▼蘇我比咩神社の御朱印です。(千葉県千葉市中央区蘇我2-2-7)
孤立した「式内社」の印が目立ちます。
中央の神社印は「蘇我比咩神社」、読みは「そが ひめ じんじゃ」です。
参拝日は25日でしたが、記入されているのは24日。問題ありません!
夏の日曜、午後3時過ぎ、宮司さんは社務所内でリラックス中のようでしたが、余計な言葉はなかったのですが、心よく応じていただけました。
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▼蘇我比咩神社へはJR内房線「蘇我駅」から約1kmですので、徒歩10分強でしょう。
▼神社名の上につけられている「蘇我」は地名です。
神社のカンバンが立つこの通りは「房総往還」と言うそうですが、
湾岸沿いを走る大動脈R357から一歩内陸側に平行していて、いわば旧道でしょうか?
交通量も少なく、のんびりした古い街並みのような雰囲気を持っています。
▼なんとなく昭和を感じさせる理髪店。
「BAR BER」と言う言葉は、なぜか今はあまり使われなくなってしまっています。
▼「印刷」と「デジタル」いう2つの文字がアンマッチさを感じさせます。
▼そんな昭和チックな通りを横に入ります。
▼右手は神社の駐車場かと思いましたが、違いました。
神社の駐車場は鳥居の左に数台駐められるスペースがありました。
それにしてもまったく人の往来のない夏の午後の街です。
▼「房総往還」から入ってきた道沿いに鳥居が建ちます。
この鳥居の左手が駐車スペースです。
▼「手水舎」に柄杓はありません。この状況はもう相当慣れました。
東京から千葉に入り内房の湾岸沿いには、大小様々に神社が鈴なり状態に鎮座します。
小さな神社は参拝しても無人だったり、御朱印をいただけなかったりですが、
まったくこれまで気づかなかった神社もあり、当社もその一つ。
ちょっと調べてみると、蘇我比咩神社でも古くから御朱印の授与をされていました。
ということは2011年、本ブログがちょうど御朱印を収集し始めた頃なのに、これまで気づかなかったことになります。
さて同名の神社に石川県の「白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)」があります。
と言うより「比咩神社」と称する神社は、この他には知りませんが、国内にはもう1社あるそうです。
しかし「古代史つれづれブログ」さんによると、
祭神名に「比咩」のある神社は全国で916社あり、県別に見ると208社の石川県に集中しているそうです。
「白山比咩神社」の祭神は白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)=菊理媛尊(くくりひめのみこと)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊((いざなみのみこと)の三柱。
ここ「蘇我比咩神社」は、蘇我比咩大神と千代春稲荷大神を主祭神としています。
と言うことで蘇我比咩大神と白山比咩大神、それぞれ女神を祀る神社ということで共通する「比咩神社」です。
式内社ですので創建はやはり不詳。
神社の由緒によれば1500年前の創建とされています。
「我蘇り」「われよみがえり!」から「蘇我」と名付けられた地名の由来は、
▼この過去記事で少し書いています。
▼経験として2社目の「比咩神社」に参拝できたことに感謝の祈りです。
▼御神木のイチョウが夏の日差しを遮っています。
▼手水舎の奥に、藤棚でしょうか?
現在は氏神さま、鎮守社として地元の人々の崇敬を集めている様子でした。
▼石川県の「白山比咩神社」の記事です