宝積山 光前寺の御朱印
▼光前寺「霊犬早太郎」の御朱印。
仁王門から少し歩いた右側にある売店・受付でいただき、2体で600円。
▼晴天のもと、飯田から駒ヶ根市まで走ってきました。
普通なら時間かけて登山しなければ見られない絶景だけど、バスとロープウエイ利用で、極端な話、ハイヒールで行ける高山。
▼ご存知のように、こんなところです。(▼写真:駒ヶ根市観光協会フォトギャラリー)
ぜひ一度、行ってみたいと事前に調べてみたのですが、
上の写真のような絶景に出会うには難関がいくつも待ち構えていました。
難関① 費用
ロープウエイの駅までマイカー規制をしているのでバスを利用することになる。バスとロープウエイ往復料金が1人3,900円。加えてバス乗場へ駐める車の駐車料金が600円。
トータル4,500円も必要だ。2人なら8,400円。
標高2,600mの景色の代償は標高同様に高い。標高差1,800mに換算すると1m/2.5円。
この数値に値するか否か、あなた次第!
難関② 天気
山はどこも同じだが、おそらく晴天でないと目にできる景色は、費やした料金の値に見合わないはず。
お天気次第!
難関③ 忍耐
ハイシーズンではバス待ち、ロープウエイ待ちにそれぞれ1時間以上もかかることがあるそうです。堪忍袋次第!
状況次第、気分次第で行ってみようかと思いながら駒ヶ根市までやってきました。
遠くの山々は雲に覆われ、麓は雨も降り出してきました。
幸か不幸か? これでは当然「千畳敷カール」へ行っても1000円以下の価値しか見つからないはず。やめーッ!
5,000円を使わなくて済んだことにホッとして、絶景を見られなかったことにガッカリします。
千畳敷カールに行ってしまったら、この寺を訪れる時間はなかったはずです。
結果、天気不良に感謝するような寺でした。
▼仁王門。観光寺です。しかし庭園のほか境内の拝観料はナシ。
午後1時30分、光前寺は観光寺にしては、そんなに観光客は多くはなく、参道からは落ち着いた雰囲気のある堂宇や苔が見えてきます。
▼杉並木の参道を抜けると楼門かと思いきや「弁天堂」。
トイレの案内板は、わかりやすいけど何とかしなくちゃ!
▼さらに進めば線香の香りと煙がたなびく「本堂」。
▼「早太郎」クンが本堂内にも鎮座。「早太郎」クンは、この地では有名。
▼温泉郷からお借りした写真。 (早太郎温泉郷公式ホームページ | 信州駒ヶ根高原)
▼「延命水」
▼「霊犬早太郎」の墓。大きいけど犬の墓なのです。
むかしむかし、彼は遠州(静岡)方面まで出向き、村で生贄にされそうな娘を助け、怪物と戦い退治し、傷つきながらこの寺まで帰り着き、和尚に報告するがごとく一声高く吠えて息を引きとったそうだ。健気な犬です。
▼この寺で飼われていた大変強い山犬だったそうだが、この像は少し悲しそう。
近くの温泉郷の名称にもなっているほど、その名は地域では大事にされているそうです。
▼均整のとれた「三重塔」。
約200年前に再建されたもの。さらに年代を遡る寺の隆盛期が偲ばれます。
▼基壇のところに登る人がいるんだろうね? 写真撮るときに・・・、情けない!
▼「上穂十一騎之碑」と祠。
「上穂十一騎」? 初めて知る言葉。
「うわぶじゅういっき」と読むそうです。
この地の若者が冬の陣、夏の陣に出兵、奮戦し武功をあげたものの全て真田幸村とともに討ち死に。
歴史に造詣が深く知っている人は別にして、そうでない皆さんは調べて見てください。
特に歴女じゃなくとも、きっと「なるほど!」 と思いますよ。
延ばして引っ張り続けてきましたが、たった3日間のダンガン御朱印巡り記事は今回で終了です。
26回ほどの記事にしました。
そして記事ネタがなくなりました。
しばらくは古い朱印をチビチビ小出しにするとしますか!