/


にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村

御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

秋葉山の御朱印 (静岡・浜松市)〜 火伏せの山で、待ち伏せされる! その正体は?

秋葉山御朱印

左から「秋葉山本宮 秋葉神社 下社」「秋葉山本宮 秋葉神社 上社

右は「秋葉山 秋葉寺 里坊」の各御朱印

 

アキバ」と略称される東京・秋葉原の地名もここと関連があります。

しかし、神社で秋葉といえば「火伏せ」ですが、一言で済ませられないくらい、混みいった名称が出てきます。

 

三尺坊秋葉権現秋葉神社秋葉寺(ショウヨウジ)、可睡斎(カスイサイ)などなど。

その昔は仲良く神仏共存で、人々は「秋葉大権現」や「秋葉山」と称して一つの信仰対象としていたはず。

明治以降、ややこしくなった。

ややこしいことは思考できないから、一つの信仰対象として理解します。

 

▼静岡は天竜秋葉山に向かいました。まずは「秋葉神社下社」です。

 

秋葉山本宮 秋葉神社 下社は、浜松市天竜区に鎮座。

天竜「区」ですが、山奥です。
とっても「区」のイメージとは遠い完璧な山ん中です。

地理的には、浜松市は海沿いから北に縦長に伸びています。その北側の全てが天竜区。面積は東京23区より広いから恐ろしい広さの区です。

下社へは浜松北から天竜川沿いの国道を北上します。

眼下にキャンプできそうな川岸を見ながら、駐車場に車を止め、拝殿に続く石段を登ります。

f:id:wave0131:20170703191851j:plain

▼さすが火伏せの神社。こんなものが奉納?されていました。

f:id:wave0131:20170703192011j:plain

巨大な十能が奉納されていた

写真では良く分からないかもしれませんが、巨大な金属製スコップと火箸。

正確にはスコップではなく、炭火を移動、運ぶ「十能(死語?)」なのでしょう。

ある鉄工企業の寄贈となっています。確かに鉄工所だと溶接など、火を使用することが多いから「火の用心」を願っての奉納かしら? 時間経過で金属サビの緑青なのか、苔なのか、背景の森の保護色になってしまっていました。

参拝中、激しい雨が襲ってきて、ゆっくり境内を散策できません。

火は何処にも発してないから、そんなに水をかけないで欲しかった。

 

秋葉山本宮秋葉神社下社御朱印です。(静岡県浜松市天竜区春野町)

f:id:wave0131:20170703193047j:plain

 

▼次の目的地に向かいます。秋葉山麓にある下社からはスグです。

 

f:id:wave0131:20170703194854j:plain

f:id:wave0131:20170703195120j:plain

秋葉山秋葉寺里坊

本坊は秋葉山の山頂近く。ここから登山道もありますが、車道は秋葉神社上社までで。そこからは徒歩になるようです。

事前調べが足らないから、山道をどの位の時間が必要なのかわからない。
どのみち本坊には行くつもりなかったから、親切に御朱印対応していただいたおカァさんには聞きもしませんでした。

f:id:wave0131:20170703195958j:plain

正確には里坊 千光寺山麓にへばりついているから境内は狭い。
しかし綺麗な気持ちの良い寺です。
ワタシの好きな樹木、百日紅が本堂前で迎えてくれました。

秋葉山 秋葉寺 里坊 千光寺御朱印です。f:id:wave0131:20170703201137j:plain

遠景の山が雨上がりの湯気?水蒸気?で山火事の煙のように見えます。

 

里坊のオネェさんにいただいた飴をシャブリながら、秋葉山本宮秋葉神社上社ヘ向かいます。


車で行くには、山麓を大きく迂回しなければ道がありません。

対向車の無い林道を駆け上がると、広い駐車場がありました。

 

▼参道を進みます。

f:id:wave0131:20170703202801j:plain

▼霧なのか、雲なのか、視界は30mくらい。神秘的と言われれば、否定しません。

f:id:wave0131:20170703203002j:plain

造営は新しそうな参道ですが素晴らしい。しかし神門の先も、やはり見えません。

秋葉神社の創建は709年と伝わりますので 約1300年前になります。

 

▼拝殿直前の階段も、この有様。天空の鳥居です。

f:id:wave0131:20170703203329j:plain

この先、何が目の前に出てくるか、スリルと神秘さだけはは高まるわね。

f:id:wave0131:20170703203542j:plain

ですが、五里霧中?! ワタシの人生のようで、目に映るものは全て不明瞭、ボンヤリしてました。

全国にある秋葉神社の総本社も、全容が一目で明らかになるように迎えてはくれませんでした。

秋葉山本宮秋葉神社上社御朱印です。

f:id:wave0131:20170703204041j:plain

 

夢中で、違う、霧中で参拝した後、御朱印もいただきました。キリが無い、帰ろう!

参道を下ります。

んっ?先方に何かいるっ!

f:id:wave0131:20170703204648j:plain

なんだぁ?

あたりに人はいません、不気味です。恐る恐る、少し近寄ってみます。

f:id:wave0131:20170703204700j:plain

ワタシから目を背けず、待ち構えるような、導くような、警戒するような視線。とにかく何だかわかりません。鹿か? さらに少し近寄ってみます。

f:id:wave0131:20170703204712j:plain

2本の短い角を後ろに反らせた彼?彼女?は、ずぶ濡れでした。

ワタシから目を逸らさなかったコイツは、ワタシがここまで近寄っても微動だにせず、5秒間ほどお互いを見つめ合った。

 

そして、おもむろに何かを諦めるが如く、慌てることもなく森の中へ静かに消えていきました。

鹿? 神の使いか?

だったら、ワタシも一緒に森の中へ入って、三尺坊の生き方を学ぶべきなのか?

見送りました。後で調べました。

おそらくニホンカモシカでしょう。

 

カモシカ? 動物園とかで、お会いしたカモ。不タシカな記憶があるだけです。

モシカシタラ、このカモシカは、ホントに神のお誘いだったカモシれない。

幼稚園児以下の小動物には嫌われた事がありません。しかし、それ以上の大きさの動物の反応は全く逆になります。

好奇心が強い動物だそうだから、カモシカの方が「なんだか怪しいやつ」と感じ、ジッと見据えていただけなのかしら?

いつか、もう一度訪れて、夏のアイツに会いに行こうっ!!!

 

▼東京の「秋葉神社」の記事。

▼名古屋「秋葉山円通寺」ほか「アキバ系」の記事。

妻恋神社の御朱印(東京・文京区) 〜秋葉原神社閉店 無くなったら急に恋しくなった!?

妻恋神社御朱印です。(東京都文京区湯島3丁目)f:id:wave0131:20170703150336j:plain

 

やっと、思いが叶って、いただけました。

スタンプでもハンコでも、書置きでも何でも構いません、ハイ! 恋しい相手は「あばたもえくぼ」上等です。ありがとうございました。

 

東京の土曜は小降りの雨が断続的に降っていました。

そんな天気の午後、まだ訪れてもいない、秋葉原神社でも覗いてみようかと思い、ネット検索すると、なんと昨日の6月30日で閉店!!とか。
店ではないから、鎮座地閉鎖。理由は不明。
現在、遷座地は未定らしい。おやおや、たった1年余りの短い鎮座だったわけですが、もしかしたら造営当初からの予定?

ワタシは勝手に、もともと御朱印ブームと、アキバの話題作り、オタクたち相手のための造営、と思っていたから、大して興味ありませんでした。調べもせず、訪問もしてませんでした。

「出来るだけ早い再開を目指します」とツイートしてるから、マァまた、いつでも行ける事に変わりない訳ですが、しかし、行こうと思えば、いつでも行けた神社が暫く無くなってしまうとなると、少し悔しい思いがします。会ってもいないのに恋しい思いがする。邪険にしてた異性がいなくなった途端、恋しくなるような感情と少し似てるかな?

会うとか、恋しいと言えば、何度会いに行っても御朱印がいただけない神社があります。好きな人に会いに行くかのように何度訪れても、いつも社務所は冷たく閉ざされています。

f:id:wave0131:20170702011034j:image

蔵前通りと不忍通りの交差点。秋葉原の街の端にあります。

神社名から名がついた「妻恋坂」が、この大きな交差点のすぐ脇から始まります。

▼細くて緩い坂道を登りつめると、左右に・・・f:id:wave0131:20170702012423j:image

f:id:wave0131:20170702012504j:image

ラブホ。

御朱印が恋しい神社は、このラブホに遠慮するように、挟まれるように鎮座しています。

f:id:wave0131:20170702012839j:image

「妻戀神社」です。小さな神社です。

妻恋坂に、妻恋神社。由緒は別として、何とロマン、ストーリーを感じさせられる名称。金神社とか宝神社では、ロマンはありません。

f:id:wave0131:20170702013824j:image

▼境内は狭いので拝殿も小さい。

f:id:wave0131:20170702013854j:image

 

それにしても、この神社の位置は、神田明神の裏手にある蔵前通りを挟んでいるだけの距離にあるから、神田神社から流れて参拝に来る人もいるでしょう。当然、縁結びを祈りにやって来る人もいます。

そして境内を出入りする。神社を囲むようにあるラブホに出入りするカップルとニアミス。とういう事も無きにしも非ず。縁結びを祈りにきた彼氏彼女のいない男女には罪な神社。いや、神社は周りの建物より、遥か以前から同じ位置に鎮座してた。後から囲んだのはラブホ側です。罪があるとしたらラブホ側かな。

 

しかし、さらにしかしがあります。妻恋神社に縁結びを祈り、運良く、願い叶って彼氏彼女ができ、その相手と御礼参りに来る。参拝し終えた2人は境内の階段から降りた、その足で隣の建物内に消えていく。という事がありえない事も無いです。ずいぶん無理なストーリーですが。

罪はどこにあるのか、誰にあるのか、わからなくなります。そんなものは、何処にも、誰にも無いのです、きっと!

 

20代で、彼女のいない男70%、彼氏のいない女65%。数字の合わない5%は、どこに行ってしまったのか知らないけど、縁結びやパワースポットが頼りにされ、何処もかしこも縁結びを御利益とする寺社が増えるのも納得の数字です。

70%の男たち、秋葉原神社でフィギュアなんかの供養をお願いしてる場合じゃない!

秋葉原神社から歩いて5分です。せめて閉鎖されてる間は妻恋神社です!

そして「 目指せ、縁結び! 目指せ、ラブホ!!」

あらっ、今夜は話題と表現がちょっと下品だったかしら? お許しを!!!

 

都都古別神社の御朱印 (福島)〜陸奥三つの一宮「つつこわけ」神社は「古別」と「古和気」が入り乱れる

▼奥州一宮「八槻 都都古別神社」の御朱印です。

福島県東白川郡棚倉町八槻)f:id:wave0131:20190312130236j:plain

▼奥州一宮「馬場 都都古別神社」の御朱印です。

福島県東白川郡棚倉町棚倉)f:id:wave0131:20190312130249j:plain

▼奥州一宮「石都都古和気神社」の御朱印です。

福島県石川郡石川町下泉)

f:id:wave0131:20190312130312j:plain

-----------------------------------------------------------------------------------------------------

奥の細道を目指した芭蕉は、現在の東京・江東区の庵をたたんで隅田川からスタートしました。

そして千住から国道4号線日光街道をルートに取る。日光、黒羽、那須に立ち寄り、福島県白河の関に入ります。

現代も陸奥に至る、まさに王道でしょう。

味気ない高速や新幹線が大きな時間をかけずに運んで行ってくれます。

 

しかし、つまらない! 特に車で行く場合、ワタシも利用するけど高速道路だけを走りっぱなしではサイテー。

当たり前に、時間がかかることは承知の上で、できるだけ下道を走る計画を練ります。

 

常磐自動車道を那珂あたりで下ります。

あとは水戸と郡山を結ぶ、JR水群線と並行する国道118号線を北上すれば、大子、矢祭町を経て白河、郡山に至る。

山間を行くとっても好きな陸奥に至る道。途中、蕎麦と蒟蒻を堪能するくらいの時間も心も余裕が必要ね。 

 

このルート沿いに、それぞれ陸奥国一宮を名乗る、3つの「都々こわけ神社」があります。主祭神は三社とも同じ。

▼三社はだいたいこんな位置。

f:id:wave0131:20190312125657j:plain

「つつこわけ」を漢字にすると「都々古別」「都都古和氣」「都々古和気」と、

微妙な違いで個性を示そううとしている名称は、キャベツ頭には整理がつきません!

 

茨城県から福島県に入ると、最初の町は棚倉町

▼そして最初の「つつこわけ神社」と出会えます。「八槻 都々古別神社」です。

 
 

f:id:wave0131:20170630192329j:plain

f:id:wave0131:20170630192330j:plain

当日、雨上がりのせいだったのか、「ジワッ」とした感じが周囲を覆っています。

f:id:wave0131:20170630192331j:plain

7月20日、海の日だわよ、休日よ! 一宮の参拝者はアラアラ、チラホラ?!状態。

f:id:wave0131:20170630192332j:plain

拝殿に至る参道の脇の小橋、感動的に苔むしています。

神社を囲む木々は高く陽は届かないにしても、参拝者が多ければ、この光景は保てません。東京ならこんな見事な苔は柵で囲われるかも。

ワタシも渡らない。滑って「コケ」そうだから!

f:id:wave0131:20170630192328j:plain

墨書きも朱印も「古別神社」。ただ墨書きは「都々」、朱印は「都都」となっています。扁額も一宮、整然と整合性を保っています。

ここでは、まだ混乱はありません。

 

--------------------------------------------------------------------------------------

 

▼この神社を後にして、さらに国道を少し北上すると 、同じく「都都こわけ神社」に出くわす。「棚倉 都都古別神社」です。

f:id:wave0131:20170630192323j:plain

階段を登る。ここも相当「ジメッ!」としています。やはり、前夜が雨模様だったせい?

f:id:wave0131:20170630192324j:plain

森は濃い。鳥居から楼門に向かいます。

f:id:wave0131:20170630192325j:plain

ワタシの好きな鬱蒼感はスゴイけど、少し違う。湿っている。いや、自然のままの鬱蒼感なのか、よくわからない。

静か過ぎる、鳥の囀りもない。

先ほどの神社は、県道が近かったせいか、人と車の気配がありました。

ここには、それがなく数段静かですが、静謐と言う言葉は似合わず「沈黙」です。

f:id:wave0131:20170630192326j:plain

拝殿まで、まだ着かない。もう少しです。

f:id:wave0131:20170630192327j:plain

んーん!湿っぽいがイイ感じの神社です。

7月20日、海の日だわよ、休日よ! 一宮の参拝者は、ワタシのほかに、すれ違った男性一人きり。

 

参拝を終え、階段を降りたところの宮司宅で御朱印をいただきに!

すると、先ほどすれ違った一人の男、まだ30代かしら、宮司としきりに話を交わしていました。

神社オタクとは、ほど遠いワタシ。オタクのスメル、パフュームはピンと鼻で嗅ぎつけます。

オタクのどこが悪い? その話は別の機会にして、宮司と男性の話が終わるのを待ちます。10分待たされました。

分かる、理解できます。

的確な質問なり、知識を共有できる相手は、宮司さんにとっても話甲斐があるのでしょう。嬉しいのです。

ワタシと宮司さんは5秒で事足りました。チョット情けない。

f:id:wave0131:20170630192322j:plain

神社名の墨書きは無い。朱印は「棚倉都都古和気神社」、その上のスタンプは「都々古別神社」?

どっちなのよ?!ハッキリさせて!

混乱の始まりだです。

読みは同じ「こわけ」ですが、古和気と古別。全くワケわからなくなってきます。

 

--------------------------------------------------------------------------------------

 

 2つある一宮の棚倉町を後にして、さらに北上。今度は石川町まで少し距離があります。

こんな町に住んでみたいと思う、小さな山間の町に着く。移住しても、きっと、1週間はもつ!

表現が違った、1週間しかもたない、でした。

 

▼「石 都都古和気神社(いわつつこわけ)です。f:id:wave0131:20170630192313j:plain

神社は小高い山の上にあります。

f:id:wave0131:20170630192314j:plain

この石段を上って、振り返ると

f:id:wave0131:20170630192315j:plain

川沿いの町が見えます。

f:id:wave0131:20170630192316j:plain

いくつかの巨岩が現れます。関東とは時間差の紫陽花がまだ見頃でした。

f:id:wave0131:20170630192317j:plain

この山は岩で出来ているのかしら?

鬱蒼としているが陽がゆき届き乾燥してます。好みです。

f:id:wave0131:20170630192318j:plain

7月です。ここまで登ってくるとバタバタの汗ダクダク。

f:id:wave0131:20170630192319j:plain

ここまで来て、一番好みの「つつこわけ」だと知りました。

拝殿に御朱印は山下の社務所で対応の案内があります。

f:id:wave0131:20170630192320j:plain

少し北に移動すると、周りは拓けています。城跡です。

岩っぽい山に、東と南は川で守られています。城が500年保てたのも納得。こんな場所に住まいを持ってみたい。1ヶ月はモツ。

それにしても7月20日、海の日だわよ、休日よ! 一宮の参拝者は、石を投げてやりたいくらい楽しそうなカップルを含め数組。全国に展開する一の宮もそれぞれであることを知りました。

 

▼登ってきた階段を再び下って宮司宅へ。

f:id:wave0131:20170630192321j:plain明治初期の民権運動をリードした先生の居宅だったようです。

民権運動に明るくないけど、こんな小さな片田舎で、多くの若者たちが自由と権利を熱く語っていた様子を思い描くとワクワクします。

f:id:wave0131:20170630192312j:plain

陸奥一宮、墨書きは石都都古和気神社、朱印も 石都都古和気。

どうなってるの?!

 

ワタシには、わけ分からなくても三社は「和気」合いアイ?なのでしょうね!?

 

高野山の御朱印(和歌山・高野町)〜最低丸一日を費やせ! バニラエアーでなく、ジェットスターで行った。

この日はまず、東京から電車で成田へ向かった。その移動だけで距離も時間もあり、朝からかなり疲れる。

しかし、成田-関空往復「金 壱萬圓」だ。格安だ! ヤッター!

「安い」はダイスキ!朝から移動も、背に腹は変えられない。ジェットスターだった。

バニラエアでもないし、肉体的というか、物理的に健常者なわしは、事件のようにタラップを這い上がらなくて済む。

 

関空に着くまでの座席は、健常者の膝頭を前のシートにくっつけさせる。身動きできん! 缶ビールでも飲めれば少しは楽になるかもよ? しかしそんな物、誰も飲んでない。伊藤園はチラホラ見える。わしもサンガリアを少し口にして、膝を落ち着かせる。

わしの親は「自分の時代は機内でスパスパ、タバコを吸ってた」と、得意げに話す。たかだか一世代の時間差で当たり前の姿が、トンデモない奴になり、逮捕される。

 

しかし関空までの時間は短い。膝頭のイライラが我慢の限界150mくらい手前で着陸する。ブルッ、ブルン、ブルー〜ン。プロペラ機でもないが、そんな感覚だ。

手続きに少々時間の必要なレンタカーは型も古い「マーチ」。安いからこれでヨイ! 高野山の高みまで山道を駆け上がる。

 

▼パッと視界が開け、総門に着く。午後2時頃。

 

f:id:wave0131:20170629195920j:plain

高野山に宿泊するわけではない。遅かった。遅い!

高野山を訪れる時間としては相当オソ〜イ!

分かってはいたものの、やはり世界遺産の空中宗教都市、高野山は広過ぎた。

壇上伽藍だけでも個々のお堂とジックリ対面しようとすると、2、3時間はすぐ飛んで行ってしまう。

f:id:wave0131:20170629195913j:plain

f:id:wave0131:20170629195914j:plain

根本大塔は想像以上にデカイ。デカイから可愛くはないが、存在感は壇上伽藍でNo.1、圧倒的だ。

f:id:wave0131:20170629200309j:plain

その大きさに吸い込まれるように、中に入る。煌びやかで、色彩鮮やかな胎蔵界立体曼荼羅を見上げることになる。しかし、わしの目には、かなり狭苦しい。空海が表現したとしたら、京都の東寺とは違い、ここは少し混み過ぎ! 大日如来さんも菩薩の柱に見え隠れしている。

えっ、もしかして大塔内は撮影禁止だったかしら? 案内を確認してない。もし、違反ならば空海さんにお許しいただくしかない。

 

▼左から大会堂、三昧堂、東塔f:id:wave0131:20170629195915j:plain

東塔f:id:wave0131:20170629195917j:plain

愛染堂f:id:wave0131:20170629195918j:plain

西塔f:id:wave0131:20170629195916j:plain

大会堂f:id:wave0131:20170629195919j:plain

「伽藍」万丈とは、このことか?

「これでもかっ!」空海の思いが連なる。しかし壇上伽藍は大塔、金堂以外はガランガランの伽藍だ。

 

f:id:wave0131:20170629195912j:plain

高野山 真言宗 総本山 金剛峯寺金堂根本中堂御朱印です。

 

壇上伽藍をウロウロしているとジャンジャン時間が過ぎる。もう夕方がガンガンに近い。

奥の院に思いっきり未練があっても時間の余裕はない。さらに山奥にある安宿は遠く、高野山から車で1時間以上走らなければならない。

f:id:wave0131:20170629195911j:plain

f:id:wave0131:20170629195910j:plain

だから、金剛峰寺もゆっくりしていられなかった。バタバタ動く、9月なのに汗掻いた。

寺の屋根上にある天水桶の水でもブッかけてもらいたいくらいだ。

世界遺産を少し齧っただけで、背を向ける。 

今も奥の院で瞑想中の空海さんに、必ずやご挨拶すべく、再訪を誓う!

そうねぇ、今度は宿坊を利用できるまでシンボウ!

 

f:id:wave0131:20170629195909j:plain

高野山 真言宗 総本山 金剛峯寺 本堂の御朱印です。(真言宗和歌山県伊都郡高野町高野山

関東三十六不動の御朱印❶ 大山寺・最乗寺・成田山横浜別院・真福寺・金蔵寺・等覚院 〜1都3県36箇所は坂東より巡りやすい

1987年の開創だそうだから、関東三十六不動は比較的新しい霊場です。

今年は丁酉歳、総開帳で賑やか。さぞや巡拝している人も多いことでしょう。

 

36箇所で坂東33より札所数は多いけど、東京、千葉、埼玉,神奈川でまとまっているから、巡りやすい。特に8番から26番までは都内だ。東京通勤圏内に住んでいる方ならラクショー。

大山や高尾山、成田山は観光地でもあり楽しく巡れるでしょう。もちろん、千葉房総半島の先端とか、地理的に難関も控えているけど・・、年内まだ半分残ってる、頑張って!

総開帳といえど、さまざまな方たちがお参りに来ます。地元の信徒の方や、お不動さまに真剣にお願いして、縋らなければならない事情を抱えた方たちも巡っくるでしょう。

 

主な目的が御朱印だけになりやすい わしたちは、自身の幸せを感じて、そのような方たちにとって迷惑な存在にならないで済むよう心がけて巡りたいものです。

皆さんが無事に楽しく36箇所を巡り、結願できる事を願っています。

 

数年前に巡り終え、再び訪ねられる寺がいくつかでも増やせれば、と思います。

f:id:wave0131:20170628225522j:image

▼1番 雨降山 大山寺大山不動)・真言宗・神奈川県伊勢原市大山

f:id:wave0131:20200205162201j:plainf:id:wave0131:20170628172146j:plain



f:id:wave0131:20170628172145j:plain

大山のケーブルカー乗場に至る「こま参道」の週末はいつも混雑している。とくに紅葉時期はケーブルカー乗車の列ができる。おそらく、その100%は大山阿夫利神社に詣でる。しかし大山寺へは果たしてどの位の割合の人が立ち寄るのだろうか?

 

 ▼2番 大雄山 最乗寺清瀧不動尊)・曹洞宗・神奈川県南足柄市大雄町

f:id:wave0131:20170628172139j:plain

f:id:wave0131:20170628172140j:plain

f:id:wave0131:20170628172141j:plain

f:id:wave0131:20170628172142j:plain

f:id:wave0131:20170628172143j:plain

f:id:wave0131:20170628172144j:plain

f:id:wave0131:20170628172138j:plain

南足柄山中にある最乗寺。朝早い時間の訪問だったから参拝者も数組だけ。寺社を訪れる時間帯は、やはり早朝が一番!

 

 

▼3番 成田山 横浜別野毛山不動尊)・真言宗智山派横浜市西区宮崎町

▼4番 大聖山 真福寺和田不動尊)・真言宗横浜市保土ケ谷区和田

f:id:wave0131:20170628172136j:plain

 

 

 

▼5番 清林山 金蔵寺日吉不動尊 )・天台宗横浜市港北区日吉本町

▼6番 神木山 等覚院神木不動尊)・天台宗川崎市宮前区神木本町

f:id:wave0131:20170628172137j:plain

 

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村