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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

妙蓮寺「両親閣」の御首題(千葉・安房小湊)〜ふるさとの「親」にむかいて言うことなし ふるさとの「親」は ありがたきかな

▼妙日山 妙蓮寺の御首題です。(日蓮宗/千葉県鴨川市小湊129)

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妙蓮寺の御首題。(2020年)f:id:wave0131:20210125190639j:plain

日蓮の父母の霊廟である妙蓮寺は「両親閣」の別名もあります。

 

妙蓮寺の御首題。(2016年)f:id:wave0131:20210125190635j:plain

題目の左右の墨書きは「聖父母妙日妙蓮尊儀栖神之霊地」「妙日妙蓮精舎」。

この寺の由緒を知らないと理解できない言葉が並びます。

 

二体の御首題は両年とも同じ朱印が使用されていると思われますが、

2020年の御首題の印はツブれて太ってしまっています。

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▼御首題とともにいただいた由緒書き。

f:id:wave0131:20210125191241j:plain表紙の絵は「日蓮大聖人思親登山の図」だそうです。

 

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▼妙蓮寺へはJR外房線安房小湊」から1km強。

徒歩ですと12〜13分ですが、バスも出ており、タクシーなら3、4分です。

しかし、妙蓮寺の先5、600mのところにある誕生寺と一緒に参拝する方が多いでしょうから、

好季節なら誕生寺を目指して海岸沿いのR126「房総黒潮ライン」を海を見ながら歩くのがベストルートかもしれません。

 

ちなみに妙蓮寺「両親閣」は世田谷に「東京別院」があるそうです。

 

▼タクシーならここで降ろしてもらいましょう。以下5点の写真は2016年の参拝時。

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▼2020年の再訪です。車なら対向車が門を出たら、ここを進みます。

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2016年の訪問時は車でこの先に進むのは躊躇されましたが、

「エイヤッ!」とばかり突き進んでみたら、

▼この坂の突き当たりでクロネコヤマトの車と向き合いました。

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すれ違いは無理でしたが、クロネコは慣れたもので、こちらの車を確認すると、間髪入れずバックしてくれました。

さすがプロと思いましたが、こちらは入口から95%進んでいましたので、逆の立場になれば同じ行動をとります。

 

両親閣を車で訪問する方は、寺の周りをグルグル回っても専用駐車場は見つからないでしょう。

境内には駐車スペースがありますので、頑張って狭い門をくぐり、坂道を突進しましょう。

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妙蓮寺は日蓮宗の宗祖日蓮の両親の廟所・墓所です。

13世紀の南北朝時代の創建と伝わります。

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清澄寺で立教改宗した日蓮は両親に父「」母「」の法名を与え、

自らは父母のそれぞれから一文字ずつをとって「是聖房」から「」へと改名したそうです。

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妙蓮寺は日蓮の父の法名妙日」が寺の山号に、母の「妙蓮」が寺名となっていて、

由緒書きの表紙にあるように正に「大孝根本の霊地」です。

大孝」とは言うまでもなく「至孝」「この上ない孝行」という意味です。

 

本堂は江戸時代後期の再建。

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感応堂です。f:id:wave0131:20210125191102j:plain

向拝からから賽銭箱まで彫刻と組み物に目を惹かれます、

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堂内は宗祖日蓮、左右に妙日、妙蓮の御三尊像が祀られ「一家和合」の御尊像とも言われるそうです。

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▼仏と人が通じ合う「感応」です。

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日蓮聖人の両親像、石塔が奉安されている廟堂も江戸時代の建立です。

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▼わっ! 読めません。「聖閣」かな。   は「親」でしょうか?

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両親閣は日蓮の弟子によって開山に創建されましたが、

身延町にある日蓮宗総本山 久遠寺奥の院思親閣」は、日蓮自身が両親を偲ぶために建てています。

日蓮の親を思う心が記されていました。

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この中の「孝養」という言葉は、「きょうよう」と読むときは「亡き父母のための追善供養」を意味し、「こうよう」と読むときは「生きている親に尽くす」という意味になるそうです。

 

「親孝行」というものには縁遠い本ブログにとっては、いささか耳の痛い「聖訓」でもあります。

 

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今夜はふるさとの父母に電話でもしてみましょう!

 

 ▼妙蓮寺訪問の前に、まずはこちらに参拝ください。

wave2017.hatenablog.com

 

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