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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

八海山尊神社・普光寺・千手院の御朱印(南魚沼市)〜龍と、山と、海と・・・

前回記事の龍谷寺の門を出て視界の開けた場所に出ると八海山。たぶん!f:id:wave0131:20180212183134j:plain独立峰でもないし、山に詳しくないからよく分からない。

何れにしても霊山だが、富士霊峰をはじめ、日本中の主な高山はすべて霊山と言っても過言ではないんだろうなぁ? と思うくらい霊山は多い。

それにしても山なのに「八海山」とつのとは不思議な名だ。

どこかに池とか沼があるのだろうか?

それとも宗教用語の「九山八海」からきてる言葉なのか? だとしたら9つの山と8つの海だから、やはりおかしいな!

山で海、海が山? 山の海、海の山?

相当コンガラがってきた!

 

池を「」と呼ぶ場所は他にもあって、やはり八海と呼ぶのが富士山の麓の「忍野八海」。

f:id:wave0131:20180212183146j:plain富士の雪溶け水が気の遠くなる時間を経て、ここに湧き出て8つの池を作っている。その池を「海」と呼んでいるから分かりやすい。

ここはお気に入りなので数回訪れているが、残念なことに最近はやけに観光客が多くなってシブさが薄れてしまっている。

「あまり賑わって欲しくない」何て気持ちは、それが好きな者の身勝手な思いだ。現地の人にしてみたら大勢の観光客は大歓迎かもしれない。

それも土産物屋や飲食店などの何らかの商売をしている者に限られるかしら?

商売も営んでいない近隣の住民にとっては観光客など、ただウルサイだけだろうね。

どのように変化しても、すべての人が幸せになるのは難しいわね。f:id:wave0131:20180212183147j:plain

 

もう一つ池だか沼だかを「」と呼ぶ場所を思い出した。

中国の世界遺産九寨溝(きゅうさいこう)」だ。ここも大小の数多い池・沼のなかで「長海」「五花海」と海の字を付けている池・沼がある。

f:id:wave0131:20180212183149j:plain行ったことがないから写真は借り物。

ここも世界遺産になって中国が経済発展した今は入山料みたいな有料のエリアとなって、同じく世界遺産の「黄龍」とともに中国人はもちろん、海外の観光客も含めゴッタがえしているようだ。

行ってみたいけど有料で大混雑!? 遠慮しておこうかねぇ。スケール違いだが忍野八海でガマンしておく!

 

さて新潟魚沼地区は車でも数回通過しているが「八海山」は、この時初めて意識した。

今まで名前だけ身近な「八海山」はこれだった!

日本酒の好きな人なら誰でも知っているブランド。

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酒類の中で唯一、好んで飲まないのが日本酒だ。

ビール、ウイスキー、ワイン、焼酎、どれも「あ〜ぁ、ウマイ!」と自然に言葉が出てくるのに日本酒だけは味がわからない。

それでも人と一緒の時は日本酒を飲むことは度々だ。

昨今もてはやされている「獺祭」なんてのも全く美味しいとは感じない。ワインのような味覚にマズイとも思わないが、値段が高いだけで、だったら「安物のワインで良い!」 と財も感性も貧弱どころか皆無な者は思う。

この日本酒の醸造元は八海山の麓にある。

 

そして、この神社も同じ山の麓にある。

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f:id:wave0131:20180212183129j:plain社頭だか碑は「海尊神社」となっている。

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扁額と御朱印は「八海山尊神社」。

海尊神社」に「八海山尊神社」。「山」の字があるか無いかの違いだ。

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八海山尊神社新潟県南魚沼市大崎)

 

「山」「酒」「神社」どれも知識は無いから話がウスイね!

 

 

八海山尊神社を離れ、さらに車で20分くらい北上。

浦佐」という駅の近くにあるのがこの寺。

f:id:wave0131:20180212183145j:plainGWだったこの時はグリーンとのコントラストが印象的な寺。f:id:wave0131:20180212183135j:plain

オッソロしくカンドー的で好みの山門。

扁額は「吉祥山」。この「」は他にもケッコー見かけるよね。f:id:wave0131:20180212183136j:plain

 

前回の記事でドラゴンは何処で、何をしている? 北陸、北日本の雪を鎮めよ!と書いたつもりだが、まだ言う事を聞いてもらってないようで北は雪が続いてる。

で、この寺にもドラゴンはいた。今頃はもう雪に覆われて、寝ているんだろうね。

ヤブニラミの龍ではなく「方睨みの龍」だそうだ。

海山尊神社に続いて、また「」が出た。

f:id:wave0131:20180212183137j:plain天井画の龍はどこの寺の絵も見上げる者の目を追いかけてくるわね!

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回廊を行くとデカイ不動明王。手水舍にもなっている?f:id:wave0131:20180212183139j:plain

f:id:wave0131:20180212183140j:plain寺の名前は毘沙門堂。崇められているのは「多聞天」。f:id:wave0131:20180212183141j:plain毘沙門天」と「多聞天」は同一の神?のはずだが、どうして呼び名が2つある?

「寺」のことも知識は無いから話がウスイ! 

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吉祥山 普光真言宗豊山派新潟県南魚沼市浦佐

 

毘沙門堂御朱印をいただくのに時間がかかった。というより御朱印を書ける僧侶が席を外していた。

「すぐ戻るから・・」と言われたので少し待つことに。

その間、お参りに来ていたおバァちゃんと世間話をする。話の内容は忘れた。世間話だから無責任で大した話はしていないはずだ。

まだ戻らぬ「御朱印を書ける僧侶」。

 仕方なく毘沙門堂を出て歩いてみると隣にも別な寺が・・。

全く予定していなかったが御朱印をいただけるか聞いてみた。

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f:id:wave0131:20180212183144j:plain快く揮毫していただけた。千手院さんの住職に感謝! 忘れません! たぶん?

だって「ついで」だったから!

毘沙門堂と同じ真言宗豊山派の寺。

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▲大悲山 千手院真言宗豊山派新潟県南魚沼市浦佐

 

このあと間も無く毘沙門堂でも御朱印をいただけた。

 

前回ブログ「龍」の記事をおいて中3日。

今回も迷宮を迷走する「山」と「海」と「龍」の記事でした。

ワレながらカンシン! 支離滅裂もここに有りと言う記事だわ。

 

それでもアホな記事を書き続けているワタシ、ワシを応援してね、オネガイ!

だって、もう止めたくなっているんだもの、このBLOG !

 閉鎖、解散、close 、したいよう!

 

ウソウソ! 応援も何もいらない!! 

あなた達にコビらないよっ!

所詮、ブログなんて自己満足のタワゴトと理解してるから。

 

ホントは「イツモ アリガトー!!!!」 と・・と感謝してるよっ!

 

いったい、どっちなのか、自分でもわからなくなってきた。

まるで子供?

 

龍谷寺の御朱印(新潟・南魚沼市)〜雪が暴れてる!ドラゴンは何してるのだ?

八海山 龍谷御朱印

りゅうこくじ曹洞宗新潟県南魚沼市大崎3455)

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中央の揮毫は「開運大悲殿」だよね!?

龍谷寺は八海山の麓にある。

 

東京に雪が降ってもシレタものだよね。

それでもNHKのNEWSでは幼稚園生に言い聞かすような注意喚起の言葉と、スベッた、コロんだ、救急車で運ばれたと、北国の人達に笑われるような被害報告が相次ぐ。

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そして普段と異なり交通機関に大きな支障が出る。

東京の非常時の備えなんて、そんなもんだと思っているから、ジタバタしない!

でも雪どころか、関東直下地震なんてのはコワイわねぇ!

めちゃ、ジタバタどころじゃなく、アワテフタメク!こと間違いない。

そんな時はきっと、何一つ正確な判断ができない。

どちらにしてもタカが雪でこのザマだから、関東直下型地震なんてものがやってきたらどうなることやら!

NHK NEWSではきっと「落ち着いて、命を守る行動をとってください」これまた小学生に言い諭すような言葉を並べるしかないだろうねぇ!

NHKがそんなNEWSを出す機会がないように願うばかりだけど、いつか必ずやってくる厄災だわね。

 

それにしても、ピークを越えたようだけど、ここのところ北陸は雪が大暴れして大変なことになっていたようだ。

龍神、水神さんはどこへ行ってしまったのだ? 龍宮で眠っているのか?

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雨、水の神だから雪は取扱い範囲外なのかしら?

雪で北陸の方々をそんなに難儀な目に合わせたらイカンでしょう!

風神、雷神、水神はあるけど「雪神」てのはないから、やはり総合的にみて「龍神」の役目だ。龍神さん、何とかせにゃ!

f:id:wave0131:20180208200945j:plainこれは建仁寺の双龍図だけど、龍は仏法の守護神で、さらに法雨によって火災除けの「仕事」をしてくれるらしい。

だから龍を天井に描いた寺はいくつもある。代表的なのは日光や京都の天龍寺建仁寺東福寺などがあるが、日光輪王寺を除いて、なぜか禅寺ばかりだ。その理由はわからないねぇ。

 

そんな訳で天井図の龍はたくさん見る機会が多い。

さぞかし寺名に「龍」の文字を含む寺院も多いと思いきや、これが予想外に少ない。

京都だと「天龍寺」「龍安寺」ほかにある? 思いつかないなぁ。

鎌倉も建長寺塔頭龍峰院」以外に思い出せないし、円覚寺にもやはり塔頭で2つばかりあるようだが、いずれも一般の人が訪れるような寺ではない。だが、すべて禅寺だ。浜松の龍潭寺も確か臨済宗

そう、の字が付く寺名は思ったより少なく、それも禅寺がほとんどなのだ。

 

前回ブログで、そんな龍の字が付く寺「龍澤寺」を記事にした。

その「龍澤寺」を後にしてROUTE17をさらに北上する。

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すると、ここにもの文字がつく寺がある。

ここも禅寺だ。やはり龍と禅寺は縁が深いのか?

f:id:wave0131:20180208200933j:plainここ「龍谷」は龍が棲む谷の寺。

前回の「龍澤寺」は龍が澤山いる寺、あるいは龍の加護を澤山得られる寺。と勝手に解釈しよう。

すみません、全くの根拠なし! 無責任な短絡的稚拙なIMAGEなんで・・。

 

お酒や、臭い食べ物や香辛料が大好き者としては、この堂々とした大きな文字はいつもシカラレているような落ち着かない気持ちにさせられる。禁葷酒」

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落ち着きがなくなり、視力も落ちて世の中が暗く見える。

f:id:wave0131:20180208200936j:plainそんなことはない。

暗くなったら「飲める」と自分に言い聞かせれば、視力も自ずから回復して景色は当たり前の明るさで見えてくる。

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▼こちらが本堂

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▼以下「雲蝶」作の欄間彫刻。

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石川雲蝶については次回以降「西福寺」で述べることにして、ここでは写真だけ。

偉そうに「述べる」たって、どこかからの引用と貧弱な感想だけだ。何れにしても雲蝶は次回以降。

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f:id:wave0131:20180208200938j:plain「獏」?

普段あまり使わない言葉だ。夢枕獏以外。じゃない!漠然と言う言葉があった。

この彫刻も漠としている。見る側の目によって明瞭だったり、漠としたりするかも。

 

▼異彩を放つこの建物は「慈雲閣 観音堂」。

掲載順序が前後してしまったが、こちらがこの寺の拝観入口となっている。

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なにしろ、この寺で一番エラぶっていた白と青緑のインパクトはキテレツ

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観音堂内も整然としている。こういう雰囲気にはバチアタリだが全く無感動だ!

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御朱印をお願いしようとしても、寺内は少ない人がアタフタと忙しそうに動いていた。

対応していただいた女性も書置の御朱印に日付さえ入れているヒマはなさそうだった!

 

龍は金魚が鯉になって滝を昇り、さらに天にまで昇って龍の姿になると言う。

寺にはそんな「高みを目指す」と言う意味も含まれているかもしれない、と金魚にもなれないメダカは思う。

 

龍澤寺の御朱印(南魚沼市) 〜まんじゅしゅりー、雪国で知恵を授かる?

▼福聚山 龍澤寺御朱印です。(臨済宗円覚寺派新潟県南魚沼市樺野沢)

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「大師」ではなく「大士」というのは菩薩の意訳とか。

意味は字の通りだ「偉大なマンジュシュリーさん

 

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「三人寄れば文殊の知恵」

だ! 知恵を司る文殊菩薩(マンジュシュリー)に失礼だ。

解決策が必要な時、自分のようなオロカ者が数人集まったところで、知恵もアイデアも出ません。出たところで凡人の域を出ない。

悪ダクミなら多少出ることもあるかもしれませんが、同じく稚拙な域を出ません!

だからこそ文殊さまから知恵をおすそ分けしていただくのです。

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前々回、前回に掲載した関興雲洞庵の中間地点、上越線上越国際スキー場」駅の近くに文殊菩薩を本尊とするステキな禅寺があります。

 

しかしその前に、地理的に湯沢・塩沢・石打・上越国際スキー場・南魚沼などと言われても、地元出身者以外にその地域を少しでも分かりやすく説明できる人がいるのでしょうか?。一般人は説明どころか地図を正確に指し示すことさえ覚束ないはず。

温泉」好き、「スノボー・スキー」好き、「」好きには日本地図を広げて「ココ!」と指させるかもしれません。

 

そして「御朱印」好きがその仲間に入ります。

もうひとつ「鉄道」好きはもっと詳しいかもしれません。

さらにもう一つ! 「歴史」好きもクセモノだから、さらに知識豊富でしょう。

結局、誰もが知っているんじゃないの? と言いたくなるようなスキモノが多いけど、あなたの隣にいる人に

「湯沢・塩沢・石打・上越国際スキー場・南魚沼」について述べよ!

と問っても、ロクな答えは返ってこないはずです。(敬意を表して東大、京大卒は除く)

 

やはりトンネルを抜けた先にある雪国は知名度はあっても、未知が多い世界なんでしょうねぇ。

 

さて、ロクでもない前書きが長くなってしまいました。

寺に入ります。

戦国時代、越後山脈は武田、北条から上杉を守る自然の要塞だったのでしょうが、この地域には小さな城が数多くあったようです。

その城の一つが樺澤城。

▼目指す寺はこの城の麓にあります。f:id:wave0131:20180204174625j:plain病的な城好き以外、誰も知らない樺澤城跡。そんなんことはないかな?

だが、9年前NHK大河ドラマ天地人」で名称くらいは出てきたのかな?

それにしても「城之腰」ってどういう意味だ? 地名? 城の構成部分を指すのか?

f:id:wave0131:20180204174626j:plainここを登れば城跡の本丸に至るのか?

どうやら違う、城本丸へのルートは違うところにあるようです。

何もない城跡をホッツキ歩くほど悠長な人間ではないから無視。

f:id:wave0131:20180204174621j:plain駐車場の脇というような所にポツンと薬師堂。

▼駐車場近くの門。
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▼西門のようです。f:id:wave0131:20180204174624j:plain

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景勝の生誕地。生誕地と称するのは近くの坂戸城にもあるようだから、まぁここら辺で生まれたってことでしょうねぇ。

みんなわしらが本家、元祖と言いたい!? やはり「売り」になるからねぇ。f:id:wave0131:20180204174622j:plain

▼こちらが正門というか山門。禅宗は三門と呼ぶものだと解釈していたけど、山門という場合もあり、どうもよく分からない。f:id:wave0131:20180204174607j:plain

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関興寺と標高は大差ないのにこの寺に雪は残っていない。が、やはり冬は雪に覆われてしまうんでしょうねぇ、きっと。f:id:wave0131:20180204174609j:plain

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▼拝観無料はアリガタイ、とってもアリガタイわ!f:id:wave0131:20180204174619j:plain

▼「笠地蔵」の世界だ。笠にカンジキ。f:id:wave0131:20180204174618j:plain

短気でギスギスした心の持ち主には、いつもそうであらねばと思わせられる。

禅宗は◯が好きだ。さまざまに例えられ、用いられている。f:id:wave0131:20180204174617j:plain

本尊が文殊菩薩は珍しいとのことだが、日本三大文殊の亀岡文殊とか、安倍文殊とかは当たり前に本尊は文殊菩薩なんだろうから、それほど珍しいわけではないか?f:id:wave0131:20180204174611j:plain

雲蝶作のものもある多くの欄間彫刻。

石川雲蝶新潟県内のあちらこちらに多数の作品を残しているようだ。彼の作品かどうか真偽はわからないものも多数あるような気がするよっ。f:id:wave0131:20180204174614j:plain

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▼この撫で文殊は新しいそうだ。まだ撫でられて丸くはなっていない。f:id:wave0131:20180204174612j:plain

こちらは地蔵さんかな、撫でられて? 目がなくなってしまっている。

「野に咲く花のように精いっぱい生きよう」?

野に生える雑草だけど、精一杯生きなくちゃぁー!f:id:wave0131:20180204174610j:plain

素晴らしい書だが悲しいかな脳ナシには意味不明。

▼この屏風を背にした住職に御朱印を揮毫していただいた。f:id:wave0131:20180204174616j:plain

 

関興龍澤寺雲洞庵と巡り、このあと上越線沿いに南魚沼から北へ魚沼方面へ向かうが、いずれにしてもこの地域は史跡も多く、見処たくさんの魅力的な寺ばかりで驚かせられる。

雪の季節とか、紅葉の季節とか時を変えて何度でも訪れたい地域だけど、やはり東京からだと遠い。

なにしろ「国境の長いトンネル」を抜けなければならない。

 

今回のブログは前回から中4日の休みになってしまった。だんだん間隙が長くなっていく。

それでもこの役立たずなゴミ同然なブログに日々訪問いただいている皆さまに感謝!です。

さらにさらに一層、役立たなさを極めるべく精進いたします。

 

雲洞庵の御朱印(新潟・南魚沼市)〜舐めたら 次は踏んづけろ! 愛があっても・・

▼金城山 雲洞庵御朱印です。(曹洞宗新潟県南魚沼市雲洞660)f:id:wave0131:20180131125319j:plain

▼同じく 雲洞庵御朱印帳。

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▼魚沼の狭い平野部が東で途切れる山麓に寺は建ちます。

 

前回に引き続きトンネルを抜けて苗場、湯沢、石打・関興寺を後にしてさらに国道17号を北へ走ります。

 

湯沢町を過ぎると行政区分としては広い面積を持つ南魚沼市が続きますが、面積のほとんどが山。

糸魚川に沿って盆地というか、広い谷のような平野部に17号、関越道、新幹線が走り、魚沼産コシヒカリが作られる田んぼが続きます。

右見ても左を見ても山ばかり

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そんな山の一つに金城山があり、その麓の寺を目指します。

寺の名称も「金城山 雲洞庵」。

 

300円をお支払いくださいな! 

▼京都ではなく鎌倉並みの拝観料で、やさしい。

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1300年の歴史を持つと伝わる寺の拝観料は安いが寺域は広そうで、境内にも本堂内にも見所が山盛り。

 

赤門。現在はオープンだですが、かつては「開かずの門」と言われ、貴人や大般若会の時のみ開けた時代があったそうです。

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▼扁額は「海北禅林」と書かれていますが、この時点では読めませんでした。 

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禅道場という意味でしょうが「海北」の意味が不明。

北にある? 海の北? とうい意味でしょうか? この地に海はないし・・。

北の湖親方に聞いたとしても、当然知識はなくて当たり前!お門違い!

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▼出ました「土ふんだか」f:id:wave0131:20180131125320j:plain

関興寺の「味噌なめたか?」に続き、南魚沼の寺は問いかけが多いのです。

ふんだか?

「まだ踏んでません!」

 

この参道の石畳の下に法華経をひとつの石に一文字ずつ刻み、その石が敷き詰められているそうです。

そんなありがたい経を敷いた石畳を踏むのは恐れ多いことと思いきや、ここを歩けばいろいろなご利益が得られるとか。

▼ということで「雲洞庵の土ふんだか」。

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はいはい、これで「なめ」「ふみ」ました。

今回の記事タイトルのように踏んづけてはいけない。

法華経と言われて良く分からなくても、ありがたい思いで石畳の上を歩みます。

テンコ盛りの罪業が幾らかでも減ったかしら?

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元禄時代に建った鐘楼の向こうに本堂が見えてきました。

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▼釈迦もたっぷりコケてます!

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本堂内にオジャマしてみましょう。

 

▼これは確か禅寺にしかないよねぇ? 「 開梛」はカイパンと読むんでしたっけ?

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魚は目を閉じないことに由来して心構えを表しているとか、違ったかな?

元祖木魚」であることは間違いない!

 

▼書院造りの方丈

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兼続、景勝が幼少の頃この書院でお勉強してたんです。

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▼「私利私欲をすてて・・」絶対難しいわ!

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この寺は様々なものに丁寧な説明があります。

しかし、ひとつひとつ読んでいると半日消費してしまいそうです。

時間があればそうしたい。

拝観料300円どころか1500円くらいの価値がありそうです。

 

▼これは禅問答だったかな?

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内陣前の柱の目に焼きつく鮮やかなブルー、その金文字は全然読めん。

▼・・・果自然・?

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内陣にかかるこの額もブルーバック

 

▼その下の欄間で赤いが炎ではなく波の中を龍が戯れています。

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▼「登竜門」を表している?

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▼本尊は当然、釈迦牟尼仏。その周りにたくさんの仏像ですがよくわかりません。

ここもまた左右の柱の金文字はまったく読めません。

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▼ここでもお会いしました、賓頭盧尊者さん。

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このお弟子さんはどこにいらしても、たいがい全身赤いね。

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漢詩だよねぇ? 苦手です。
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▼一つだけ自分にピッタリというか、諭されるような詩。

無一物中無尽蔵 有花有月有楼台

 

どれだけ多くのf:id:wave0131:20180131125340j:plain

この14文字を心に刻み憶えておこう! 明日には忘れそうだわ。

 

f:id:wave0131:20180131125341j:plain▼目の前の景観に心を鎮められます!

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▼ギスギスした心は少しは丸くなったかしら?

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▼んん〜ん、まだまだ修行が必要のようです。それも半端じゃない修行が! 座禅だ!

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▼誰も悲しまないかもしれない! 自分の場合は。

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人が亡くなった時、どれだけ多くの人がその死を惜しんで、悲しんでくれるかで、その人の価値が計られるかもしれません。

 

▼起き上がらず七転びのままの自分に「そんな事でどうする?!ダメだなぁ」と達磨大師f:id:wave0131:20180131125348j:plain

▼景勝の雲洞庵宛書状、お手紙です。

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▼景勝の花押? 正月十七日、達筆だわねぇ。

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▼報告、礼状かな? 読みやすく書き直したものがあっても正確な意味がつかめない。
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▼門前の土産物店。もう10年近く前か、NHKで「天地人」を放送してた頃はもっと賑わった?f:id:wave0131:20180131125354j:plain

▼南無「愛」

愛があるから大丈夫!

ダメ、ダメッ! 愛だけじゃ喰っていけないわよ!!

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煩悩まみれの日常はドジばかり踏む。

雲洞庵の石畳を往復100回位踏まなければ薄まらない煩悩のようです!

 

自分の事はさておき、

国境の長いトンネルを超えて関興寺を「なめて」、雲洞庵を「ふむ」価値は大です。

カケアシでなくこの2寺だけで1日を費やすゼイタクを得たい!

 

wave2017.hatenablog.com

 

関興寺の御朱印(新潟・南魚沼市)〜国境の長いトンネルを抜けて・・・味噌なめたか?

▼最上山 関興御朱印です。(臨済宗円覚寺派新潟県南魚沼市上野267)f:id:wave0131:20180129203738j:plain

関興寺は「石打」にあります。スキーが好きな人ならピンとくる「石打」です。

 

東京は雪が降った後はず〜っとブルブルの寒さが続いています。

 

1、2年前までは正月の七福神巡りの後もセカセカと寺社巡りをしていましたが、

今年はもうこの寒空の下を御朱印巡りする熱意はありません。

 

ブログ更新も中4日となったがタイムリーな記事もなくなるから、

またぞろ過去に手にした御朱印を基に記事にします。

 

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」

誰でも知っているこの有名な川端の作品は、もう80年以上前に書かれました。

 

国境と言っても当然現在の国境ではなく、

明治初期までに使用されていた行政区分としての「上野・信濃・越後」の三国の国境を指すます。

 

全国にいくつもある「三国峠」の代表的な国境です。

▼現在は上越線の群馬と新潟の境にある「清水トンネル」が川端の「トンネル」です。

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当時の上越線は単線で国境を越える「清水トンネル」も1つだけでした。

現在は当然複線で「清水トンネル」さらに新幹線の「清水トンネル」があるからややこしい。

▼さらにこの峠を越える道路は国道17号(三国街道)の「三国トンネル」と関越自動車道の10kmも続く「関越トンネル」があります。

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いやぁ〜80年も経過すると峠の様相は川端の時代とは一変しているでしょうがが、変わらないことはいずれのルートをとっても、この峠を越えると景色も一変することでしょう。

「長いトンネルを抜けると雪国であった

 

ここのところの寒波で東京方面から新潟を目指す場合、峠の手前から雪があるかもしれません。

 

3年前のGWの真っ只中だがトンネルを抜ければやはり雪国。

国道17号で三国トンネルを越えれば苗場の残雪が迎えてくれます。

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▼さらに車を走らせて川端の「雪国」の湯沢の街を過ぎると石打。

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▼JR石打駅近くから国道を少し西に入ったところに関興寺があります。

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600年以上の歴史を持つ臨済宗円覚寺派の禅寺です。

▼禅寺の表記でなく「禅窟」となっています。

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総門をくぐり、三門に至ると大きく書かれた文字で「味噌なめたか」と聞かれる!

まだ舐めてないわよ!

この寺と味噌の関係はこちら。

臨済宗 円覚寺派 最上山 関興寺 | 味噌なめたか 関興寺

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本堂前の庭はまだ雪が残っていて、ところどころ溶けた雪でぬかるんでいたりして、目も当てられません。

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この寺の訪問時期は季節がもう少し進んだ新緑の頃か、紅葉の頃が良さそうです。

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グリーンに覆われたら見栄えがしそうですが・・。

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午前9時前でしたが、親切に「どうぞ」と言われ本堂に上がれました。

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▼味噌作りに使われた鉢などの道具類。

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その昔の寺は味噌醤油は自前で賄っていたのかしら?

 

▼エーカゲンにシャッターを押しているからボケボケです。

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さて味噌なめたか関興寺味噌。

▼プラスチック容器入り200g 500円

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スーパーで安いものは500g 500円くらいから売っているから、これ、味噌としては安くはないです。

関興寺だけに観光地お値段か、観光客を舐めているのかしら?

地方に行くとよく味噌を買うことがあります。たいがい安くない。

でも味噌汁にすると稀にとてつもなく美味しい時があるからヤメラレません。

 

500円は土産としての金額は小さいから1つ買ってみました。

500円なら結果的に舐められた金額だとしても後悔しない数字です。

その前に試食用の容器があったから味噌なめた!

味噌作りのプロでもないし、せめてモロキューにでもしないと味噌だけそのまま舐めても味はよく分かりません。

 

帰宅後、味噌汁にしてみました。

さすが僧侶用として戦国時代以前から何百年も作り続けてきた味噌です。

やるもんだ関興寺! 驚くほど美味しかった」と書きたいけど普通に美味しかった

いつも言うように個人の味覚ほどアテにならないものはないけど。

 

味噌はともかく初夏から秋の間にもう一度訪れてみたい寺でした!



 

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