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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

目黄不動にちょっと寄ってみた:御朱印:関東三十六不動❸/13番南谷寺〜19番最勝寺

5年前に巡拝し終え、結願している36不動

しかし、わしは機会があれば何度でも訪れる。今年5月に訪れた飛不動と橋場不動。そこでは手元の御朱印帳に印をいただいてきた。適切な言葉では無いかもしれないが、総開帳であっても、ごく普通の何の変哲も無い御朱印だった。

しかし、差替えを希望すれば、ご本尊とカラーの童子御尊影、さらに童子のカラーシールがセットになっている。気になってた。

もちろん、わしの5年前の専用納経帳には御尊影はすべて貼られている。カラーではない。

パンフでは見ていたが、現物を手にしてないそのカラーを確かめに目黄不動に寄ってみた。当たり前にお参りもする。だが、今回は目的が好奇心、いささかミーハーだ。

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2度目の最勝寺。山門は変わってない。

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本堂も、

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不動堂も変化ない。寺は変化のないのが一番だ。

堂前の蓮の花は開花前だ。大きな蕾が背伸びしている。1週間後には綺麗に咲いていそうだ。花は変化して構わない。

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そしていただいた差替えセット

童子の尊影と童子のシールのみ色付き。目黄不動だからイエローだ。

好奇心は満たされた。この御朱印は5年前の納経帳の最後に綴じておきましょう。

 

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こちらは2012年にいただいた同じ最勝寺の差替え。

19番 牛宝山 最勝寺(目黄不動)・天台宗・東京都江戸川区平井

 

当時、36のうち最初にいただいたのは1番でなく7番の川崎大師だった。感動して、いただいた御朱印と御尊影をいつまでも眺めてたものだ。あれから5年、あの感動は何処へ行ってしまったのかしら。

 

前回の総開帳では、確か御朱印のほかに総開帳の黄色い特別印が押されていたがカラーとかシールはなかった、とネットで見た記憶がある。

シールのように糊はついてないが、散華なら秩父三十三観音とか、四国八十八所でいただいた事がある。

やり過ぎだと思うキティちゃんの御朱印帳もあるくらいだから、世の変化とともに、良きにつけ悪しきにつけ、御朱印も寺社も宗教も変化してゆく。しかし、人の心のあり様だけは大きく変わらないでいて欲しいものだわ。

感動する心もね!

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13番 大聖山 南谷寺(目赤不動)・天台宗・東京都文京区本駒込

 

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14番 神霊山 金乗院(目白不動)・真言宗豊山派・東京都豊島区高田

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15番 明王宝仙寺(中野不動)・真言宗豊山派・東京都中野区中央

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16番 竹園山 最勝寺 教学院(目青不動)・天台宗・東京都世田谷区太子堂

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17番 滝轟山 明王院 満願寺別院(等々力不動)・真言宗智山派・東京都世田谷区等々力

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18番 泰叡山 瀧泉寺(目黒不動)・天台宗・東京都目黒区下目黒

入谷・朝顔市に行け!…今日8日、土曜までだ 御朱印は限定でもなく、単に書置きだけ!:御朱印:真源寺(入谷鬼子母神)

金曜日の東京は梅雨明けのように暑い。そんな中を昼休みを延長して入谷まで行ってみた。駅を降りたホームから、朝顔市に向かうだろうなぁ、と想像できる人たちがゾロゾロ。

入谷の交差点まで出てみれば、もう普段とは違う人出。屋台も数多く出てる。

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鬼子母神本堂前も、こんな状況でかなりの賑わい。

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朝顔はステキだ、しかし何なんだ?!この団扇の中でニヤけている男は? デキル役者かもしれないが好きでもない。会ったこともないし、どうでもイイ男だ。金鳥がバラまいてくれた団扇なのか、何処へ目を回しても、アチコチにあってかなり目障りだ。風情もブチ壊しだ。

以上、個人的意見ですわ、良しなに!

彼のおかげで朝顔もより売れたりしたら、WIN & WIN でケッコーですわ !

わしの好みなんて、ほっといいて!いいわよ。

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おかぁさん、この夏の毎朝、イイ顔に出会えたらイイね!内輪の中の顔より大輪が開きますように!

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本来、髪につけるような小さなクリップ付きの朝顔のお守りと、御朱印をいただいた。

ここでは「何妙法蓮華経」と唱えながら、火打石のようなものを打ってから渡してくれたが、何それ???

また出た!初体験だ!! 火打石?は初めてだ。法華経だ、調べねば!

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お守り500円、御朱印300円。わしの今日のランチより高額。そんな問題ではないけど、情けない事に不如意が常の わしには応える。

真源寺が1年で1番に多忙な時期、下世話な言葉だと「カキイレドキ」だから?「カキオキ」で当たり前。

書置きダイスキ人間としてはアリガタクいただきますが、わしが真源寺の決定権を持つような位置にあったら、この御朱印の紙質、もう少し考えるわね。あまりにペラペラで、せっかく唱えていただいた「御首題」も向こう側に透けて行ってしまった!

ゼンゼンいいのよ!真源寺さん!! あなたに罪は無いの!

わしの独り言です。

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わかっております、あえての意見でした。

わしらは御朱印に何を求めているか? だったわね。

アート性? 限定? 数? 

もうそろそろ、そんな誘惑に振り回される「自分」から卒業しなくちゃ!

限定御朱印にワァーと集まる人たちを目にすると、ゾッとしないわ!

と、自身を顧みます。

 

とにかく、入谷朝顔市の経験無い人、一人でも、同性、異性、身内と一緒でも、みんな笑顔になれる朝顔市に行ってみなさい。

きっと、内輪の中の顔も歓迎してくれますよ!

 

立山 真源寺(入谷鬼子母神)・法華宗本門流・東京都台東区下谷

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:御朱印:坂東三十三観音❻ 早いか 遅いか? 結願まで足掛け5ヶ月! 28番滑川観音〜33番那古観音 

12年の4月の鎌倉・杉本寺に始まり、週末中心の巡礼で、その年の8月に結願。

専用納経帳もない東京23区内をめぐる「江戸三十三観音」は、1日ずつ、たっぷり巡れば数日で結願してしまいます。

坂東は、そうはいきません。

ほとんど車利用でしたが、それでも4ヶ月以上を要しました。

歴史ある本格霊場巡りを結願し、那古寺の住職から「巡拝畢」の証をいただく時は、ここまでに至る道のりが脳裏に浮かび、誰でも感慨深いものです。

しかし、終わってしまった、という一抹の寂しさもあります。

いくらか大げさな表現かもしれませんが、何事もそうで、目的を持って始めて、そして成し遂げた時には、嬉しさと寂しさが同時にやってくるものです。

帰路につく道すがら、満ち足りたゆったりとした気分と、明日以降どうしようか?という思いも頭をよぎります。

御朱印収集を始めて日が浅い ワタシは、早くも翌日、焦るように、もう次の巡礼を探し始めていたのです。

那古寺の住職がお話してくれた「巡礼スタイル」を自分のものにするのには、もう少し時間が必要のようです。

 

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▲28番 滑河龍正院滑河観音)・天台宗・千葉県成田市滑川

 

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▲29番 海上千葉寺真言宗豊山派千葉市中央区千葉寺

 

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▲30番 平野山 高蔵寺(高倉観音)・真言宗豊山派・千葉県木更津市矢那

 

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▲31番 大悲山 笠森寺(笠森観音)・天台宗・千葉県長生郡長南町笠森

 

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▲32番 音羽山 清水寺(清水観音)・天台宗・千葉県いすみ市岬町鴨根

 

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▲33番 補陀洛山 那古寺(那古観音)・真言宗智山派・千葉県館山市那古

 

那古寺の住職は、ワタシの御朱印帳を丁寧に1ページ、1ページ確認されていました。

この頃、あと1つ、2つの札所を残しておきながら、ここへ来て結願印をくれという若者たちが多いんですよ

「ルートの都合で、こちらに先に来てしまったようです」

「『この後、必ず残した札所を巡るから結願印をお願い!』と頼まれます。でも墨書きと御朱印は押しますが、結願印はここまでの32箇所の印が全て揃って無ければ、断固押しません」と嘆かれていた。

もちろん、全ての札所印をいただいてきた わしには耳障り良く、小気味良く聞こえました。

 

そして「現代の巡礼は、御朱印収集を主目的に巡礼する人、また、一途な思いを持って巡礼する人と様々だろうが、とにかく、ゆとりを持って、観音様とゆっくり対面して、お願いして、そして訪れる先々で美味しいものを食べ、知らなかった景色を眺め、たまには温泉にゆったりと浸って、巡ってください」というような内容のお話をしてくださった。

なるほど、ワタシのスタンプラリー的スタイルも見破られたのかも?

いろんな面でもっと「ゆとり」が必要のようです。

 

 

 

関東三十六不動の御朱印❷ 〜トントコ、トントコ、トントコ! 川崎不動 7番 平間寺〜12番 南蔵院 

成田山についで、圧倒的知名度の高い川崎大師。

全国初詣参拝者数ランキングでいつもトップクラスに入っている。

 

なんで川崎大師? ちょっと不思議じゃないですか!

 

そこには様々な理由が重なっているようなので、調べてみて! なるほどって、おもしろいかも。

 

過去に初詣に何回か訪れています。

元日は出かけないので、2日か、3日なのに大山門の前から、狭い路地を2、3回折れて順番待ちの列が始まり、本堂前にたどり着くまで1時間以上待たされたように記憶しています。

 

短い仲見世は、逆の流れで参拝後の帰り用の一方通行になっていましたが、有名なトントコ飴「せき止め飴」を切る包丁が小気味よく早いリズムで、まな板を鳴らすものの、人の多さで蟻のはい出る隙もありません。

 

あれでは飴も売るに売れないのでは?と、他人事ながらも心配になります。

商品と金銭のやりとりは、人の数がほどほどでないとうまくいかないはずじゃない?

 

しかしこの「トントコ、トントコ、トントコ」と永遠に続いても構わない景気のよい音を、仲見世を行く参拝者に語りかけるように聞かせるのは、川崎大師だけ?

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それはここではトコトン追求しないけど、御朱印巡りをしている方で、聞いたことの、見たことのない人は、必ず仲見世を通って一度は耳にして、目にしてみて! 

このリズムは単純だけど、必ず耳に残る気持ち良い音なのです。

 

だがしかし、平日に訪れると仲見世も空いていて、数ある飴屋さんのどの店も、不幸にして「トントコ」やってない場合があります。

せっかく有名な音を聞きに来たのに「どうするのよ!」

まぁそんな時は「トントコやってみて!」とお店の人に頼みましょう、図々しく!

せき止め飴を最低1袋は買わないと、その店から逃げられないでしょうけどね! 健闘を祈ります!

▼7番 金剛山 平間寺川崎大師)・真言宗智山派・神奈川県川崎市川崎区大師町f:id:wave0131:20170705155541j:plain

 

▼川崎大師は境内も広く、伽藍も多数。中でも境内のはずれにある薬師殿の異形は、川崎大師というイメージからは、かけ離れています。見慣れれば、これもアリでしょう。

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御朱印はいただけない築地本願寺の姿も、今は違和感がないのと同じですね!

 

薬師殿・祈祷殿f:id:wave0131:20170705155542j:plain

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ミシュラン高尾山や高幡不動は、語ったらキリがないから省略です。

▼8番 髙尾山 薬王院飯綱大権)・真言宗智山派・東京都八王子市高尾町

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▼9番 高幡山 金剛寺高幡不)・真言宗智山派・東京都日野市高幡

▼10番 田無山 總持田無不動)・真言宗智山派・東京都田無市本町

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▼11番 亀頂山 三寳寺石神井不動)・真言宗智山派・東京都練馬区石神井

▼12番 宝勝山 南藏院志村不)・真言宗智山派板橋区蓮沼町

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法華経寺の御首題(千葉・市川市)〜中山は競馬場の方が有名!? 「荷風も散歩した寺社❸ 」 

千葉の「中山」と言うと、全国的に知名度があるの「中山競馬場」です。

競馬に興味がない人でも耳にはしているでしょう。

でも京成線「中山駅」は競馬場の最寄駅ではありません。
京成線の最寄駅はもう1つか、2つ先の駅、またはJR「西船橋駅」です。

 

 

▼競馬開催の時は、この京成・中山駅から始まる法華経寺への参道が車両進入禁止になります。駅を出て首を左右に振れば、参道へ導く「黒門」が見えます。

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▼「黒門」をくぐると、少し登り勾配になっている参道はとっても気持ちがよい。

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荷風が市川に転居してきたのは1947年。亡くなったのは1959年。
60年から70年近く前。彼もこの参道を歩んでいるはずですが、おそらく当時は舗装もされてなく、左右の商店も仕舞屋風だったに違いありません。

 

60年も経過すれば、高度経済成長を経て東京や、その近郊は景観は激変しています。
当時の面影はまったくないに等しいでしょう。

 

中山駅からここ「山門」までは一直線で250mほど。

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しかし、山門から先の境内は街中のような変化より少ないはず。

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山門を過ぎ、続く石畳は、やはり当時は雨が降れば、ぬかるむ道だったかもしれない。荷風は日頃、下駄履きでした。ぬかるみを避ける下駄の鳴る音が聞こえそうです。

左右に塔頭が連なります。この多数の寺院も大きくは変わってないでしょう。

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歩みを進めて参道を振り返ります。
土産物屋や飲食店。当時から歴史を重ねてきているようで、イイ雰囲気です。

 

祖師堂」前の境内は広々としています。

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午後中山散歩。法華経寺境内今日も御会式にて雑沓す。軽業手踊を見る。木戸銭大人弐拾円子供拾円。大入の景気なり。」(荷風断腸亭日乗」昭和22年、1947年)

 

明治以前は寺社がディズニーだったのです。その名残は戦後まで続いたはず。そして消えました。間違いかもしれませんが、勝手にそう思い込んでいます。

 

祖師堂でいただいた正中山 法華経寺の御首題。f:id:wave0131:20170704184620j:plain

▼祖師堂の裏手にある「羅刹堂」。

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 ▼羅刹堂内でいただいた法華経寺の御首題。

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この寺は見処イッパイですので、ぜひ皆さん自分の目と足で確かめてください。

ランチも含めて半日近くの時間を予定しておくと、ゆっくり見られるでしょう。

 

五重塔の奥にある鬼子母神でいただた法華経寺の御首題。

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▼そして、鬼子母神堂の右手にある道を奥に歩みを進めると「奥之院」の案内があります。

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「奥之院」は、まったく静かです。 ほとんど何時も喧騒とはかけ離れています。

でも堂内で静かにお参りできて、御首題も気持ち良く対応いただけます。
初心者でも大丈夫! 静かに「南無妙法蓮華経」と唱えればよいのです。

法華経寺 奥之院の御首題。

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▼帰り道で見送ってくれます。

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小動物には嫌われませんのでカメラレンズに向いてポーズ。
ケーカイしてるだけかなぁ? 「こいつ、アヤシー!」って。怪しくないわよっ!

 

京成中山駅より東京方面に2つ戻ると本八幡駅荷風はここから2kmほど先の中山へ、そして船橋市の海神まで、軽い歩みを進めています。

よく歩く人でしたが、80歳を前にしてその歩みは突然止まります。

 

▼晩年いつも通っていた店の現在の様子。

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亡くなる前日、最後の晩餐も、ここでいつもと変わらず「カツレツ丼」と、お銚子1本。いつもと変わらない最後でした。

 

突然死っていうのは周りの人たちを右往左往させるけど、病院でイジクリまわされ、延命だけなら可能な医療に身を任せるような今の永眠に至る状況を思うと、いつもと変わらない最後を迎えるのは極めて難しいこと。
なにが幸か不幸かわからなくなります。

 

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