七福神は10年ほど前に全てが神社に整理し直されたらしい。千住の町おこしをねらっての七福神だから歴史は新しいんだろうね。
で素晴らしいネーミング「千寿」と名付けた。「千住七福神」より福が多そうだ。
2年前の元旦午前中から巡ったのだが、どこも地元の神社らしく、大きな混雑もなく和やかな雰囲気の正月らしい風景に出会えた。
荒川土手沿いの2社から巡り始めた。
▲寿老神/元宿神社・東京都足立区千住元町
▲同時にいただいた神社印。
▲同じく神社印。
国道4号線、日光街道を横断して千住の繁華街方面へ。これから向かうのも氷川神社。氷川神社が3つもあるからややこしい。
イイ路地裏だ。こんな風景もいつまで見られることやら?
年季の入った店舗。1952年創業のだんごやさんとか。創業当時の建物? 趣のあるカンバン、残念ながらこの佇まいは現在は見られない。最近建て替えられ綺麗になってしまったようだ。
本来歴史ある商家がたくさんあったはずの千住宿。しかし全滅に近い戦火にあっている。歴史を感じさせる建物を探すのは難しい。そして戦後に建てられた家々も今や隅々まで探さなければ出会えないようだ。
▲大黒天/本氷川神社・東京都足立区千住
▲同じ日にいただいた神社印。
千住神社に移動する途中、千住駅から続く商店街の一画。
イトーヨーカドーの確か第1号店、本店のはずだ。東京近郊の「アリオ」を思い浮かべると信じられないくらい小さな店舗だ。
戻ってもう一度日光街道を横断。片側4車線、東京から北へ向かう大動脈だ。
境内の写真は正月のものではないが、ここだけは大変な混雑だった。
▲恵比寿天/千住神社・東京都足立区千住宮元町
▲同日にいただいた神社印。
▲別の日にいただいた神社印。
▲同じく神社印。
もう1回4号線を横断。3回横断してる。なんか効率悪いルートにしてしまった?
▲福禄寿/稲荷神社・東京都足立区千住河原町
▲同 神社印。
▲同 神社印。
どこの七福神も同じ光景だが、これまでは色紙を持って回っている方が多数を占めていた。昨年の千住七福神も同様だった。
でもそれから2年後の来年、2018年はどんな様子になるだろう? おそらく御朱印帳を持って巡る人が増えるはず。やはり色紙に押印、墨書きより時間が必要だわねぇ。
それでも「千住」です。きっと半日で余裕を持って巡られるはず。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
千住は品川・板橋・新宿に並んで江戸の宿場町。
そして芭蕉が舟から降りて、地に足をつけ奥の細道を歩み始めた地でもある。
深川から隅田川を上り千住大橋あたりで舟を降りた。そこから歩み始めたのだが、正確な下船地が不明。
千住大橋は隅田川を挟んで荒川区と足立区となる。この2区がそれぞれ「わしらの地に芭蕉は降り立った」とそれぞれが主張しているとか。
千住神社の神社印には「奥の細道」の印がある。
そして、この七福神の稲荷神社から南へ千住大橋を渡った800mくらいのところにある神社。
荒川区になるこの神社の御朱印には「芭蕉『奥の細道』旅立ちの碑」の印がある。
ハタから見れば滑稽だから、両区とも真剣な争いをしているつもりはないだろう。芭蕉は千住で舟を降りたのであって荒川区であり、足立区でもあるのだ。
大した問題ではない。起点は深川なのだから。
そんな、こんなを思い描きながら巡る「千寿」は楽しいよ!