東京の参道で最も賑やかなのは、何と言っても浅草寺の参道。
次が巣鴨・とげぬき地蔵(高岩寺)だろうが、ここは参道というか商店街というイメージだ。
柴又帝釈天は誰の目にも参道だから、わしはここが
東京で2番目に賑やかな参道と決める
葛飾柴又、東京のはずれで、交通の便もイマイチ。
しかし、人々はやってくる。観光バスも地方から人を運んでくる。
何と言っても「寅さん」のおかげだ。
柴又といえば、「帝釈天」か「寅さん」か? まぁ、イコール、共存共栄という事かしら。どちらか欠けたら、映画の中の御前様の言葉「困ったぁ」状態になる。
わしは「男はつらいよ」のファンではない。しかし、TVでの映画も含め数本見ている。ワンパターンだ。「水戸黄門」だ。
しかし、ワンパターンだからこそ安心して見ていられる。ワンパターンでも飽きさせない仕掛けがある。出演者も魅力的だ。
中でもわしは笠智衆の「御前様」、佐藤蛾次郎の「源公」の2人が一番印象強い。
そんな寅さんシリーズの映画が作られなくなって20年ほど経つ。なのにその人気はいまだ衰えを知らないどころか、2年ほど前「寅さんサミット」も開催された。寺の裏には「葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアム」もあり、
駅を降りれば、寅さん像から始まり、柴又は寅さんワールド化している。
さらに先を行って江戸川の土手に登れば「矢切の渡し」が見える。細川たかしは不在だが、観光としての魅力度はディズニー、台場に負けていない? 観光バスが来るわけだ。ただし地方からは、おそらく年配者に限られるかしら。
でも週末は若いカップルも大勢やってくる。外国からの観光客も目立つ。
あの浅草の仲見世参道は思うように歩けない喧騒で、賑やかさの度を越していてランク落ち。
で、わし的には草だんごも美味しい帝釈天の参道が東京ではNo.1の参道だね。「御前様」も納得していらっしゃる!