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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

了仙寺・長楽寺・玉泉寺・白浜神社の御朱印(下田市)〜なんとか下田着、急ぎ駆け抜け、帰路7時間!

前々回まで4回掲載の小田原から下田の1泊ダンガン tour の続きです。

が、息切れして、前回は武蔵野三十三観音の記事を入れちゃいました。

 

息絶え絶えで天城峠を何とか越え、河津に降りたと思ってください。

 

河津に降りて下田に向かうには最短ルートの海辺の東伊豆道路を走ります。

少し行くと視界が開けます。鏡のようです。

ヤッホー、海だ!

f:id:wave0131:20171120202334j:plain沼津から内陸を山に向けて走り、天城峠を越えてきました。山ばかりでした。

山際は海際より好きです。

なのに、いつも視界が開け、海が見える度に歓声を上げます。

ヤッホー! ウミだ!!

なんなんだ? どっちなんだ! 海が好き? 山が好き?

ヤッホー!山だ! とは誰も言いません。

山に入ってから「ヤッホー」とコダマを確かめます。

山は初めから遠方に見えてて、徐々に大きく目の前に迫ってくるのに対して、海は大抵いきなり視界が開け、感動的に目の前に現れるからでしょう。

2つのヤッホーの意味も違うな!

海が山より魅力を感じなくとも、海が見えたら「やったぜ、ヤッホー」でいいのです。

 

ヤッホー気分をを抱えながら下田市内で最初に立ち寄った寺。

ヤッホー? 龍馬像だ。出会っても海ほど感動しない、

f:id:wave0131:20171120202335j:plain宝福寺は下田駅方面からの道路沿いに本堂がいきなり見える感じですが、寺というより何だが観光スポット的雰囲気。

商売っ気を押し付けられてるように感じたから「島人お吉記念館」はパス。御朱印もパス。

 

宝福寺のすぐ先に下田八幡神社がありました。f:id:wave0131:20171120202336j:plainしかし、ピンポンしても返事なし、留守? 仕方ないここもパス。

下田に着いたものの幸先悪い。

 

下田は過去に2度ほど訪れているが2回とも急ぎ足。アチコチ回ったわけではない。

観光材料には事かかない街です。歴史的人物だけをみてもペリー、ハリス、松蔭、龍馬などなど、歴史好きには魅力的な街です。

そしてここ数年は外国人観光客がその数で貢献しているそうですが、バブル期のピークに比較すれば観光客数は低迷しているとか。

下田に限らず、伊豆、静岡、日本全体で共通しているかもしれない。

 

宝福寺と八幡神社をパスして、了仙寺に向かいます。

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道路沿いに有料駐車場があったが、有料はイヤだ。少し先に「了仙寺駐車場」と案内があったので2本の門柱の間を抜けて進むと本堂の前に出てしまいました。f:id:wave0131:20171120185310j:plainこりゃ違うでしょう?! 看板が間違ってない?

Uターンしようにも本堂真ん前まで進まないとできません。

客がマバラだから何とかなるか? と焦って進むと、本堂真ん前に左に入る道があって、その細道を、エーイ、どうにでもなれで踏み入れます。駐車場に入れました。

写真にある軽トラの左側ですが、誰でもこの先に駐車場があるのか?と不安になるような通路でした。

途中で有料と書かれていますが、結局駐車場が工事中のせいか、時期的なせいか料金徴収はなかった。シメシメ!

 

多くの寺社は大概専用の駐車場を持っています。しかし隠れるように判別が難しい道の先にあります。分からないから近くのパーキングを利用して境内に向かうと「なんだ!無料駐車場があるじゃん!」とジダンダ踏む事が多いのです。

 

そんな経験を多くしているから、最近は寺社の周りをグルグル回り駐車場への道を探します。案内を見つけても、こんな細い道、こんな急坂、侵入して大丈夫かいな? と不安にさせられるところがほとんどです。

車を生垣にこする事もしばしば。運が悪いとますます狭くなりこりゃダメだ。ターンもできずバックする羽目になります。対向車が来ればニッチモサッチモ

また、神社の鳥居や、寺の山門をくぐって駐車場に入る場合もありますが、このパターンも入っていいものか否か悩ませられること度々。

駐車場代をケチろうとするとスリル満点で、有料でも無料でも失敗が多いわね。

 

ここ了仙寺もヒヤヒヤさせられ、飾り瓦の獅子に笑われました。f:id:wave0131:20171120202340j:plain

いただいた美事な髭題目に驚愕。まだ若い僧侶さんでした。

過去にいただいたご首題の中でもトップレベルの筆跡。まさに芸術だわねぇ!

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▲法順山 了仙の御首題日蓮宗静岡県下田市七軒町)

 

ペリーロードを東に歩きます。
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長楽寺への参道を探します。f:id:wave0131:20171120202344j:plain了仙寺からすぐだから歩いてきましたが、ここも車で入れそうです。f:id:wave0131:20171120202345j:plainロシア使節プチャーチンとの日露和親条約が調印され、日米和親条約の批書交換も行われた寺と言われていますが、まったく観光寺の雰囲気を持っていません。

 

お吉観音を祀る宝物館が本堂の右手にありました。

うらぶれた秘宝館のような雰囲気。

中に入ります。薄暗い。これまた、うらぶれた年配のおかぁさんがポツンと一人。

300円でご案内しますよ!声をかけられた。

気が弱いからツイ「お願いします」と言ってしまいました。直後はいつものように後悔するが結果はさまざま。

 

撮影は絶対駄目というから写真は一切ありません。

建物に入るとすぐに無料の展示物と土産物が並ぶ部屋の左右に有料展示室が2つありました。暖簾のようなスクリーンで目隠しされていました。

左手の展示室に入ります。部屋の周りが六角形にガラス張りで仕切られた展示物を見始めると、背後から滑らかで聴きやすいバスガイドのような若い女性の声の説明が聞こえてきました。

オヤッ!こんな若い子がどこにいた?

振り向いた。

さっきのうらぶれたような年配のおかぁさんでした。

失礼にも「うらぶれた」なんて表現をしてしまいましたが、間違っていたいました。そんなイメージを全く覆すステキな声と説明でした。

おかぁさん、声は20代じゃない! 何年このお仕事を?

わたしは60年しております」(あれっ?40年と言ったかな?)どちらにしても長すぎる。この宝物館も同年齢なのでしょう。

こちらからジャンジャン色々話しかけて歩を進めるから、おかぁさんの名調子な解説が狂ってきました。

ホントは、ここももっと説明があるんだけど・・・」ちょっと不満気ででした。

2つ目の部屋の説明も一通り終わって「おかぁさんの写真撮ってイイ?

ダメダメ、写真は嫌いだから絶対駄目!」と後ろを向く。何とか説得しようとしたが首をタテにしませんでした。

魂を、命を削られるとして写真を嫌っていた時代があった。そんな気持ちなのかしら?

帰り際、盗み撮りしたら見つかった。ゴメンナサイね! でもボカしておくわねっ。

ステキな声で解説してくれたおかぁさん、ありがとう。

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唯一、人出の多いペリーロードのすぐ脇なのに、ここは全く人気がなく、参拝者も見当たりませんでした。

土曜日なのに下田の街全体に観光的な活気は感じられません。

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▲大浦山 長楽寺御朱印高野山真言宗静岡県下田市三丁目)

 

いい雰囲気の船溜まり。バックは寝姿山の一部?f:id:wave0131:20171120202347j:plain

下田市街を出て東に走り、玉泉寺に向かいます。f:id:wave0131:20171120202349j:plain

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f:id:wave0131:20171120202358j:plainこの寺も、面白く興味深い歴史を築いてきました。

ジミー・カーターだって遥々やって来ているのに今日は観光客・参拝者は誰もいない。

御朱印をお願いすると「住職とそこいらで会わなかった? 犬の散歩に出たところよ」と、この寺の大黒さまかしら。

いやはや、田舎の寺でよくある事だ。住職が草むしったり、犬を散歩させたりだ。

犬種はビーグルだって。犬年齢を聞いたけど忘れました。でも太らないようにしているとか。

ヨカッタ! が、犬にとって幸せか不幸かは犬に聞いてみないとわからない。

「わしは短命でもいい、人間様が食べてる美味しい食べ物をイッパイ食べてポックリ逝きたかった!」と思っているかもしれない。

犬を太らせないで、長生きさせて、なんて全く人間の独りよがり、自らが気づかない傲慢さなのだ。

 

犬の散歩をジャマしないで書置きをいただきます。

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▲瑞龍山 玉泉寺御朱印曹洞宗静岡県下田市柿崎)

 

今年はヤッカイな出来事が頻発し、オマケにいつもの不如意。

どこにも遠出はできなかった中の今回、前日の11月3日(金・祝)7:00に東京を出ました。

たった2日間だったのですが、久々の「大忙しご朱印巡り」も、そろそろ幕です。

 

最後にここに寄ります。f:id:wave0131:20171120202359j:plain

白浜神社です。f:id:wave0131:20171120202400j:plain

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奥の院というか「本殿」だそうですので行ってみます。f:id:wave0131:20171120202404j:plain

本殿までの登りは短い。f:id:wave0131:20171120202405j:plain

人気のない神域は「神の存在」を意識させられます。f:id:wave0131:20171120202406j:plain写真は少し明るくしてあります。

いずれの写真も現場はもう少し薄暗く、陰鬱な雰囲気に神の佇まいを意識させられます。f:id:wave0131:20171120202407j:plain本殿。90度に腰を折って、ここへ来られた事の感謝を祈ります。

「ポキッ!」腰も感謝の悲鳴を小さくあげた!f:id:wave0131:20171120202408j:plain

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 ▲伊古奈比咩命神社白浜神社)の御朱印静岡県下田市白浜)

 

3時か、さぁーて。帰るぞぉ〜!

ボンビーの一人旅。いつものように一人の時は高速、有料道路は極力使わない。時間を安売りしているようなものです。

往路はスムーズに予測通りの時間でした。

ここ下田白浜からの帰路は余裕を見て、なんとか5時間位、8時までには東京に帰れるだろうと踏んでいました。

アマイ! カンペキあまかった!!

今朝走った国道414を北上し、途中から Google Map のおっしゃる通りに裏道に入り、すれ違いも難儀な経路を辿り、やっと熱海に出た。渋滞でほとんど動かない。

真鶴道路に入る頃はとっくに日が暮れていました。その真鶴道路も並行する裏道をいきます。裏道だけはスムーズだからブッ飛ばす、だが、やがて合流するR135。

やはり動かない!

土曜の夜だ、好きにして!

ヤケクソ気味にコンビニで休憩! どうにでもなれ! 明日は日曜です。

帰宅できたのは10時を過ぎてたかしら? 7時間も費やしたことになります。

自宅のテーブルに腰を降ろす。

この2日間で500kmくらい走っただろうか?

いつものように長距離の車運転で揺られていると、帰宅して椅子に腰かけても、しばらくは体が揺れているのです。この感覚は毎度変わらなく発生するわね。

 

今回、2日間で小田原から熱海、修善寺、下田、そして東京に戻る。

タイトな予定だと当初から納得してました。

でも移動予定に大きな狂いはなく終わりまし。これもいつもの事です。

人と一緒だとこんなにスムーズにはいきません。

一人旅は気ままに自分だけの「その都度」が可能なサイコーのゼイタクかも?

 

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