▼中目黒 八幡神社の御朱印です。(東京都目黒区中目黒三丁目)
▼今回一緒にいただいた由緒書きに FB とInsta のQR。
今ではさまざまなSNSを使いこなし、情報発信が必要な寺社を思う時、
たかだか数年の時間に隔世の感を抱きます。
情報発信の環境は、今後はきっとさらに加速して広く、深く、複雑になるでしょう。
そして、紙は無くなっても動画、画像、文字はもっともっと必要とされるのでしょう。
--------------------------------------------------------------------------------------
▼中目黒八幡神社は文字通りメトロ・東横線の「中目黒駅」が最寄りです。
駅から近い住宅街の中に鎮座しますが、幹線道路からは奥まっていますのでギリギリ閑静な地域と言えるでしょう。
▼以下3枚の写真は2014年春の撮影。
▼2020年夏の再訪です。
▼ご近所らしい親子の姿が住宅街に建つ神社であることを現しています。
小高い位置にある境内へ導く表参道はやや斜度があり、石段を上がった先が境内です。
▼参道途中に湧水の「お水取り」と「さざれ石」が見えます。
▼神社の森は深くはないものの、石段の上から振り返る参道は緑多く、ここが中目黒とは思えません。
▼石段を登りきると爽やかな夏の緑を背負う社殿が見えてきます。
▼社殿右手は造営の新しい社務所で、ここで御朱印がいただけます。
▼狛犬、表参道の鳥居、社殿ともに戦前の昭和に奉納・造営されたものです。
▼木造の拝殿はとても良い顔をしています。都心にあっても社殿は木造に限ります。
▼「誉田別命」を祀る神社の創建は不明ですが、少なくとも江戸時代初期にはすでに地域の崇敬を集めていたそうです。
戦前の造営とは言え、近年改修の手が加えられている様子が見て取れます。
▼たくましい御神木が天を突いています。
▼境内西に位置する鳥居は表参道の鳥居より古そうです。
▼雨風に耐えられそうな、センスの良い案内板があります。
これが白地に墨文字だとブサイクになります。
木造ですと経年変化が心配になりますので、金属製でこの色ならサイコーの選択です。
▼その案内板にあった「江戸文政期の手水舎」。
▼さらに小高い場所にあるのは「三峰神社」。
▼石段の上に青っぽい立派な金属製の鳥居があります。
もちろん秩父の「三峰神社」から勧請され、祀られたたものでしょう。
▼砲弾? 鉛筆?
面白い形ですが、詳細不明な石碑には「靖國神社 宮城 敬神」などの文字が彫られています。
▼「十二座之神楽塚」と「八幡神社碑」。
▼神社の秋の例大祭では、12曲のお神楽「十二座之神楽」が奏される、障子のような格子戸が美しい神楽殿です。
地域の鎮守社である八幡宮ですが、中目黒という都心部にありながら、風情があり緑も多くホッとさせられる「ほっとスポット」でした。