/


にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村

御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

新潟白山神社・新潟県護国神社・新潟大神宮の御朱印 〜米問題(続き)もうじき今年の新米が届く

美味しかた米話題は、最後尾。

 

先に御朱印を掲載!

新潟県の魚沼や上越は別にして、新潟市内では御朱印がいただける有名寺院は見つけられなかった。もっとも、ネットでサラっとした事前知識だけなので当てにできない。

結局、新潟市内では前回掲載の「湊稲荷神社」と、以下の3社を訪れただけだった。

 

新潟白山神社御朱印

にいがた はくさん じんじゃ主祭神:菊理媛大神(白山大神=白山比咩大神)

新潟市中央区一番堀通町1-1)

f:id:wave0131:20171013184144j:plain

白山神社の創建年は不明。平安時代の延喜年間、寛治年間あたりだそうだ。

f:id:wave0131:20171013184159j:plain

新潟県を代表する神社でもあり、境内は「白山公園」と隣接している。

f:id:wave0131:20171013184200j:plain

地元の人たちには「はくさんさま」と親しまれている。

f:id:wave0131:20171013184156j:plain

白山神社護国神社も結婚式か、賓客があるのかわからないが、両社とも真っ赤なジュータンが敷かれていた。

f:id:wave0131:20171013184158j:plain

主祭神菊理媛大神は加賀の白山比咩神社白山権現)を勧請したもの。

f:id:wave0131:20171013184157j:plain

主祭神のほか伊邪那岐大神、伊邪那美大神、天照皇大神八幡大神をはじめとして多くの祭神を祀られている。



新潟県護国神社御朱印

にいがたけん ごこく  じんじゃ新潟市中央区西船見町5932-300)

f:id:wave0131:20171013184142j:plain

当社は明治元年に創建された「新潟招魂社」がはじまり。

f:id:wave0131:20171013184154j:plain▼他県の護国神社と同様にだだっ広い境内だが芝生が印象的。

f:id:wave0131:20171013184155j:plain

結婚式が催されているようでレッドカーペットが敷かれ、参列者らしき人々で賑わっていた。

新潟大神宮御朱印

にいがた だいじんぐう主祭神:天照皇大神(内宮)、豊受大神(外宮)

新潟市中央区西大畑町5195)

▼「新潟のお伊勢さま」は明治9年の創建。

f:id:wave0131:20171013184207j:plain

▼境内は坂口安吾生誕の地でもある。

f:id:wave0131:20171013184208j:plain

 

「私のふるさとの家は 空と海と砂と松林であった そして吹く風であり 風の音であった」

安吾の本は「堕落論」のほか2、3冊しか読んでない。すべて忘れている。

しかし、この碑文は自分の安吾イメージを覆す、詩的な言葉が並んでいた。

なにはともあれ、新潟市内で一番印象的なヤシロだった。

 

f:id:wave0131:20171013184204j:plain

 

古町を歩いてみたかったが時間がない。車で流しただけだった。

集印者は何処を訪れても時間がなく、初めての町でも一般的な観光場所に時間の多くは割けない。

新潟市内を訪れるのは初めてではないものの、全く知らないに等しい。

 

▼「白壁通り」なんていう一画があった。

f:id:wave0131:20171013184202j:plain

古い町並みはダイスキだ。ちょっと時間を取って歩いてみた。

f:id:wave0131:20171013184203j:plain感激することの少ない人間にとっては、どうってことなかった。

「白壁通り」という案内柱も遠慮がちだったしねっ。

 

坂口安吾生誕の地でもある新潟大神宮の近くに「風の館」がある。

この作家の文学館的施設で遺品・所蔵資料などが展示されている。ガイドさんもいる。

しかし、坂口安吾! 興味ある人は少ないわよねぇ。

GWなのに訪問者は他一組だけだった。

館内を30分ほど見て回った。あと30分ほど時間が欲しかったわね。

f:id:wave0131:20171013184206j:plain

何処へ行っても、こんな調子だ。上っ面だけスッスーという感じ。

寺社そのものが観光地となっている京都などだったら、それで良い。集印も同時にできる。

しかし、他のほとんどの地は集印だけに終わり、街並み・主な観光場所とは無縁になる。

「集印なんぞ忘れて一日街をゆっくり歩きまわってみたい」と思う。

現在進行形の集印者の方々には絶対ムリでしょうね。御朱印寺社訪問優先になる。

それでいいでしょう! ねぇ!!!

 

さて、前回の「米話題」の続き。

魚沼道の駅「雪あかり」で衝動買いした南魚沼産コシヒカリ「天地米」。

翌日友人からのプレゼントを予想できずに買った米だ。

そして友人がつくった岩船産コシヒカリ「農家自慢のお米」のイタダキ物。

この二つの味覚の違いは明確だった。

通常、もらいもの、タダに軍配が上がるが、評価を50%にしても「岩船産」が圧倒的な力を見せつけられた、味わわされた。

f:id:wave0131:20171016200416j:plain

それまで「岩船産」など知らなかった。

調べてみた。

ブランド米だった。そこそこのお値段だ。ウマイはずだ! と勝手に理解した。

古い友人はこんな米を創っていたのか?  友を、さらに見直した!

友人夫婦に感激を伝えた。

ダンナは米作りと岩船のウンチクを少しだけ披露した。自慢したい気持ちと、岩船がメジャーにならないジレンマが理解できた。

「毎年、新米ができたら、わけてもらえる?」あたりまえに二つ返事でOK ! をもらえた。

そしてこの年、2015年から毎年「岩船産 コシヒカリ 玄米 30kg」が届くようになった。

 

しかし、ちょっとクセモノだった。

今年も来週にはクセモノかもしれない米が届くことになっている。

ニセモノではない、クセモノだ。

 

米が届いたら、もう1回、米話題にしよう、では・・。

湊稲荷神社の御朱印(新潟・中央区) 〜 新潟の友人がつくった米を貰った! 同じ米だ、何故こんなに美味い?

  ▼湊稲荷神社御朱印です。(新潟市中央区稲荷町3482)

f:id:wave0131:20181023144158j:plain

宮司さんは「えっ!東京から?」と驚きと呆れ顔で快く対応いただきました。

 

2015.05.03、この日、車で東京を朝早くに出た。

首都高、上武道路、関越道と乗り分ける。

湯沢で関越を降りて魚沼までに点在する寺社を巡ったのだが、この周辺の寺社の話は別の機会にする。

下道の湯沢から石打を過ぎ、魚沼に向かう途中に道の駅「南魚沼 雪あかり」があった。

道の駅ダイスキ人間は当然寄り道する。

南西方向の山は、まだシッカリ残雪が見える。

苗場山白根山? 山は嫌いではないが 詳しくはないから名称は定かでない。

f:id:wave0131:20171013184147j:plain

しかし、少し蒸し暑かったように感じた東京とは違い、どうだ!このキリッとした空気は!

爽やかさいっぱいだ!

胸いっぱいに深呼吸する。

人は見当たらないこの景色を眺め、しばしノンビリしよう!と思った。

 

だが、ここ魚沼の道の駅は そんな細やかな贅沢も許してくれないようだ。

後方で気になるアナウンスが耳に入る。

「皆さん、おはようございます! 今日はこれから南魚沼産コシヒカリを大盛り大サービスいたします。でもたくさんの量を用意できませんでした。ここにある限りです。ご希望の方は順序良くお並びください」

正確ではないが上記のような内容のアナウンスが終わると、このテント内のお父さんの前に長蛇の列ができた。

いつものことで並ぶのは、年配女性がほとんど!

オバンたちはいつ、どこから湧いてきたのだ? まだ朝10時前だ。

確かに道の駅駐車場に観光バスは止まっているが、神出としか思えないように彼女らは現れて群がる。

f:id:wave0131:20171013184149j:plain

そして、このお父さん、タライに入れた米を枡に山盛りにし、それをビニール袋に移し、列を作っていたオバン一人一人に手渡していた。

1升枡だったか?山盛りにしたそのお値段は覚えてない。

お父さんの足元を見た。

f:id:wave0131:20171013184146j:plain

南魚沼産「天地米」しおざわコシヒカリの30kg袋。この袋を開けて、盥(タライ)の中にブチ撒けている。

これはもうホンマモンだ。

オバさんたちに負けずに並んで買うしかない! 

なぜだ?

東京なら「コシヒカリ」だろうが、「コシクダケ」だろうがスーパーやデパートでいつでも手に入る。

現地だからといって「安い、美味い」とは限らない。時にして現地だからと期待した分だけガッカリ?失敗することもある。

なのに並ぶ!

この時のセールストークに負けたのか?! 雰囲気が勝ったのか?

2袋買ってしまった!  もう一回言う、お値段は覚えてない。

 

なにが言いたいのか? メンドーーだ.

結局、後日帰宅後、食してこの時買った「コシヒカリ」に不満はない。

案の定、現地だからといって飛び抜けていたわけでなく、それなりの価格と、それなりの美味しさだった。

 

魚沼周辺の寺社を巡って夕方新潟市内に入る。いつものように安いホテルにチェックイン。

f:id:wave0131:20171013184150j:plain

前々から連絡してあった新潟市内に住む古くからの友人に久しく会う。

夫婦で現れた友は別のホテルのレストランに招いてくれた。

夫婦ともに東京に数年住んでいた。2人は結婚とともに男の実家がある新潟へ戻った。

何年も会ってなかったが、彼らは少しも変わってなくカワイイ夫婦になていた。

積もる話に場所を変えても、時間はアッと言う間に流れる。

深夜に戻ったホテル。7時頃から飲んでいたから即就寝。

 

翌朝、ホテル受付に預けられていた。

f:id:wave0131:20171013184148j:plain

ダンナが届けておいてくれたらしい。

新潟は岩船産の米10kg。

彼は越後下関の農家出身。今も田畑はあるが人に貸し、自分では少しだけ農業らしき真似事をしてるようだ。

田の賃料は現物で貰うこともあるらしい。そんな米の一部なのか詳細は不明。

 

東京に戻ってこの米を炊いていただいた。

新潟米と言えども、所詮米は米だ。

だが貰い物、タダほど美味しいものはないはずだ、と高をくくって口に入れた。

美味い!!!!

その程度の美味しさではなかった。

美味しさは飛び抜けていた。美味いぞー!

5月の事だから「新米」とも言えないのに、大袈裟だが、生まれてこんなに美味しい米を経験したことは無い。

全く大袈裟だ! しかしホントに美味しかったのだ。

普段、どれだけ安い米を喰ってるのか!? と疑われる。

いや普段も米だけは比較的高い米を仕入れている。

そしてこのブログでは基本「高価な美味い物」は紹介しない。

そんなものは、この東京では金さえ出せば、何処でもありつける。

だが、この米については、書かずにいられない。

米袋に記されている通り「農家 自慢のお米」だった。

 

この米問題はまだ先がある。

次回にします。

 

▼米を手にしてルンルン気分で訪れた新潟市最初の参拝先は「湊稲荷神社」。

▼当社は江戸時代、享保元年の創建。

f:id:wave0131:20171013184153j:plain

主祭神は「宇賀之御魂神」。

f:id:wave0131:20171013184151j:plain

東京から来た事を伝えると若い宮司さんがビックリしてた! おそらく呆れかえっていたのだろう。

「東京からこんな小さな神社までやってくるのか?」と。

 

▼「願懸け高麗犬」? 有名らしい。

f:id:wave0131:20171013184152j:plain

普通の狛犬のように左右に対で並んでいた。

狛犬の部分がグルグル回るようになっているので、回しながら願い事をするそうだ。

廻る狛犬」は全国でもこの神社だけとかで、回しにやってくる遠方からの参拝者も絶えないとか。

f:id:wave0131:20181023143627j:plainきれいな明るい境内は、9時半の朝陽に照らされキラキラ輝いているようでした。

 

 

日光二荒山神社・中宮祠の御朱印(栃木・日光市)〜サッサと日光行きの準備を! ノンビリしていると紅葉が終わってしまう

日光二荒山神社御朱印です。(栃木県日光市山内)f:id:wave0131:20171011204325j:plain

▼同じく「日光良い縁まつり」の御朱印f:id:wave0131:20171011204326j:plain

二荒山神社 中宮御朱印です。(栃木県日光市中宮祠)f:id:wave0131:20171011204324j:plain

「幸の湖」? いつからそんな愛称が?

 

温泉神社御朱印です。(栃木県日光市湯元)f:id:wave0131:20171011210423j:plain

奥日光湯元にある温泉神社無人御朱印中宮祠でいただける。

f:id:wave0131:20200629143313j:plain

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

東京を基点に日光への足を思うと、車より東武線を使う方がベストかも。

日光山内に着いたら、ほとんどの時間をそこで費やす事になり、車で移動する時間などないはず。

輪王寺東照宮二荒山神社、大猷院を巡って御朱印をいただいていたら、いろは坂を登り中禅寺湖まで行っている余裕は絶対ないわね。

それぞれの寺社でいくつもの御朱印をいただけるから全部欲しくなる。

そこへもってブームだから御朱印を求める人が並ぶこと必至。

さらに今年は東照宮の国宝、陽明門が化粧直しされ公開されているから、かなりヤバイ!

世界中の人が集まっているような思いにさせられるはず。

 

それでも行ってみましょう! Nikko !  Go !  Go !!

 

思い立ったら、東京は東武浅草駅へ。

浅草駅はアジア系などの観光客が溢れかえっている。

 

諸外国の観光客から何か尋ねられたら、日本人は「おもてなし」人間ばかりではないよ! と、かわしてホームへの階段を駆け上がればいい。

ワシだって、不親切ではない。「おもてなし」以上の行動に出る場合もある。

 

でも四六時中、相手にしてられない。自分優先でイイのだ。

いや、ホントーに困窮してそうだと判断した時は「めいあいへるぷゆー」と日本語で声をかけるときもある。

 

そんな事はどーでも良い。

ホームへの階段を駆け上がったら、発車の電光掲示板を見て、どれでも良いから一番早く発車する日光行きの電車に乗ってしまう。

乗車してからゆっくり考えれば良い。

乗ってるのは普通車?特急? どうにかなる! 途中で乗り換えればいいのだ。

f:id:wave0131:20171011204328j:plainきっと、間違いなくこの駅に着く。

▼駅を出て遠方に目をやれば日光連山の一部か、山並みが確認できて、日光まで来たんだという実感がわく。f:id:wave0131:20171011204327j:plain

駅を降りて大混雑のバス利用も良いが、日光山内入り口「神橋」まで約1.5kmだ。

歩け!

▼歩道は、ソコソコ広い! スタスタ歩くにストレスは無い!f:id:wave0131:20171011204329j:plain

▼迷う事は無い1本道だ。やがて神橋にたどり着く。f:id:wave0131:20171011204330j:plain神橋周辺は賑わっている。

▼車の人はこちら。f:id:wave0131:20171011204332j:plain

天海僧正が迎えてくれる。f:id:wave0131:20171011204334j:plain

f:id:wave0131:20171011204331j:plain

f:id:wave0131:20171011204335j:plain

f:id:wave0131:20171011204333j:plain
▼山内に入れば紅葉が目立つ。
f:id:wave0131:20171011204337j:plain

f:id:wave0131:20171011204336j:plain

f:id:wave0131:20171011204338j:plain

f:id:wave0131:20171011204339j:plain

f:id:wave0131:20171011204340j:plain

f:id:wave0131:20171011204341j:plain

f:id:wave0131:20171011204343j:plain

東照宮ほどではないが、二荒山神社拝殿前はきっと列をなしている。f:id:wave0131:20171011204342j:plain

 

-----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

中宮は別時期、夏の写真。

f:id:wave0131:20171011205629j:plain

f:id:wave0131:20171011205630j:plain

f:id:wave0131:20171011205631j:plain

 
 

日光はどこにも逃げはしない。

だが、この時期の日光は「この時期」だけなのだ。

それ行けーーーーーーーー!!ニッコー!

禅林寺の御朱印(東京・三鷹市)〜八幡大神社=❌ 禅林寺=⭕️ 武蔵国分寺=❌

前回、武蔵野のイメージで太宰治の名を出しました。

で、彼の墓を訪れてみたくなりました。

 

東京の東端から三鷹まで下道をテクテク車を走らせようと思いましたが、祝日の20号線はノンビリ走っていられませんでした。

みんなトバす、トバす。こちらもツラれて飛ばす。

前方とバックミラーを交互に見ます。

これまで、何度スピード違反で白バイさんにお世話になったことか!

これ以上、白バイ屋さんの手を煩わせるわけにはいきません。

落とせ! スピード!!

ど田舎で軽に乗った気持ちで左車線を走れば良い。

 

しかし、地方に行くと必ず出会う軽は、法定速度5kmオーバー程でトロトロ「歩む」のだ。

ガマンしてお尻を追う。フラストが蓄積される。体に悪い。が、そのうちトロトロ軽は右左折して視覚から消えて前方が空く。ヤレヤレ!

地方の軽の殆どは遠くには行かない。地元だけで走っている。

東京でそんな軽との遭遇は、ごく稀だ。

 

東京の休日は、死語かもしれないが所謂「日曜ドライバー」的な操作の車が目立つ。

「オイオイ! なんなんだ!! その動きは?」「止まるんならウインカーくらい出せよって!」

昨今、車を走らせるのも「寛容」さが最も必要となる。

そんな事を思いながら車を進めれば三鷹に着いた。

 

太宰の墓は禅林寺

▼だが、そこの駐車場に入って、すぐ隣の八幡大神社に最初に寄ってみる。f:id:wave0131:20171010194328j:plain

f:id:wave0131:20171010194329j:plain

f:id:wave0131:20171010194324j:plain

「大神社」にしては参拝者は誰もいない。いや遭遇しなかった。

整えられた受付と社務所も閉まっている。

受付の右端のピンポンを押す。

3秒後「ハイ?」

「お忙しいところ恐縮ですが、御朱印を頂けますでしょうか?」

んっ? あっ、 書き手が1日と15日しか居ないんですよ! ・・・ムニャムニャ・・」よく聞こえない。

何れにしても❌、いただけけないな事は理解できた。

あえて聞きもしなかったが、書き置きの案内もなかった。

アキラメ!

この神社の御朱印をいただくのは困難だ。1日と15日!ならば戴けるとの事だが、書き置きもなければ、もうイイワ!

限定御朱印に近くなる、だから今後敢えて近寄らなくても良い事にする。

 

通常、御朱印は寺社側の好意だ。

好意が少なくとも文句は言えない。

 

▼で、第一目的の隣接する禅林寺に戻る。f:id:wave0131:20171010194330j:plain

f:id:wave0131:20171010194332j:plain

f:id:wave0131:20171010194331j:plain

文学者の墓はあるが観光寺ではない。

この日も檀家らしき家の葬儀が行われているようで、その読経が聞こえた。

上の写真の左手奥に太宰、鴎外の墓の案内があった。

 

▼が、大して広くもない墓地内を右往左往しながら進んでやっと見つけられた。

f:id:wave0131:20171010194335j:plain

f:id:wave0131:20171010194325j:plain

墓は太宰と鴎外が対面していた。

どちらも花と線香が耐えていないようだ。

隣の八幡大神社とは違って、2組の訪問者と出会った。

2組とも敬虔に墓に向かって長く両手を合わせていた。

そこそこ年配の2組は文学が友か、歴史が友か?

彼らは墓の写真を撮るのを遠慮していた。

バシャバシャ、カシャカシャ、iphoneとEOSのシャッター音を出しているワシは、もしかしたら間違っている? のかしら。変な気持ちになる。

彼らの眠りをジャマしたかしら?

墓から戻った寺務所では⭕️だった。

いただいた御朱印。珍しく黄檗宗だった。

f:id:wave0131:20171010194323j:plain

▲霊泉山 禅林寺御朱印です。(黄檗宗・東京都三鷹市下連雀

 

御朱印八幡大神社ではペケで、禅林寺しかいただけない消化不良的気持ちをなだめるべく、少し足を伸ばして国分寺に向かう。

 

武蔵国分寺だ。もっとも名称を継承した寺というのが正解なのかしら?f:id:wave0131:20171010194326j:plain

f:id:wave0131:20171010194327j:plain

ここで本日2つ目の御朱印をいただこうとやってきました。

本堂から右手の庫裡らしき所に向かうと窓口に「本日は御朱印をいたしておりません」の下げ看板。アララ、ここも❌だ。

冷たいわねぇ。

せめて書置きくらい用意していただければ、と思ってしまった。

 

最近「本日は御朱印をいたしておりません・・・」という案内と度々遭遇する。

この「本日」というのは、どうやら集印者がある程度集中する日や曜日のように思えてならない。

度々だから様々に勘ぐってしまう。

要するに「メンドクサイ!

いっそのこと「当寺、当社では御朱印をいたしておりません」の方が潔い、と思うのだが、ゲスのカングリだ!ろう。

 

何しろ、この周辺は歴史好き、寺好き、散歩、探索 など、その目的は様々だろうが人出が多い。

国分寺跡資料館、お鷹の道、真姿の池湧水群などが集中してるから当たり前か?

f:id:wave0131:20171010194333j:plain

f:id:wave0131:20171010194334j:plain

池の周辺、遊歩道は人が絶えない。f:id:wave0131:20171010194336j:plain

そして、武蔵野だ。

こんな明るい林が続くのが自分がイメージする武蔵野だが、残念ながら整備された一画。

23区内の公園でも見つけられるかもしれない風景だが、それでもこの奥深い雰囲気、匂いは23区内とは違っている。

 

数時間費やしても、いただけた御朱印は一つだけだったが、こんな時も多々ある。

まるっきりカラブリではなく、お陰で別な側面に眼をやることができた。

マァ、いいかっ!って事にする。

 

武蔵野三十三観音の御朱印❶ 1番 長命寺 〜 7番 徳蔵寺 〜武蔵野って?

武蔵野三十三観音御朱印

1番 長命寺・2番 道場寺・3番 三宝

4番 如意輪寺・5番 多聞寺・6番 全龍寺・7番 徳蔵寺

 

 

武蔵野」?

たびたび耳目に触れるから慣れた言葉だが、イメージだけが頭に浮かぶものの、その内容は人によって全く異なるように思う。

広葉樹の明るい雑木林、秋は黄葉、冬は枯木になる、今は失われた里山的風景がイメージされる。

 

言葉通り「武蔵野市」と言うのがある。

武蔵野市は東京23区に住む人間には、吉祥寺と言った方が手っ取り早く伝わる。吉祥寺が若者たちにも人気の街のせいか、23区を除いた都下で人口密度が最も高いそうだ。1キロ平米に約13,000人とかだが、ピンとこない。100m四方に130人で、やっと何とか想像できる。

人口密度の高さは武蔵野のイメージとはかけ離れる。

 

玉川上水太宰治」リッパな武蔵野イメージだ。

三鷹に住んでいた太宰は、愛人と玉川上水で入水自殺している。この自殺は謎が多いようだ。増水していたとはいえ、現在の玉川上水からは考えにくい。

三鷹周辺も今や武蔵野のイメージとは遠い。

近くの井の頭公園小金井公園なら、その面影をムリムリなら見つけられる?

 

さらに、国木田独歩の短編「武蔵野」、これも言葉通り。

100年前の作品だ。昔読んだ。ほぼ内容は忘れた。

短編とはいえ、武蔵野の自然だけをよくもこれだけ語れるものだ、と驚きだったが、退屈でもあった。しかし絵画か映像のように武蔵野のイメージを伝えてくれる。

f:id:wave0131:20171007140116j:plain

万葉集にもうたわれている。
「武蔵野は月の入るべき山もなし
草よりいでて草にこそ入れ」

平安時代から武蔵野の名称はあったようだが、当時は林もない原っぱ、草原の起伏が広がっていたのか? まさに「野」だったのか。

 

▼その頃からおおよそ千年後の1940年、昭和15年に開創された「武蔵野三十三観音霊場」。

f:id:wave0131:20210526194101j:plain

歴史は浅い霊場だが、この年2015年は御朱印に「開創七十五周年」の印が付け加えられていた。

 

1番高野山 長命寺 真言宗豊山派(東京都練馬区高野台3-10-3)

f:id:wave0131:20171007140110j:plain

f:id:wave0131:20171007140117j:plain

 

2番 豊嶋山 道場寺 曹洞宗(東京都練馬区石神井台1-16-7)

f:id:wave0131:20171007140111j:plain

f:id:wave0131:20171007140100j:plain

 

 

3番 亀頂山 三寶寺 真言宗智山派(東京都練馬区石神井台1-15)

f:id:wave0131:20171007140109j:plain

f:id:wave0131:20171007140102j:plain

f:id:wave0131:20171007140103j:plain

 

4番 光明山 如意輪寺 真言宗智山派(東京都西東京市泉町2-15-7)

f:id:wave0131:20171007140114j:plain

f:id:wave0131:20171007140104j:plain

 

5番 宝塔山 多聞寺 真言宗智山派(東京都東久留米市本町4-13-16)

f:id:wave0131:20171007140113j:plain

f:id:wave0131:20171007140105j:plain

 

6番 安松山 全龍寺 曹洞宗(東京都清瀬市中清戸1-524)

f:id:wave0131:20171007140112j:plain

f:id:wave0131:20171007140106j:plain

f:id:wave0131:20171007140107j:plain

 

7番 福寿山 徳蔵寺 臨済宗大徳寺派(東京都東村山市諏訪町1-26-3)

f:id:wave0131:20171007140115j:plain

 

f:id:wave0131:20171007140108j:plain

 

 

 

にほんブログ村 コレクションブログ 御朱印へ
にほんブログ村