御朱印を求め始めた当初、東京在住だから、過去に1度や2度参拝している寺社、また訪れたことはないものの、耳にした目にしたことのある有名寺社を片っ端から巡りました。
思い当たる有名寺社を巡り終わると、ネットの紹介を参考に、ほどほど有名な、もしくは地元の方々しか知らないような寺社を巡ります。
それも参拝し終わると、どうしよう? 23区をローラー作戦? 絨毯爆撃? 目的を失う!
そこで霊場を巡ってみようと考えるのは、ワタシだけではなく、御朱印ブームに憑かれた人たちは皆、同じように考えたはず。計画が頭をよぎる。ネットで調べる。
「よし!次は巡礼だ」と決める、始まりだ。
東京在住の多くの人は、きっとまず「江戸三十三観音」から始めてるはず。
ワタシもそうだった。いきなり坂東三十三観音や西国を巡り始めるツワモノも、もしかしたらいるのかな?
巡礼はある側面「ラク」なのです。目的と経過と結果、達成感を与えてくれる。
もちろん本来は、しっかりとした「願い」を胸に、写経か読経の納経をして、納札を納めて、はじめて御朱印をいただくのが、そのスタイルです。それも死をも覚悟の白装束で歩き続ける。
ワタシら御朱印収集人は、切羽詰まった「願い」ももたず、江戸三十三観音の東京は普段着で歩いて結願できた。いや、自分の家から全て歩きの江戸三十三観音は考えられないから、ほとんどの人は電車と歩きのピストン運動。ズボラなワタシは車も使っちゃった事もあります。
でも坂東は1300km!この長さは、約、東京から鹿児島までの距離。
四国88箇所とは違ってこれを歩き通す人は少ない。ましてやワタシらは第一の目的は「願い」ではなく御朱印です。時間とオカネに相当な「カクゴ」が必要ですが、たとえ御朱印収集といえども途中でクジけたくない!
歩きもあるが、電車、バス、タクシー、車もOK! 巡礼のオープニングです。
坂東の公式サイトで案内している「自由で、日帰りや1~2泊の日程などで、楽しみながら巡礼してください」と。
全てはフリー。33の観音は、さまざまな目的、願い、悲しみ、楽しみも、すべてを優しく受け入れ、慈悲とともに対面を待ち望んでいてくれるものと信じましょう。
1番 大蔵山 杉本寺(杉本観音)・天台宗・神奈川県鎌倉市二階堂
2番 海雲山 岩殿寺(岩殿観音)・曹洞宗・神奈川県逗子市久木
3番 祇園山 安養院 田代寺(田代観音)・浄土宗・神奈川県鎌倉市大町
4番 海光山 長谷寺(長谷観音)・浄土宗・神奈川県鎌倉市長谷
5番 飯泉山 勝福寺(飯泉観音)・真言宗・神奈川県小田原市飯泉