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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

木曽福島・興禅寺の御朱印 〜 木曽のおかぁさん達はサイコー 〜 木曽路を南下❺

▼萬松山 興禅寺御朱印です。(臨済宗妙心寺派長野県木曽郡木曽町 福島門前f:id:wave0131:20180919115744j:plain

▼同じく木曽七福神吉祥天」の御朱印。2体とも書置きで500円。

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▼後に知った事ですが「木曽三大寺」と言うものがあり、そのうちの1つだそうです。f:id:wave0131:20180919115746j:plain

▼「日本一広い石庭」の案内。f:id:wave0131:20180919115747j:plain他の寺社もそうですが、特にこの寺はまったく予備知識なしでの訪問。

地方に行って寺を巡る場合、有名どころだけとなりやすく、巡る順序もややこしくなります。

 

しかし、その地域に七福神など霊場がある場合は、それを基準に回るようにしています。

 

霊場ならば朱印は確実にいただけるはずです。七福神霊場と言うには少し違和感を持っていましたが、ここ木曽七福神では門前に「七福神霊場」と立派な看板で案内されています。

 

木曽周辺には別な霊場もあり、特別に七福神が好きな訳ではないのですが、短時間で巡るには「お手頃」な NAVI となります。

 

今回もそのパターンでの木曽の寺巡りだから、各寺の所在地と巡る順序程度という、大雑把な事前知識しか持ってません。

 

▼とにかく境内に進んでみます。f:id:wave0131:20180919115748j:plain

▼勅使門f:id:wave0131:20180919115749j:plain▼「義仲よ立ち上がれ!」と、勅使が潜った門と伝わります。昭和に復元。f:id:wave0131:20180919115750j:plain

▼門の先に「拝観入口・大人500円」の案内。何っ、有料?

正面が本堂のようだが柵があり、順路は左となっています。f:id:wave0131:20180919115751j:plain

▼順路方面に進んでみます。ここから先が有料のようです。f:id:wave0131:20180919115745j:plain

サルスベリがきれいですが、この寺の様子がだんだんわかってきました。観光寺なのでしょう。f:id:wave0131:20180919115753j:plain四季折々に美しそうです。f:id:wave0131:20180919115752j:plain庭園は3つあり、受付になっている宝物殿もあるようです。

しかし、ここで30分、1時間を費やす時間はない。2日目のこの日も木曽七福神ダンガンめぐりの予定。ここは3ヵ寺目で、まだ4ヵ寺残っています。奈良井宿でゆっくりしすぎたかしら?

 

有料区域から一旦引き返し、本堂か庫裏を探してみます。

▼ここは違う!観音堂だ。f:id:wave0131:20180919115755j:plain

木曽義仲の墓」の案内があったから行ってみます。

▼境内を出て、少しだけ歩き登ったところにありました。f:id:wave0131:20180919115754j:plain

▼義仲・信道・義康、3人の墓。f:id:wave0131:20180920125456j:plain

▼ほかにも名のある方々の墓があるようです。f:id:wave0131:20180920125735j:plain

しかし、本堂・庫裏へは外からは行き着けない、見つかりません。

 

再び拝観受付に戻って、受付に1人だけのおかぁさんに朱印をいただきたい旨伝える。

じゃぁ、ここは観ていかないのねっ

ぎょっ!

朱印だけの所望を詰られているような雰囲気?

だが、違った!

案内するから着いてらっしゃい!」と有料区域の先を歩み出しました。

すみません! でも受付がカラになっちゃいますよ? 教えていただければ、一人で行きます

いいの いいのっ! すぐだから」とドンドン先を行く。

 

ここは看雲庭ねっ

▼あらら、拝観料未払いなのに観ちゃいました「日本一広い石庭

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▼たしかに広いけど白線はなんでしょう?f:id:wave0131:20180919115757j:plain

▼「どうぞ、こちらですよ」・・・方丈でした。f:id:wave0131:20180919115801j:plain

では、ごゆっくりねっ! いま話しておきますから

朱印のことを寺側に伝えると言う意味でしょう。

ご親切にありがとうございました

はぁ〜〜い

あなた、サイコーよっ!

 

▼方丈内。f:id:wave0131:20180919115800j:plain

▼本尊の釈迦三尊でしょうね。f:id:wave0131:20180919115759j:plain

七福神の「吉祥天」にも挨拶できました。

木曽の「中乗りさん」が供えれてます。この寺は「木曽踊り発祥の地」でもあるそうです。f:id:wave0131:20180919115758j:plain

皆さんはこの寺を訪問の際には、ぜひ時間をタップリとって、ゆっくり観て回ってください。

 

▼そして、寺の奥さまらしき方から朱印をいただきました・・・だが、f:id:wave0131:20180920132935j:plain

車に戻って整理していると吉祥天3枚も・・・。
一番上の朱印には日付印があり、その下に2枚重なっていました。

何しろ奥さまらしき方は忙しそうな様子だったから・・・。

2枚返してこようとも考えましたが「まぁ観光寺側にとっての朱印は、このレベルの扱いになっても仕方ないか?」と理解して、そのままいただいておくことにします。

どちらも悪気はない! ガッカリもしない、ありがとうございました。

 

そして、受付のおかぁさん! もう一度 ありがとう!

宮ノ越・徳音寺の御朱印 〜 義仲と御前に「ごアイサツ」 〜 木曽路を南下❹

▼日照山 徳音寺臨済宗妙心寺派)の御朱印です。f:id:wave0131:20180919115720j:plain

ちなみに木曽七福神の七ヵ寺は、すべて臨済宗妙心寺派で統一されている。

兜観音」とは、朱印の墨書きにあるように、木曽義仲が守本尊として兜の中に納めていた十一面観音の事だそうだ。

 

▼同じく木曽七福神毘沙門天」の御朱印f:id:wave0131:20180919115719j:plain

こちらの寺では2体とも書置きでした。

応対していただいた奥様らしき女性に時候の「ごアイサツ」。

 

ここ、標高はどのくらいですか?

900m近くありますよ

でも涼しくない、アツイ!ですねぇ

そうですねぇ、今年はいつも使わない扇風機をフル回転です・・

あらっ、やはり毎夜ハラ出してお休みですか? 東京では皆 腹出しですよ!

 

とんだ失礼な「ごアイサツ」。

笑われた、というか、返事に窮するわね!

大変な失礼をコイたのに、朱印2体の定価 500円だけお渡し。ゴメンナサイ!

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中山道六十九次。上2つは渓斎英泉画による奈良井と薮原。下は広重宮ノ越
f:id:wave0131:20180919115742j:plain奈良井は名産品の「お六櫛」の店舗を描いている。薮原は「鳥居峠」を。

それに比べ、広重の宮ノ越はどこを描いているのか、寂しい絵となっている。

逆光で木々は塗りつぶされている。 宵の口の満月の下を進む親子?4人。オンブされている子供は眠ってしまっているようだ。橋を渡っている川は、他に川はないから「木曽川」。

 

▼この日の宮ノ越の「木曽川」。f:id:wave0131:20180919115741j:plainこの地を流れる川と、伊勢湾に注ぎ込む「木曽川」が同一とは考えにくいが一本でつながっている。

 

宮ノ越宿の旧道に入るため、国道19号を右折するとすぐにある「巴淵」。f:id:wave0131:20180919115738j:plain

木曽川の流れがトロっているだけで、何なのよっ?f:id:wave0131:20180919115739j:plainしかし深く青く、伝説の「」なのだ。f:id:wave0131:20180919115740j:plainこの淵に棲む竜神が「」に化身して、木曽義仲を守り続けたという伝説が残ってます。へぇ〜〜!

 

▼その「」に会いに行ってみよう。f:id:wave0131:20180919115721j:plain木曽義仲はこの地で育ったそうで、徳音寺源義仲一族の菩提寺f:id:wave0131:20180919115735j:plain

▼「蛙塚」。無い塚は無いくらいに いろんな塚があるものだ。f:id:wave0131:20180919115734j:plain青蛙 許せ むかしの 腹風船」なんとか読めた。

この句を詠んだ人は、幼い頃、麦わらを蛙のおシリに突っ込んで、腹に空気を入れちゃったのかしら? なんてヒドイ事を!

蛙は腹がフーセン状に膨らんでしまうと、水に逃がしても潜れなくなってしまう。

その後、膨らんだ空気は抜けるのかしら?

今さら心配になる わたしも経験あり「許せ!」青蛙。

 

▼ちょっと脱線したから急いで参道をすすむ。
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▼この山門は・・・f:id:wave0131:20180919115724j:plain

▼・・だそうですが、ずっと眺めていられる趣のあるたたずまい。f:id:wave0131:20180919115733j:plain

この鐘楼門は「徳音寺の晩鐘」として木曽八景の一つでもあるそうです。

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▼本堂へたどり着く。f:id:wave0131:20180919115732j:plain

▼いらっしゃいました「巴淵」に棲む龍神の化身「」に「ごアイサツ」。f:id:wave0131:20180919115729j:plain義仲の愛妾「巴御前」。言うなれば「おめかけさん」だけど、なかなか勇ましい女だったのね?

文武両道、並の男では、とても敵わなかったそうよ。

妾という言葉を使ったけど、側室、側近が正解かしら?

もっとも平安時代も末期の武士の世界では、現在の結婚意識、男女意識やその関係とは相当かけ離れていたはず。当然その頃に「妾」という言葉さえ無かったかも。

 

▼「つらぬきいしf:id:wave0131:20180919115728j:plain

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巴淵を巴御前が馬で飛び越した際に、勢い余って馬の蹄が巌を貫いてしまったと伝説される石。

 

自分の身近にも久しく姿を目にしてない「伝説の女」たちがいたけどスケール違いね!

 

▼なんのお堂かと思ったら「義仲の霊廟」でした。

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▼本堂に上がらせていただく。

本尊の「聖観世音菩薩」と「毘沙門天」に「ごアイサツ」。f:id:wave0131:20180919115730j:plain

▼欄間に音楽を奏でる菩薩たち。名称はなんと言ったかしら?f:id:wave0131:20180919115731j:plain

▼寺の門前に「義仲館」があります。f:id:wave0131:20180919115736j:plain有料だし、時間も無い。こう言うところは、いつものように入らない。

 

▼ここまでは無料だから、近寄って凛々しいお二人に「ごアイサツ」して、次に移動しましょう。f:id:wave0131:20180919115737j:plain

 

奈良井宿 鎮神社の御朱印(長野・塩尻市) 〜 峠越えの安全祈願の社 〜 木曽路を南下❸

鎮神社御朱印

しずめじんじゃ主祭神経津主命長野県塩尻市奈良井f:id:wave0131:20180919115704j:plain

朱印帳に浄書いただいて300円の納めでした。

 

▼前回記事「長泉寺」を出て宿場の外れ、薮原方面に向かって歩きます。

奈良井千軒」と言われて賑わった奈良井の宿場の長さは1kmほど。

東京寄りから下町、中町、上町と続きます。

▼中町と上町の境にある「鍵の手」。

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▼クランクしている通り。城下町などでよく見かける「枡形」と同じ役目?

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中山道は長い。135里の「道中安全」を願う道祖神

外部から悪霊や疫病が入ってこないために祀られたものもあるそうです。

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それにしても江戸から京都まで約532kmを歩いた昔の人たちは、どんな脚だったのだ?

 

ちなみに京都で新撰組となる近藤や土方たちは江戸を発って16日間で京都に着いたそうです。1日平均33kmほど。

16日間のうち1日45km歩いた日もあるとか。

奈良井は旧暦2月15日に宿泊しています。

 

1日33km、現代の人間でもウォーキングが好きな人なら平気!だがそれを連続16日間!

車に乗ってジムのランニングマシンに通う、本末転倒な現代人にはムリだね。

 

奈良井宿の通りを往復、2kmだけにしておこう! 徒歩ほっ!

 

▼塗櫛問屋の「中村邸」の前を抜けると・・・

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▼鎮神社の幟が見えてきます。奈良井はどこを撮っても山が写りこみます。

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▼神社の先は中山道の難所の一つ「鳥居峠」。

f:id:wave0131:20180919115706j:plain▼その昔、旅人は難所の峠を無事越せるように、この神社に道中安全を祈って峠に向かったそうです。

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本ブログもここまで来れた事を感謝します!

 

▼神社の略記によると創建は元和四年。約400年前? 山を背負っているような本殿。

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神輿も出るようで待機中。

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▼朱印をいただいて、再び夏祭りの宿場を奈良井駅方面に戻ります。皆いい顔してるから顔はボカさない。

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▼獅子屋台。この時間は獅子は顔を隠しているようです。

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▼屋台には大勢の子供たちが・・・。この宿場町にこんなに多くの子供がいるの?

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▼重要伝統的建造物保存地区で暮らすということは、どんなんでしょう?

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▼おばぁちゃん「打ち水」です。

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京都ならいざ知らず、東京だと下町でもホースからジャジャーーと流すだけ。

このおばぁちゃんはプラスチック製だけど、柄杓を使ってました。

こんな町にはピッタリ。

 

さて、この宿場にはまだ寄ってみたい寺が他にもあったけど時間切れ!

少し名残り惜しい奈良井を後にして、2つ先の宿場町「宮ノ越宿」に向かいます。

 

------読み返すと、全く面白くも何ともない記事になってる!

奈良井・長泉寺の御朱印(長野・塩尻市) 〜 茶壺におわれてトッピンシャン〜 木曽路を南下❷

玉龍長泉寺曹洞宗長野県塩尻市奈良井)の御朱印です。f:id:wave0131:20180918192022j:plain

本堂に入って朱印をお願いできるか尋ねます。

応対いただいた、にこやかな奥さまらしきご婦人、ちょっと背後を2、3度振り返り、躊躇しながら「ちょっとお待ちくださいねっ!」右手の庫裏らしき方向に消えました。

 

(あらら、お忙しいのかしら?)と、内心(書置きでいいのよっ!)と思った。

 

戻ってこられた。

はい、お預かりしますねっ!」私の朱印帳を持ってまた庫裏へ。

 

後でわかりました。

帰り際に「上がって、お茶でも飲んでいきなさい」と声をかけていただいた住職は来客中だったのです。

奥様は、その来客中の住職に朱印帳への直書きが可能か、訪ねてくれたようです。

で、来客中にもかかわらず住職に朱印帳に揮毫いただけたのです。

 

その間、奥さまと20分ほどお話。(内心は思いのほか時間が長引いて少し焦っていた)

 

▼「わたしが作ったの!」と渡されました。f:id:wave0131:20180918192914j:plain

あらっ! キレイで作りがシッカリしてるのね、ウレシーです

本当にありがとうございました。

朱印とともに500円じゃワルイわっ!

結果的に今回の長野3日間の旅で、ぜひ再訪してみたい寺のBEST 3の一つでした。

 

この感覚は神社でも同じで、メジャーな寺社ではアリエナイ!

 

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▼前回記事の「大宝寺」から奈良井宿を南に進みます。

「手打そば」にはまだ時間が早い。
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▼明治前まで「問屋」を担っていた手塚家の先に・・・

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▼こんな門構えが。門は奈良井宿の元 本陣にあったとか。

f:id:wave0131:20180918192038j:plain▼「三門」をくぐります。どこの禅寺も同じく「禅」の一文字をつけたして、正確には「長泉禅寺」。f:id:wave0131:20180918192025j:plain

▼端正さは完璧で、禅寺らしさ満開の美しさは、ここが京都ではなく奈良井?

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▼鐘楼も「リッチ」な雰囲気。

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▼本堂に入ります。

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▼入ってすぐ天井を見上げる。

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▼左右いっぱいに龍の天井画。20m以上ありそうで全体図はカメラに治りません。

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▼生き生きとした迫力。よく見るとユニークで憎めない。首が痛くなるからいつまでも眺めていられません。

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▼籠の話は時間切れで聞きそびれました。

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徳川家光によって始められた「お茶壺道中」。茶葉を京都宇治から江戸へ運ぶ道中の宿泊所として毎年使用されていたこの寺に残る茶壺。

f:id:wave0131:20180918192030j:plain童謡ずいずいずっころばし」に「ちゃつぼにおわれてトッピンシャン」と謡われる部分があります。

「茶壺道中」は殿様行列同様、恐れ多いもので、道中が通りかかると人々は戸をピシャと締めて家の奥に隠れた、という様子を謡ったものだそうです。「戸ピンシャン」なのねっ。

この話も長泉寺の奥さまからの受け売り。

 

日本国民の多くは何の疑問も持たずに「ちゃつぼにおわれてトッピンシャン」と謡ってきたのだ。チコちゃんに叱られる!

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▼道中の宿泊記録が記された古文書なのか? ほとんど全く読めません!

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▼近年になって「茶壺道中」の行列が再現され、6月の宿場祭のメインイベントとなっているそうです。

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宗派の違いからではないでしょうが、同じ禅寺でも前回記事の「大宝寺」とは、寺の様子も人も、まったく雰囲気が違いました。

どちらもそれぞれ違った個性を持っている中で、この寺は「余裕」「寛容」といった言葉が浮かんできました。

境内の広さと明るさ、さらに奥さまの存在が、そんなイメージをもたらせたかもしれません。

木曽奈良井・大宝寺の御朱印(長野・塩尻市) 〜 木曽路を南下❶

前回まで「〜 諏訪から松本、そして南信へ」というタイトルで11回も記事にしました。

たった1日をシブトく、ケチケチと、11の記事にしています。

タイトルNo.が膨らんでいくから少し煩わしい。

2日目はタイトル名を「木曽路を南下」に変更します。どうでもよい事ですが・・。

 

大宝寺臨済宗妙心寺派・長野県塩尻市木曽奈良井)本尊の御朱印

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▼同じく木曽七福神「寿老人」御朱印。こちらは書置き。f:id:wave0131:20180914133140j:plain

実はハガキより一回り小さめなサイズで、朱印帳に貼るとかなりアキが出ます。紙は厚いが、ちょっとショボく残念な朱印がこの後の寺でも続くことになります。

 

▼「木曽七福神」巡る場合、こんな参拝券を1000円で購入するシステム。f:id:wave0131:20180914133201j:plain参拝料だそうですが、そんな言葉は初めて耳にする「オイオイ」と少し首を傾げたくなりました。

7ヵ寺分の拝観料と思えば安いものですが・・・。

 

で、次に巡る寺ごとにこのカードを渡し、日付印をもらう。七福神の朱印は200円。

最初の大宝寺では「参拝券」「本尊朱印」「寿老人朱印」の3つで1500円お支払い。

 

寺を個別に訪れ「七福神」の朱印をいただく場合は、この限りではないかも。

 

七福神巡りのパンフとともに般若心経の経本もいただきました。これも1500円のセットとなっているようです。

般若心経の裏には七福神真言が記されています。

般若心経は暗唱できるものの、いくつもある「真言」は、せいぜい2つくらいしか暗唱できない。真剣にならないと覚えられものじゃないわねっ。

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▼昨夜は辰野のここで眠りました。安っぽい建物。周囲は川と畑。何もない!

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▼部屋は素っ気ないですが、ビジネス・シングルにしては広い。

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「こんなホテルに宿泊しているのか? 下には下がいるものだ」と安心できません?

ボンビーには十分! 朝ごはん付きで5,830円。シビレる安さ!

 

ところが所在地に難がありました。前日、松本を出て塩尻あたりに宿を取れば、この後のルート的には効率的。しかし取れなかった、安いところがなかった。

 

結局、辰野になった。

ここから奈良井宿を目指します。

楽に走るには逆Vの字に一旦塩尻まで戻って、国道19号を南下します。

カーナビはこのルートを示しています。

しかしGoogle はショートカットして「県道254」に誘っています。

「牛首峠」というところを越えるようです。

▼アヤシーが行ってみます。30分以上短縮できるはずです。

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▼怪しすぎた! 曲がりくね続きでドンドン狭くなる道をドンドン登らされます。

完璧1車線がどこまでも続く。もう引き返せません。

f:id:wave0131:20180914151809j:plain対向車が来たらどうにもならない!

七福神巡りの前に、アドレナリンが身体中を巡ります。

 

すれ違い用に道路を膨らませている箇所は相当走らないと現れません。

それも軽car同士なら、やっとギリギリスレ違い可能かというように狭い。写真のようなガードレールがない箇所も多い。

ビクビクしながら走るから時間的感覚がマヒしました。

距離にして9km位はある恐ろしい道を時間にしたら20分も走ったでしょうか?

朝の8時過ぎ、幸い1台の対向車もなし。

峠らしき高みから下り、やっと国道19号に飛び出し、胸をなでおろします。

 

▼飛び出したところは「是より南 木曽路」。

旧道の桜沢峠にこれと同じ言葉が刻まれた石碑があるそうです。
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▼交通量も少なく、信号も少ない19号を快適にしばらく走ると・・

f:id:wave0131:20180914133156j:plain「道の駅 奈良井木曽の大橋」脇の奈良井川にかけられた観光橋

車は橋の手前に駐めました。

ここは橋の手前から「国道19号」「奈良井川」「JR中央本線」「旧道 中山道」と続き、狭隘な山間が実感。

 

▼JRのレール下の歩道トンネルを潜る。中山道34番目の宿場、奈良井は祭りでした。

f:id:wave0131:20180914133142j:plainこの道を参勤交代の行列や、旅人たちが往き来していた時代は、そんなに遠い昔ではない。

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現在は、そんな時代に想いを馳せる旅人たちが往き来するように変わりました。

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▼水場が数ヵ所あります。水は冷たく、すべて通りの山側にあります。

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重要伝統的建物群保存地区は観光地であって、生活の地でもあります。

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土足でやってくる観光客は、有難いものでもあり、煩わしい相手でもあるかも。

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▼とりあえず、第1目的のこの寺へ。

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▼なるほど、お出迎えねっ!

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▼三門に「拝観の方はこちらで受け付けて下さい」の案内板。

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看板の「こちら」には誰もいなかったから100円を置いて由緒書を取ります。

▼本堂の周りを勝手にグルグル回ってみます。

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キリシタン禁制時代の役人の手により、首と膝が欠けている「マリア地蔵」。

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「木曽はすべて山の中」でも、キリシタンは密かに信仰され続けていたことに驚きます。f:id:wave0131:20180914150123j:plain

▼本堂内の「寿老人」。こちらに手を合わさないと「七福神巡り」の意味がなくなる。

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どこの「七福神巡り」でも、対象のお堂か、像を探しましょう!

神だから仏像ではないよっ。

 

▼本堂裏には庭園が。

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▼小さな滝もあります。

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このあと、けっこうお若い住職に、本尊と寿老人を案内していただき、朱印帳への本尊揮毫と、七福神巡りのシステムについて丁寧に説明いただきました。

「茶」は出なかったけど、何か作業中だったところ、手を止めさせての丁寧な応対、忘れませんわ!

朝からバタバタさせまして、たいへんありがとうございました。

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