印も奥が深いが、たかが「おでん」もグ〜〜〜ンと奥深い。
このBLOGアカウントは死んでないのだ!