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御朱印迷宮 /Goshuin Labyrinth

御朱印収集目的には殆ど役立たずなブログ!かも

登渡神社の御朱印(千葉・中央区)〜北斎が見た砂浜はどこへ消えた?

登渡神社御朱印です。(千葉県千葉市中央区登戸3-3-8)f:id:wave0131:20210330185202j:plain中央の朱印は「妙見尊星王」と「生成化育保護」という難しい言葉が並んでいます。

 「妙見尊星王(みょうけんそんしょうおう)」は「妙見菩薩」の別称ですが、

妙見菩薩」さえ、詳細に説明できません。ボンヤリとです。

 

生成化育」といういうのは、生きるもの、縁あるものみんなが、お互いに尊重し育て合うような意味だそうです。

守護」の文字が付いて「あらゆるものを産み成し育て、お守り」する登渡神社ということを表す朱印のようです。

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登渡神社(とわたりじんじゃ)は、「千葉駅」から歩いても10分かかりません。

もっと近いのは京成線の「新千葉駅」で、徒歩3、4分。

 

▼その昔というか、戦前までの登渡神社は鳥居前がすぐ海岸でした。

f:id:wave0131:20210401130848j:plain北斎富嶽三十六景登戸浦」です。

登戸浦は現在の千葉市中央区に位置して、描かれている浅瀬に立つ鳥居は登渡神社のものだそうです。

潮干狩りらしき姿の人々と、中央に大きく描かれた鳥居越しに遠望できるのが富士。

こんなのんびりした砂浜が、神社鳥居前に広がっていたのは羨ましい!

東京湾都心部沿岸には、現在は人工砂浜しかありまん。

人が育てた貝をバラまかないと潮干狩りもできません。

いっときより綺麗になった東京湾ですが、江戸前は遠い昔のことのようです。

 

▼高台に建つ登渡神社の鳥居の手前は坂になっています。

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石段下の手前あたりは、かつては海だったのでしょう。

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▼参道も緩やかな坂になっています。

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ところで、御朱印は2016年の日付ですが、写真は全て2020年撮影です。

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▼手水舎の龍口はヤケに赤く、もう少しシブイ朱色にすべきでは、と余計な思いがよぎります。

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▼手水舎の向かいに「稲荷神社」が鎮座します。

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宇迦之御魂神」が祀られる稲荷社は日本で最も数多くある神社です。

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▼その隣に「綿津見神」を祀る「水神社」。

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綿津見」は「わたつみ」や「わだつみ」と読み、「海の神霊」を意味する日本神話に登場する海の神様だそうです。

「いざなぎ」「いざなみ」の二神の間に生まれた神です。

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海が近い神社ですので「海神」を祀るのでしょうが、

ほかでは「水神社」というと、農耕関連で淡水の水神を祀ることが多いでしょう。

 

▼社殿前の一対の狛犬は歯をむき出しています。

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笑ってるのか?と、コッケイにも見える表情はたいへんケッコウ!

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▼社殿は比較的新しい造営で1990年。

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祭神は「造化三神」と言われる

天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

高皇産霊神(たかみむすびのかみ)

神皇産霊神(かみむすびのかみ)の三柱が祀られているそうです。

宇宙の始まりに生まれ、あらゆるものの造形主で、妙見菩薩と同一視されるそうです。

 

日本の神々はその数が多く、読みもまともに読める文字使いではないので

ほとんど覚えられません。

 

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▼提灯には「九曜紋」。戦国時代までに当地の大名だった千葉氏が使用していた紋です。

中央の●は北極星妙見菩薩)を表すという説もあるそうです。

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同じ千葉市内に鎮座する「千葉神社」もこの「九曜紋」を使用し「妙見菩薩」をまつります。

もっとも神社になっていますので「菩薩」とは呼ばず「北辰妙見尊星王」というややこしい名称が使用されています。略して「妙見さま」としています。

 

当社はその千葉神社、当時の千葉妙見宮の末寺を勧請し、

1644年、千葉氏出身の僧が「白蛇山 真光院 定胤寺」を創建したのが起こりだそうです。

つまりは寺だったわけですが、

1867年に現在の「登渡神社」に改められ

 

そんな事情を知れば、御朱印の「妙見尊星王」が理解できてきます。

 

▼「浅間神社」もあります。

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富士講が組織され富士にも向かったのでしょうが、

富嶽三十六景にも描かれている神社ですので、ここからも富士が遥拝できたのでしょう。

 

▼「神水」の龍口も真っ赤です。

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▼やけに気になる「真っ赤」です。

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▼「太子堂」ではなく「大師堂」です。本ブログはよく間違えます。

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同じ境内ですが仏様類は神社の駐車場近くに集められています。

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何だか神社に下宿しているような庚申塔青面金剛などの石仏たちですが、

神社から追い出されず、丁寧に扱われていて神仏習合時代を引き継いでいるのは良い姿と言えるでしょう。

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▼以下の3枚の写真は、御朱印拝受年の2016年の撮影。

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4年の歳月に神社の大きな変化はありませんでした。

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