島根 鷲神社の御朱印
しまね「わし じんじゃ」主祭神:日本武尊(東京都足立区島根4-25-1)
▼鷲神社の御朱印。
「十三夜同行」は意味わかりません。
十三夜、十五夜は月見の行事。
十八夜、十九夜、二十三夜、二十六夜などは月待ちの行事。
日本は古くから月を愛でたり、信仰の対象としたりなど、人々の生活と深く関わってきたのでしょう。
兼務社の「竹塚神社」「栗原氷川神社」などの御朱印も案内されていました。
▼東武線・地下鉄「西新井駅」「竹の塚駅」からですと徒歩15分ほど。
▼車ですと境内右手から進入できる門が開いています。
足立区島根は室町時代には既に存在した古い村です。
この地区が低地の中でも目立つ微高地に位置し、
江戸時代に「嶋畑」と呼ばれる水田の中に島のように盛り上がった陸田があったことから「嶋畑村」と呼ばれ、
後に転じて「嶋根村」となったそうです。
神社は環七から700mほど外側で、旧日光街道沿いと言ってもよい位置に鎮座します。
▼大きく立派な鳥居は昭和の建立。
▼社号碑は光り輝き、ほぼ新品。
▼鳥居をくぐればすぐ左手に瓦屋根の手水舎。
▼コロナ仕様となっていますが清められます。
境内の由緒書からの概要です。
島根鷲神社は島根村の鎮守で、社伝によれば当地は古代の入江で神々が上陸したところといい、日本武尊が神々を尊んでこの地を祀った。その事績に因んで浮島明神と唱えたという。1318年(文保2年)当地の鎮守として再興されたと伝えられる。
神明造の立派な社殿は昭和の造営。
▼注連縄が施された現代的な狛犬。
社殿などの建物のほか狛犬など、目に入るものに古さを歴史を感じさせるものは少なく、あらかた戦後の昭和に建立、造営されたものがほとんどです。
▼とは言え、正面から見た拝殿は美しく整っています。
主祭神の日本武尊と、相殿に誉田別命、国常立命が祀られていますのでご挨拶です。
▼大きく張り出した太い横木がとても特徴的です。「千木」や「鰹木」くらいの名称しか知らないのでその名称は分かりません。
「甍覆」と呼ぶものかもしれません。
▼巨大な石灯篭越しに見た本殿。
▼覆い殿の中には江戸時代に造営されたと伝わる本殿が収められているそうです。
▼手前の鳥居は「享和二年」の文字。1802年の建立になる旧鳥居なのでしょう。
▼涸れてはいますが、こちらにも手水舎が設けられています。
▼とても雰囲気の良い参道。
▼その脇に忘れられ朽ち果てそうな祠は、近隣の稲荷社だったのかもしれません。
▼三峰神社の右隣は御朱印をいただいた「富士浅間大神」が祀られる富士塚。
▼「島根富士」は高さはありませんが、昭和の造営がきれいに維持されています。
▼「長寿健康の神」と「美容と芸能の神」の二つの祠が建ちます。
▼「磐長媛命」を祀る「小御嶽神社」。
▼「木花開耶媛命」を祀る頂上の「奥宮」。
▼御朱印にも記されていた千住「十三夜同行」の石碑。
▼こちらは「靖国平和塔」。
▼島根村は徳川の鷹狩場だったそうで、吉宗も訪れたと伝わる「将軍石」。
▼吉田順庵は島根村の村医。自宅に子どもたちを集め、手習いを教えていたそうです。
▼区の登録無形民族文化財、島根囃子や島根神代神楽が演じられる「神楽殿」。
▼その後方には神輿庫が並んでいます。
▼境内の一画には白い梅の花がほころぶ、ちょっとした庭もあります。
▼水の流れがあれば景観はひときわでしょうが・・・。
最寄りの駅から15分ほど歩いたとしても見どころ多く訪問甲斐のある鷲神社です。