御朱印には「武蔵國 野老澤」とあります。
「野老澤」はどのように読んでよいのかわかりませんでした。
所沢市在住の多くの方は読めるようです。
本当に開催できるのか未だ疑問が残るオリンピックの、
▼東京2020エンブレム「組市松紋」です。
(写真:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)
「組市松紋」も難読で、覚えにくい名称はの読みは「くみいちまつもん」。
このエンブレムをデザインされたのがアーティストの「野老朝雄」氏。
この事を知っている方は「野老」を読めるかもしれません。
さらにここも所沢の地元の方ならご存知のようです。
▼所沢市街にある「野老澤町造商店」。 (写真:wiki 野老澤町造商店)
▼所沢の街活性化の活動拠点だそうです。
もう、多くの皆さんは「野老」の読みは想像できるでしょう。
そうです。
「ところ」!
所沢の古い呼び名で「野老澤(ところさわ)」と読み濁りません。
「野老」はヤマノイモ科の植物の名称だそうです。
その芋はヒゲ根が長いので老人のヒゲに見立て、海で獲れる「海老」に対して、
山野に生える「野老」としてこの文字が付けられたという説があります。
そして所沢がこの「野老」が群生する湿地であったので、その名が付けられたとも言われています。
当て字や地名の由来は、いずれも確かなものではないでしょう。
ちなみに高知県には「野老山」という名称の地域があり、
「野老」を名字とする人は全国で800人以上いて、そのうち600人以上が千葉県だそうです。
「所ジョージ」は所沢出身で、本名でもないし「野老」でもありません。
2020年現在、本社「神明社」のほか、境内社の「鳥船神社」の御朱印もいただけます。
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mapでは、こちらの神社は「所澤神明社」と表記され、中富町ある神社は「神明社」とだけ記されています。
訪問にはちょっと間違いやすいかもしれません。
中富町の神明社は「富の神明様」とも呼ばれ、「いも神社」に「いも神様」が祀られているそうです。
所澤 神明社に直接関係のない話が長々と続きましたが、
▼こちらが宮本町の「所澤 神明社」です。
「武蔵の国のお伊勢さま」「関東のお伊勢さま」とも呼ばれ、
「天照大御神」を祀る所沢の総鎮守です。
江戸時代末期の火災により神社の資料が消失し、創建は不詳だそうです。
現在の社殿は1934年に造営されたものだそうです。
データ紛失なのか、撮った写真が見当たりません。
写真掲載の少ない今回記事となりました