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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

岩松院の御朱印(長野・小布施町)〜北斎と福島正則と一茶の人気度・・・《秋の ゆるゆる信州❼》

▼梅洞山 岩松院御朱印です。(曹洞宗・長野県上f:id:wave0131:20191120145430j:plain

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小布施にやって来ました。小布施は小さな町です。長野県で一番小さな町です。f:id:wave0131:20191120155100j:plain小さいのに観光客であふれています。

小さいから町のイメージづくりがうまく行ったのでしょうか? 温泉町でもないのに人を惹きつけます。f:id:wave0131:20191120151359j:plain歴史はあり、江戸時代には画人や文人が多く訪れているそうです。f:id:wave0131:20191120173511j:plain
「小布施」という耳障りの良さが、隣の須坂市より上品で高級なイメージを抱かさせて人気なのでしょうか?

北斎は85歳という超晩年に初めて小布施にやって来て、その後何回も訪れているそうです。そしてこの町にたくさんの作品を残して行ったそうです。f:id:wave0131:20191120172114j:plain

▼名産品の栗はたくさんの店で和菓子や洋菓子として扱われていますが、この店で売られているのは極上マロングラッセ。夕方近くで売り切れでした。f:id:wave0131:20191120162348j:plain
小さな町に観光客が集まるのは、さらに小さな町の中心部。f:id:wave0131:20191120151346j:plainそこに造り酒屋が4軒もあります。小布施の酒はどんなんでしょう?f:id:wave0131:20191120151350j:plainほかの飲み物は好きですが、日本酒だけは未だ味が、その美味しさがわかりません。

建物内では当然試飲もできるでしょうが遠慮します。f:id:wave0131:20191120151404j:plain

▼その代わりこの店に入ります。f:id:wave0131:20191120151355j:plain小布施の酒も栗も全く関係ないジェラートにします。外は少し肌寒いのですが店内は暖か。抹茶味はイタリアのおニィさんたちにも食べさせたい。f:id:wave0131:20191120151407j:plain

さて、お寺の話にします。町の外れにあります。f:id:wave0131:20191120145445j:plain山の麓の寺です。奈良は明日香村にある寺をイメージさせられました。f:id:wave0131:20191120145627j:plain創建は1472年だそうですから、え〜〜と室町時代応仁の乱頃かしら?f:id:wave0131:20191120145449j:plain▼三門の仁王像はコミカルです。f:id:wave0131:20191120145457j:plain

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f:id:wave0131:20191120145453j:plain赤い屋根は寺の建物としては魅力は感じませんが、この寺の「売り」は別にあります。f:id:wave0131:20191120145505j:plain

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▼温泉かと思い手を差し出したら「ツメタ〜〜イ」、ただの水でした。f:id:wave0131:20191120145509j:plain

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f:id:wave0131:20191120145518j:plain▼この寺一番の「売り」がこの本堂内にあります。f:id:wave0131:20191120145547j:plain小布施の町の中心部から少し離れているものの、その「売り」を見に来る観光客も大勢やってきます。f:id:wave0131:20191120145539j:plain

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▼その「売り」の案内看板は「葛飾北斎 大鳳凰画」と記されています。f:id:wave0131:20191120145525j:plain

▼では本堂内に入ってみます。f:id:wave0131:20191120145534j:plain

どれにしようか? 数字がいっぱい並んでいますが、要は300円です。f:id:wave0131:20191120145530j:plain

そしてここからは撮影禁止。話になりませんのでネットからお借りしました。本当は160年塗り替えも修復も無しですので、もっとしっとりとした深い色合いの画です。f:id:wave0131:20191120145631j:plain大鳳凰図」は「八方睨みの鳳凰」とも呼ばれるそうです。89歳の北斎画は鳳凰の羽が「神奈川沖浪裏」のように波打っています。

21畳ほどの天井画の下で、寺の方が10分間ほどの説明をしてくれましたが、話の都度、真上の絵を確かめるため、首の良い運動になりました「コキッ!」。

 

寺側の説明はほとんどが北斎の絵についてで、福島正則小林一茶の話は付け足しのように説明されて終わりました。

▼そんな哀れな福島正則の霊廟が本堂裏にあります。f:id:wave0131:20191120145551j:plainほとんどの人が北斎を見て引き返していきました。わずかな説明の通り人気ウスです。f:id:wave0131:20191120145555j:plain▼秀吉の子飼い福島正則は家康の策により広島の50万石の大大名から、信州と越後の2カ所で5万石にも満たない減封とされてしまいます。f:id:wave0131:20191120145559j:plainそんな福島の話はいくらか知っていましたが、小布施のこの寺に眠っているとは知りませんでした。晩年は不運だった戦国武将に手を合わせます。f:id:wave0131:20191120145603j:plain

福島正則は寺の「売り」にはなりませんが、こちらも同様のようです。f:id:wave0131:20191120145619j:plain

▼小さな案内板は「蛙合戦の池」と書かれています。f:id:wave0131:20191120145615j:plain季節になると数え切れない蛙がケロケロ!

その様子を見た小林一茶が詠みました「やせがえる まけるな いっさ これにあり」。f:id:wave0131:20191120145607j:plain

▼ここではこのほかにシャッターを押す対象がありません。一茶には気の毒ですが、これでは「売り」になりません。f:id:wave0131:20191120145610j:plainこの寺では、画狂人 北斎の人気には、福島正則も一茶もかなわないようです。

もしかしたら北斎は当時からインスタ映えを理解していたに違いありません。

米子不動尊の御朱印(長野・須坂市)〜紅葉の菅平を越え → 真田と謙信ゆかりの寺へ・・・《秋の ゆるゆる信州❻》

▼米子瀧山 不動寺御朱印です。(真言宗豊山派・長野県須坂市米子町)f:id:wave0131:20191118154319j:plain

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上田市の真田の地から須坂市に向かいます。

 

須坂市はかつては製糸業で栄えた蔵の街が残っていて、巨峰をはじめとするブドウの産地でもあります。

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▼しかし上田市の真田の本拠地から須坂市に車で向かうには、山道に入り峠を越えなければなりません。

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峠の名前はわかりませんが、手前でスキー場で有名な菅平高原を通り抜けます。

f:id:wave0131:20191118154345j:plain▼R144〜R406は曲がりくねり、オレンジとイエローの世界が続きます。

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▼白樺の白さが絵の具の中で浮かんでいるようです。

f:id:wave0131:20191118154350j:plain思わず飛び上がるしかない!
f:id:wave0131:20191118154400j:plainこのルートは交通量も少なく快適に走れます。

▼目的の米子不動尊奥の院には御神体でもある「米子大瀑布」があるので寄り道しようとしたら、台風の影響で林道が通行止で断念。ネット上の写真だけでガマンします。

f:id:wave0131:20191118154628j:plain上の写真は須坂市観光協会からお借りしました。どうしても行って見たくなるような写真がたくさん掲載されています。

須坂観光PR素材 | 須坂市観光協会|歴史と自然の香る街 信州すざか

 

▼奥宮と大瀑布は諦め、里の本坊に向かいます。 

 

▼「パワースポット認定寺院」???? どこの誰が認定しているのでしょう?

f:id:wave0131:20191118154604j:plain細かいツッコミは無しにしましょう!

寺の正式名称は、米子不動尊本坊 米子瀧山 威徳院 不動寺と言うそうです。

かなり長い。

f:id:wave0131:20191118154439j:plainまた寺のHPには

真田家子孫のお寺」「日本三大不動尊」「上杉謙信公護持仏」と紹介されています。

f:id:wave0131:20191118154444j:plain日本三大不動尊」??? ですが、 しかしもう慣れっこです。

三大・・・」を名乗るのも、組み合わせも、ほぼ自由なのです。

f:id:wave0131:20191118154458j:plain真田家子孫のお寺」としては、この寺の住職が真田家直系の血筋に当たるそうです。寺に家系図もあり、これは事実であるようです。

疑うわけじゃありませんが、「三大・・」を名乗られると、つい他のことも・・・、と思ってしまいます。

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寺には真田信幸・信繁・幸道の位牌もあるそうです。もっとも戦国時代の有名武将の位牌は一つだけとは限りません。

あちらの寺に、こちらの寺に位牌がいくつあってもおかしくないように思います。

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▼山門から雰囲気の良い石段を上がると境内が広がっていますが、景観を台無しにする軽car。カメラアングルを考えれば写らないで済みますが・・・。

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奈良時代行基による開創と伝わります。六文銭が目立ちます。

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上田から一つ山を越えて須坂市に入っても、まだ六文銭があることに「あれっ?」と思わされました。意外ですが須坂市も真田家と深い繋がりがあるのでした。

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▼そして「」と「」。謙信の旗印です。

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この寺の奥の院に安置されている元々の本尊は、謙信や空海にまつわる不動明王

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その不動明王は、戦の神 毘沙門天の生まれ変わりと信じていた上杉謙信が護持仏としていたものを治めたそうです。その話はかなり、ややこしく理解するのに容易ではありません。

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ただでさえ、毘沙門天不動明王が出てきます。

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それに加え実在の人物名は行基空海、謙信、真田などなど、寺にまつわる人物の名前や歴史を深く探れば、数え切れないほど出てきます。

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結局、IQ の低い人間には単純な「要するに・・」という言葉を空海さんに求めたくなります。

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そんな答えは出てきませんが、この寺は真田氏と上杉謙信が仲良く共棲している事は確かなようです、と勝手に理解します。

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▼広い駐車場を持ちながら他の参拝者に出会わなかった休業中のような境内で、ガツンと討って出てるのは本堂横の岩とコケです。

f:id:wave0131:20191118154529j:plainとんでもなく大きな石というか岩? まるで山のようで、その上にある社です。

f:id:wave0131:20191118154533j:plain結局、この寺は駆け足でした。ほとんどの事をしっかり見て理解しないでいます。しかしこの苔の岩だけは記憶に残ります。

多くの寺社を巡っていると、何か一つでも記憶に残るものがあれば十分です。

訪問した寺社の隅々まで覚えているわけないのですから・・・。

 

▼寺を後にして昼食は、また蕎麦です。信州に来たらひたすら蕎麦、蕎麦・・です。

しかし、選んだ店は須坂なのに何故か「戸隠」。まぁ、同じ長野で、距離もそんなにかけ離れていませんが・・。

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店の前はブドウ畑で、畑の中の一軒家的ロケーション。こんなところに蕎麦屋があるの? と店に向かう途中、不安になります。

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▼天ざる1300円です。小諸では失敗でしたが今回は及第。普通においしい。普通であることは難しいのです。

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しかし提供されるまでに30分近く待たされました。その間、サービスのお新香をつまみながらお茶を3杯! お茶で腹がいっぱいになってしまいました。

もとより「おいしさ」なんて数値にできません。個人の感覚にすぎませんのでアテになりませんが・・。

 

▼須坂に来たらここにも寄ります。

過去にもリンゴ目当てに利用しています。構えは店舗らしくありませんが、遠慮なく入っていきましょう。

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▼今回はこれです。シャインマスカットが小ぶりですが4房入って1000円。バカ安です。東京ではありえない金額です。

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蕎麦は別にして、リンゴやブドウ、梨の季節に須坂方面にドライブされる方には絶対オススメの直売店です。
今回は店員さんが全くアイソ無しでしたが、そんなマイナス点も帳消しになるほどの安さとおいしさでした。

山家神社の御朱印(長野・上田市)〜真田神社が いくつあっても構わない・・・《秋の ゆるゆる信州❺》

山家神社御朱印です。(長野県上田市真田町長4473−ロ2)f:id:wave0131:20191114190535j:plain

神社名の読みは「やまがじんじゃ」です。

まさか「やまや」「やまい」と読む方はいないと思いますが、念のため。

 

▼山家神社境内社 真田神社御朱印f:id:wave0131:20191114190531j:plain

朱印帳を購入で、いただけた山家神社 幸村公御朱印f:id:wave0131:20191114190526j:plain

真田神社朱印帳f:id:wave0131:20191114190521j:plain

山家神社では摂社、境内社、境外社、限定など無数の御朱印がいただけるようです。

種類の多さに大きな興味を持たない集印者にとっては、そこの部分は用無しです。

 

この神社を参拝して本社と真田神社御朱印だけで良いと思っていたところ、手持ちの朱印帳に残ページが少なくなったので朱印帳を購入したら「オマケ的」にいただける御朱印があり、結果3体いただくことになりました。

しかしあまりの達筆は、ちょっと見、3体の区別がつかないほどです。

 

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▼神社へのバスは「上田駅」から出ていますが、1日数本です。

 

真田氏発祥の地と言われる真田郷にやってきました。

現在は上田市に合併されていますが、以前は小県郡真田町でした。

現在も真田氏の菩提寺や本城跡、館跡、歴史館、公園など真田の名称がついた施設などが点在する、まさに真田一色の地域です。

 

▼山家神社に向かう途中「ゆきむら夢工房」というところで「新そばまつり」が開催されていました。

f:id:wave0131:20191114190609j:plainでは「新そば」を食べさせていただきましょうと寄ってみたものの、長蛇の列。

整理券入手に並んで、さらに蕎麦が出て来るまで1時間以上は待ちそうです。

そばは諦めます。

 

▼代わりにというか「新」か「旧」か分かりませんが、すぐ出て来る「そばすいとん」にしてみます。

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▼蕎麦のすいとんは初体験です。

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歯ごたえのある蕎麦の「塊」は素朴な味がして美味しいものでした。蕎麦をいただくというより、蕎麦と一緒に野菜をいただく、ミソスープと言うのが正解かもしれません。けんちん汁に蕎麦だんごが入っているイメージです。

 

▼そしてテント売店で売っていた大きめの柿。正確な数字は忘れましたが、これで300円しませんでした。

f:id:wave0131:20191114190605j:plainこの柿も甘くて、とても美味しかったので真田郷バンザイです。

 

▼山家神社は予想外にも参拝者の数はチラホラでした。

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▼考えてみれば上田市と言っても、上田の中心街から10kmほど離れていて、交通はバスルート以外ありません。

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上田城内の真田神社や、軽井沢の熊野神社と比べれば、参拝者は少ないに決まっています。f:id:wave0131:20191114190810j:plain

それでもこの神社の御朱印の種類の豊富さと、今回は訪問なしですが、神社へのルート上に真田氏の菩提寺長谷寺や瀧水寺などもありますので、御朱印を求めて参拝しに来る人たちがいるということになります。

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延喜式内の神社ですので歴史は古く、その創建は詳細でないとか。

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当初は加賀国一宮「白山比咩神社」の祭神を勧請したそうですから、神社はどこでつながっているか予想できません。

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一の鳥居からの参道は良い枯れ具合の雰囲気でしたが、社殿は新しい創りのようで、屋根が光っています。

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ところで神社名の「山家」ですが、「やまが」とは山里そのものや、山里にある家を示していたように記憶しています。その「やまが」がそのまま神社名になっていることに、少し気になっていました。

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おそらく「山家神社」の名称を持つのは全国でもここだけでしょうねぇ。

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▼境内の真田神社は明治になってからの建立ですが、社殿もその後の火災により再建、そして改修されていて新し目です。

f:id:wave0131:20191114190758j:plainしかしここの真田神社は、戦国時代から江戸時代、明治を経て現在も続く真田氏が唯一認定する真田神社だそうです。

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この真田神社には真田幸隆、昌幸、信幸、幸村の親子3代が祭神とされています。

では、いったい上田城にある誰もが知っていそうな有名な真田神社は、何なのでしょう。f:id:wave0131:20191114190635j:plain

上田城真田神社はインチキなのでしょうか?

そうではないです。神社にインチキはありません。

上田城址の真田神社は改称を重ねて1963年に「真田神社」とされたそうです。

ハイ、天神さまや熊野、諏訪同様、真田神社がいくつあってもおかしくはありません。

でも、やはり人気者の真田に名称を定めたことは間違いないでしょうね。

 

▼ということで上田城址も、この神社も「六文銭」だらけです。

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ちなみに、六文銭は六連銭、真田銭とも言い「三途の川を渡る際の舟賃」だそうです。

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寺でよく見かける「六地蔵」に1文ずつ渡すそうです。「地獄の沙汰も金次第」ということでしょうか?

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戦国時代は、そんな死を覚悟の、恐れぬ真田の旗印に敵方はビビったかもしれません。

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▼かつてはこんな巨大な鬼瓦を屋根上に乗せていた真田神社だったようです。

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▼数多くある境内社を参拝、見て回ります。

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▼いただいた御朱印の超達筆な腕の持ち主は、意外なことにステキな若者でした。

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「ツケメン」も「イケメン」も言葉としては好きではないので、敢えて「ステキ」なおニィさんとさせていただきます。

ありがとうございました。

 

wave2017.hatenablog.com

 

大法寺の季節限定御朱印(長野・青木村)〜オラが村の国宝と国宝級リンゴ・・・《秋の ゆるゆる信州❹》

▼一乗山 大法寺御朱印です。(天台宗・長野県小県郡青木村当郷)f:id:wave0131:20191108175051j:plain

▼季節限定だそうで書置きは3種類ありましたが、1体だけいただき。f:id:wave0131:20191108175057j:plain

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大法寺があるのは「村」です。上田と安曇野の間にある青木村です。

知らない村です。誰も訪れないような村です。しかしそこに寺があるので行ってみます。

寺に向かう途中、道の駅の案内があったので少し回り道ですが寄ってみます。f:id:wave0131:20191108175118j:plain今回も道の駅にジャンジャン寄ります。

ここに来る前日は「道の駅みょうぎ」にも寄りました。妙義神社の麓で野菜類がメチャ安でしたが、帰宅までの2日間以上車内に置いておけないのでアキラめました。

▼ここ「道の駅あおき」はどうでしょう?f:id:wave0131:20191108175113j:plain

▼近くにある温泉か青木村のキャラでしょうか? 図々しいくらい大きく、可愛さもイマイチ。f:id:wave0131:20191108175122j:plain

▼野菜です。図々しいくらい大きく可愛くない特大ハクサイ!200円。

この大きさと安さで、可愛くなくとも買わずに入られません。白菜には2日間、車の中で過ごしてもらう事にしました。f:id:wave0131:20191108175108j:plainたかが白菜ですが、かつて東京の「道の駅 八王子 滝山」で仕入れた白菜が「これが本当の白菜の味か!」と思わさられるほど美味しかったことを覚えています。

それも東京の八王子で作られているのに驚かされました。

普段は鍋物にされてもカンペキ脇役ですが、主役になれるくらい美味しかったのです。

街のスーパーで買う1/2、1/4にカットされた白菜とは全く別物でした。

それ以後、あれほどの美味しい白菜に出会ってません。

今回の青木村の白菜は、大きいく安いだけで期待はしなかったのですが、やはり美味しく、八王子に次ぐ序列にします。

 

▼オバさん臭く、野菜ばかり仕入れているわけではありません。

リンゴも安いのです。今回はリンゴも大量仕入れです。f:id:wave0131:20191108175127j:plain

▼リンゴの品種を多く知りません。しかし、これだけは知っています。

少しだけ高めのお値段の「シナノゴールド」。赤くなく黄色いリンゴですが、国宝級の美味しさは日本のフルーツ作りの技術の高さを納得させられます。f:id:wave0131:20191108175130j:plain

▼まぁ、リンゴも柿も道沿いにフェンスもされずにタワワに実っていますが・・。f:id:wave0131:20191108175302j:plain

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▼何のブログか分からなくなりそうなので、寺に行きます。f:id:wave0131:20191108175258j:plain

大法寺は古くは大寺とも呼ばれていたそうです。奈良時代の大年間に、藤原鎌足の子(僧 定恵)による創設と伝わります。f:id:wave0131:20191108175245j:plain当初は東山道の駅家(うまや)の役割も担っていたようです。

鎌足文武天皇の時代ですので、遠い遠いお話しです。

▼本堂に続く参道は庭木がきれいに整えられています。f:id:wave0131:20191108175240j:plain江戸時代には山岳信仰としても栄えたそうですが、それ以前の兵火により多くの坊と堂宇が失われてしまったそうです。f:id:wave0131:20191108175253j:plain▼この本堂の建立も新しいもののようです。f:id:wave0131:20191108175249j:plain

▼囲いもフェンスもありませんが、本堂の脇からは有料ゾーンになります。

数字が書き換えられているのが微妙です。f:id:wave0131:20191108175236j:plain

▼そう言えば、いただいたパンフの裏にも数字の書き換えが・・・。

「二」の字の上に「一」を付け加えて「三」にしています。少し笑えました。f:id:wave0131:20191114171106j:plainその2つ折りの白黒パンフは、アナログ方式で印刷された古いものでしたから、20年以上前に印刷されたもののように思われます。その頃からですから拝観料が100円値上がるのも仕方ないことです。

▼右の建物で料金を支払い、御朱印もここで受け付けていただけます。

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▼美しい観音堂は十一面観音像が厨子内に祀られているそうです。f:id:wave0131:20191108175138j:plain

▼「開運大悲閣」は初めて目にしました。f:id:wave0131:20191108175143j:plain

▼700円フンパツしないと厨子の扉は開けていただけなく、お顔も拝めません。f:id:wave0131:20191108175150j:plain

▼そしていよいよ、オラが村の「国宝三重塔」の登場です。f:id:wave0131:20191108175155j:plain

▼あまりの美しさに「見返りの塔」とも呼ばれるそうです。f:id:wave0131:20191108175227j:plain確かに感動ものの美しさは周囲との調和が引き立てているようです。f:id:wave0131:20191108175231j:plainそれにしても長野の田舎の山裾にこの塔です。東山道のルート上にあるとはいえ当時の仏教の力は計り知れません。f:id:wave0131:20191108175158j:plain鎌倉時代から南北朝時代に移る1333年に造営中を示す墨書きが残っているそうです。その後の兵火から逃れることが出来た唯一の建物のようです。f:id:wave0131:20191108175203j:plain

▼「照庭?」天台宗ですから「照底?」でしょうか?f:id:wave0131:20191108175209j:plain

▼三重塔からの眺めです。遠方は北向観音がある別所温泉方面です。f:id:wave0131:20191108175213j:plain

▼全てのモミジが赤くなるのも間近のようです。f:id:wave0131:20191108175218j:plain

▼「先祖供養」と彫られています。お酒が好きだった先祖さまだったのでしょうか。f:id:wave0131:20191108175222j:plain徳利の抱え方は国宝級でした。

懐古神社の御朱印(長野・小諸市)〜小諸城址「懐古園」散策 → すてきな昭和懐古ホテルへ・・・《秋の ゆるゆる信州❸》

懐古神社御朱印です。(長野県小諸市本丸314)f:id:wave0131:20191113174620j:plain

オールスタンプです。そのせいか、社務所の入り口に「御朱印はスタンプ押しです」と、念を押すように貼り紙がありました。

 

「直に書いてください」とか、「なんだぁ、ハンコかぁ?」と言う人がいるんでしょうねぇ。だから敢えて案内しなければならない、ということでしょうか?

 

東京でもオールスタンプのの有名神社があり、いちいちスタンプだという断りの案内はありません。当たり前のごとく、しらっ〜〜っとスタンプ御朱印で戻されます。

 

それぞれの神社の御朱印に対する姿勢、事情ということで理解しましょう。

ここ懐古神社は、おそらく事情でしょう。

 

社務所の脇に記念スタンプがありました。

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記念スタンプに興味は薄いのですが、最近徐々に好きになってきました。

何より写真でもなく、カラーでもなく、伝えたい内容をシンプルな色とシンプルな図柄だけで構成している事にオドロクことが多いからです。今更ですが・・。

 

懐古神社は「小諸城」敷地内に鎮座します。

さて「懐古園」、知識どころか、全く聞いたことがありません。

でも、そこに神社があります。

だから行ってみます。

▼駐車場脇に蒸気機関車

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C56144」とありますが、「D51 デコイチ」くらいしか知らないので、珍しいのか、かつては信越本線を走っていた機関車なのか、非鉄道マニアには全くわかりません。

今はとっくに現役を退き、懐古の対象であることは間違いないでしょう。

 

懐古園は元小諸城の跡です。

大手門懐古園から少し離れた大手門公園内にありました。


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懐古園の入り口になっている三之門です。

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小諸城に現存する建物はこの二つの門しかないようです。

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入園料は懐古園内にある記念館や美術館の共通入場券が500円。

園内の散策券が300円。

このあと駐車料金の500円がお待ちしているから、当然、散策券300円を選択。

 

▼園内散策は後回しにして、何はともあれ目的の神社を目指します。

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▼入園して神社を意識しなくても、人々が進む方向に一緒になって真っ直ぐに進むと神社でした。

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▼神社は小諸城の本丸跡に明治期に入ってから建てられたようです。

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祭神は火之迦具土道真、それに旧小諸藩主のが祀られているそうです。

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▼この奥の建物が社務所になっています。建物内のおかぁさんに御朱印対応していただけます。

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ここ懐古園小諸城は日本の100名城に選ばれているそうですが、シロウトには建物がない城址ほど退屈なものはありません。

見るものがない、何もない、という事になります。

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城址を散策するには、ある程度の歴史知識と、大きく広い想像力が必要です。

それを持ち合わせていないとタイクツな単なる城址になるのでしょう。

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かつては武田信玄の勢力下にあった城だったのでしょう。

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▼信玄の軍師 勘助の名も紹介されていますが、観光的見解のようです。

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それでもこの城のオドロキは空堀の深さでした。

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堀を下って、さらに登って城を攻めるなんて、とてもとても出来そうにない堀でした。

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天守台から見える空、山、町は、かつての藩主、城主が見た光景と変わらないかも。

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▼石垣の上から思わずピーターパンになりたくなりますが、きっと墜落するでしょう。

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▼詳細は記憶にとどめていませんが、木製の大砲。

2、3回「放てぇ〜〜〜!」したら、
悲しいかなその後は使いものにならなくなるそうです。

いったいどの時代に使われたのでしょう?

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▼さて、今回ブログ「ゆるゆる信州」の1泊目の宿。まるでコンクリート要塞です。

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建物を仔細に見ると、老朽化、廃墟感は隠せません。ホテルさんには失礼な事に「廃墟」と表現する口コミもあります。

▼でも生きている「廃墟」となったら行かずに、泊まらずにいられません。

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とにかく宿泊料金はとても安いのです。

同行者が務める会社の福利厚生の補助を得て、3000円にも満たない金額でした。もちろん素泊まりですが。

設備の古さはマイナス点ですが、部屋は12畳ほどで広縁もあるので広く、清潔できれい、トイレは共同ですがもちろんウオシュレット。

▼布団もマットが敷かれ、羽毛の掛け布団。これで3000円以下では申し訳ないくらい。

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▼風呂は人口のトロン温泉。内部は老朽化を隠せない箇所もあります。

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しかし、24時間OKの広い湯船は問題なし。

ワタシにとっては上等な「廃墟的ホテル」でした。

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ホテルは広いロビーや宴会場などもあって、かつては団体客などで賑わっていた時期があったに違いありません。当時は1部屋に5、6人詰め込まれたそうです。

そんな昭和レトロな雰囲気が、ホテル内のあちらこちらで伺えました。

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と言うことで宿泊先も昭和懐古でした。

 

ホテルは食事なしの宿泊ですので、晩ごはんは街に出ます。

▼「こぶたや」という店に入り「エビフライ、フィレカツセット」をオーダーしたら、このテンコ盛り状態で出てきた。

思わず「一人前?」と店員に聞いてしまいました。

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キャベツもタルタルソースも、何もかも山盛り!
客はカップルあり、家族連れありで、特に食べ盛りの高校生御用達の店ではなさそうですが、どうなっているのでしょう?

▼同行者のオーダー品「ロースカツ」も大きめのワラジのようで、皿から踊り出しそうです。

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昼間食べた蕎麦と同じ1200円。コスパも特大です。
しかし、食事に関してはエコ人間の2人。どちらも食べきれませんでした。

オーダー品は和豚ではなかったので、味はかなり「フツウ」でしたが・・。

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