神社名は「おおひらさんじんじゃ」です。
「大」ではなく「太」ですので「たいへいざん」と読みたくなります。
御朱印の右上の印は「太平山 大福神」となっています。
▼太平山神社の御朱印帳。
▼神社がある大平山一帯は県立公園になっています。
最寄駅はどこも距離がありますが、JR両毛線と東武日光線の「栃木駅」からバスが出ています。
「大平山県立自然公園」が正式名称の山ですが、この地域は全く知識がありません。
しかし訪問してみると、とてもノンビリしていて気候が良ければ1日をゆっくり過ごせる場所が揃っている行楽地でした。
もともと太平山は古くから信仰の山で、周辺からは古い時代の祭祀遺跡・祭祀遺物が出土しているそうです。
ですので、太平山神社の他にも周辺に御朱印をいただける寺社がいくつかあって、ハイキングしながら巡るのも楽しそうなところでした。
「大平山遊覧道路」を進み、行き着いた先で車を降りて歩き始めました。
▼鳥居と社号標があるのですが、ここは神社より下にある「六角堂」の入口でした。
もちろん、ここから歩いて神社へ向かえるのですが、ちょっと距離があります。
どうやら進行ルートを間違ってしまったようでした。
再び遊覧道路に戻り神社境内に近い駐車場を目指します。
▼途中の「謙信平」に展望台が作られていました。
小田原の北条氏との対立していた上杉謙信が、
ここから関東平野を見渡し、あまりの広さに目を見張ったという伝えから「謙信平」と名付けられたそうです。
確かに、謙信の春日山城から見渡しす上越は、もっともっと狭いはずです。
▼夜になると、こんな景色になるそうです。 【夜景写真は「栃木市観光協会」】
▼「謙信平」からさらにを進むと「隋神門」に行き着きました。
ここから神社境内まで登る石段は1000を数えるそうです。
石段、階段を目の前にしたら登らずにいられない性格ですが、この時は素通り。
車から見た時、時間がない時、地理的に周辺を把握できていない時などはスルーです。
▼神社境内に近い駐車場に車を駐め、境内上から見た1000段の石段です。
再訪できる機会があったらこの石段を登ってくることにしましょう。
▼太平山神社は、瓊瓊杵命(ににぎのみこと)、天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)、豊受姫大神(とようけひめのおおかみ)など、多くの神が祀られています。
神社の起こりは2000年前の神話の世界ですが、
827年、慈覚大師 円仁が入山して以後、神仏を祭る山として一大宗教霊地となって、摂末社および寺院が80余りも遷座・建立されたそうです。
まさに宗教の山だったのでしょう。
▼拝殿前には神社名が記された奉納額がたくさん掲げられていました。
▼神社名を記した提灯も奉納されたものでしょう。
奉納なので当たり前ですが、これほど多くに同じ神社名を掲げる扁額、提灯を見るのは初めてでした。
▼境内の手前から「福神社」と「星宮神社」です。
この他、多くの境内社と山の上には奥社があります。
今回はそれらをゆっくり見て回っていませんので記事にもできません。
機会を見つけ、再訪できた時に改めて記事にできればと思っています。
▼同じ太平山にある太山寺の記事。