▼清林山 佛乗院 金蔵寺(天台宗・神奈川県横浜市港北区日吉本町)
▼同、2012年の「関東三十六不動」差替え用の御朱印。
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2019年の元日は午後も遅い時間から5寺社ほどの初詣で終わりました。
2日、3日は「飲み放題!」が続いた。
2日は自宅で年始客を迎えての飲み放題!
3日は親戚宅で年始客になって飲み放題!
4日は飲み疲れて昼頃起床のテイタラク!
その4日の午後からアルコール漬けの身体を消毒すべく「横浜港北七福神」巡りです。
結果、今年の正月はすべて出遅れの午後からの御朱印巡り。
いかに車利用とは言え、午後1時過ぎからの7つの寺は「コンチワ サヨナラ」的訪問時間になる。
横浜港北七福神に限らず、7つの寺社を1日で巡ろうとすると、3歩歩いたら忘れてしまうような者にとって、その寺社名はほとんど記憶に残らないものになる。
もっとも、これまで何百という寺社をめぐり、千体以上の御朱印をいただいていると、訪れた寺社の景観も、御朱印の体裁もよほど記憶に残る何かがないと脳裏には蘇らない。
▼複数の札所となっている名刹「金蔵寺」を初に訪れたのは、御朱印収集を始めてまだ間もない頃。何を始めるにも当初の頃は、新鮮さが五感に訴えるから記憶も比較的鮮明。平安時代創建の金蔵寺は「関東三十六不動」で訪問し、その時車をとめた寺の脇道と、
▼この派手な手水舎「水天堂」が記憶に鮮明。▼極彩色と複雑精緻な彫り物は誰の目も惹きつけ、焼き付ける。5歩歩いても忘れない。ここを訪れる人は寺の名称は忘れても、この強力インパクトな手水舎は覚えてるはず。
▼錫杖と宝珠を抱えた地蔵。雨風にさらされている姿は、衆生救済する地蔵の本来の姿っぽい。▼こちらは覆いの中、地蔵堂の六地蔵。
▼梵鐘は家康・秀忠父子の寄進とか。
それにしても徳川将軍たちの寄進・建立などは、神社仏閣にどれだけの金を注いできたのだろう。
他の時代でも祈願所・寄進・建立はそれぞれ見られるが、徳川政権は長かっただけに東照宮を代表するような巨大で数も多く、潤沢な財力が惜しげも無く使われている姿が全国各地で見られる。
全ては農民・商人らの税金によって賄われていたはずだから、将軍たちは痛くもかゆくもない。寺社は物質的な生産活動はほぼしないから、寺や神社の建物は氏子や檀家、その宗教を信じる庶民によって建てられたと言ってよい。
昔の方々は現代の我々に拝観料500円などという寺を始め、興味深い神社仏閣をよくも、まぁたくさん残してくれたものである。
そのおかげで朱印収集だけでなく、建造物や仏像にもお目にかかれ、またそこに目覚めさせられる集印者もいることになるから、将軍たちにも「南無阿弥陀仏」である。
ところで、この日はカメラを持ってきたものの、マヌケにもSDカードが入っていなかった。仕方なくすべて iphone で撮影。
設定が悪いのか、どの写真もコントラストが強くなって夕方のような撮影結果になる。
仏教の建物であることを示す観音堂の「五色幕」も、陰の部分は暗色になってしう。
▼百日紅(サルスベリ)は幹枝のツルツルした見ばえから猿滑と表記することもあるとか。しかし、この木で猿は滑らない。カンタンに登ってしまう。
中国から伝わった木でしょうが、何故か、とにかく寺に多く見かける。▼境内はなんとなくイマイチ整備が足らないような、雑然とした感じを抱かせる箇所もある。
▼本堂前にあるこの灯篭も極彩色とレリーフが数年前の記憶に刻まれている。さて御朱印は本堂内に上がっていただきます。
空席だった受付テーブルに住職らしき方が戻ってきました。
「お願いします、できれば本尊も一緒にいただければ・・・」
『・・・・・』
無言なので
「お忙しいでしょうか?」
『・・・・・』
(何か失礼な言動をしてしまったかしら?)
ワタシの朱印帳のページをめくって、やっと
『どこを、何を廻ってらしゃるんですか?』
(この時期だから大概七福神では?)
「今から七福神を巡ろうと思っているんですが・・・」
『・・・・・』
「以前、関東三十六不動でこちらにお邪魔しました」
『・・・・・』
(マイッタわねぇ!)
仕方ない、何を言ってもダメかもしれない?! このあと数分間ワタシも無言。
揮毫いただき、朱印帳を返してもらった。
「ありがとうございました」
『ハイ』
いやはや! でも、こんな状況は慣れっ子! これまで、けんもほろろだって経験済み。
🎶 負けないで もう少し 最後まで・・・(ソートー古い)
誰だって不機嫌な時やタイミングがあるし、こちらのせいだったかもしれない。
それだけで人を見分けるわけにはいかない。
それにしても勢い込んだ七福神巡りの出だしも、ちょっとブレーキがかかったわねぇ!
でも、さらに記憶に残る寺ってこと!
▼「横浜港北七福神」7寺院のまとめ記事。