▼七社神社の御朱印です。()
御朱印を数多くいただくようになって、様々な朱印と対面することになりました。
最近ではキラキラ御朱印、
さらにハッとする緊張感のある御朱印や、ホッとする御朱印などなど、
一つひとつはそれぞれの寺社の「カオ」とも言えます。
「七社神社」はなぜか、眺めていてホッとする御朱印です。
▼七社神社は本郷通り沿いにあり、本郷通りは江戸時代には将軍が日光東照宮に参詣するための街道「日光御成道」とも呼ばれていました。
また岩槻藩の参勤交代の道でもあったので岩槻街道とも呼ばれていました。
▼街道ですので一里塚が残っています。23区内では珍しいことです。
日本橋から2つ目の一里塚です。当時の榎の木は枯れてしまい新しく植えられましたが、当時の位置のまま保存されている一里塚は、ここ西ヶ原と板橋・志村の2ヶ所だけだそうです。
▼一里塚の近くの本郷通り沿いに七社神社の一の鳥居が境内に誘っています。
▼二の鳥居になるのでしょうか。
七社神社の南、旧古河庭園のそばに「江戸六阿弥陀」第三番の「無量寺」があります。
▼当時の江戸名所図会にも「無量寺」と、神社が「七の社」として描かれています。
図絵は神社でいただいた由緒書きにも掲載されていますが、神仏分離以前は別当寺の無量寺と旧古河庭園内の神社は当然隣接していたようです。
七社神社の創建は1793年の火災により記録を失い不詳のようです。
七社神社と名乗っていますので伊邪那岐命はじめ七つの神様が祀られています。
七社神社は同名の神社が全国にありますが、四社、五社という神社もあり、五所、六所神社や、五柱神社というのもお目にかかります。
ほとんど同じような意味でしょうね?
いくつかの神を合祀、またはいくつかの社を一つにして二、三、四・・・という名称になったのでしょう。
▼稲荷社です。
▼現在の七社神社の境内は元々はこの「一本杉神明宮」の社地だったそうです。
▼こちらは熊野神社。
▼願掛け公孫樹の周りには、たくさんの絵馬が掛けられていました。
イチョウと言うとイチョウ並木がイメージにあって、その木はスラッーと細長いものですが、寺社に立つイチョウは大概巨木でオドロキます。
訪問時は5月でしたので境内は新緑に染まっていましたが、秋には黄金色に染まることでしょう。また春には、社殿前の八重桜が紅白に彩るそうです。
桜の有名スポットは神社の西隣りに飛鳥山公園があります。
その公園と神社の裏は北に向かう新幹線、東北線、湘南新宿ラインなどいくつもの鉄道が走っています。
▼その鉄路と飛鳥山公園の間に細い道があり「飛鳥の小径」と名付けられています。
▼何の事はない飛鳥山の崖下の道です。
▼しかしこの小径、時期になると驚くとこになります。
<a href="https://www.photo-ac.com/profile/1677491">かきつばた</a>さんによる<a href="https://www.photo-ac.com/">写真AC</a>からの写真
▼5月のこの時期は花を咲かせようと、ジリジリとスタンバイしています。
▼せっかちにもフライングした花も見受けられました。
ぜひ、紫陽花が満開時に訪問して記事にしてみたいものです。