▼興禅寺 本尊「十一面観音」の御朱印。
「准秩父第27番札所」でもあるようですが、その印は見事にマッサカサマになってしまいました。
まぁ、大したことではないわね。
でもヨコに押されていたら少し心配になる。揮毫いただいた、かなり年配のご住職らしき方の健康が・・。
▼この寺の次に訪問する西方寺も雰囲気の良い寺だけど、ここ興禅寺もいい感じの趣きです。
▼「福禄寿神」の石板が見えます。
▼山門の手前から福禄寿が迎えてくれます。
あれっ、この像は福禄寿じゃなく寿老人じゃないの?
寿老人と福禄寿はどうも見分けがつかない。福禄寿は確か頭デッカチなはず?
どちらにしても、この立派な像が「横浜七福神」の参拝対象ではなさそう。浄財箱もないから・・。
▼勇ましい阿形吽形像は比較的新しそうで、古色蒼然とした山門とは不釣合いで「ちがうだろー」とも思いますが、風雨にさらされる像も時間ともに周囲に溶け込んでいくことでしょう。
その頃には山門が新しく改修されているかも。
寺はいつも、どこか、かしこが常に新しいものでユックリユックリ回り回っているようです。
▼これは間違いなく福禄寿像。
この像が七福神対象かしら?
一番多いパターンは本堂内とか、その手前に駆り出されたように、七福神の期間だけ鎮座されてる事が多いけど、境内で覆屋の無い七福神もいたりするから、とりあえずご挨拶します。
▼本堂に上がらせてもらいます。
前回記事にした金蔵寺さんのすぐ後だったので、出たとこ勝負で、どうにでもなれ。失うものは何も無い、と少しテンションを変えておバカになったつもりで「コンチワー〜〜!」とあいさつ。
『こんにちわ!』と返ってきました。
ヨッシャッー! こうこなくちゃ!
強がりは言っても、実は繊細で傷つきやすい心がホッとして、36℃だったテンションが80℃に上がるが、沸騰はしない適温。
本堂内には年配のご住職らしき方の他に、ほんわかムードの熟女さんがお二人。
もしかしたら、少し熟れすぎかもしれない、円熟おカァさんたちは、お手伝いの檀家さんかしら?
『こちらが御本尊さんで、そちらが七福神の福禄寿ですよ』
と円熟おカァさんからワタシの朱印帳を手渡されたご住職らしき方は黙々と筆を運びます。
『撮影? いいですよ』
手前にも、奥の厨子の中にも福禄寿さんが・・・。
「境内にも福禄寿がいらっしゃいましたが・・・」との問いは通じず、
『外のはお薬師さんですよ』
▼どうやら多宝塔かと思った、この塔のことを教えていただいたようでした。
朱印帳を受けとって
「ありがとうございました」
『はい、お気をつけて・・・』
要約したけど、たったこれだけの寺の人とのヤリトリ。
一期一会と大げさに言うものではないけど、こんな何気無い些細なヤリトリが、実は一番必要なことかもしれないんじゃない?
▼と、東に向いてお薬師さんに問うてみる。
お
薬師さんから肯定はされなかったけど、否定もされなかった。
無言でした。無言は様々な言葉、意味を持ちます、宇宙ほど広大な・・・。
とにかく、やわらかで、ほんわかに、包み込むようなおかぁさんたちの対応には、和みます。
ホントは「癒されます」としたいけど、あまりにも安直に、頻繁に使われる「癒し」という言葉に辟易しているので単語を置き換えました。
「雄弁は銀、沈黙は金」という諺がありますが、やはり、どちらかというと適度なオシャベリでありたいわね!
適度な「ツヤ消し銀」になれたらイイわね!
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前回は皆さんに嫌われるようなヒニク記事をUPしたので、1日で更新です。
その記事で、もし不愉快な思いをされたなら謝罪です。
もっとも、いつも「いい子」でいるつもりはないけど・・・。
▼「横浜港北七福神」7寺院のまとめ記事。