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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

本成寺の御首題(新潟・三条市)〜三条のノミ、雲蝶も使ったか?

長久山 本成寺のご首題です。(法華宗陣門流 総本山・新潟県三条市西本成寺

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西福寺永林寺など雲蝶の作品、所縁ある寺を見てきて、この寺を最後に雲蝶ともお別れになりました 。

魚沼の永林寺からは50kmほど走らねばならなかった三条の本成寺(ほんじょうじ)。

 

雲蝶の作品がある寺社は、きっと他にもたくさんあるはずだが、あまりたくさん見ても感激はその都度、薄くなっていく!

ガツンとくるのは何と言っても新鮮さです。

雲蝶には悪いが、3寺目になると食傷気味になります。

新鮮な生活から熟年離婚へと変化していく男女の関係と同じようなものかな?

例えも悪いけど、西福寺では感激したものの彫り物に特別な興味があるわけじゃ無いから仕方ない。

 

後で知ったのだが、この寺に雲蝶が眠っている墓があるそうです。

いつものように事前知識を多く持たないから見逃しました。

見逃しても、まぁ、大してガッカリしてない。

普通、著名人の墓を訪れる時、その人の作品より肖像を思い浮かべることが多い。

しかし前回で記事にもしたが、雲蝶の肖像はないから墓に手を合わせに行ったとしても、本人の顔は浮かばず、作品だけしか脳裏に浮かばない。西福寺の強烈な彫り物だ。

だから墓を前にして亡き人を偲ぶというイメージではないわね、雲蝶の場合は。

 

▼それにしても赤門と呼ばれているこの寺の門はデカイ。さすが総本山。

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▼こういうアングルが好きなんで・・。

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▼こちらは南側の山門(三門?)

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本堂。

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▼屋根は正面からではなくこのアングルが好きなので・・。

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根本道場なのです。

寺でよく使われている「根本」という言葉、言葉通りだろうけど、今ひとつ深く理解できない「根本」。

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▼雲蝶でしょうね。もうほとんど時間がなかったのでウワッツラだけの参拝になりました。f:id:wave0131:20180219203932j:plain

それにしても江戸・雑司が谷に生まれ、名声もそこそこ得ていた幕末の江戸を離れ、雪深い越後でノミを振るう雲蝶の最後は三条!

様々なキッカケが揃っていたとしても何で越後? なんで三条?

どんな人物だったのか想像しがたい。

幕末から明治の越後なんて、雪と山と田圃と畑だけ。他は何も無かったはずです。

現在も大きく変わらないように思いますが。

でも、彼に江戸から東京へ名を変えつつある都のニギワイは仕事のジャマだったのか?

しかし想像するに越後には刃物の「鑿」だけは雲蝶も納得の品があったかもしれない。

ゲージツ家は道具さえあれば、あとは想像力とそれを具現化する力があるのかしら?

 

三条のイメージは洋食器を作り出す町。

しかしナイフ、フォーク、スプーンは発展途上国に譲らざるをえなくなりました。

彼らの国の方が安くできたから、多分。

で、産業としてはかつてほどの活気はないかもしれないけど、新たなイメージで三条の刃物が蘇っています。

 

東京に「合羽橋」という、飲食店様ご用達の街があります。

飲食店開業に必要な暖簾・のぼりに始まって、鍋釜の厨房用品・刃物、メニューサンプルまで見ているだけで楽しくなるほど何でも揃っています。

そこで売っている三条の刃物は最低1万円はしているかも? 上はキリが無い。

店には岐阜の関の刃物も同席しています。

近頃はそれを多くの欧米人、特に仏・伊の男たちがタメツスガメツ。

そして何本か仕入れていく! 包丁、ナイフを・・。

どうやってエアーで帰国するのか心配になります。無事帰国して持ち帰ってよ!

日本の刃物でフレンチでもイタリアンでも創ってよ!

 

ということで雲蝶も、きっと三条の「鑿」使っていたのだと推測。

キレアジ、ホリアジが江戸の刃物より優れていて、ドンドン手が進んだ雲蝶は越後で数多くの作品を残すのだった」と勝手に想像します。

無責任に勝手に想像するほど楽しいものはない。どんな文献も知ったこっちゃない、誰にもジャマされません。

 

相変わらず、話がどこに飛ぶのかワカラナイ!

 

寺に戻ります。

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境内は広大で伽藍も整っています。塔頭も幾つかあるようですが覗いているヒマなかったのです。

二重の塔f:id:wave0131:20180219203936j:plain

千仏堂f:id:wave0131:20180219203946j:plain

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▼境内を出て寺を眺めてみました。この時期はグリーンと朱の対比が際立つ外からの眺めの方がいいようです。

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明るく真っ赤な朱色は軽薄さを感じますが、少しくすんでいる深く暗い朱色は歴史も感じさせ、浮き足立ってなく落ち着きがあるわね。

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この寺は、時間的余裕を持ってジックリ対峙すべき相手だったようです。

と思うけど、それにしては上の写真をご覧のように、境内はシッカリ手が入っていますが、GWの夕方近くは人っ子一人出会わなかったわねぇ。

御首題は笑顔で対応いただきました。さすが日蓮宗

おっと、法華宗でした。まぁ日蓮さんを宗祖とするのは変わりないわな。

西福寺・永林寺の御朱印(新潟・魚沼市)〜ミケランジェロになりたくなかった男

赤城山 西福寺御朱印です。(曹洞宗新潟県魚沼市大浦174)

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西福寺御朱印帳。

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▼針倉山 永林寺御朱印です。(曹洞宗新潟県魚沼市根小屋1765)f:id:wave0131:20180217190657j:plain

 

 

1月21日に都内佃の住吉神社御朱印をいただいて以来、御朱印巡りとしては何処にも行っていない。

寒いのが苦手なわけではない。どちらかといえば寒さは平気。恒温動物だ。

北風ピューピューはカンベンして欲しいが、凛とひきしまった冷気は、ナマクラな身体をピンとさせてくれるようで好きなのだ。

 

だが、2月は仕事が休めない。午後からだが土日祝もズーーーーと仕事だ。

ある意味の職人仕事のように生産性の悪い仕事を業としている。

大きな数字の契約を取って売り上げができる、というような仕事ではない。

消費した時間なりにしか数字にならない。それも情けないことに付加価値が少ない。

AIがもっと現実的な姿に変われば、人間なんてお役ご免になるような仕事かもしれない。

 

▼自分の愚痴はともかく、この人の仕事はどんなんだったろう?

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やはり職人としての彫物師だから本人しかできない仕事で、手がけた分だけしか金にならないはずだ。しかし付加価値は高い!

 

そして現在は職人から芸術家へと評価され直されている。

石川雲蝶の作品はここ西福寺の「越後日光」の代表作のほか、永林寺や三条の本成寺など越後に多く残されている。

 

西福寺

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▼ここ「開山堂」の内部に「越後日光」がある。開山堂の保護のためか無粋な建築物で覆われている。

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▼見上げて感嘆する緻密で華麗なその内部は撮影禁止。

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曹洞宗の開祖を彫った解説付き拝観料500円の「越後日光」は、栃木の日光より感激した圧巻の彫り物だった。世界遺産より観光客が少ないことも好感だね。

 

開山堂内でガイドを聞きながら、欄間から天井に広がる彫り物をず〜〜っと見上げていた。少し首が痛くなった。

ナマクラな身体は寝転がってみるのが正解かもしれない? ダメだろうね!許されない。


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▼建物外部の装飾も彼の仕事によるものだろうか?

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f:id:wave0131:20180217190708j:plain一つひとつの仕事にとんでもない時間を要したはずだ。

そしてその報酬は妥当なものだったかもしれない。

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石川雲蝶」? そんな名前は御朱印巡りでこの魚沼を訪れる前は知らなかった。

もともと大きな知名度はない。

どこかの鑑定家が彼の作品を見て「これは越後のミケランジェロだ」と宣ったから、

地元の自治体や寺社が観光 PR用として「日本のミケランジェロ石川雲蝶」となったようだ。

そんなに古い話ではない。

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雲蝶と言っても誰も知らない、肖像画や似顔絵もないから「ミケランジェロ」の名を借りた。

両者とも天で苦笑いしてることだろう。

雲蝶雲蝶ミケランジェロミケランジェロだ。

「おれはミケランジェロではない!」と石川は思っているかもしれない。

越後でも、日本でも、東洋でも、世界でも「彫物師 石川雲蝶だ! 有名にならなくてもヨイ!」

そこまでヘンクツではないかな?

いやいや、師、名匠、芸術家はみなヘンクツなはずだと、そのいずれでもない、ただの偏屈者はそう思うな。

 

永林寺

カケアシの魚沼は忙しい。

▼西福寺を後にして7〜8kmほどさらに北へ向かう。

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この寺も雲蝶の作品を売り物としている。

が、どうしたのか写真がまったく見つからない?まただ。

寺の記憶も全くないに等しいぞ。

頭がキャベツだ。いや昨今のそんな高いものではないな。

脳が単に「オシャカ」になってしまったようだ。

 

▼写真は永林寺さんからお借りしました。

 

巡ってきた寺社の記憶は、凡人には事前の予備知識、予習と、いただいた御朱印を確認しながら、さらに寺社の由緒書や撮ってきた写真で復習しないと、大きな感動もなく、何事もなかった寺社は殆ど正確な記憶に残らない。

記憶に残っていたとしても、あの寺、この寺、どの神社?とゴチャ混ぜになっている。

記憶も必要な再現性の技を持つミケランジェロの爪の垢でも欲し〜い!ねっ。

 

 

八海山尊神社・普光寺・千手院の御朱印(南魚沼市)〜龍と、山と、海と・・・

前回記事の龍谷寺の門を出て視界の開けた場所に出ると八海山。たぶん!f:id:wave0131:20180212183134j:plain独立峰でもないし、山に詳しくないからよく分からない。

何れにしても霊山だが、富士霊峰をはじめ、日本中の主な高山はすべて霊山と言っても過言ではないんだろうなぁ? と思うくらい霊山は多い。

それにしても山なのに「八海山」とつのとは不思議な名だ。

どこかに池とか沼があるのだろうか?

それとも宗教用語の「九山八海」からきてる言葉なのか? だとしたら9つの山と8つの海だから、やはりおかしいな!

山で海、海が山? 山の海、海の山?

相当コンガラがってきた!

 

池を「」と呼ぶ場所は他にもあって、やはり八海と呼ぶのが富士山の麓の「忍野八海」。

f:id:wave0131:20180212183146j:plain富士の雪溶け水が気の遠くなる時間を経て、ここに湧き出て8つの池を作っている。その池を「海」と呼んでいるから分かりやすい。

ここはお気に入りなので数回訪れているが、残念なことに最近はやけに観光客が多くなってシブさが薄れてしまっている。

「あまり賑わって欲しくない」何て気持ちは、それが好きな者の身勝手な思いだ。現地の人にしてみたら大勢の観光客は大歓迎かもしれない。

それも土産物屋や飲食店などの何らかの商売をしている者に限られるかしら?

商売も営んでいない近隣の住民にとっては観光客など、ただウルサイだけだろうね。

どのように変化しても、すべての人が幸せになるのは難しいわね。f:id:wave0131:20180212183147j:plain

 

もう一つ池だか沼だかを「」と呼ぶ場所を思い出した。

中国の世界遺産九寨溝(きゅうさいこう)」だ。ここも大小の数多い池・沼のなかで「長海」「五花海」と海の字を付けている池・沼がある。

f:id:wave0131:20180212183149j:plain行ったことがないから写真は借り物。

ここも世界遺産になって中国が経済発展した今は入山料みたいな有料のエリアとなって、同じく世界遺産の「黄龍」とともに中国人はもちろん、海外の観光客も含めゴッタがえしているようだ。

行ってみたいけど有料で大混雑!? 遠慮しておこうかねぇ。スケール違いだが忍野八海でガマンしておく!

 

さて新潟魚沼地区は車でも数回通過しているが「八海山」は、この時初めて意識した。

今まで名前だけ身近な「八海山」はこれだった!

日本酒の好きな人なら誰でも知っているブランド。

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酒類の中で唯一、好んで飲まないのが日本酒だ。

ビール、ウイスキー、ワイン、焼酎、どれも「あ〜ぁ、ウマイ!」と自然に言葉が出てくるのに日本酒だけは味がわからない。

それでも人と一緒の時は日本酒を飲むことは度々だ。

昨今もてはやされている「獺祭」なんてのも全く美味しいとは感じない。ワインのような味覚にマズイとも思わないが、値段が高いだけで、だったら「安物のワインで良い!」 と財も感性も貧弱どころか皆無な者は思う。

この日本酒の醸造元は八海山の麓にある。

 

そして、この神社も同じ山の麓にある。

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f:id:wave0131:20180212183129j:plain社頭だか碑は「海尊神社」となっている。

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扁額と御朱印は「八海山尊神社」。

海尊神社」に「八海山尊神社」。「山」の字があるか無いかの違いだ。

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八海山尊神社新潟県南魚沼市大崎)

 

「山」「酒」「神社」どれも知識は無いから話がウスイね!

 

 

八海山尊神社を離れ、さらに車で20分くらい北上。

浦佐」という駅の近くにあるのがこの寺。

f:id:wave0131:20180212183145j:plainGWだったこの時はグリーンとのコントラストが印象的な寺。f:id:wave0131:20180212183135j:plain

オッソロしくカンドー的で好みの山門。

扁額は「吉祥山」。この「」は他にもケッコー見かけるよね。f:id:wave0131:20180212183136j:plain

 

前回の記事でドラゴンは何処で、何をしている? 北陸、北日本の雪を鎮めよ!と書いたつもりだが、まだ言う事を聞いてもらってないようで北は雪が続いてる。

で、この寺にもドラゴンはいた。今頃はもう雪に覆われて、寝ているんだろうね。

ヤブニラミの龍ではなく「方睨みの龍」だそうだ。

海山尊神社に続いて、また「」が出た。

f:id:wave0131:20180212183137j:plain天井画の龍はどこの寺の絵も見上げる者の目を追いかけてくるわね!

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回廊を行くとデカイ不動明王。手水舍にもなっている?f:id:wave0131:20180212183139j:plain

f:id:wave0131:20180212183140j:plain寺の名前は毘沙門堂。崇められているのは「多聞天」。f:id:wave0131:20180212183141j:plain毘沙門天」と「多聞天」は同一の神?のはずだが、どうして呼び名が2つある?

「寺」のことも知識は無いから話がウスイ! 

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吉祥山 普光真言宗豊山派新潟県南魚沼市浦佐

 

毘沙門堂御朱印をいただくのに時間がかかった。というより御朱印を書ける僧侶が席を外していた。

「すぐ戻るから・・」と言われたので少し待つことに。

その間、お参りに来ていたおバァちゃんと世間話をする。話の内容は忘れた。世間話だから無責任で大した話はしていないはずだ。

まだ戻らぬ「御朱印を書ける僧侶」。

 仕方なく毘沙門堂を出て歩いてみると隣にも別な寺が・・。

全く予定していなかったが御朱印をいただけるか聞いてみた。

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f:id:wave0131:20180212183144j:plain快く揮毫していただけた。千手院さんの住職に感謝! 忘れません! たぶん?

だって「ついで」だったから!

毘沙門堂と同じ真言宗豊山派の寺。

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▲大悲山 千手院真言宗豊山派新潟県南魚沼市浦佐

 

このあと間も無く毘沙門堂でも御朱印をいただけた。

 

前回ブログ「龍」の記事をおいて中3日。

今回も迷宮を迷走する「山」と「海」と「龍」の記事でした。

ワレながらカンシン! 支離滅裂もここに有りと言う記事だわ。

 

それでもアホな記事を書き続けているワタシ、ワシを応援してね、オネガイ!

だって、もう止めたくなっているんだもの、このBLOG !

 閉鎖、解散、close 、したいよう!

 

ウソウソ! 応援も何もいらない!! 

あなた達にコビらないよっ!

所詮、ブログなんて自己満足のタワゴトと理解してるから。

 

ホントは「イツモ アリガトー!!!!」 と・・と感謝してるよっ!

 

いったい、どっちなのか、自分でもわからなくなってきた。

まるで子供?

 

龍谷寺の御朱印(新潟・南魚沼市)〜雪が暴れてる!ドラゴンは何してるのだ?

八海山 龍谷御朱印

りゅうこくじ曹洞宗新潟県南魚沼市大崎3455)

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中央の揮毫は「開運大悲殿」だよね!?

龍谷寺は八海山の麓にある。

 

東京に雪が降ってもシレタものだよね。

それでもNHKのNEWSでは幼稚園生に言い聞かすような注意喚起の言葉と、スベッた、コロんだ、救急車で運ばれたと、北国の人達に笑われるような被害報告が相次ぐ。

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そして普段と異なり交通機関に大きな支障が出る。

東京の非常時の備えなんて、そんなもんだと思っているから、ジタバタしない!

でも雪どころか、関東直下地震なんてのはコワイわねぇ!

めちゃ、ジタバタどころじゃなく、アワテフタメク!こと間違いない。

そんな時はきっと、何一つ正確な判断ができない。

どちらにしてもタカが雪でこのザマだから、関東直下型地震なんてものがやってきたらどうなることやら!

NHK NEWSではきっと「落ち着いて、命を守る行動をとってください」これまた小学生に言い諭すような言葉を並べるしかないだろうねぇ!

NHKがそんなNEWSを出す機会がないように願うばかりだけど、いつか必ずやってくる厄災だわね。

 

それにしても、ピークを越えたようだけど、ここのところ北陸は雪が大暴れして大変なことになっていたようだ。

龍神、水神さんはどこへ行ってしまったのだ? 龍宮で眠っているのか?

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雨、水の神だから雪は取扱い範囲外なのかしら?

雪で北陸の方々をそんなに難儀な目に合わせたらイカンでしょう!

風神、雷神、水神はあるけど「雪神」てのはないから、やはり総合的にみて「龍神」の役目だ。龍神さん、何とかせにゃ!

f:id:wave0131:20180208200945j:plainこれは建仁寺の双龍図だけど、龍は仏法の守護神で、さらに法雨によって火災除けの「仕事」をしてくれるらしい。

だから龍を天井に描いた寺はいくつもある。代表的なのは日光や京都の天龍寺建仁寺東福寺などがあるが、日光輪王寺を除いて、なぜか禅寺ばかりだ。その理由はわからないねぇ。

 

そんな訳で天井図の龍はたくさん見る機会が多い。

さぞかし寺名に「龍」の文字を含む寺院も多いと思いきや、これが予想外に少ない。

京都だと「天龍寺」「龍安寺」ほかにある? 思いつかないなぁ。

鎌倉も建長寺塔頭龍峰院」以外に思い出せないし、円覚寺にもやはり塔頭で2つばかりあるようだが、いずれも一般の人が訪れるような寺ではない。だが、すべて禅寺だ。浜松の龍潭寺も確か臨済宗

そう、の字が付く寺名は思ったより少なく、それも禅寺がほとんどなのだ。

 

前回ブログで、そんな龍の字が付く寺「龍澤寺」を記事にした。

その「龍澤寺」を後にしてROUTE17をさらに北上する。

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すると、ここにもの文字がつく寺がある。

ここも禅寺だ。やはり龍と禅寺は縁が深いのか?

f:id:wave0131:20180208200933j:plainここ「龍谷」は龍が棲む谷の寺。

前回の「龍澤寺」は龍が澤山いる寺、あるいは龍の加護を澤山得られる寺。と勝手に解釈しよう。

すみません、全くの根拠なし! 無責任な短絡的稚拙なIMAGEなんで・・。

 

お酒や、臭い食べ物や香辛料が大好き者としては、この堂々とした大きな文字はいつもシカラレているような落ち着かない気持ちにさせられる。禁葷酒」

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落ち着きがなくなり、視力も落ちて世の中が暗く見える。

f:id:wave0131:20180208200936j:plainそんなことはない。

暗くなったら「飲める」と自分に言い聞かせれば、視力も自ずから回復して景色は当たり前の明るさで見えてくる。

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▼こちらが本堂

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▼以下「雲蝶」作の欄間彫刻。

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石川雲蝶については次回以降「西福寺」で述べることにして、ここでは写真だけ。

偉そうに「述べる」たって、どこかからの引用と貧弱な感想だけだ。何れにしても雲蝶は次回以降。

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f:id:wave0131:20180208200938j:plain「獏」?

普段あまり使わない言葉だ。夢枕獏以外。じゃない!漠然と言う言葉があった。

この彫刻も漠としている。見る側の目によって明瞭だったり、漠としたりするかも。

 

▼異彩を放つこの建物は「慈雲閣 観音堂」。

掲載順序が前後してしまったが、こちらがこの寺の拝観入口となっている。

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なにしろ、この寺で一番エラぶっていた白と青緑のインパクトはキテレツ

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観音堂内も整然としている。こういう雰囲気にはバチアタリだが全く無感動だ!

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御朱印をお願いしようとしても、寺内は少ない人がアタフタと忙しそうに動いていた。

対応していただいた女性も書置の御朱印に日付さえ入れているヒマはなさそうだった!

 

龍は金魚が鯉になって滝を昇り、さらに天にまで昇って龍の姿になると言う。

寺にはそんな「高みを目指す」と言う意味も含まれているかもしれない、と金魚にもなれないメダカは思う。

 

龍澤寺の御朱印(南魚沼市) 〜まんじゅしゅりー、雪国で知恵を授かる?

▼福聚山 龍澤寺御朱印です。(臨済宗円覚寺派新潟県南魚沼市樺野沢)

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「大師」ではなく「大士」というのは菩薩の意訳とか。

意味は字の通りだ「偉大なマンジュシュリーさん

 

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「三人寄れば文殊の知恵」

だ! 知恵を司る文殊菩薩(マンジュシュリー)に失礼だ。

解決策が必要な時、自分のようなオロカ者が数人集まったところで、知恵もアイデアも出ません。出たところで凡人の域を出ない。

悪ダクミなら多少出ることもあるかもしれませんが、同じく稚拙な域を出ません!

だからこそ文殊さまから知恵をおすそ分けしていただくのです。

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前々回、前回に掲載した関興雲洞庵の中間地点、上越線上越国際スキー場」駅の近くに文殊菩薩を本尊とするステキな禅寺があります。

 

しかしその前に、地理的に湯沢・塩沢・石打・上越国際スキー場・南魚沼などと言われても、地元出身者以外にその地域を少しでも分かりやすく説明できる人がいるのでしょうか?。一般人は説明どころか地図を正確に指し示すことさえ覚束ないはず。

温泉」好き、「スノボー・スキー」好き、「」好きには日本地図を広げて「ココ!」と指させるかもしれません。

 

そして「御朱印」好きがその仲間に入ります。

もうひとつ「鉄道」好きはもっと詳しいかもしれません。

さらにもう一つ! 「歴史」好きもクセモノだから、さらに知識豊富でしょう。

結局、誰もが知っているんじゃないの? と言いたくなるようなスキモノが多いけど、あなたの隣にいる人に

「湯沢・塩沢・石打・上越国際スキー場・南魚沼」について述べよ!

と問っても、ロクな答えは返ってこないはずです。(敬意を表して東大、京大卒は除く)

 

やはりトンネルを抜けた先にある雪国は知名度はあっても、未知が多い世界なんでしょうねぇ。

 

さて、ロクでもない前書きが長くなってしまいました。

寺に入ります。

戦国時代、越後山脈は武田、北条から上杉を守る自然の要塞だったのでしょうが、この地域には小さな城が数多くあったようです。

その城の一つが樺澤城。

▼目指す寺はこの城の麓にあります。f:id:wave0131:20180204174625j:plain病的な城好き以外、誰も知らない樺澤城跡。そんなんことはないかな?

だが、9年前NHK大河ドラマ天地人」で名称くらいは出てきたのかな?

それにしても「城之腰」ってどういう意味だ? 地名? 城の構成部分を指すのか?

f:id:wave0131:20180204174626j:plainここを登れば城跡の本丸に至るのか?

どうやら違う、城本丸へのルートは違うところにあるようです。

何もない城跡をホッツキ歩くほど悠長な人間ではないから無視。

f:id:wave0131:20180204174621j:plain駐車場の脇というような所にポツンと薬師堂。

▼駐車場近くの門。
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▼西門のようです。f:id:wave0131:20180204174624j:plain

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景勝の生誕地。生誕地と称するのは近くの坂戸城にもあるようだから、まぁここら辺で生まれたってことでしょうねぇ。

みんなわしらが本家、元祖と言いたい!? やはり「売り」になるからねぇ。f:id:wave0131:20180204174622j:plain

▼こちらが正門というか山門。禅宗は三門と呼ぶものだと解釈していたけど、山門という場合もあり、どうもよく分からない。f:id:wave0131:20180204174607j:plain

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関興寺と標高は大差ないのにこの寺に雪は残っていない。が、やはり冬は雪に覆われてしまうんでしょうねぇ、きっと。f:id:wave0131:20180204174609j:plain

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▼拝観無料はアリガタイ、とってもアリガタイわ!f:id:wave0131:20180204174619j:plain

▼「笠地蔵」の世界だ。笠にカンジキ。f:id:wave0131:20180204174618j:plain

短気でギスギスした心の持ち主には、いつもそうであらねばと思わせられる。

禅宗は◯が好きだ。さまざまに例えられ、用いられている。f:id:wave0131:20180204174617j:plain

本尊が文殊菩薩は珍しいとのことだが、日本三大文殊の亀岡文殊とか、安倍文殊とかは当たり前に本尊は文殊菩薩なんだろうから、それほど珍しいわけではないか?f:id:wave0131:20180204174611j:plain

雲蝶作のものもある多くの欄間彫刻。

石川雲蝶新潟県内のあちらこちらに多数の作品を残しているようだ。彼の作品かどうか真偽はわからないものも多数あるような気がするよっ。f:id:wave0131:20180204174614j:plain

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▼この撫で文殊は新しいそうだ。まだ撫でられて丸くはなっていない。f:id:wave0131:20180204174612j:plain

こちらは地蔵さんかな、撫でられて? 目がなくなってしまっている。

「野に咲く花のように精いっぱい生きよう」?

野に生える雑草だけど、精一杯生きなくちゃぁー!f:id:wave0131:20180204174610j:plain

素晴らしい書だが悲しいかな脳ナシには意味不明。

▼この屏風を背にした住職に御朱印を揮毫していただいた。f:id:wave0131:20180204174616j:plain

 

関興龍澤寺雲洞庵と巡り、このあと上越線沿いに南魚沼から北へ魚沼方面へ向かうが、いずれにしてもこの地域は史跡も多く、見処たくさんの魅力的な寺ばかりで驚かせられる。

雪の季節とか、紅葉の季節とか時を変えて何度でも訪れたい地域だけど、やはり東京からだと遠い。

なにしろ「国境の長いトンネル」を抜けなければならない。

 

今回のブログは前回から中4日の休みになってしまった。だんだん間隙が長くなっていく。

それでもこの役立たずなゴミ同然なブログに日々訪問いただいている皆さまに感謝!です。

さらにさらに一層、役立たなさを極めるべく精進いたします。

 

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