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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

元神明宮の御朱印(東京・港区)〜記憶に残る超個性的な社殿に 稲荷社多数の境内

元神明宮御朱印です。(東京都港区三田1-4-74)f:id:wave0131:20210426161939j:plain

2014年、2021年ともに寸分違わぬ書置きで、変化は一切ありませんが、初穂料は300円から500円と変化しています。

基本的に書置きのみ授与の神社のようです。

御朱印用紙は小さな金箔・銀箔を散りばめ、しっかりした紙が使われていますが、日付以外は全て印刷となっています。

 

元神明宮御朱印(2021年)。f:id:wave0131:20210426161948j:plain

元神明宮御朱印(2014年)。f:id:wave0131:20210426161944j:plain

御朱印は2階神殿の右手授与所でいただけます。

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▼地下鉄「麻布十番駅」「赤羽橋駅」のどちらから歩いても数分の距離です。

 

▼「麻布十番駅」から「新一の橋」の交差点へ進むと、何とも落ち着かない個性的なデザインのビルが見えます。

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最近こんなランダムというほどでもないけど、不規則な外観を持つビルが目立ちます。

▼「渋谷スクランブルスクエア」の外観も何だか不規則。

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このビルの

▼屋上にある地上230mの「渋谷スカイ」という展望施設は下を見ると腰が引けます。

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こんな屋上へ上がるだけで1800円もします。渋谷の高額な新名所です。

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もっとも施設はオシャレで充実していますが・・。

 

話を港区の神社に戻しましょう。

▼神社前の「神明坂」下です。

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坂上、坂下の2ヶ所ある標識の側面に説明がありました。

天祖神社を元神明というところから神明坂と呼んだ。馬場坂という説もあるが綱の手引坂との混同があるらしい。

坂の東側の広い区域は無粋な工事中。

 

▼1005年の平安時代創建の神社は、今はビルやマンション、住宅に囲まれています。

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江戸時代には有馬、黒田などの上屋敷に囲まれていたそうです。

小山になったような高台に建つ神社は狭小です。

数は多くないものの高い木々の装いが、かろうじて神社らしさを表しています。

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▼江戸時代は「小山神明宮」や「元神明」と呼ばれていたものが、明治に入って「天祖神社」となり、さらに戦後に「神明宮」から「元神明宮」へと改称されています。

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▼社殿へ続くメインの石段脇に別の石段と鳥居が建ちます。

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先にこちらから登ってみます。

結果的にこの神社では、この区域が一番パワスポ的な匂いを持っていました。

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▼小さく古そうな狛犬が左右に置かれています。

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▼その先はキツネさま。こちらは新しそうな造りです。

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▼石段先の正面に鎮座していたのは境内社の「天白稲荷神社」でした。

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▼とても整った形の稲荷社です。

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▼「三田七福神」? 聞いたことありませんが、合祀されているようです。

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社殿正面の石段に戻ります。

▼面白い造形の狛犬は古そうで、何ヶ所か修復の跡が見えます。

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▼シンプルな造りの手水舎。水盤は古そうです。

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▼そして、またまた小さな稲荷社がいくつも続きます。

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▼額には「太夫大神」の文字。f:id:wave0131:20210426162133j:plain

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▼こちらは「平河稲荷神社」。元は江戸城内に鎮座していたそうです。

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▼「元神明宮」社殿全容ですが、とても神社とは思えない個性的なコンクリート製。

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▼平成に入ってからのコンクリート打ちっ放しの近代的な建築で、2階が拝殿になっています。

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▼1階の左右に半螺旋状の階段が設けられていました。

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▼2階、拝殿前のスペースです。

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▼2階ガラス戸内部に木造の社殿があります。縦長になる奥は深そうです。

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要するに個性的なコンクリート社殿は、入れ子のように木造の社殿の「覆屋」的役目を担っているようです。

▼「天照皇大御神」が主祭神。相殿として水天宮も祀られています。

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▼2階のスペースから見た境内です。

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▼社殿左脇はガケです。

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▼「神明坂」脇の工事現場も見えます。ここに大きな高い建物が建ったら神社はさらに縮みこみ、埋もれるようなことになるのでしょうか。

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▼反対側の階段から降ります。悪くない景色です。

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▼その階段下にも鳥居付きの小さな社。

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▼仮宮だった「大神様」は元の鎮座地へお戻りになったようです。

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▼50年後、100年後には貫禄が出るかもしれない百度石。

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個性的な社殿だけでも確かな記憶となる東京都心の小さな神社でした。

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