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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

大洗磯前神社(茨城・大洗町)〜緊急事態宣言下 東京脱出! R294北上⓯

大洗磯前神社御朱印です。(茨城県東茨城郡大洗町磯浜町6890)f:id:wave0131:20210907194601j:plain

おおあらい いそさき じんじゃ」です。

 

大洗磯前神社御朱印(2021年)。直書きいただきました。f:id:wave0131:20210907194558j:plain

大洗磯前神社御朱印(2013年)。8年間に何も変化なく1種類。f:id:wave0131:20210907194553j:plain

▼こんな、切り離せばポストカードもいただけました。

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御朱印は境内右手の授与所で記帳いただけます。

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「東京脱出! R294北上」も戻る方向に南下となっていますが、そろそろ大詰めです。

 

▼レジャー・観光地でもある大洗は東京から車で140kmほどあります。やはり遠い。

酒列磯前神社」から兄弟神社である「大洗磯前神社」にやってきました。

どちらが兄で弟か分かりません。

 

▼「大洗海岸通り」入口に「一ノ鳥居」が立ちはだかります。

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鳥居の右側、海岸側は海を一望できるホテルが立ちます。

ビジネスホテル専門の身には羨ましいホテルですが、2021年の旧盆はコロナ禍でもあり、さらにビーチは涼し過ぎです。空は曇り気味で気温は30℃以下です。

 

この鳥居の先から左手に駐車場へ入れますが、

▼もう少し先に進んで「二ノ鳥居」もやり過ごして、東端にあるもう一つの鳥居です。

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ここは裏参道になるかもしれません。

この鳥居から進入すると社務所横の小さめの駐車場に導かれます。

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▼境内に入って、まずはお清めです。

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▼そして最初に、境内の東側に建つ海を望む鳥居の先の石段を下りて、海岸の磯に建つ鳥居を観に行くことにします。

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▼「神磯の鳥居」という看板が案内されています。

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▼石段を降りると「大洗海岸通り」沿いに飲食店などが並んでいます。

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▼通りを越えた先に細い通路が・・。海と人々が見えますのでこの通路でしょう。

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▼ハイ! 今や「大洗磯前神社」を代表する光景です。

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神社のオリジナル朱印帳にもデザインされている「神磯の鳥居」です。

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この海の岩礁に神が降り立ち、大己貴命(おおあなむちのみこと)が「大洗」に、

少彦名命(すくなひこのみこと)が「酒列」にそれぞれ祀られ、両社の創建となったと伝えられて、

そこから「大洗磯前神社」と「酒列磯前神社」は兄弟神社であると言われています。

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パワースポットとも呼ばれていますが、

海沿いや川沿いに鎮座する神社には、海に建つ鳥居や、河に建つ鳥居はそれほど珍しくないかもしれません。

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神奈川の「森戸神社」も岩礁に鳥居が建ちます。しかし、あまりに遠い位置に鳥居が建ちます。

ここ大洗は森戸に比較すればかなり近くに見られる鳥居ですが、それでも遠く、近づくことはできません。

f:id:wave0131:20210907194638j:plainもっとも海が凪いでいて、波しぶきも無いとしても、

神聖な場所の岩に登らないでください」との看板がありました。

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神社を代表する光景ではありますが、その代表は日の出の光景のようです。

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初日の出の際には大勢の参拝者が場所取りに大変な様相となるそうです。

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もっともそれも天候次第ということになります。

当たり前ですが午後の3時過ぎに、いくら見ていても朝陽も夕陽も見えません。

▼太陽はありませんが、朝焼け、夕焼けはこんなんか?と写真の色調整です。

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神々が好んで降り立ちそうな雰囲気のように見えなくもありません。

 

波の砕ける音を背に、境内に戻ります。

▼先ほど降りた石段下が「ニノ鳥居」となっています。

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▼迷惑顔の狛犬。山頂でもないのに人々は意味もなく小石を積み上げます。「割れ窓理論」に近いかもしれません。

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他でも、やたら小銭が積まれたり、投げられたりする場所もありますが、寺社で賽銭箱以外への小銭は無意味でしょう。

▼石段の登り口右手に「清良神社」が建ちます。

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かつて、この地で非業の死を遂げた人物を鎮魂するための御霊神社だそうです。

当時は祟りとして恐れられたのでしょう。

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▼石段を登っても涼しい気温のせいか、汗も出ません。

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▼石段上の境内に立つ鳥居をくぐると「隋神門」です。

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▼赤い狛犬は「常滑焼」かと思いましたが、残念、岡山の「備前焼」だそうです。

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常滑焼」だったら、ここまでの「テカリ」はないかもしれません。

▼右前足を骨折されたようです。不心得者のイタズラでしょうか?

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緊急事態宣言下に東京脱出の我が身も「不心得モノ」ですが、寺社の建物、置物に手を出すほど「不心得」ではありません。

 

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▼「隋神門」内は見事な彫刻が・・。

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大洗も酒列同様に江戸時代に水戸藩の力によって再興されていますので、「隋神門」も江戸時代以降の造営なのでしょう。

▼福の神「大国」と「恵比寿」。

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大洗磯前神社主祭神は「大己貴命」で通称「だいこくさま」、

酒列磯前神社主祭神は「少彦名命」で通称「えびすさま」とするそうです。

 

▼境内内側から見た「隋神門」と、その先に見える鳥居と海です。(2013年撮影)

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▼拝殿の写真、この1枚も2013年の撮影のもの。

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▼拝殿は遠目にはジミな建物ですが、よく見ると賑やかに彩色彫刻が施されています。

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絵本でも眺めているような彫刻ですが、それぞれ何かを物語っているのでしょう。

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▼拝殿から本殿方面へ回り込みます。

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▼茅葺の凜とした姿は驚くほど美しい。

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こんな姿の本殿は、ほかで見た覚えがありません。

▼組物や装飾も見事な本殿です。

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▼社叢に覆われた境内社があります。

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▼「水神社」「八幡宮」「大杉神社」でした。

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▼こちらは「大神宮」「靜神社」「水天宮」が並んでいます。

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▼さらに境内の東端に「御嶽神社」があります。

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社務所の裏のような位置に鎮座するので、参拝者は少ないのですが・・・

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どの神社の、どの境内社にも熱心な参拝者はいるもので、とても感心します。

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▼恵比寿・大国さんは境内のあちらこちらで見かけられます。

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▼ここでも馬が大事に飼われています。もちろん動きませんが・・。

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▼境内左手のおしゃれな建物は「休憩所」と「海洋博物館」でした。

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神社の雰囲気と景観を崩さないデザインの建物です。

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▼しかし、その前にいきなり「異物」です。

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この「異物」は見覚えがあります。

東京「王子神社」の「ハイテク タッチパネル 案内板」と同じメイクの「異物」です。

よく出来た案内ですが、朱色が短絡的でドギツ過ぎ。

稲荷神社でしたら、このままの仕様で問題ありません、おそらく!

 

最近ではコンビニでも観光地ですと、その景観を壊さないような店舗づくりをします。

この案内板も、もう少し各神社の雰囲気や、周囲の景観を考えてのデザイン仕様にして神社側に売り込んで欲しいものです。

 

最後に余計なお世話の一言を書いてしまいました。

▼カエロ、カエロ!

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酒列」と「大洗」の二つの「磯前神社」は、それぞれとってもステキな神社でした。

しかし「神磯の鳥居」というハデな売り物がある「大洗」に参拝者が多くなるのは、言うまでもありません。

そんな「Good Looks」を持つ神社に「縁結び」などの「売り」は無用でしょう。

 

 

▼記事中で述べた「森戸神社」と「王子神社」の記事です。

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