神社の読みは「おおまま しんめいぐう」です。
御朱印も昨今では、インスタやツイッターで、まるでゲームのごときニギワイ。
今朝のTVなどでは「パンツに御朱印」とかの話題を取り上げていました。
けしからん、ふざけた、ゲームと勘違いしてる輩の話
かと思いきや、稲敷市の阿弥陀寺で年に1回行われている由緒ある行事だそうです。
生涯「下の世話」にならずに済むといわれており、当日は大勢の人々が参拝に訪れると言うよくある話ですが・・・。
それにしても、おいずるに御朱印は当たり前としても、
パンツとはオドロキ。
もちろんパンツというカタカナ語がなかった頃は「腰巻に御朱印」だったそうです。
御朱印も奥が深いというか、掘り下げれば面白い話題が出てくるものです。
しかし、本ブログではそんな流れに反するように、
大した話題性もなければ、まるでライブ配信のごときインスタやツイッターなどと違い、即時性もなければ、タイムリーな話題も少ない。
酒でもないのに、悠長に古い日付の御朱印を蔵出しして何とか記事にしています。
毒にも薬にもなりませんが、改めてよろしくおねがいします。
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▼「大間々神明宮」は文字通り、わたらせ渓谷鉄道の「大間々駅」が最寄りの駅になります。
足尾銅山の隆盛期に敷設された鉄道でしょうが、第3セクターになってからは、その輸送人員は20数年前の106万人をピークに、現在は半分以下になっているそうです。
わたらせ渓谷鉄道は桐生を起点に間藤まで。
とりわけ大間々駅を過ぎると渡良瀬川沿いにとても爽快な自然とともに走るレトロな車両が似合う路線です。
たくさんの映画やドラマのロケ地にもなっています。
通称「わ鉄」とも呼ばれ、季節が良ければ鉄道ファンに限らず、誰でも感動できる電車旅ができる路線だと思います。
しかし、きっと経営的には大赤字でしょう。
東京の人間は鉄道起点の「桐生駅」さえ、どのように行くのか知らない人が多いのですから。
終点の「藤間駅」から日光東照宮まで20km弱。
この間を路線バスが繋いでいますが、この路線を使いながら日光へ行く人は少なく、逆方向もしかりです。
ご多聞にもれず、鉄道周辺の人口はどんどん減っています。この鉄道を利用する人は半数以上が観光客だそうですが、こちらも減る一方。
群馬県が5ヵ年計画で支援策を立てたそうですが、大きな功を奏するとは思えません。
観光客を頼りに経営を続ける地方鉄道の苦悩がワガコトのように感じられます。
そういえば桐生の山奥に「宝徳寺」というイラスト御朱印を授与する寺があります。
宝徳寺に呼応するようにその周辺で、やはりイラストキラキラ御朱印を授与する別の寺も現れているようです。
御朱印収集者には有名だから「桐生」や「わたらせ渓谷鉄道」の宣伝に一役買っているかもしれない。
キラキラ御朱印も地方創生の一端を担っている?
▼では、そんな寺々でキラキラをいただいたら、一足延ばして「まともな御朱印」をいただきに行きましょう。
キラキラ御朱印を求めるには山奥までバスやタクシーになりますが、
ここ神明宮へは大間々駅から近い。200〜300mほどです。
そんなに古くもなさそうな神明造の社殿に、おましますのは神明宮だから当然、天照大御神。
▼ご挨拶いたします。
▼真夏ですが、都心の神社とは違い人の少ない境内はムチャクチャな暑さを感じなくて済み助かる思いです。
▼「皇大神宮」の扁額。
伊勢ですと皇大神宮は内宮。
名称はそれぞれですが、みな同じで「お伊勢さん」が本社なのでしょう。
寺名も同様ですが、神社の名称も相当混乱させられます。
▼参拝のあと、神社の裏手にある渡良瀬川沿いを上流方面に進んでみます。
今回記事の神社より、いや神社と同じく絶対おすすめな場所でした!
▼橋が架かっています。
▼橋の名前? 「魚」偏に「発」まったく読めません。はつたき? ほったき?
▼正解は「はねたき橋」だそうです。「撥ねる」や「跳ねる」ならともかくねぇ・・。
橋の上は涼し気な眺めとともに、とても気持ち良い風が流れています。
高津戸峡はここから下流の高津戸橋まで500mほど遊歩道が設けられています。
▼遊歩道をグルッとまわって、下流に見えるあの赤い橋をわたって神明宮に戻ってこれます。
そんな軽い名称の市があるなんて知りませんでした。
しかし、ここ高津戸峡の遊歩道を進めば、身体も心も「みどり」に染まり、浄化されることは間違いありません。