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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

横浜港北七福神❷興禅寺の御朱印〜ほんわかムードの時もあるさ

▼圓瀧山 光明院 興禅寺天台宗横浜市港北区高田町)

 横浜港北七福神福禄寿」の御朱印です。

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▼興禅寺 本尊「十一面観音」の御朱印f:id:wave0131:20190113193611j:plain

秩父第27番札所」でもあるようですが、その印は見事にマッサカサマになってしまいました。

まぁ、大したことではないわね。

でもヨコに押されていたら少し心配になる。揮毫いただいた、かなり年配のご住職らしき方の健康が・・。

 

 

▼この寺の次に訪問する西方寺も雰囲気の良い寺だけど、ここ興禅寺もいい感じの趣きです。f:id:wave0131:20190113193612j:plain

▼「福禄寿神」の石板が見えます。

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▼山門の手前から福禄寿が迎えてくれます。

f:id:wave0131:20190113193614j:plainあれっ、この像は福禄寿じゃなく寿老人じゃないの?

寿老人と福禄寿はどうも見分けがつかない。福禄寿は確か頭デッカチなはず?

 

どちらにしても、この立派な像が「横浜七福神」の参拝対象ではなさそう。浄財箱もないから・・。

 

▼勇ましい阿形吽形像は比較的新しそうで、古色蒼然とした山門とは不釣合いで「ちがうだろー」とも思いますが、風雨にさらされる像も時間ともに周囲に溶け込んでいくことでしょう。

f:id:wave0131:20190113193615j:plainその頃には山門が新しく改修されているかも。

寺はいつも、どこか、かしこが常に新しいものでユックリユックリ回り回っているようです。

 

▼これは間違いなく福禄寿像。

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この像が七福神対象かしら?

一番多いパターンは本堂内とか、その手前に駆り出されたように、七福神の期間だけ鎮座されてる事が多いけど、境内で覆屋の無い七福神もいたりするから、とりあえずご挨拶します。

 

▼本堂に上がらせてもらいます。

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前回記事にした金蔵寺さんのすぐ後だったので、出たとこ勝負で、どうにでもなれ。失うものは何も無い、と少しテンションを変えておバカになったつもりで「コンチワー〜〜!」とあいさつ。

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こんにちわ!』と返ってきました。

ヨッシャッー! こうこなくちゃ!

強がりは言っても、実は繊細で傷つきやすい心がホッとして、36℃だったテンションが80℃に上がるが、沸騰はしない適温。

本堂内には年配のご住職らしき方の他に、ほんわかムードの熟女さんがお二人。

もしかしたら、少し熟れすぎかもしれない、円熟おカァさんたちは、お手伝いの檀家さんかしら?

こちらが御本尊さんで、そちらが七福神の福禄寿ですよ

御朱印? はいはい七福神と御本尊ねっ!?

と円熟おカァさんからワタシの朱印帳を手渡されたご住職らしき方は黙々と筆を運びます。

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撮影? いいですよ

手前にも、奥の厨子の中にも福禄寿さんが・・・。

「境内にも福禄寿がいらっしゃいましたが・・・」との問いは通じず、

外のはお薬師さんですよ

▼どうやら多宝塔かと思った、この塔のことを教えていただいたようでした。

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朱印帳を受けとって

「ありがとうございました」

はい、お気をつけて・・・

要約したけど、たったこれだけの寺の人とのヤリトリ。

一期一会と大げさに言うものではないけど、こんな何気無い些細なヤリトリが、実は一番必要なことかもしれないんじゃない?

▼と、東に向いてお薬師さんに問うてみる。

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薬師さんから肯定はされなかったけど、否定もされなかった。

無言でした。無言は様々な言葉、意味を持ちます、宇宙ほど広大な・・・。

とにかく、やわらかで、ほんわかに、包み込むようなおかぁさんたちの対応には、和みます。

ホントは「癒されます」としたいけど、あまりにも安直に、頻繁に使われる「癒し」という言葉に辟易しているので単語を置き換えました。

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「雄弁は銀、沈黙は金」という諺がありますが、やはり、どちらかというと適度なオシャベリでありたいわね!

適度な「ツヤ消し銀」になれたらイイわね!

 

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前回は皆さんに嫌われるようなヒニク記事をUPしたので、1日で更新です。

その記事で、もし不愉快な思いをされたなら謝罪です。

もっとも、いつも「いい子」でいるつもりはないけど・・・。

 

▼「横浜港北七福神」7寺院のまとめ記事。

wave2017.hatenablog.com

発情寸前「キラキラ御朱印」通販のDMがやってきた 〜健康食品のDM?

昨年、兵庫の赤堂観音・蓮華寺を「お試し」で取り寄せてみた時の記事です。

wave2017.hatenablog.com

あれから年も改まり、2ヶ月以上が過ぎました。

 

そして、1月9日付の消印でDMがやってきました。

確かにワタシは「覗き趣味的」に大枚3000円を支払ってを「お取り寄せ」しました。

もちろん記事にした通り、後にも先にも1度キリのつもりでした。

 

そこへ この「御朱印 ご案内」のDMです。

まさか! DMがやって来ようとは宇宙の果てまでも思いませんでした。

 

▼その封筒です。

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封筒のプリントによる宛名書きはチャンとしています。几帳面にも郵便番号もしっかり朱色の枠内に収まっています。

御朱印 ご案内」のスタンプは少し大き目ですが、DMの内容を明確に表していて、小学生でも直ぐ分かりそうです。

貼ってある切手も、味気ない通常切手ではなく特殊切手が貼ってあります。

DM封筒作りのセンスはまずまず全体的に及第です。

 

封筒を開けてみます。3ツ折したA4用紙が2枚入っていました。

▼1枚目です。

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新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。仏縁によるご加護を頂いた皆様におかれましては、ご健勝にて新年をお迎えの事とお喜び申し上げます。

昨年は、大勢の方のご参拝、ご遠方の方々のお便り等を頂戴し、益々功徳流動の風が吹いたものと思います。

さて、本年より平成三十三年『弥勒菩薩 御遷山三百年』のお待ち受け諸事を始めます。

ご縁を結ばれた皆様には、更なる功徳の光風が吹き包まれることを願っております。

 平成三十一年 正月

                         蓮華寺 住職 拝

【新春御朱印各種】

お申込方法は、rengeji-akadoukannnon.com お申込→備考欄に

電話・FAXも受付いたします。

短い文章ですが、虎屋の羊羹のようによく練られた内容で文章センスも良さげです。

しかし末尾の部分1ヶ所「てにおは」に違和感が・・・。

「更なる功徳の光風吹き包まれることを・・」は、

「更なる功徳の光風吹き包まれることを・・」とした方が自然かも?

「光風吹き包まれること」と「光風吹きれること」で全く意味が異なるような・・・?

まぁ、つついてしまったけど、重箱の隅はつつかない!

 

▼2枚目。

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その裏面です。

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案内文章が長くタイピングは疲れるので引用は省きますが、御朱印付「星祭(節分)」祈祷の案内です。

願い事・住所氏名欄があることから「FAXでの申込もできますよっ」という事らしい。


ということで、もう2度と訪れることはないと思っていた当寺のHPを、3ヶ月ぶりくらいにもう一度覗いてみた。

 

HP内は、DMの印刷物よりさらにリアルな素晴らしく魅力的なが陳列され、「新商品」も加わり、その内容はさらに充実して「御朱印百貨店」の面目躍如的様相。

 

並べられている御朱印のキラキラ度は、他で数多くあるイラストスタンプを押しただけの限定より数段上を行っていて、高層ビルのように高いセンスだ。

お値段も1体 1000円〜3000円と御朱印にしてはこれも高層ビル並み。

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しかしこの御朱印は、純粋無垢な発情期の限定信奉者がこのキラキラ度から、その誘惑を退けるのは難しいほど俗っぽく、煽情的です。

彼らはその高い壁を乗り越えてしまうかもしれない。

 

そう! 言うまでもなく今回の記事も全てワタシの個人感想です。

 

今回送られてきたDMを開いて即、健康食品などの通販によくある「お試し価格」もしくは「初回無料」を思い出しました。

そういうものを求めてみると、即、通常価格購入案内のDMかTELが追っかけてきます。

ほとんどが「いつでも解約OK」という「定期購入」の案内です。

 

この寺も「御朱印付き定期祈祷」「御朱印付き月替り祈祷」と称して、「いつでも解約できます」と毎月、または行事ごとに御朱印を送りつければ、さらに多くの衆生を光風に導けるかも・・・?

 

一旦、喰いついた人は有力な「見込み客」です。

その見込み客には様々な特典(らしきモノ)を盛り込んで購買意欲を刺激します。

愚かなワタシは見事に釣り上げられます!

 

いやいや、ヒニク屋、へそ曲がりを釣り上げるにはそうカンタンではありません。

 

度々、記事のなかで述べているように御朱印ブームに、人々・寺社は、それぞれ どのような考え、思い、方法で対峙するかは自由なのです。

限定乱発、月替り継続も自由です。

諸行無常の流動的な御朱印」でイイのです。

また、そこに批判的であるような意見も自由です。

日本はイイ国です、シアワセです。

同じアジアでも国によっては、こんな好き勝手な記事をUPしたら逮捕されかねません。

 

最後に、

蓮華寺様におかれましては、限定御朱印信奉者様がさらなる光風を得られますよう、より多くの人々に祈祷を授けられます事、願っております。

 

横浜港北七福神❶金蔵寺の御朱印〜たまにはそんな時もあるさ

▼清林山 佛乗院 金蔵寺天台宗神奈川県横浜市港北区日吉本町

 横浜港北七福神寿老神」の御朱印です。f:id:wave0131:20190110203433j:plain

▼同じく、本尊「不動明王」の御朱印f:id:wave0131:20190110203434j:plain

▼同、2012年の「関東三十六不動」差替え用の御朱印f:id:wave0131:20190110203435j:plain

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2019年の元日は午後も遅い時間から5寺社ほどの初詣で終わりました。

2日、3日は「飲み放題!」が続いた。

2日は自宅で年始客を迎えての飲み放題!

3日は親戚宅で年始客になって飲み放題!

4日は飲み疲れて昼頃起床のテイタラク

 

その4日の午後からアルコール漬けの身体を消毒すべく「横浜港北七福神」巡りです。

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結果、今年の正月はすべて出遅れの午後からの御朱印巡り。

いかに車利用とは言え、午後1時過ぎからの7つの寺は「コンチワ サヨナラ」的訪問時間になる。

 

横浜港北七福神に限らず、7つの寺社を1日で巡ろうとすると、3歩歩いたら忘れてしまうような者にとって、その寺社名はほとんど記憶に残らないものになる。

もっとも、これまで何百という寺社をめぐり、千体以上の御朱印をいただいていると、訪れた寺社の景観も、御朱印の体裁もよほど記憶に残る何かがないと脳裏には蘇らない。

 

▼複数の札所となっている名刹金蔵寺」を初に訪れたのは、御朱印収集を始めてまだ間もない頃。f:id:wave0131:20190110203436j:plain何を始めるにも当初の頃は、新鮮さが五感に訴えるから記憶も比較的鮮明。f:id:wave0131:20190110203437j:plain平安時代創建の金蔵寺は「関東三十六不動」で訪問し、その時車をとめた寺の脇道と、f:id:wave0131:20190110203438j:plain

▼この派手な手水舎「水天堂」が記憶に鮮明。f:id:wave0131:20190110203445j:plain▼極彩色と複雑精緻な彫り物は誰の目も惹きつけ、焼き付ける。5歩歩いても忘れない。f:id:wave0131:20190110203439j:plainここを訪れる人は寺の名称は忘れても、この強力インパクトな手水舎は覚えてるはず。f:id:wave0131:20190110203444j:plain

▼錫杖と宝珠を抱えた地蔵。雨風にさらされている姿は、衆生救済する地蔵の本来の姿っぽい。f:id:wave0131:20190110203448j:plain▼こちらは覆いの中、地蔵堂六地蔵f:id:wave0131:20190110203446j:plain

 

▼梵鐘は家康・秀忠父子の寄進とか。

それにしても徳川将軍たちの寄進・建立などは、神社仏閣にどれだけの金を注いできたのだろう。

他の時代でも祈願所・寄進・建立はそれぞれ見られるが、徳川政権は長かっただけに東照宮を代表するような巨大で数も多く、潤沢な財力が惜しげも無く使われている姿が全国各地で見られる。

全ては農民・商人らの税金によって賄われていたはずだから、将軍たちは痛くもかゆくもない。f:id:wave0131:20190110203449j:plain寺社は物質的な生産活動はほぼしないから、寺や神社の建物は氏子や檀家、その宗教を信じる庶民によって建てられたと言ってよい。

 

昔の方々は現代の我々に拝観料500円などという寺を始め、興味深い神社仏閣をよくも、まぁたくさん残してくれたものである。

そのおかげで朱印収集だけでなく、建造物や仏像にもお目にかかれ、またそこに目覚めさせられる集印者もいることになるから、将軍たちにも「南無阿弥陀仏」である。f:id:wave0131:20190110203447j:plain

ところで、この日はカメラを持ってきたものの、マヌケにもSDカードが入っていなかった。仕方なくすべて iphone で撮影。

設定が悪いのか、どの写真もコントラストが強くなって夕方のような撮影結果になる。

仏教の建物であることを示す観音堂の「五色幕」も、陰の部分は暗色になってしう。f:id:wave0131:20190110203440j:plain

 

百日紅サルスベリ)は幹枝のツルツルした見ばえから猿滑と表記することもあるとか。しかし、この木で猿は滑らない。カンタンに登ってしまう。

中国から伝わった木でしょうが、何故か、とにかく寺に多く見かける。f:id:wave0131:20190110203443j:plain▼境内はなんとなくイマイチ整備が足らないような、雑然とした感じを抱かせる箇所もある。f:id:wave0131:20190110203441j:plain

▼本堂前にあるこの灯篭も極彩色とレリーフが数年前の記憶に刻まれている。f:id:wave0131:20190110203442j:plainさて御朱印は本堂内に上がっていただきます。

空席だった受付テーブルに住職らしき方が戻ってきました。

お願いします、できれば本尊も一緒にいただければ・・・

『・・・・・』

無言なので

お忙しいでしょうか?

『・・・・・』

(何か失礼な言動をしてしまったかしら?)

ワタシの朱印帳のページをめくって、やっと

どこを、何を廻ってらしゃるんですか?

(この時期だから大概七福神では?)

今から七福神を巡ろうと思っているんですが・・・

『・・・・・』

以前、関東三十六不動でこちらにお邪魔しました

『・・・・・』

(マイッタわねぇ!)

仕方ない、何を言ってもダメかもしれない?! このあと数分間ワタシも無言。

揮毫いただき、朱印帳を返してもらった。

ありがとうございました

『ハイ』

いやはや! でも、こんな状況は慣れっ子! これまで、けんもほろろだって経験済み。

 

🎶 負けないで もう少し 最後まで・・・(ソートー古い)

 

誰だって不機嫌な時やタイミングがあるし、こちらのせいだったかもしれない。

それだけで人を見分けるわけにはいかない。

 

それにしても勢い込んだ七福神巡りの出だしも、ちょっとブレーキがかかったわねぇ!

でも、さらに記憶に残る寺ってこと!

 

 

▼「横浜港北七福神」7寺院のまとめ記事。

wave2017.hatenablog.com

 

江東区 深川不動の新春限定御朱印 〜夕方6時過ぎ、まだまだ御朱印を求める人たちが・・・

成田山 東京別院 深川不動堂(東京都江東区富岡)の御朱印です。f:id:wave0131:20190109110517j:plain

狙ったわけではないけど、結果的に新春限定御朱印をいただくことに。

と言っても、悪趣味なキラキラ御朱印でなく、通常御朱印の左上に金色の不動像がスタンプされているだけのようです。慎み深い「限定」で深川不動らしい。

 

▼同じく2013年に、下の御朱印帳を求めた時にいただいた御朱印

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深川不動御朱印帳。f:id:wave0131:20190109110513j:plain

現在の御朱印帳は、深川不動本堂の壁面を埋め尽くしている不動明王真言梵字をがデザインされたものもあり、サイズ違いも含めて数種類あるようです。

 

▼2012年にいただいた関東三十六不動の差し替え用御朱印

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▼同じく2012年に初めていただいた御朱印f:id:wave0131:20190109110514j:plain

基本的に今年ただいた御朱印と何も変わっていません。

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2019年元旦の午後から巡ってきた〝ジミ〟な4寺社からの帰り道は、永代通り門前仲町を通ります。

永代通り沿いの歩道は屋台がビッシリ並んでいます。

午後6時を過ぎで辺りはすっかり暗くなっていますが、その歩道をまだまだ大勢の人々が埋め尽くしていました。

 

元旦とは思えない人出の少ない4寺社を巡ってきた帰りなので、つい人ゴミが恋しくなり、車を駐めて深川不動参道の「ご利益通り」に入ってみます。

 

▼まだまだこれから参拝に向かう人たちで賑わっています。f:id:wave0131:20190109110520j:plainやはり初詣の満足感を得るには、この賑わいが必須条件かもしれません。f:id:wave0131:20190109110521j:plain

▼参道途中にある「永代寺」にも寄ります。f:id:wave0131:20190109110532j:plainここは地蔵像そのものは現存しませんが「江戸六地蔵」の6番目の寺です。

掲載はしませんが「歓喜天」と「江戸六地蔵」の2種類の御朱印がいただけます。f:id:wave0131:20190109115451j:plain永代寺をお参りして、ご利益通りを進みます。f:id:wave0131:20190109110531j:plain

深川不動本堂手前から、このとおり並ばなければ境内には入れません。f:id:wave0131:20190109110522j:plain東側の入り口に回り込んで、出世稲荷社の脇から境内に入ります。f:id:wave0131:20190109110523j:plain参拝の列は旧本堂前にある浄財箱までできていますが、その横から靴を脱いで旧本堂に上がります。本堂に上がる人は少ないので列はありません。

お願い不動像」の真ん前でお参りします。

特に「願い」はしないので感謝だけ・・・。

特にこの拙いブログを訪問いただける皆さまに感謝です!f:id:wave0131:20190109121825j:plain
▼デパ地下じゃあるまいし「おみくじ最後尾」の案内板は初めて目にしました。f:id:wave0131:20190109110524j:plainその内容は半分も信じないでしょうけど「おみくじ」は皆んな好きなのだ。

寺社に来たら欠かせないイベントで、賽銭がわりにもなっているかもしれない。100円という手軽さも人を惹きつける要因でもあるかな?

 

さて、おみくじの横で、こんな時間なのにまだ御朱印の受付をしていました。

この寺の御朱印は4体目になりますが、せっかくだからいただいく事にします。

▼そこにこんな案内がありました。f:id:wave0131:20190109110518j:plain「おいおい、おまえもかよっ!?」いつから始めたの?

まさか深川不動が「限定」を授与するとは予想していませんでした。

深川不動ともあろう寺が「限定」授与で集印者を集めようとは考えてはいないはず。

もっとも縁日限定と言っても、きっと冒頭に掲げた新春限定御朱印同様、通常御朱印になんらかのスタンプを加えたものだけかもしれない。確かめていないけど・・・。

深川不動の「限定」授与は、ブームに対しての寺側のサービス精神と理解しましょうかねっ!

 

御朱印をお願いすると番号札を渡されました。15分ほど時間が必要とのことでしたので、お隣の富岡八幡宮に寄ってみます。f:id:wave0131:20190109110529j:plain事件直後の昨年の正月は参拝の列がありませんでした。混雑整理の警備員も手持ち無沙汰の様子でしたが、今年は列ができていました。

それでも事件前の列とは幅が違います。2、3人の列となっていますが、事件前は横幅いっぱいに列ができ、横断もできないほどで、境内の地面は見えませんでした。f:id:wave0131:20190109110528j:plainきっと1年、1年ごとに、その幅は元のものに戻っていくことでしょう。

人は辛くて悲しい出来事をいつまでも覚えているのは苦しいのです。都合の悪いことなどは、さっさと忘れた方が健康に良いのだ。

人は忘却とともに先に進まなければ生きていけない?

 

普段なら列を無視して賽銭箱の横から手を打つワタシですが、元旦のこの日は、いかにもその雰囲気ではなく躊躇われました。パス!

 

いつでも来れる本殿の参拝は別の日にして、境内社を参拝します。

富岡八幡は本殿の左右に境内社が数多くあります。

本殿の東側の境内社に寄ります。弁天池のあるここは雰囲気が良いので度々寄ります。

今回は時間が遅く暗いのでその雰囲気は味わえません。と言うより不気味なくらいに薄暗く静かです。

▼七渡神社・粟島神社f:id:wave0131:20190109110525j:plain普段からこの境内社にお参りする人はほとんど見当たりません。

▼永昌五社稲荷神社。f:id:wave0131:20190109110526j:plain

f:id:wave0131:20190109110527j:plainさて、これで2019年の元日の参拝はすべて終わりました。

どこも行き当たりばったり的な参拝でしたが、人出の少ない〝ジミ〟な寺社から賑やかな寺社まで、5寺社を巡ったことになり、それぞれ御朱印もいただけ心は大満足!

帰宅して、いつもよりおいしいビールがいただけそうです。

筑土八幡神社と築土神社の御朱印 (東京)〜二社は戦前までは仲良く隣り合わせて並んでいた!

筑土八幡神社(東京都新宿区)の御朱印です。f:id:wave0131:20190108164418j:plain

「お気持ちを賽銭で・・」という意味の言葉と一緒に書置きをいただきました。

この神社は初の参拝。都内にはまだまだ訪れていない寺社がたくさんあります。

 

築土神社)の御朱印です。

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こちらも書置きで印刷・スタンプ・墨書きの組み合わせになっています。300円。

 

御朱印ブームで書置きが多くなった中、正月は当たり前にどの寺社も書き置きが多くなります。

この二社も正月以外は直書きしていただけるのか不明。まぁタイミングってこともあるでしょう。

 

▼同、2012年にいただいた御朱印。シンプルだがしっかりとした直書きでした。

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上記の御朱印2種の神社は、どちらも同じ読みで「つくど」。

 

▼「江戸名所図会」では二社が仲良く並んでいる。戦前まではこんな様子だったようです。

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上の図に2つ並んだ社の左が「八幡宮」で現在の筑土八幡神社。その右が「築土明神」で現在の築土神社

二社とも戦災で被害を被り、それぞれが再建された時、築土神社千代田区富士見へ、さらに九段北へ遷座されたそうです。

戦争は人々も寺社群も、別れ別れにさせる魔力を持っているようです。

 

それにしても「江戸名所図会」というのは半ば俯瞰された絵で、あたかも名所らしく誇張された部分も多いが、当時の人たちが見たら「ぜひ一度行って見たい」気にさせるように描かれていてオモシロイ!

 

筑土八幡神社こちらは創建当時からこの地に鎮座。

f:id:wave0131:20190108164428j:plain平安時代創建と伝わる神社名の「筑土」は、筑紫にある八幡信仰の総本社「宇佐神宮」の土を取り寄せて築かれた事に由来するそうです。

慈覚大師(円仁)が東国へ来た際に祠を立て、伝教大師最澄)作と言われた阿弥陀如来像を安置したと伝わっています。

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▼「田村虎蔵先生顕彰碑」の案内。田村虎蔵? 知らない名だわねぇ! 後で確認!f:id:wave0131:20190108164429j:plain

▼参道階段途中の鳥居の年齢は約300歳。江戸名所図会に描かれたそのまま。f:id:wave0131:20190108164427j:plain

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境内社宮比神社と御神木。

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▼御神木の根本にある百度石と庚申塔f:id:wave0131:20190108182540j:plain

▼拝殿です。朱色と屋根の緑がこの神社で唯一際立つカラー。
f:id:wave0131:20190108164424j:plain元旦とはいえ午後も遅い時間の境内に多くの初詣者は見当たりません。f:id:wave0131:20190108164421j:plainこの地域の人々やこの地域への訪問者はみな有名な、オシャレな「赤城神社」に初詣に行ってしまい、この筑土八幡神社への参拝は地元の氏子さんがほとんどかもしれない。

 

歴史はこちらの神社の方が古いのだが、参拝者の数、境内の佇まいは赤城神社と比較になりません。

大して変わらない地域にあって、どこでどう間違う?と赤城神社のように大人気になるのでしょう? 神社の運命なのか、その盛衰は時とともに変化するから二社の未来はまだまだ分からないわねっ。

 

▼境内にありました「田村虎蔵先生をたたえる碑」。f:id:wave0131:20190108164420j:plain田村虎蔵というのは、童謡 🎶 まさかり かついだ きんたろうは・・・の「金太郎」の作曲者らしい。

他にも 🎶 むかしむかし うらしまは たすけたかめに・・・の「うらしまたろう」など、私たちの誰もが知っている数々の曲を作った明治生まれの音楽の大先生だったのだ。

なぜこの神社に顕彰碑があるのかというと、鳥取生まれの大先生は38年間、この神社のすぐ裏に住んでいられたそうだからなのです。

 

なるほどねぇ〜! 田村虎蔵先生、そのお名前を覚えさせていただきました。

 

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つくどと言う同じ名前の神社を思い出し「築土神社」に寄ってみます。

 

▼近くの靖国神社の大鳥居前は、さすが多くの参拝者で賑わってます。f:id:wave0131:20190108164440j:plain

▼九段・中坂の途中に鎮座する「築土神社」はビルの下が参道です。f:id:wave0131:20190108164431j:plain

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▼近寄って夕方撮影の阿形の狛犬は青ざめてしまった。f:id:wave0131:20190108164438j:plain

▼吽形は木陰に隠れてしまっている。f:id:wave0131:20190108164439j:plain元旦だが、こちらの神社も地元の氏子さんたちか、特別な思い入れがある方でないと初詣には来ないはず。ほとんどの人は靖国神社に向かうはずです。f:id:wave0131:20190108164433j:plain特別な思いがある神社ではないが、ワタシはモノズキだから、ヒマだから、筑土八幡神社とおなじ名の「つくど」だから参拝に来ました。2度目の訪問です。f:id:wave0131:20190108164434j:plain本殿は周囲のビルに押しつぶされそうなイメージで、なぜか気持ちが落ち着きません。f:id:wave0131:20190108164435j:plainf:id:wave0131:20190108164437j:plain

境内社の「出世稲荷」も、社務所も、どこもかしこも狭苦しく、息苦しい感じがします。神社のせいではなく、やはり周囲のビルのせいです。それも夕方だから。f:id:wave0131:20190108164436j:plain

さて2019年の初詣は、牛込の「瑞光寺」「経王寺」に始まり、飯田橋筑土八幡神社」、九段「築土神社」と巡ってきましたが、そろそろ帰路につきます。

 

それにしても初詣にしてはジミな寺社を巡ったものです。周囲の者に寺社名を聞かせても誰も知っていません。

大勢の人出で混雑の中を並んで参拝しなければ、初詣の充実感を抱けない人が多いでしょう。

 

でも、そんな有名神社はいつでも行けるし、元日だからこその姿を見てみたい小さな寺社に興味がある昨今のワタシでした。

 

wave2017.hatenablog.com

 

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