中央の墨書きは「しもうさ たちまた」です。
▼御朱印はこちらの授与所でいただきました。
空いてました。というか閑散としていました。
そんな境内を一人グルグル見て回るのも悪くはありません。
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▼神社の最寄である「八街駅」から3km近くあります。
車以外ですとアクセスしにくい神社です。
八街市は人口約7万人。東京や千葉市内からそれほど遠くない位置にありますが、あまり特長のない町で、わざわざ出かける町でもありません。
しかし、知る人ぞ知る「ピーナッツ生産量日本一」の市です!
千葉ピーナッツは有名ですが、日本一はスゴイです。
誇れます八街市!
確かに街中を車で走ると落花生を売る店がたくさん目に入ってきます。
▼神社入り口に恐ろしく綺麗な竹林です。
さて、アクセスしにくい神社ですが、さらにそもそも地元での人たちでないと読めない「八街」です。
昔お世話になった方がこの町に住んでいらしたので、読みは知っていましたが、普通は誰も「ヤチマタ」とは読みません。
「ハチマチ」「ヤガイ」? が精一杯です。
読みは知っていても当初は「八(ヤチ)街(マタ)」と思っていました。
違いました!
「八(ヤ)街(チマタ)」と読むのが正解でした。
確かに一般に言うチマタの「巷」は「街」中を意味する文字でもあります。
驚くべき難読さですが、納得もできました。
読みは理解できましたが、なぜ「八街」かと言うと、
この地域は江戸幕府の広大な放牧地であったのを、明治以降に順次入植、開墾され、その入植順序として8番目であったからだそうです。
現在でも八街の他に入植の順番が残る地名は、船橋市や松戸市、柏市に「二和」「三咲」「豊四季」「五香」「六実」などと入植順番の数字が見られます。
何でもない数字を含んだ地名ですが、謂れ、語源を知ると面白いものです。
▼「地名解説はいいから神社の話をしろ!」と叱られそうです。
お二人狛には、神社の話はもう少しガマンしていただきます。
「いろはにほへと」の「ヘ」でこれも何かの順番でしょう。
八街市の町名はひらがな一文字で溢れています。
同じ千葉、下総に「旭市」があります。
そこには「千葉県旭市イ1」という町名番地があります。
所謂「いの一番」です。
三重県の津市は文字数も読みも日本一短いのですが、その後に続く町名番地は短くはありません。
「旭市イ1」が日本で「いの一番」に短い町名番地に違いありません。
ちなみに八街市は「いろはに」、旭市は「イロハニ」と、それぞれひらがな、カタカナを使用しています。
▼神額も「街」の文字が読み取れません!
毎度のことで脱線した記事になりましたが、「八街神社」を知る上で、全くムダとは言えないでしょう。
▼6月に入りました。陽花が早く満開になりたくウズウズしていました。
▼ツツジの花は、よくこの時期まで頑張りました!
▼梅雨に入れば彼女らが主役です!
静かな綺麗な神社でした。