萬頂山 高岩寺(巣鴨とげぬき地蔵)の御朱印
墨書きと朱印の内容構成は何も変わっていませんが、
やはり筆書きの違いで、御朱印全体の印象はかなり違うものになります。
▼巣鴨とげぬき地蔵はその名の通り、山手線「巣鴨駅」からすぐの所ににあります。
▼以下2枚の写真は2012年撮影。当時、境内は年配者が多く見受けられ、納得でした。
▼もちろん当時も「洗い観音」は「とげぬき」さんを、さておいて大人気でした。
6年後の再訪問を改めて記事にします。
▼見渡すと派手でチープな「巣鴨地蔵通商店街」のアーチが見えます。昭和の姿をかえていません。
▼アーチをくぐり、商店街の入口に祠のようなものが出来ていました。
「すがもんのおしり」?
「すがもん」?
名称から察して「ゆるキャラ」のようです。全く聞いていません!
「すがもん」という名称も安直すぎるけど、とりあえずカワイければ及第でしょうか。
その「すがもん」と名付けられたアヒルの「おしり」だそうです。
「鴨」ではないんですね?
でもアヒルも鴨の仲間。どちらでも良いのでしょうが、カワイイから白い鴨にした?
「巣鴨」の印象も長い時間の中で変化してきました。
今や、とげぬき地蔵よりも赤パンツ、塩大福などが話題に上がる
「おばぁちゃんの原宿」です。
昼間からカラオケの合唱が聞こえてくる店もあり、そんな元気なジジ、ババには
ひ弱な若者もタジタジ!
「おばぁちゃんの原宿」が喧伝される前の当地は
「巣鴨プリズン」であり、
隣駅の大塚と競合する都内有数の「ピンクサロン街」でした。
イメージとして優等生ではないそれらは、
一時期の歴史として消えて行きました。
▼そんなホンの僅かな時間の移り変わりも地蔵は見てきたことでしょう。
▼若い男子は消えたピンサロには行けず、とげぬき地蔵にやって来ます。
▼ジジ、ババになる前から巣鴨詣でです。
そんな若者たちを怪訝な顔で見て元気なジジ、ババはタジタジ!
いったい今の若者はどうしっちゃたんでしょう? 特に男子は!
女子同士が、またはカレシと寺社にやって来るのは、
悔しくもあり、微笑ましくもあります。
▼こうしてカップルが「洗い観音」の順番を待つのも共感は持てないものの理解はできます。
▼そう、オンナたちの願いと、祈りと、欲望は底知れず深いのです。
もういい加減、憎まれ口、皮肉はやめます。
▼高岩寺本尊の延命地蔵は秘仏ですので本堂でもお目にかかれませんが、こちらにもいらっしゃいます。
しかし「洗い観音」ほどの人気はなく、洗われることもなく孤独です。
▼本堂内の金網の向こうに意味不明な電飾こけし? 地蔵さん?
▼「タバコは外道の抹香」。仏教の視点で見る新しい禁煙論だそうです。
▼再び商店街に戻り「赤パンツ屋」さんは素通りして、通りの外れにある「巣鴨庚申塚」を覗きに行きます。
▼「猿田彦大神」は道案内の神様としても知られていて、中山道の道しるべとして江戸時代には茶店なども出され賑わったとか。
現在も庚申の日には大勢の参拝者が出るそうですが、いまいち庚申塚、道祖神、猿田彦の違いや繋がりなどが理解できていません。
▼見ザル、言わザル、聞かザルの三猿も彫られていて余計分からなくなります。
庚申信仰の「申」は干支の猿でもあるあので、そこは分からなくもないのですが・・
▼今ならコロナ去る!を祈ることになるのかも。
▼コロナ禍の向こうには「幸運」というより「幸い」があることを信じましょう。
そう、とげぬき地蔵にやってくる男子にも女子にも!
▼「とげぬき地蔵」に向かう途中にある真性寺の記事。