(浄土宗西山禅林寺派・)
永観堂では禅林寺として複数の御朱印をいただけるようですが、訪問時には何も注文をつけず朱印帳を渡し戻されたものです。
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正式な名前より「永観堂」とか「みかえり阿弥陀」のほうが話が通じる寺です。京都の紅葉はシブトイのか、12月も残すところ10日余りの時期なのにまだ少し赤い葉が残っています。
赤は人を高揚させる色だそうです。道理で赤の国からの観光客たちは、いつも高揚したような大きな声で会話されてることに納得します。
ワタシも声は大きい方です。田舎育ちですので大きな声を出さないと人の耳に届きません。育った家は広いわけではないのですが、現在の東京のほとんどの人たちの家より広いかもしれません。だから、大きな声でないと家の人間に声が届かないのです。隣家に呼びかける時はムチャクチャ大きな声が必要になります。「もみじの永観堂」とも言われますので紅葉時期はさぞや大変な混雑が予想されます。わが国民も大声でないと話ができないことでしょう。
▼総門から進むと中門。ここで600円お支払い。毎年秋には寺宝展と同時に夜はライトアップされるそうです。
寺宝展は1000円、ライトアップは600円だそうです。
どうも紅葉期は自動的に寺宝展が開催され、拝観料も1000円になるようです。何回か同じことを記事にしていますが、大きな観光寺でいざ拝観ルートに入ってしまうと、現在地というか、自分が現在どこの建物やお堂にいるのかさっぱりわからなくなります。永観堂もたくさんのお堂が廊下でつながっていますので、まったく分からず、各お堂を外から撮影することもできません。拝観入場時に小さな案内パンフをもらったように記憶してますが、ニラメッコして歩いていると、曲がる廊下や、登る階段でコケます。▼「牡丹孔雀図」はレプリカでしょうか?基本的に堂内の文化財は撮影禁止ですので、撮影可能な庭ばかりカメラを向けることになります。
▼「臥龍廊」だと思います。言い切れなくて情けないのですが、こんな階段状の廊下が数箇所あったような・・。しかし、ウネっていますのでやはり臥龍廊でしょう。そう言えば観光寺では大概、カメラの三脚は使用禁止ですが、最近は「自撮棒の使用は堂内で禁止」とするところが多いようです。時代ですねぇ!お坊さんが自分にカメラを向けカシャッとすると、棒を使わなくとも「自撮坊」です。本当のところ、いくつかの観光寺を訪れた後の「永観堂」でしたので、まったく拝観の熱心さが足りませんでした。消化不良気味になっていました。京都や奈良の大きな観光寺は1日に2、3箇所で十分でしょう。あとは小さな寺や神社を1つ、2つ訪問すれば、ワタシの場合はもう腹一杯になってしまいます。
▼本堂の本尊、阿弥陀像は永観を顧みています。
もしや撮影禁止だったとしたらワタシは地獄へ落ちます!
真っ先に省りみなければならないのはワタシ自身の行動のようです。