御朱印は実際の墨書き朱印はなく、オール印刷でした。
左端に「ちばZOOフェスタ・2020 千葉市動物公園」とあるのは、千葉市動物公園が年に一度開催するイベント「動物文化祭」だそうですが、
なぜ御朱印にイベント名が記載されているのか?
不思議に思いましたが
「ちばZOOフェスタ」に柏諏訪神社のブースが出店されたようです。
と言われても動物と神社の関係がまだ理解できませんが、
イベントではこの神社の御朱印に使われている「ハシビロコウ」や「フクロウ」のお守りや御朱印帳などのグッズが売られるとか。
そこでやっと動物文化祭と神社の関係が理解できました。
様々な動物が神社と関わっていますが、
この神社はなぜ「ハシビロコウ」?
神とはなんら関係なく、宮司さんが単に無類の動物好きだからだそうです。
「ハシビロコウ」のイラストを用いた御朱印は、全国でもこの神社だけでしょう。
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▼神社西側から境内に近づくと、ほぼ根元部分だけを残して切られた大木と、モリモリと茂る木々が頭上に覆いかぶさってきます。
▼焦げ茶色に光る鳥居が見えてきました。
▼鳥居は新しさが見えることから平成に建立されたもののようです。
▼手水舎のアヒルは特に動物好きの神社じゃなくても、時々見かけられます。
▼対の狛犬は岩山の上に立ちます。
綺麗に積まれた切石の上に乗る狛犬より、荒々しい岩の上に立つほうが、野生感があり、より凛々しく見えます。
鳥居も新しければ、狛犬も古いものではなさそうです。
▼社殿も古くの造営ではなく、昭和に入ってから建てられたものです。
しかし神社の創建は不詳。
同じ市内の「柏神社」の創建が江戸時代初期なので、
諏訪神社も柏に小さな集落しかなかった同じ頃に神社らしい姿になったかもしれない。
▼拝殿前の提灯の神紋は初めて目にする意匠でした。
祭神は「建御名方命(たけみなかたのみこと)」で、いわゆる「諏訪大明神」です。
▼本殿も鉄筋コンクリート製で、朱と白のコントラストにグリーンがかぶさっていてコンクリート製にしては美しく感じます。
▼社殿の裏側に回ると多くの境内社が並びますが、特に神社名の案内は見当たりませんので詳細は不明です。
社殿裏から渡り廊下をくぐって境内に戻ります。
▼こちらは安産の民間信仰 侍道大権現(まちどうだいごんげん)が祀られています。
侍道大権現は千葉のほかの神社で見たような気がしますが、思い出せません。
▼絵馬に描かれている動物は「カピバラ」でした。
「カピバラ」「ハシビロコウ」ともに具体的には神社と関連はなく、宮司さんの動物好きから採用されたもののようです。
大型の鳥で動きが少ないものの、ブサイクで愛嬌のある面構えは獰猛な顔を見せる時もありましたが、名前は覚えられませんでした。
東日本大震災以後、空き家に住み着き、東京に住む者にとって身近ではない「ハクビシン」の名称をやっと覚えたと思ったら、
今度は「ハシビロコウ」ですが、
1年後には忘れそうな名前です。