「玉簾神社」は「たまだれ」と読むそうです。
知る前は「たますだれ」と読んでいました。神社名の読みは難しい!
見開きで揮毫いただいたのですが、書道家さんの筆によるものです。
右ページは本来の神社の御朱印、左ページはお札扱いで「縁起符」だそうです。
一般には御朱印といっても通用するでしょうが、
神社印もないので「縁起符」としているかもしれません。
なんとも好ましい正しい扱いです。
▼「縁起符」は書き置きのタイプが用意されています。
もちろん直書きしていただけますが、
お土産用などで人に手渡すのには書き置きが便利でしょう。
達筆過ぎるのか「縁起符」の最下部のグネグネとした朱と墨は
何が書かれているのか、全くわかりません。
▼御朱印を返された時「魔除け」のお札も一緒にいただきました。
2022年現在、当社の御朱印情報が探れません。
参拝の際は電話等での問い合わせが必要です。
▼前回記事の「箱根観音」の駐車場に車を止めたまま「玉簾神社」まで歩きました。
5、6分です。
神社のある「天成園」周辺にも駐車場はありますが、もちろん観光地料金の有料です。
「箱根観音」さんに感謝して歩かねばなりません。南無観世音!
▼谷に広がる湯本の温泉街はいたるところに沢があり、須雲川に注いでいます。
▼小さな沢にも名前があり橋も架けられています。
「塔ノ沢」は登山鉄道の駅名にもなっていますが、ここは「さるさわ」。
▼目的の神社はこの観光ホテル「天成園」の建物の裏側にあります。
▼ホテル正面の須雲川に架かる「玉簾橋」を渡り進み「龍門」を潜ります。
ここは神社境内というよりホテルに造られた庭園です。
その無料開放された庭園の敷地内に「玉簾神社」が鎮座します。
イメージ的にはデパートの屋上にある神社と大きな違いはないかもしれません。
もともと江戸時代に小田原藩主の邸内社として創建された神社から
現在は園内社になったという理解で間違い無いでしょう。
▼「龍門」をくぐると正面に清涼感たっぷりの滝が目の前に現れます。
園内には滝が2つあってこちらは「飛烟の瀧」。
夜は別にしても箱根の夏は暑いです。
冷たそうな水に泳ぐ鯉や鴨が羨ましく思えます。
▼冷たさをおすそ分けしてもらいます。
飲み頃のようによく冷えていて、顔にバシャバシャかけたくなります。
「延命の湧き水」は不老長寿の水。箱根外輪山の伏流水だそうです。
▼滝壺から上がって一休みのカモ。
▼ボンビーですのでエサは与えません。100円は自分のエサ用にとっておきます。
▼滝から少し進むと山側に神社の参道石段が続いています。
「良縁祈願」の立て札が恥ずかしいのですが、石段に足を進めます。
▼親切ですが、これを見て諦める人もいるでしょう。105段なら朝飯前です。
▼途中に「延命地蔵尊」がいらっしゃいます。
▼雰囲気の良い石段です。105段はアサメシ前としても汗ばみます。
▼朱塗りの鳥居と社殿らしき建物が見えてきました。
この神社は、九頭竜神が祀られている箱根神社の分社という立ち位置のようです。
石段下とは違い人がいないだけに、いくらか霊気が漂う神域です。
「良縁祈願」も男女間の縁だけでなく、仕事の縁など様々に考えられますので、健康との縁などを祈り、感謝することにします。
石段を降りて庭園の奥に向かいます。
▼「玉簾の瀧」は神社の社殿の真下あたりに位置して、神社から流れ落ちるイメージ。
オーバーでなく、流れ落ちる水の冷気があたりの空気を思いっきり冷やしています。
ホントに涼しく一休み中に汗が引いていきます。
▼あの与謝野晶子も、熱い思いをこの滝の水で冷やしたようです。
▼ホテルの売店が出張っています。姿勢の良いホテルウーマンは少し暇そうでした。
いつもの夏なら、この瀧前に諸外国の観光客も含め人で埋め尽くされているはずでしょう。2020年の箱根は空いていて訪問者にとっては楽園です。
近頃は安ホテルばかりの宿泊です。
安く無い観光ホテルの庭園は久しく目にしました。
こんなホテルの宿泊記をブログにしてみたいとも思いますが、
基本、ボンビーブログなので、今では高いホテルに縁もなければ、泊まりたいという大きな欲求もないですね!
▼神社参拝が済んだら「箱根観音」も訪問しましょう。