▼越谷香取神社の御朱印です。(埼玉県越谷市大沢3-13-38)
オリンピックを記念した書置き御朱印ですが、
ユニークというか、個人的に御朱印と許容する範疇を軽く超えています。
カタイことを言わずに愛嬌でいただいてきました。
ご多分にもれずプリントの御朱印ですが、神社名はしっかり墨書きされていました。
▼越谷香取神社の御朱印。スタンダードパターンも神社名が美しい文字です。
右下の亀のスタンプが異なっています。いくつかのパターンがあるようです。
迷子のリクガメが当神社で保護され「亀吉」と命名され飼育されていましたが、先ごろ旅たってしまったそうです。
でも御朱印の中では生き続ける「亀吉」です。
オリンピック御朱印の中の亀も「亀吉」なのでしょう。
社務所ではとても丁寧に対応いただけます。
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東京在住の一般的な人は越谷に馴染みがありません。
しかし旧日光街道で日本橋→千住→草加→越谷と続く宿場町でした。
東京都心に住んだり、通勤する人にとっては、
現在の「北越谷駅」は、地下鉄の日比谷線や半蔵門線が乗り入れ、始発・終着駅としてのイメージがあります。
この駅から東京都芯を経由して、神奈川大和市の「中央林間駅」まで直通運転されてるということはスゴイことに思います。
2駅間は710〜80kmくらいあるでしょう。
もっとも東急電鉄は、埼玉の小川町→和光市→渋谷→横浜→元町・中華街までの直通有縁店は100km以上あるそうです。
東京近郊の鉄道網は地下鉄、私鉄などの相互乗り入れがますます進み、運行距離も長距離となり驚くばかりです。
飲酒後に乗って寝過ごし目覚めたら、とんでもない駅に着いたと言う事もいくらでもある話でしょう。
▼2015年の社頭は天気のせいか、少しグルーミーなイメージでした。
▼6年後の2021年は全く陽気な社頭でした。
数多くある香取神社ですので「越谷香取」とか「大沢香取」と呼ばれます。
香取神宮を勧請した、かつての大沢村の鎮守。
「北越谷駅」も、かつては「武州大沢駅」だった時代もありました。
▼ニノ鳥居の扁額は「天満宮」と彫られています。
▼木陰の気持ち良い長い参道に三ノ鳥居。
▼その先に提灯と風鈴のトンネル。涼しげな色と音色に心和みます。
▼木の間から美しい社殿と野点傘が2張り見えます。
風鈴のトンネルや野点傘、緋毛氈を敷いたベンチに神社の姿勢を感じられます。
▼こちらは神社東側の入り口。朱色の門は鳥居? 別な名称があるのでしょう。
▼ここでも高層マンションが神社背景になります。
▼参拝の前に清め! と思いましたが手水舎の水盤はカラッポ。
この神社の様子からして水盤に花は当たり前に思いますが、何事もカンペキはない。
▼「安産の石」と「力石」が仲良く並んでいます。
googlemapでも「安産」の文字があり、神社のHPにも「神社deままマルシェ」というサイトを設けていて、女性の安産と、ママになった女性たちへのイベントも開催されており、地域の女性たちとの深い繋がりを窺わせられます。
▼コンクリート造りを意識させない美しく均整のとれた拝殿は戦後の再建。
▼一の鳥居の脇には古い狛犬が置かれていましたが、こちらは新し目です。
ちょっと不安そうな表情です。
▼祭神は「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」。神社の創建は不詳ながら約500年ほど前とか。
▼大きな屋根を広げる本殿は木造。
▼明治期に再建された本殿は、お見事な組物と彫刻で覆われています。
▼この神社に限らず社殿の彫刻内容は、吉祥を表しているのでしょうが、具体的な内容をなかなか理解できません。高砂翁、大黒天などが彫刻されているそうです。
▼木鼻の獅子は朱色が使われていますが、色褪せてしまっています。
▼境内社の「八坂神社」は祇園信仰ですね。早く「疫病退散」願いたいものです。
▼社殿裏手は「稲荷神社」です。裏手で小さな社だから幟が重要です。
▼御神木はイチョウの大木。ハイ、神社に欠かせない「縁結びの木」とされています。
▼この神社は参拝者を和ませる仕掛けがあちらこちらに見かけられます。
創って、設置して、維持することは易しいことではありません。
何よりもセンスが必要ですし、いくら飾り立てても宮司さんはじめ神社に関わる人たちとの調和が欠けていたら空疎なものになります。
香取神社はセンスの調和が取られているようです。
▼神社のせっかくの良い雰囲気を安っぽく軽いものにしてるかも?!
隅に置いてありましたので、これも愛嬌として許しましょう。