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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

知立神社の御朱印 〜 弘法大師ゆかり? 東海道三社の一つ 〜 御朱印ルート 三河❻

知立神社(愛知県知立市西町)の御朱印です。f:id:wave0131:20181205163325j:plain

潔いくらいシンプルな御朱印。余計な媚を感じさせないから◎。

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▼24日の知多半島の2寺を巡った後、夕方、このホテルにチェックインした。

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大府駅」から3分ほどにある。「大府(おおぶ)」と言われても、よく知らないが、東海道本線快速で名古屋駅まで15分ほどの所にある。

24日の夜は名古屋で久しぶりに逢う人たちがいる。1週間以上前に名古屋市内にホテルを探した。完璧な全滅だった。空きは1つもない。

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20,000円以上か、カプセルなら空いていた。いかに3連休とは言え、どこから探っても1週間前に1部屋も空いてないのはおかしい?! そんな事ってあり?

なぜだ? 調べてみると3連休にナゴヤドームEXILEのコンサート! 彼らが原因か? きっとそうだ!? EXILEコンサート、全国からファンを集めてるってことか!

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で結果、愛知県2日目の宿泊は大府になっってしまったが、名古屋まで電車で15分なら許せる。

何ら期待してないのに、朝食付き5,800円のホテルは大正解。

駅が近いとは言え、ホテルの周囲にはほとんど何もないが、部屋はリニューアルされてたのか清潔、床暖だから靴は脱ぐ。ローベッド、空気清浄機、クロワッサンに入浴剤。

名古屋からほろ酔いで帰ってきて寝るのみ。これ以上望むべきではない。

 

▼おしゃれなハンガーフックは、そのセンスが知れる。

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翌25日、愛知県の3日目は少し寺社を巡って東京へ帰る。

大府市には目ぼしい寺社は見当たらない。

一つ隣の刈谷市を通過。その先の知立市に行ってみる。「ちりゅう」と読む。

 

▼ここです。

 

東海道の53番目の宿場町であって、当時は「池鯉鮒」とされていた。「ちりふ」?

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宿場に寺社は付き物。歴史のある寺社が必ずある、と言って良いだろう。

▼駐車場からだと、いきなり摂社が目の前。

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▼どう読んで良いかわからない? 後で社務所で聞いた。「つちのごぜんしゃ」とか。

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今日も天気が良い。この3日間は全て晴天で空が眩しい。

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知立神社本殿の境内と隣接するが、この一画は公園と花菖蒲苑になっている。

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▼東京の明治神宮から贈られた菖蒲は、季節には「花菖蒲まつり」が開催されるそうだが、今は少し醜い?!

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▼車の行き来が喧しい国道1号線側の正面参道へ回り込む。

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三河のこの地域に「三河三弘法」という、弘法大師ゆかりの3寺がある。

その起こりは空海がこの地を巡錫し、37日間の参籠ののち、旅立つ時にこの神社の神木から刻んだ3つの自らの像が後に「三河三弘法」となったそうだ。

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当然、当時は寺社は「いっしょくた」。

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▼神社に慈覚大師の創建と伝わる多宝塔があっても何ら不思議ではないのだ。

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しかし明治に入り、理不尽な政府の方針から、よく生き残った。境内に・・・。

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この神社は古来から三河国の名社であったようで「東海道三社」に数えられるそうだ。

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東海道三社」またまた出た、なんとかやら・・・1・2・3・・・、ピックアップだ。

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普通、その三社の正体は誰も知らない。東海道だから三嶋大社は想像できる。

他は・・? 箱根神社? 富士浅間大社

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違う!!!

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三嶋大社」は正解で、次にここ「知立神社」、そして名古屋の「熱田神宮」をひっくるめて「東海道三社」と呼ばれていたそうだ。

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東海道を歩いて行き来してた頃の話なのだろうね。

▼またも、どのように読むのかわからない摂社「親母神社」。「うばがみ」だった。

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▼その先に続く合祀殿の雰囲気は素晴らしく好み。

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当時の馬は農耕にも、物流、交通にも無くてはならない、人間と同じく大切な存在。

馬が「神馬」と崇められるのは、人の営みに欠かせない存在だったからでもあるのだろう。

 

▼「池鯉鮒」の馬市は、きっと、さながら現代の「モーターショー」だったのだ。

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そしてこの県に、今や世界の「トヨタ」が生まれた。馬市からトヨタ、繋げるにはちょっとムリがある。

 

あ〜〜〜〜〜〜、疲れた!

南知多 岩屋寺の御朱印 (愛知・南知多町)〜 43番・1番・25番・7番・番外 バンバン! 〜 御朱印ルート三河❺

大慈岩屋寺「岩屋観音」の御朱印

いわやじ尾張高野山宗総本山(愛知県知多郡南知多町山海間草109)

 

岩屋寺御朱印

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知多四国八十八箇所43番札所の本尊 千手観音の朱印と墨書き。

 

岩屋寺奥の院御朱印f:id:wave0131:20181204135126j:plain

奥の院知多四国八十八箇所の番外札所。

身代わり大師」として知られているのでしょうか?

 

何しろこの地域は霊場だらけ。

前回記事の「野間大坊」同様、この寺も複数の霊場札所となっています。

知多四国八十八箇所・・・・43番・番外

知多三十三観音霊場・・・・1番

南知多三十三観音霊場・・・25番

尾張三十三観音霊場・・・・7番

というような事で三十三観音霊場が3つも重っているのは全国的にも珍しいのでは?

西国三十三観音あたりも重っている霊場が多そうですが・・・。

 

それにつけても愛知県を中心とした地域には霊場が多い。

尾張三河・美濃・名古屋・東海・尾張西国・愛知梅花・・・。

これ全て三十三観音霊場。何が何だかわからなくなりますが、霊場巡りに事欠かないって事も言えます。

 

岩屋観音知多半島最南端の行政区画「南知多町」にあります。

 

前回記事「野間大坊」の最寄り駅の次の駅「内海駅」が唯一の鉄道駅。

終点の駅だからその先はバス路線しかありません。

それも「海っ子バス」というコミュニティバスですが、岩屋寺がある内陸部は土休日のみの運行で1日 5、6便。不便!

そんな地域だから、東海地方の人以外だれも知らない土地、地域。

 

▼しかし、TVなどでこれは見たことがあるのでは??

f:id:wave0131:20181204172041j:plain大きな鯛が街を練り歩いたり、海に入って泳いだり・・・の奇祭「鯛祭り」は、南知多町の海辺にある町「豊浜」で行われます。南知多はそんな所です。

 

国道247が知多半島の大外、海辺をグルッと1周しています。

国道を車で移動していると寺の案内、札所の案内が目立ちます。

 

▼そのR247から少し内陸部に入ると岩屋観音前にたどり着きます。

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▼道路の少し先のこちらが正面参道かしら? 鐘楼が仰ぎ見らされるような位置に威張っています。

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▼参道手前の右、同じ敷地内に庫裏客殿? わかりませんが新品に近い。

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岩屋寺より岩屋観音の名称で親しまれているそうです。

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▼赤い幟に「蓮華王千手観音菩薩」。困った「蓮華王」は聞いたことない! お勉強!!

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▼紋幕や五色幕が掛けられている寺は、なぜかワクワクします。

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しかし参拝者は見当たりません。

親鸞ゆかりの阿弥陀堂

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行基が開き、空海が立ち寄り、親鸞も訪れた歴史ある寺の今日は静かです。

 

▼この趣のある経蔵の右脇から弘法大師像が建つ山に道が続いて、大師像を経て奥の院に至ります。

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しかしこの日は同行者がいました。彼女の脚を考えて その山道は人に任せます。

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奥の院には山を登らなくとも、寺の前の道を東に進めば、たどり着けます。

知多半島里山の半島。

しかし南端には山らしい低山もあって、そんな姿を見ながら進みます。

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▼途中、中之院が右手にあって、地蔵群の先にリアルな軍人像が少々不気味に林立。

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昭和12年の上海上陸作戦で戦死した名古屋師団の兵士たちの像とか。戦後、時代の流れに翻弄されてこの地に落ち着いたようです。

▼リアルなだけに夜は近寄れない?! 今にも動き出しそうでコワイかも?

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▼中之院の先を進み、ここにも五色幕が掛けられた「六地蔵菩薩」を右に見ると・・・

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空海が開創したと伝わる奥の院の参道が始まります。

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雨風に晒される幕や地蔵の掛物は直ぐ痛みます。

しかしこの寺のそれらは、どこも色褪せてなく鮮やか。

寺を理解する一つの姿でもあります。

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▼しばらく地蔵菩薩などが点在する左右を見ながら参道を進みます。

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ここまで時間的にはどうって事ない距離です。

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▼鬱蒼とした木々に阻まれ、もう青空は見えません。

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本堂境内とは一変して山深い谷に延びる参道は、ジメッとした雰囲気とともに、かなり神秘性も漂わせています。

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▼突然、色鮮やかな姿を現わす三重塔

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▼その左下の建物内。ここが空海百日護摩修行場なのでしょうか?

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▼身代り弘法大師、知多三十三、南無観世音などの幟が立つ階段上方向へ進んでみます。f:id:wave0131:20181204135141j:plain

▼もう、ほとんど何が何だかわからない像群と祈りの場が続きます。

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▼この区域一帯は独特の雰囲気を醸し出しています。

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不動明王はわかるけど・・・。赤いエプロンは初めて。

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▼建物内を覗くと・・・光っているのは、よく見ると岩でした。どうなっているの?

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ここでやっと岩屋寺という名称が、如何にもと納得するのは少し違うかしら?

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▼登り始めた三重塔方面へ戻ります。

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岩屋寺奥の院を訪れてこその寺。

知多半島にこんな空間を持つ寺があったのかと言う印象。

いつも、どの寺社も詳細な事前知識を持たないで訪れるのがスタイルですが、この奥の院は今少し知識を持って足を踏み入れるべきだったかもしれません?

機会を得てぜひ再訪したい、この3日間の三河で訪れた寺社のうち、最も刺激され、ジ〜〜〜ンとくる寺でした。

 

時刻は1時過ぎ、岩屋寺を後にして豊浜までランチを探しに足を延ばしてみます。

まるは本店」という店に入りました。

デカい「エビフライが名物でおすすめ」と言われたが、アマノジャクは素直におすすめの料理はオーダーしません。

 

それにメニューを見ると1800円が最安価で、どういうつもりか5000円、6000円のコースまで並んでいます。

サイテー価格の1800円「煮魚コース」の魚は「ほうぼう」だと説明されたからオーダーしてみます。

こうぼうではない「ほうぼう」は東京では滅多に食べられません。

 

▼すると、何とこんなに出てきました!

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刺身3種盛り、アジと白身魚のフライ、ほうぼうと、??(右手前は何の魚か不明)の魚の煮付け。小鉢のほか当然お吸い物も付いてきた。

オイオイ、これで1800円はありえない! 安い!

いつものように、豪華な食べ物は記事にしませんが、これは悶絶コスパで掲載!

ハゼの親分のような姿の「ほうぼう」は煮付けにするのがサイコー! 美味しかった。

しかし「ほうぼう」以外の味は可もなく、不可もない程度。平らげましたが・・・。

 

さて、この日で知多半島を離れます。

 

▼今夜はこの知多で蒸留された少し高いけど、爽やかな口当たりのウイスキーハイボールにして、CHER の BANG BANG (相当古い)を聴きながら眠ります! 

43番・1番 ・25番・・・・バンバン!! BANG BANG !!!!!!  Cherです。

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wave2017.hatenablog.com

野間大坊・大御堂寺の御朱印(愛知・美浜町) 〜 「わが墓はそこに立つ」 〜 御朱印ルート三河❹

▼鶴林山 野間大坊・大御堂寺御朱印です。

真言宗愛知県知多郡美浜町野間東畠50f:id:wave0131:20181129173042j:plain

▼同じく地蔵尊御朱印f:id:wave0131:20181129173043j:plain

繊細なラインの御朱印は、2体とも客殿入口でいただいたのですが、この寺の公称は「大御堂寺」だそうです。ということは「野間大坊」と言うのは通称?

どちらでも良いのですが・・。

 

野間大坊案内看板には「大御堂寺本堂」とあり、片や「野間大坊客殿」とあります。

f:id:wave0131:20181129173108j:plain大御堂寺野間大坊の使い分けが良くわからなくなってしまうわっ。

この看板は「野間大坊本堂」じゃダメなのだろうか? もしくは「大御堂寺客殿」?


きっとワタシだけだしょうけど、当初は大御堂寺野間大坊は2つの別の寺だと思っていました。

ちょっと調べれば理解できたことでしょうね・・・。

 

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今回の愛知県への旅は朱印が主目的ではないから空いた時間で寺社を訪問しています。

だから前回までの記事、11月23日は3ヶ所だけ朱印をいただいたのみ。

 

翌24日は、愛知県は知多半島南端の2ヶ寺だけ訪問してみます。

蒲郡市や隣接する西尾市は、その昔は沢山の海水浴場があったそうだが、当地を襲った伊勢湾台風以後の護岸や、工業化のための埋め立てなどで今やビーチはないに等しい。

 

しかし、同じ三河でも中部国際空港よりさらに南の知多半島南端には、伊勢湾沿にまだ綺麗な海水浴場があり、夏は名古屋方面からも多くの人々がやって来ます。

 

▼内海のビーチも南知多で代表的な海水浴場。また「平治の乱」で敗れた源氏の棟梁「義朝」が落ち延びてたどり着いた浜でもあります。

f:id:wave0131:20181129173111j:plainこのビーチの最寄駅、名鉄知多新線の終点「内海駅」の1つ手前に「野間駅」。

野間大坊」は駅から伊勢湾岸方面に500mもありません。

 

▼車利用だと駐車場からは、いきなりこんな古い校舎のような建物の前に出ます。

f:id:wave0131:20181129173107j:plain建物は「信徒会館」だそうですが相当年季が入っています。映画ロケにでも使われたかもしれません?

 

▼寺はオープンだから近所の人たちの散歩、のんびり安らぎの場所でもあるようです。

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しかし言い伝えでは、この寺は源頼朝の父 義朝が平治の乱から落ち延びて匿われたが、家臣の身内の裏切りにより暗殺された最期の地でもありますから、

義朝の悔しさ、無念さを思うとノンビリ散歩もしていられません。

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1000年近くも前の話になるから多くはアヤフヤで、伝説も史実も分別不能

 

▼義朝は風呂に入っている最中、無防備のまま果てた事になっています。f:id:wave0131:20181130201922j:plain巡礼者、寺好き、仏像マニア、ゴ朱ラーもさることながら、歴女などと呼ばれる歴史好きには、一度は訪れたい寺。

大河ドラマ平清盛」が放映されていた数年前は大変な人出だったに違いない。

 

▼境内側から見た頼朝が1190年に創建した「大門」。山門でも、三門でもなく「大門」。
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▼鐘楼は鎌倉五代将軍の寄進とか。鎌倉五代? 実権はともかく、五代はまだ源?

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梵鐘は「建長二年」の銘があるそうです。いつなのだ? 鎌倉時代、1250年頃なのだ。アバウト800年前!

f:id:wave0131:20181129173109j:plain創建はさらに古いのですが、本堂などの伽藍はその後の頼朝が菩提を弔うため整えたとか。

▼サビサビとした本堂

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堂内には入れません。格子戸越しに本尊の阿弥陀三尊像らしきお姿が・・・。

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▼本堂右手奥に義朝の廟所があります。

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f:id:wave0131:20181129173048j:plain▼墓は異様な姿をしています。

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暮石の周りは藁なのか、枯れ草なのか・・・で覆われている、と見えたが違いました。

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義朝の無念の最期を弔うべく「木太刀」が奉納されていて、その「木太刀」が暮石の周りを覆っていたのです。
f:id:wave0131:20181129173052j:plain有名な「我に小太刀の一本でもあれば・・・」という、義朝の最期の言葉に思いを馳せて、鎮魂の供えなのねぇ。

 

▼義朝の家臣「鎌田政家」の墓が同じ廟内にある。義朝殺害の前日に同じく殺害されたとか。f:id:wave0131:20181129173050j:plain

▼「血の池」よくある名称。池の言い伝えはたくさんあるんだけど・・・。

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▼五重の塔跡地と「悩み不眠除け稲荷」というユニークな稲荷。

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▼「客殿」と称する建物方面へ向かいます。

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お砂踏みがあり、その手前に小さな地蔵尊が並べられていました。

客殿の本尊が延命地蔵菩薩。そして頼朝の念持仏が地蔵尊らしいから、寺のあちらこちらに地蔵菩薩の小仏があるのかな?

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▼複数の霊場札所となっています。

f:id:wave0131:20181129173101j:plainこの札所の数だけ朱印をいただけるという事になる?

 

▼客殿は伏見桃山城の一部を移築、愛知県の重要文化財らしいが、なぜかその風格は失われ雑然としています。

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客殿広縁には土産物屋のごとくお守りや絵馬、その他諸々が並んでいます。

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▼素晴らしい地蔵の彫り物ですが、この類の物を購入すると最後はゴミにしてしまうバチアタリですから、極力買わない、持ち帰らない!

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▼撫でたり、さすったり、持ち上げたり、息ふきかけたり・・・忙しい「厄除け人形

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▼間もなく12月に何の花? と思ったが、おそらく南天の実なのでしょうか? 客殿の屋根の上に青い空と赤い実、印象に残ります。

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 今回のブログタイトルの副題を「わが墓はそこに立つ」にしていますが、何のこっちゃ?と誰しもが思うでしょう。

「野間」にやって来て、義朝の墓である小さな「塔」を見た。野間と塔?

野間宏の塔を連想せずにいられない、「わが塔はそこに立つ」。

東寺の塔とは、高さも明暗も全く違うわねっ!

荒唐無稽でした!

野間大坊からは海は見えないけど、境内の土の白さに海が近いことを感じさせられました。

きっと境内を裸足で歩いたら気持ち良く、そしてそれを誰も不思議に思わない、訝しまない寺なのでしょう。

コンクリートや石で固められている部分が少ないだけ素朴さを残した、境内の白さと、南天の赤さが脳裏に残った寺でした。

 

wave2017.hatenablog.com

 

蒲郡市 無量寺(西浦不動)の御朱印 〜 ガン封じ!トランプも参拝しなさい 〜 御朱印ルート三河❸

無量寺 西浦不動御朱印です。(真言宗醍醐寺派/愛知県蒲郡市西浦町f:id:wave0131:20181128204514j:plain

本堂へ入ってすぐ左手の受付でいただきました。

 

係の女性は本堂内に集まった10数人ほどの年配者たちに何か渡したり、説明したりして忙しそうだったにも拘らずわらず、快く引き受けていただき、その間、本堂奥の「千仏洞巡りをしてきてください」とすすめめられました。

 

本堂内の参拝者は、この寺の住職の法話を聴こうとしていたのかもしれない。ガン予防の法話が人気だそうです。

 

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前回記事まで蒲郡市の1社、1寺を巡ってきました。

今回記事の寺も同じ蒲郡市内ですが、鉄道利用だと始発の「蒲郡駅」から名鉄蒲郡線で4つ目のショボイ駅舎の「西浦駅」が最寄駅となります。

 

▼しかし駅から南になる先の海側には、安くない宿泊料金の観光ホテルが林立する「西浦温泉郷」となっていて、駅舎の有り様とは対照的。

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もちろん、そちらには用はありません!

そちら側とは反対の駅から北側に歩いて数分のところに目指す寺はあります。

 

寺の駐車場には大型バスが何台も駐めることができる広さとなっています。

この寺は観光寺ではないが「ガン封じの寺」として、とっても有名なのです。

加えて大雁塔千仏洞巡り大楠、住職の法話などと人気の素材が盛りだくさん。

 

▼高さ20mの「大雁塔」、まだ新しそう。

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前回記事の金剛寺「マニ塔」同様、日本の寺には少しばかり似合わない?

まぁ見慣れないから、そのように感じるだけで、いずれ京都南禅寺の「水路閣」のように寺の景色に溶け込んでいくことでしょう。

 

この中も入場無料のようだけど、時間に追われ大雁塔内は入らずじまい。

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祈祷以外は全部無料。観光寺ではない。

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人が80歳、90歳と長寿の世の中になると「がん」を患う人が多くなります。

そして病と闘う人、回復を祈る人、癌にならないよう祈る人、皆な真剣な気持ちでこの寺に詣でにやってきます。

 

▼願う絵馬、感謝の絵馬が鈴なり。

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人の寿命は延びる一方で、悲しいことに同時に癌の罹患者数もますます延びます。

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平安時代創建の古刹ですが、ここ20年から30年くらいの時代の流れの中で、静かな寺から人々が大勢参拝にやってくる寺へと様変わりしてきたのでしょう。

 

▼ぜひ、桜の季節に訪れてみたくなるような参道。

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三河新四国」霊場の札所でもありますが、「東海三十六不動」「三河参不動」の札所でもあります。何しろ愛知県は霊場も寺の数も圧倒的に多い。

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やはり正式名称の「無量寺」より「西浦不動」「がん封じの寺」と呼ばれるようです。

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滝不動から流れる水を手水とします。

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▼「ぼけ封じ仏」にもお参り。「ぼけ」はひらがな、「ガン」はカタカナ表記。

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「がん」は「ガン」と書いても「癌」と表しても、どのみちあまり気持ちの良い文字ではなく、耳触りも良くないです。

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この寺ではカタカナで「ガン」「ガン」「ガン」と言う表記を連射してくるから、ふと

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米国のトランプも絶対にここに参拝に来なければならない、と思えます。銃乱射事件頻発の病んだ米国の「ガン社会封じ」を祈るのです。

すみません! ガンと真剣に闘っている方にとっては不謹慎な思いでした。

 

▼しかし、ここにも雁(がん)の字が・・・。やはりこの寺は「がんの寺」です。

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そう言えば水上勉の小説に「雁の寺」という直木賞作品があったのを思い出します。

水上は幼い頃、寺の小僧だった関係から「五番町夕霧楼」「金閣炎上」などの寺を題材にした小説が面白い。

本もあるけど、DVDもありそう。

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話、この寺に戻します。

▼えてして、どこの「天然記念物」にも大きな魅力は感じませんが美事なことは確か!

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三河四国霊場観音堂

f:id:wave0131:20181128204524j:plainそしていよいよ本堂です。中では並べられた椅子に10数人の参拝者が腰かけていました。

最近はどの寺の本堂も椅子が並べられていました。高齢社会の趨勢ですが、ちょっと前まではとても違和感を感じていました。今は目が慣れてます。

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▼本堂内左手奥に「千仏洞」。敦煌の石窟寺院を模した洞窟めぐり。

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あちらこちらにある「堂内めぐり」とは違って真っ暗ではないですが、かなり薄暗いから足元は物騒です。

f:id:wave0131:20181128204534j:plain撮影禁止の案内がなかったと思うので、失礼してカシャッ!f:id:wave0131:20181128204533j:plainいつも思うのですが、カメラを向けられ、フラッシュを浴びる仏たちはどのような気持ちなのでしょう? 撮影OKとしても撮る者も怖れ多い気持ちにもなります。

 

▼そんな不心得者の行い、思いを空海さんに詫びて、帰ります。ありがとうございました!f:id:wave0131:20181128204527j:plain

 

蒲郡市 金剛寺・子安大師の御朱印(愛知・蒲郡市) 〜 巨大な弘法大師像とマニ車 〜 御朱印ルート三河❷

▼三谷弘法山 金剛寺准胝観音」の御朱印です。

高野山真言宗/愛知県蒲郡市三谷町南山1-9)f:id:wave0131:20181127202813j:plain

▼同じく「子安大師」の御朱印。こちらが本尊?f:id:wave0131:20181127202814j:plain

個性的な墨書きがステキなだけに、朱印用の朱肉またはスタンプインクが薄いようで、ちょっとザンネン!

 

▼しかし、こんなユニークなアテ紙だから「ザンネン」さも半分に減少!f:id:wave0131:20181130155147j:plain--------------------------------------------------------------------------------------

金剛寺三河湾を見下ろす小高い山にあります。

 

▼前回記事で遠望した山の上の像を目指します。

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▼山というほどの山ではないですが、標高は100m。寺の山号と同じで「弘法山」と言うそうです。

f:id:wave0131:20181127202834j:plainグルグルと登って像の下に出ると、とにかくデカイのだ「子安大師」。

輝きが金属のように見えるけど、高さ30mの鉄筋コンクリート製だそうです。

大師像としては「東洋一」の規模だそうだが、西洋にもっと大きな大師像があるのかしら?

そんなことはともかく「三谷の弘法さん」と親しまれ、愛知県のこの町「三谷」のランドマークなのでしょう。

 

弘法大師が子供を抱いているから「子安大師」身長19m。

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▼その優しさは、現代の都会では嫌われ者の平和のシンボル「鳩」も抱いています。

f:id:wave0131:20181127202836j:plain都心の公園で「餌を与えないでください」と今や受難の鳩にとっては、救いの「鳩安大師」なのかな?

 

弘法山から見た三河湾は凪。風光明媚なと言う表現が適当でしょうか。

f:id:wave0131:20181127202833j:plain何しろ国定公園なのでしょう。

今では国立公園、国定公園なぞ誰も意識しない、忘れられてしまった存在。世界遺産とかジオパークが幅を効かしています。

そんなこんなで三河湾に面するこの蒲郡地域は、観光地と言えどもその人気度は近年やや右下がり。しかし外国人観光客などの宿泊者増加で人気も盛り返し中とか。

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▼「三河 高野山」西高野山、東高野山高野山も数多くあるかのな? 全国にある「◯◯銀座」と同様?

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山門に近づくと山門、幟、本堂のいくらかドギツイ朱色が目につきます。

いただいた朱印もこのくらい鮮やかだと、もっと美しくなるのだけど・・・。

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▼マニ塔。大日如来を拝むための建物とか、いろんな意味を持っている塔のようです。

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マニ車。これは他でもよく見かける、回すと経を読んだ事になるという便利グッズ。

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▼本場チベットでは赤ちゃん用のガラガラのように、手に持ってクルクル回すよ。

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▼豪華な彫り物はやはりインドっぽい。

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勤労感謝の日の午前中、本堂内に参拝者はいません。朱印も本堂内でいただきます。

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法要らしき人々の姿はありましたが、山の大師像にも鳩以外、人は見当たらなかった。土産物屋さんも閉まっていました。

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そんな様子だから、大師さんの後ろ姿は少し寂しそうに見えないこともない。

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関東の大きな像で思い出すのは、高崎観音大船観音牛久大仏鎌倉大仏などでしょうが、それらは休日ともなれば多くの人が訪れますが、ここは・・・。

 

▼本堂からは前回記事の「竹島」が見えました。

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▼ズームしても橋上に人影は見えません。

f:id:wave0131:20181127202826j:plain人で溢れそうな江ノ島とは、やはり違いますが、この地域の人々は近くにあるテーマパーク「ラグーナテンボス」とか、小さくとも大人気の「竹島水族館」に行ってしまってるんだろうね?

どの寺社も、その純度が高いと、なかなか人が呼べないのはツライわね!

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