いただいたのは3年前になりますが、御朱印にこの他の種類はありませんでした。
そして見開きでいただきましたが、よく見ると墨書きの神社名が2つ。
ほかに神社印2つとスタンプ4つでは、見開きの広大な紙面を埋め切れず、神社名が2つということになったかもしれません。
それにしても「菊」の字のシッポは、あまりに素晴らしいアイデアです。
他に類を見ません。これを真似る稲荷神社はないと思いますので、於菊稲荷神社の登録商標みたいなものです。
見ていると自然と頬が緩んでくるような、不思議に微笑ましい御朱印です。
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▼神社の鎮座する新町は隣接する藤岡市の所属かと思ったら、高崎市になるそうです。
しかし、飛び地になっていています。
合併交渉で藤岡市と決裂、新たに隣接しない高崎市と合併したそうです。
ということは、藤岡市とは相性とかナカが悪いわけですね。
▼とはいえ、そんなことには関係なく、藤岡市民もたくさんの人々がこの神社に参拝にやって来ることは容易に想像できます。
訪問時は社殿が造営中でした。そのせいか境内は雑然としていて落ち着きませんでした。
▼千本鳥居には程遠いマバラな間隔の鳥居。
しかしこの神社、いつか1000本では収まりきれない鳥居が奉納されるやもしれません。
訪問時、宮司さんはお留守のようでしたが、宮司さんの奥様か、身内の方かわかりませんが連絡いただき、間も無く宮司さんが車で駆けつけていただきました。
たった1人の御朱印のために用先から急いで駆けつけ、笑顔で対応いただき、帰り際はお二人で見送っていただいたこと、頭が下がりました。
この時は短時間の対面でお話もできませんでしたが、宮司さんの印象は朴訥、親切、正直、不器用、なんて言葉が頭に浮かびました。
ワタシが感じた宮司さんの第一印象は言い当てている部分もあるでしょうが、まったく宮司さんの真の姿が見えていなかったというのが正解のようです。
訪問の翌年からこれまでの、おそらく宮司さんの直の言葉であるFBを覗いて見て、初めて理解できた事がたくさんありました。
ワタシが参拝した翌年、2017年にに新社殿も落成したようです。
新社殿の天井画奉納者は多岐に渡り、於菊稲荷神社は地方の小さな稲荷社の一つではなく全国区になっていました。
宮司さんの人柄、発想、行動力、広いネットワークを感じさせられます、スーパーです!
新社殿落成の頃から、FBにそれまでに多くの記事はなかった御朱印案内も頻繁に現れています。
そして限定御朱印の授与も始まっています。
個人的にはあまり興味のない「限定」ですので、どうしても批判的な言葉が多くなってしまいますが、この神社だけは批判するワタシ自身が批判されるべきのようです。
単にブームに乗るのはあたり前とし、しかし柔軟性と、その先が見える眼と行動力がこの神社の未来を創っていくように思います。
於菊稲荷神社のマバラな鳥居が「千本鳥居」になるのは、そんなに遠くないことでしょう。