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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

佐倉七福神❶ 大聖院の御朱印 〜千葉県「佐倉七福神」のスタートでしたが・・・

和田山 大聖院 明王寺(真言宗豊山派千葉県佐倉市鏑木町

 佐倉七福神「大黒天」の御朱印です。f:id:wave0131:20190128105546j:plain

▼同「布袋尊」の御朱印f:id:wave0131:20190128105545j:plain

▼同じく本尊「大日如来」の御朱印f:id:wave0131:20190128105544j:plain

朱印帳への直書き対応はなく、すべて書置きでしたので「全部のせ」で、3体をいただいてきました。

直書きは2体まで、書置きの場合は適宜」がマイルール

しかし後で確認すると、情けないことに1体の日付を除いて、3体とも墨書き部分はすべて印刷。

印刷物には「ヒュールリー〜、ヒュールリららー」と気持ちが寒くなります。

でも、なんとか朱印だけは実際の印を押してあるようです。

 

最近、書置きが直書きなのか、印刷なのか、プリントなのか、判断つかないものが多いから、偽札じゃ無いけど、透かして見たり、指に水をつけてこすったりしてシゲシゲと見てしまう。

疑ぐり深い自分がイヤになります。

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常々「書置きで何が不満?」と思ってる人間だから、とやかく言わないが、とやかく言いたくなってしまう!

印刷物に朱印をポンポンと押して、本尊の朱印のみ日付入りで計900円。

そして、その印刷部分はここ数年来同じものを使用しているようだ。

これはマイルールの書置き許容範囲をイツダツ! してないか?

 

2019年のご朱印巡りの3日目、と言うか、1月中は「神楽坂周辺寺社」に「横浜七福神」、そしてここ「佐倉七福神」で終わってしまいそうだから、

正月からグチはソコソコにしましょう。

 

▼同寺で購入したオリジナル御朱印帳。

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何も知らず、佐倉七福神「専用」のペラペラな朱印帳だろうと思って「ください!」。

ところが「1300円です

えっえっ?!

ください!」と言ってしまったから、いまさら後には引けない。

手にしたら専用ではなく、普通の朱印帳のページ数を持っていた。専用ではなさそうだ。1300円という数値も相場。

しかし待てよ、普通の朱印帳として使うにはワシのセンスに合わない。派手・軽薄すぎるだろう! さらに「佐倉七福神」と文字と寺社名がズラッーと並んでしまっているんだから・・・。

 

自分がケーハクだから軽薄にはビンカンなのです。

 

寺で応対してくれた丁寧なお母ぁさんによれば、今年 新発売したばかりの朱印帳で、タレント・車だん吉の原画による制作とか。

誰の作品でも良いけど、このハデハデの朱印帳は「佐倉七福神」だけで完結できる1000円以内のペラペラのモノと勝手に思ったから購入したのだが、失敗したっ!

 

車だん吉さんには、ずいぶん失礼なハナシだけど、七福神と一緒に本尊のご朱印もいただいたとしても佐倉七福神だけでは、ページは埋まらない。どうするの?

 

それも普通だと、扱っている寺社の朱印が1ページ目に押されて販売されているのに、この寺の朱印は押されてない。全ページ純白、マッサラである。書置き3枚を貼れという事なのかな?

 

さて佐倉七福神御朱印は「このあとも書置きが続くのかしら? 」「まぁ、どうにでもなれ!」。

 

WEBで検索してみると、ブーム前のここの七福神ご朱印画像はヒット数も少なく、どれも貧弱(失礼!)、まして各寺の本尊は、さらにヒット数が少ないか、見つからない。ということで超マイナーな七福神。心して巡ろう!

 

さて、大聖院にお支払いは合計2200円、お賽銭、おサイセン!!

 

▼おまけかしら? 「缶バッヂ」をいただきました。見ると2人の神に笑われている! 色々な気持ちを見透かされたような笑いだ?

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笑われても、バッヂを集めるほど粋人ではないから・・・。

どうしよう このバッヂ?

この後、どこの寺社も缶バッヂは出てこなかったけどね。

 

ということで横浜七福神同様、「佐倉七福神」も暗雲が漂うような、スタートの寺からジャブを喰らうハメになりました。

 

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城下町の佐倉市は東京からそんなに遠くなく、城下町だった史跡も多く、売物にできない柿を口にしたような、シブイ町ですが色々面白いところもあり、誰もが知っているあの長嶋の出身地でもある魅力的な町です。

この町の七福神は2002年創設というから、新しい七福神、未成年の若い七福神ということになります。

 

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首都高「葛西」インターを入り、東関東自動車道の「佐倉」で高速を降ります。
自宅からおおよそ50kmほど。

この程度の距離ならボンビーは当然、高速は使わない。

しかし時間は昼近い。正月だ高速代の1600円くらい目をつむれ! ハイ!!!

目を閉じて高速のETCを通過する。

 

▼1時間ほどで1番目の目的地「大聖院」につきました。

 

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▼参道日入って総門を振り返ります。土塁と組み合わせた生垣の造りが、総門前の宮小路通りと同じです。

f:id:wave0131:20190128105555j:plain宮小路町には「武家屋敷」がありますが、その話は次回以降。

▼山門でしょうね。

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▼境内は佐倉市中から離れているせいか、手入れされた庭もありそこそこ広い。

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空海がさんがいらっしゃれば大概は「真言宗」の寺。

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▼書置き御朱印の布袋さんは本土の左手寺務所前にいらっしゃいます。

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▼同じく大黒天さんは本堂内の秘仏で開扉なしだそうです。

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今回記事冒頭で、いただいた書置き御朱印に対する不満らしき言葉を並べてしまいましたが、寺務所で応対していただいた「おかぁさん」「おとぅさん」には、とても親切丁寧に接していただけました。

七福神期間中、御朱印を求めてやってくる参拝者の対応役、お留守番役らしき年配の男女は、ご住職には見えない様子だったので「おとぅさん」と表現しましたが、ご住職でしたらゴメンナサイ!

全ては第一印象で決められないことは散々経験してる。

 

▼だからこの寺もこんな側面があることを後で知っても驚かない。樹木葬の墓地です。

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横浜港北七福神❻妙蓮寺 菊名池弁財天の御朱印 〜かつて、後楽園にビッグなプールが存在した時もあった

長光妙蓮寺境外社 菊名池弁財天社

 横浜港北七福神弁財天」の御朱印です。f:id:wave0131:20190123144250j:plain

妙蓮寺の境外社という立ち位置なのだろうけど、御朱印にはどこにも「妙蓮寺」の文字はない。

それに真ん中の朱印「ミツウロコ」は何だろう? 商標ではよく見かける?

「波にミツウロコ」これまでに見た記憶のない朱印だわ!

 

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横浜七福神最後は菊名池弁財天

名前は池だが公園全体が道路で分断され、南側の半分には池ならずプールになっています。冬のプールは見ているだけで、女子高生の生足のようにブルブルものだけど、彼女らはそんなに寒くはないのでしょうねぇ。

それにしても真冬なのに水を張ったままなのは、どういうことでしょう? まさかここで「寒禊」の神事は行われないよね?f:id:wave0131:20190123144312j:plain

▼夏はこんな様子になるらしい。WEBからお借りした写真です。f:id:wave0131:20190124173937j:plain夏は賑やかになる公園ですが、全国的に公営プールとか学校のプールは減りつつあるそうです。

少子化とか、老朽化、メンテナンス費用の予算が取れないなど様々な問題があるようで、東京の小学校などは近辺のジムなり、スイミングスクールに生徒を連れて行って、水泳の授業を行っているとか。

そんな状況だから、ある子たちはママパパたちの言いつけで、学校後にスイミングスクールに行っているのに、同じプールに学校の授業でも行くこともあるそうです。

 

考えてみれば、屋外プールは夏の一時期しか使用できず、その時期以外は役立たずで、ヒマそうにポツンとしてます。

うまく利用してるなぁ〜と感心して、冬場はテニスコートとして使わせているプール内で下手なテニスをしたことがあります。

ホームランでも打たない限りボールはプール外に逃げず、プールの深さが、壁がネット代わりになっていて乙なものだったが、何やら谷底でラケットを振っているようで落ち着かない気持ちにもさせられた。

いずれにしても屋外プールを売り物にしている施設は、オフシーズンをどのように利用させるかなど、経営面でも大変かもしれない。

 

▼昔「後楽園競輪場」があって、都知事の「公営ギャンブル廃止」のスローガンにより「後楽園ジャンボプール」という競輪場一周の流れるプールに様変わり。そんなに流れ速度の早くない水は、元競輪場を一周するのに20分ほどかかった? 知りません!単なる予想です。

その後「東京ドーム」になりました。

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他でも東京ではお台場で「船の科学館 https://funenokagakukan.or.jp/  」にあったプールが10年前に営業終了しています。

都心周辺で大規模なプールは決して新しく造られない代わりに、日帰り入浴施設が、雨後の筍のごとく「これでもか!」とつくられてきました。

 

我が国民のほとんどは皆な「お湯、お風呂」が大好きなのです。

まぁ、ワタシは見たくない裸体がラッシュのように蠢いているのはとってもイヤで、人に見せられるほどの裸体も持ってないから、大きな風呂はできる限り近寄らないことにしているけど・・・。

 

話が大脱線した弁財天の社は、この菊名池じゃない、プールの畔にあります。

▼このテントで御朱印の応対をしていただけました。f:id:wave0131:20190123144313j:plainテント内には3人の男女がお守りなどの販売なども応対。寒い環境で4日目? あと3日間、頑張ってください、プール風でカゼひかないように・・・。

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ここにも妙蓮寺の文字は見当たりません。寺とこの弁財天社はどのような関係か不明。f:id:wave0131:20190123144315j:plain

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f:id:wave0131:20190123144311j:plainということで、横浜七福神と言っても他の地域の人たちがイメージする「横浜」ではなく「港北区」と言う郊外・住宅地の中の七福神ですが古刹あり、名刹あり、檀家寺ありと多様で結構楽しめました。

いつものように駆け足の七福神めぐりだったけど、少し心洗われ、多少のご利益はプールできたかも?

 

▼「横浜港北七福神」7寺院のまとめ記事。

wave2017.hatenablog.com

横浜港北七福神❺正覚院・蓮勝寺の御朱印 〜かつて、朱印の種類ごとに整理してた時もあった

▼大豆戸山 正覚院曹洞宗横浜市港北区大豆戸町

 横浜港北七福神「大黒天」の御朱印です。

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日付は1ヶ所のみ、寺名は2ヶ所。

 

菊名山 喜楽院 蓮勝寺(浄土宗・横浜市港北区菊名

 横浜港北七福神毘沙門天」の御朱印です。

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それぞれ右ページは本尊ですが、両寺とも日付も寺名のそれぞれ1ヶ所のみ。

下の蓮勝寺の御朱印は、見開きにしてはスキマ風たっぷりでサミシゲな御朱印

 

ということで、上に掲載の2寺院の朱印は、どちらも日付が1つだけしか書かれていないから、見開きを意識して揮毫いただいたことになるのかしら。

 

どちらでも良いんだけど、2体の朱印をいただく時は大概 2ページを見開き状態に開いて朱印帳を渡す。

あとはどのような結果になるのか書き手に任せます。

普通にそれぞれ日付入りで、1ページごとに1つの印として戻されることが多いが、中には見開きを意識して、というか見開いた状態で1つの日付、1つの寺名で戻されることもあります。

 

前ページに空欄があると、気を利かして山折を跨いで前後に書かれて戻ってくることもあり、予期せぬ結果になります。

 

蓮勝寺では、ある女性が「本尊はこちらに、七福神はこちらからお願いします」と1冊の朱印帳で数ページを間に設けて「あっち! こっち!」と指さしていました。

女性の朱印帳を手に、若い副住職らしき方が「これがあっちで、あれがここか・・・」と朱印を押すページを年配の住職らしき方に説明。

年配の住職「ここが七福神で、ここではなく、ここへご本尊? ページを飛ばしちゃっていいの?

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要するに七福神めぐりで、本尊と七福神をそれぞれ別にまとめたいようです。

どうやら女性の意図は無事伝わったようです。

この程度の「お願い」なら、書き手側の手をそんなに煩わせずに済みます。

 

気持ちはわかる。

人に見せる時、あるいは自分で確認する時、七福神なら途中に別の朱印が入らずに連続している方がわかりやすい。

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しかし、見開きごとに七福神と本尊が並んでいる体裁が7つ、それはそれでイイような気もします。

 

自分も御朱印をいただき始めた当初はそんなような分け方をして朱印をいただいていました。

現在は、どの朱印帳の、どのページに、どの朱印があろうと構やしない。

構わなくなったのは、所詮とうてい思うように整理できないから。

何冊も使用中の朱印帳があり、日付も前後したり、途中で貼り付けがあったり、もう無茶苦茶に等しい。

だから朱印帳の順番とか、日にちごと、霊場ごと、地域ごととか、まったく気にしなくなった。

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実物の朱印帳を人に見せることは殆どないし、自分で見直すこともほとんどしない。

そのかわり、ほぼ全てスキャンしてパソコンで整理してるから、そちらは度々行ったり来たり、確認、調べなどをしている。

まぁ、それも細かく分類すると相当やっかいな作業となるからホドホドであるが、人から見ればそんなホドホドでさえ「そんなメンドウクサイ事、よくやるわ!」的状態。

 

いつも書くが「ヒマ」でないと「ヘイワ」でないとできない。

非生産的で、何の役にも立たないから、人から見れば。

それを言っちゃあおしめえよ”と、どこからか聞こえてきそうだけど。

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さて、くだらないオシャベリで時間を失った。以下2寺の様子です。

正覚院f:id:wave0131:20190123144252j:plain

横浜駅近く、小高い土地へ続く坂の途中にある寺です。f:id:wave0131:20190123144253j:plain

「正覚院」。この名称は全国にいくつあるのだろう? 正確には「正覚禅院」。f:id:wave0131:20190123144254j:plain

▼本堂はかろうじて禅寺らしき姿がうかがい知れます。f:id:wave0131:20190123144255j:plain

▼本尊が大黒天かと思われるような本堂の扁額。f:id:wave0131:20190123144257j:plain

真言は短くても全くわからない。「ソワカ」は「かしこみ、かしこみ」かしら?f:id:wave0131:20190123144256j:plain

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蓮勝寺f:id:wave0131:20190123144301j:plain南無阿弥陀仏」の石柱は浄土宗の寺だと教えている。

菊名の起伏の富んだ土地の上にある、こちらも地域の人々の檀家寺のようです。f:id:wave0131:20190123144304j:plain

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▼仏足石には、これ以上近寄っちゃいけません! 進入禁止。f:id:wave0131:20190123144307j:plain

▼「天上天下唯我独尊」。アンタもワタシも、世界でかけがえのない唯一人。f:id:wave0131:20190123144309j:plain

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▼乏しい脳では記憶に残るような特徴を見つけにくい2つの寺でしたが、この「カメ」のおかげで覚えていられる。うさぎに連勝した亀の「蓮勝寺」! 字が違う!f:id:wave0131:20190123144306j:plain



▼「横浜港北七福神」7寺院のまとめ記事。

wave2017.hatenablog.com

横浜港北七福神❹西方寺の御朱印 〜かつて、鎌倉の地に建っていた時もあった

▼補陀洛山 安養院 西方寺真言宗系単立・横浜市港北区新羽町)

 横浜港北七福神恵比寿神」の御朱印です。f:id:wave0131:20190119190306j:plain

▼同じく「阿弥陀」の御朱印f:id:wave0131:20190119190307j:plain

▼同、2017年にいただいた「日限り不動尊」の御朱印f:id:wave0131:20190121192028j:plain

寺名からして浄土宗かと予想してたけど単立の真言宗でした。

ご本尊は阿弥陀か不動か分かりません。この寺に存在する全ての「神仏」が「本」尊でも良いのです。

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▼駐車場から参道に向かうと正面に墓地が・・・。贅沢に南向き、階段状の造りは眠っている仏たちも日向ぼっこしているように暖かそうです。まるで墓地のアマルフィ
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▼創建時の鎌倉時代には、当然鎌倉の地にあったこの寺の参道は冬にしては緑が多い。f:id:wave0131:20190121184741j:plain▼ほぼ同じ位置の2年前春の写真です。この時は眠気を誘うような萌え始めた新緑に魅了されました。こんな寺を任されたら「仏門」に入ってもイインじゃない?f:id:wave0131:20190121184751j:plainこれまで巡ってきた横浜七福神の寺同様、この寺も観音・不動・地蔵と複数の霊場札所で「花の寺」でもあるのですが、さすが正月4日は何の花も無い。もう少しすると「ろうばい」が咲き始めるようです。f:id:wave0131:20190121184747j:plain300年前に建てられた山門、本堂、鐘楼堂が横浜市文化財になっています。f:id:wave0131:20190121184748j:plain今のこの寺が創建当時の鎌倉にあったら、鎌倉の古寺に紛れてしまう。やはり茅葺の鎌倉にある寺のひとつ、ということになってしまっていたかも。

 

▼ところが何であれ、この眺めを鎌倉でなく横浜市内で得られるのは貴重!? 何だ、ちゃんと撮れてないわよ。iphone しっかりして!
f:id:wave0131:20190121184742j:plainどこから手に入れるのか、この茅の量は半端でない。現代では茅葺きを維持するのには瓦葺きなどより比較にならないほど困難なことなのでしょうね?f:id:wave0131:20190121184745j:plain

七福神の「恵比寿神」はこの本堂内の右奥に祀られています。

 

2年前の2017年に訪問した時は住職らしき年配の方に御朱印をいただいた。今回は、おそらく副住職さんかしら? お若い。

「カメラ撮影したら、叱られますか?」

▼「う〜〜ん・・・、この掛け軸だけでガマンしていただいていますけど・・」と。

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では、恵比寿神像は遠慮して、こちらをカシャ!

普通、本尊でなくとも堂内は撮禁がほとんど。フラッシュで日焼けするからね!

特に仏像マニアでもないけど、でもマニアだったらWEBとか雑誌、書籍、絵葉書、写真集を手に入れるのかな?

わたしが撮りたいのは「記録」としての写真だけかも?

山門を背にして3歩進むと、もはやご対面してきた神仏の姿もオボロゲになっているから・・。

 

▼前回もご挨拶した観音さまに再会。f:id:wave0131:20190121184744j:plain

▼小さな観音さまは撮影しても記憶に残らないかも? これもきなしみ「大悲閣」です。f:id:wave0131:20190121191504j:plain

いや、ホントは意味が違うでしょうっ!

大悲殿」「大悲閣」は観音菩薩を安置する建物を表す言葉ですけど、「大慈大悲」であって、「大悲」は「きな慈」を表し、また菩薩そのものをも表しているはず。

 

▼前回に訪れた時は気づかないほど普通に葉を茂らせていたのかしら? これでもかの緑に舞い上がり、燃え落ち葉を落とすと、その存在感を増す場合もあるのね?! f:id:wave0131:20190121184746j:plain

花も葉も満開にタップリあるだけが「ファースト」じゃない! かもね?

 

 

▼「横浜港北七福神」7寺院のまとめ記事。

wave2017.hatenablog.com

 

 

横浜港北七福神❸東照寺の御朱印〜かつて、東京の奥座敷だった時もあった

▼圓瀧山 光明院 東照寺曹洞宗横浜市港北区綱島西1-13-15)

 横浜港北七福神布袋尊」の御朱印です。

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▼同じく、東照寺 本尊薬師如来の「瑠璃光明界」の御朱印f:id:wave0131:20190116193757j:plain

「瑠璃光界」初めは「」と読んでしまいましたが「」でした。

寺名から本尊は薬師如来と予想できますが、曹洞宗だった事は予想外でした。

禅寺の本尊は「釈迦如来」が多いけど、どうもこの図式に定型はないようです。

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東京の東の位置する23区内に住んでいる者にとって、西側の土地勘は少ない。

ましてや、多摩川を越えて神奈川に入ると細かい部分はイイカゲン。

川崎も横浜も境界線はボンヤリしてて、まさか川崎市多摩川にへばりつくように細長く、多摩川の河口から川上に延びて、南から横浜市に圧迫されるような形状にあるとは、ほとんどの東京人は知りません。

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横浜港北七福神は「横浜」の冠をつけてはいるものの、各寺はすべて市内の北部に位置して川崎市と隣接する「港北区」にあります。

 

東京から中原街道を南下、多摩川に架かる丸子橋を渡ると神奈川・川崎市に入り綱島街道に続く。「新丸子」「武蔵小杉」「元日吉」を過ぎると、すぐに横浜市に入り「日吉」「綱島」と続きます。

 

▼横浜七福神3ヶ所目の布袋尊の「東照寺」は東横線綱島駅」近く、いや駅前と言っていい場所にあります。

車だと混雑していて、たどり着くのに少々厄介な場所。

 

▼駅に近い商店街は常に賑やかですが、借りた写真だから人がいません。

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そんなゴチャゴチャした綱島駅前ですが、「綱島」と言うくらいだから昔は「」だったに違いない。海に浮かんだ島か、川にあった島か、水田に浮かぶ島だったのかわかりません。

そしてもっと驚くことに綱島のかつては「温泉街」だったのです。

▼半世紀前ほどの「綱島温泉」。

横浜市立図書館 横浜市立図書館 ホームページ から拝借)

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確かに現在でも綱島には銭湯や温泉施設はあります。

しかし戦後の最盛期には「東京の奥座敷」「関東の有馬温泉」と言われ、宿は80軒、芸妓も150人ほどいたそうだ。進駐軍特殊慰安所的役割も果たしていたとか。

戦後からバブル期まではどこの温泉街も怪しげな、いかがわしい雰囲気・施設をもっていたようだが、綱島温泉も時代の変化とともに徐々に衰退、トドメは新幹線開通で温泉客を熱海や伊豆に持って行かれたようだ。

今はすっかり住宅街となって、当時の面影は全くない。

 

▼そんな温泉街の変遷・歴史を目の当たりにしてきただろうと思われる東照寺。

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総門で「掃除小僧(地蔵?)」と「六地蔵」がお出迎えです。通りから境内は仕切りがなくオープンなイメージ。

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▼石造りの布袋尊は満面の笑顔。正月とはいえ、恥ずかしいような、羨ましいような笑顔。このくらいの笑顔になれれば誰からも好かれそうだ。

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聖観音は笑っていられない。人々の難しい願いをどのように叶えさせようかと沈思黙考中。

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▼「生物慰霊碑」牛と鹿かしら? この寺の立地ではペットの埋葬は受け付けないだろうに?

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本堂に近づくと「お囃子」が聞こえてきた。正月らしさを増幅させる音色だけど、寺に「お囃子」は初めての経験。「囃子」の目的を思えば、当たり前に寺でも「アリ」だ。

▼小学生らしき数人の太鼓の音。

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▼みんな真剣に太鼓と向き合っている。

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聞くと前日までの3が日は神社で演奏していたとか。そうか、この子達は遊びにも行かずに「お囃子」演奏で正月が終わってしまうのか? 「食っちゃ寝」や「屠蘇三昧」の大人は恥ずかしいわっ!

 

▼本堂内に布袋尊はいらっしゃいました。恥ずかしい大人を詫びます!

f:id:wave0131:20190116193801j:plain祀られている七福神の神々は大概小さい。双眼鏡が必要なくらい小さい。秘仏のこともある。まぁ、個人的にはあまり大きいとアリガタミや神っぽさは薄れるわね!

横浜七福神御朱印はほとんど本堂内でいただきます。正月も4日はどの寺も混雑は見られず、御朱印もスムースにいただけます。

 

私の後で順番待ちをしていた女性に、私がいただいた2つの御朱印を指しながら「こちらの印は・・・?」と尋ねられる。「あっ、はい、七福神とご本尊です!

どうやら御朱印初心者か、まだ日が浅い経験の御朱印収集さん。

背後で「ご本尊もお願いします」とその女性の声。

 

イイんですよ!

でも今度からは訪れた寺の本尊が「薬師如来」か「阿弥陀如来」か「釈迦如来」かなど、理解してると、堂々と「ご本尊もお願いします!」と言えるわよ!

 

さらに高まる「お囃子」に追い立てらるように「奥座敷」を後に次の寺に向かいます。

 

 

▼「横浜港北七福神」7寺院のまとめ記事。

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