▼三縁山 宝珠院の御朱印です。(浄土宗/東京都港区芝公園4-8-55)
「閻魔縁日」のスタンプがあります。
2021年1月3日は「閻魔縁日」ではありませんが、何でもOKの、細かいことは気にしない事にしましょう。
▼なんと御朱印サンプル番号は28番まであります。まるでドンキ状態です。
▼2018年と2014年にいただい宝珠院の御朱印。
今じゃこんなジミで大人しい御朱印はいただけません。
スタンダードな阿弥陀如来、薬師如来の御朱印も大きな「印」が押されるようです。
▼過去記事はこちら。
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▼宝珠院は芝「増上寺」の塔頭。増上境内というか「芝公園」の西外れに建ちます。
▼寺は東京タワーの足元に建つと言ってもいいでしょう。
▼弁天池の木立の間に寺が見え隠れ。
▼しかし、道の駅のようなこの建物はいつ完成したのでしょう。
▼あまりの様変わりにカメラも驚き、傾きます。
▼過去記事に掲載している写真ですが2018年の本堂です。この時すでに再建の工事が始まっていました。
▼2014年の本堂。味のある古寺のような佇まいでした。
▼その姿が見違えるように大変身です。驚きました。腰が抜け、髪の毛も抜けるくらいです。
▼道の駅と表現しましたが、正面から見た建物は教会とか、山の別荘風にも見えます。
▼花頭窓のガラス越しに閻魔様の姿がのぞいていました。
▼花頭窓の下になる正面からだと、ガラスに光が反射して、どうしてもうまく撮れない閻魔様です。
▼その閻魔様の側面の壁に「閻魔耳」が隠れていました。
閻魔様の耳とかで「懺悔」できるそうです。
煩悩まみれの凡夫が懺悔するとなると1時間はかかりそうなので、閻魔様には天上の世界で直接懺悔することにします。
▼「閻魔耳」や、この樹木葬の「芝庭園」は、寺全体に建物と同様オシャレです。
創建333年の記念的振興事業は寺全体を大変貌させました。
企画からデザイン設計、建築までかなりの「リキ」が入っています。
現在のご住職のセンスでしょうか?
御朱印ブームにも話題となるようなハデながらセンスの良い、収集者に好まれそうなアメージング御朱印を連発しています。
HPはじめ、FB や twitter も更新頻度が高く、内容も充実しています。
その後就職の言葉です。
精神的、社会的、文化的に様々な人が集い、出会い交流することのできるお寺をめざし、その役割に積極的に取り組んでおります。
その住職の思いを十分に表現できる、新しくなった宝珠院のようです。
▼ガラスにスマホをピッタリくっつけて、港七福神の「弁財天」です。
▼本尊の「阿弥陀如来」。
▼閻魔から弁財天、阿弥陀如来と順に祀られる先に授与所があります。
案内看板はプロの手による分かりやすいものになっています。
▼病院の受付などのように、御朱印完了番号が大きく案内されます。
御朱印をお願いする側にとっては、とっても安心できる番号案内です。
当たり前のようですが、この方法を採用している寺社は少ないでしょう。
これも寺全体の設計時に考えられた一連の企画かもしれません。恐れ入りました。
▼とっても親しみやすい造りは、寺という敷居の高さを払拭しています。
▼格式を示す「三つ葉葵」も高みで誇示しています。
寺社の建物は歴史を感じさせられるサビサビとした建物を好みますが、
宝珠院のオシャレな山小屋風建築には感嘆です。
きっと、我が国民にも諸外国の方々にも、さらに好まれる寺となるでしょう。
そんなこんなも、宝珠院就任10年になるご住職のセンスでしょう。
3度目の訪問でしたが、4度目、5度目と訪問し、
その都度、一体ずつ御朱印をいただいてくる事にします。
ブラボー!宝珠院。