前回、大稲荷神社で「ご朱印も人も、見てくれと真実の姿は異なる」ことを学んで小田原市内を移動。
大稲荷神社について一つ書き忘れたこと、社務所でご朱印受付の女性の対応はとても親切丁寧でした。まぁ、その分いただいたご朱印との落差も大きい訳でもあるが・・。
さて、その大稲荷神社のすぐ脇に福泉寺がある。移動するほどでもない距離。
大稲荷神社のすぐ脇なのに、もう少し先と思い込んでいて、その山門に気付かなかった。神社の駐車場からgoogle mapで徒歩の経路を探る。へそ曲がりだからグレー表示のルートをたどる。福泉寺の裏にある宗圓寺という寺に導かれた。引き返す。
まったくgoogle mapは便利だが、100%の信用をしてはならない。車で寺社を探ると大概、裏参道とか裏山・裏口に連れて行かれる事が多い。
先日も鎌倉でのこと、杉本寺の地理は心得ているが鎌倉宮あたりから杉本寺の裏の方に出る近道はないかと徒歩経路でmap通りに歩いていたら、確かに杉本寺の裏山直下に出たが、行き止まり。引き返す。
また、有難いことに車の経路案内は時としてとても狭い道路に案内してくれる。左右の木々をこすりながら通り抜けた時も多々あった。車にカスリキズを負う。
ワシがスリリングな道を好きなことを知っているのか?
最近はgoogle mapのクセを知り、スリリングを通り越したトンでもない道に案内されたら、引き返す。
車のカーナビを頼りにすれば、そんなことは起こらない。
CX-3の車幅は約1.8m。マツダコネクトは絶対に道幅2.5mとかの道路には導かない。殆ど幹線道路とかメインの道路へ車を導く。目的地近くの狭い道路に入るときは、それなりの注意音声が出る。
ところが、google mapは車幅などお構いなしで狭い道路へ誘導する。進路方向にちょっとした渋滞があるとスグ裏道に導く。地元の人しか知らないような道に・・。
それでもgoogle mapを利用する。リアルタイムの渋滞とその回避策の信憑性は高い。
で iphoneをマツコネにつなぎ、カーナビとgoogle mapを併用する。両方の案内音声が出てかなりウルサイ!
ウルサイだけではない。マツコネとGoogleの案内が異なる。別々の道を案内する。googleを選ぶ。するとマツコネは、ひっきりなしに自分の信じるルートへ導こうと何回も無駄な案内を繰り返す。「左方向です、右方向です、次の信号を・・」うるさいったらアリャしない。マツコネはルートを練り直し、納得するまで叫び続ける。
なんの話だっけ?
福泉寺です。ここも人っ子一人いない、イイ天気なのに。
ご朱印は住職が「おでかけ」だが、書置きの用意があるとのこと。
書置き、ケッコー。 2種類をいただきました。
ん〜? ここも日付がないな! まぁ、いいか。よくあることだ。
ご朱印ブームで様々に思うのだが、すべて書置きでも良いのだ。
だけど、日付くらいは入れてねっ! と少し欲張りたい!
さらにコピーしたものだけは「カンベン」してください。!
住職・宮司が揮毫したご朱印なら、自分の持つご朱印帳だろうが、別の用紙だろうがその価値は変わりないのでは? と思う。
小田原に来て、やっと人が多勢いる神社に出会った。なぜか人がいることにホッとする。
いつもは人ゴミにウンザリするはずだが、2箇所もまったく人がいない寺社に立ち寄ると人恋しくなる。
鳥居と参道はつい最近新しくなったようだ。古色蒼然が好みだが、なぜかこの鳥居と参道は気持ちが良い。
七五三が近いのに結婚式の方が目立つ。
オメデトー。顔をボカさないで披露してもイイでしょう!?
それにしても最近神社での挙式が人気なのはなぜだ?
信徒でもなく、賛美歌もロクに知らないカップルのキリスト教会式の挙式は、いまやダサイのか?
しかし神社でも、氏子でなく祝詞も唱えられないないカップルが挙式する。
いずれにしても神の前での挙式がほとんどで、仏の前では少ないわねぇ。人前挙式というのもあるけど、やはり人間様より神仏に誓い、認めてもらいたい?
他人だけど、くれぐれも離婚なんて事態にならないように祈ってますョ。そして日本のために最低2人の子たちをもうけてくださいな。
さてこの日、やっと書置きではなく朱印帳に揮毫いただいた。
書置きでも価値は変わらない、と数行前に書いたはずなのに、やはり朱印帳に揮毫いただくのは嬉しい。
なぜだ? 自分はカッテなのだ。
人が多ければ少ない場所を求め、書置き続きならば朱印帳への揮毫を求める。
さてとっ、「小田原」で多くの人がイメージするのはなんだろう?
提燈、城、北条、かまぼこ、朝市、箱根駅伝中継点くらいだ。
各地の城には寺社ほどの興味はないが、歴史には欠かせない存在だから道連れともいうべきか。
と、敬意を表して本丸下まで行き、次!
小田原 松原神社。
拝殿奥で祈祷中だった。受付のピンポンにはなんの反応もない。
宮司お一人でキリモリしているのかしら? 次!
「居神神社」当初なんと読むのか不明だった。
キョシンじゃヘンだ! イシンもへん! 素直に訓読み「イガミ」。
神社名称、寺院名称の読みにはいつも惑わさられる。多くは神社名は訓読み、寺院名は音読みだ。もちろんその逆もたくさんある。
この摂社の読みは「スイジンシャ」。「水神」と「社」の字の間を空けてある。でないと知らない人は「みずじんじゃ」と読んでしまう。
わたしは恥ずかしくも「みずがみ(さま)やしろ」? と読んでしまった。「スイジン」だよ!
さすが小田原、この神社には北条氏と三浦氏の歴史的エピソードが伝えられている。
寺社に伝わる出来事は現実的には信じがたい話がほとんどだが、幸か不幸か、信じがたいのは、きっと現代の情報社会に身を置くから? だろう。
様々な言い伝えや逸話は、当初は「へぇ〜!」と驚嘆こそすれ、疑問は持たなかったはずだ。だからこそ現代まで話が伝わっている。違うかしら?
ここも書き置き? と覚悟していると、対応いただいた女性が「書きますよっ!」と嬉しい言葉。
いただいたご朱印ふたつ。これ、見てて気持ち良い筆跡! 600円じゃ申し訳ない!
かといって、千円札を出して、そのまま立ち去る勇気もなかった!
金額じゃないねっ!
居神神社・水神社・小田原市城山
ということで久々のダンガンご朱印の休日、熱海に移動する。