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御朱印迷宮

関東を中心とした寺社の御朱印記録です。参拝・収集目的に少しでも役立てば幸いです。

覚園寺の御朱印(神奈川・鎌倉市)〜「祈りを捧げる空間」は鎌倉屈指のWonderful & Paid Area.

鷲峰山 覚園寺御朱印

かくおんじ真言宗泉涌寺派、本尊:薬師如来(神奈川県鎌倉市二階堂4211)

覚園寺御朱印です。

右上の印は「北条義時公霊験 戌神伐折羅大将」。

戌神(じゅっしん)=伐折羅大将(ばさらだいしょう)=十二神将の1神、という関係で良いと思います。

 

十二神将薬師如来が従える12人の守護神、武装集団です。

御朱印の像は十二神像のうち戌神。十二支と結び付けて信仰されることもありますのでここでは「戌(いぬ)」を意味します。

北条義時はこの戌神の霊験により、1218年、大倉薬師堂を建てたことで、八幡宮での公暁の襲撃から難を逃れたと伝わります。

薬師堂はその後の1296年、9代執権 北条貞時の時代に正式な寺院となっています。

 

覚園寺御朱印です。「鎌倉二十四地蔵尊 第三番 黒地蔵

覚園寺はこのほか鎌倉十三仏霊場 第11番「阿閦如来」の札所でもあります。

 

御朱印は境内にある拝観受付でいただきました。

 

覚園寺は鎌倉中心街の北にあり、鶴岡八幡宮から徒歩20分ほどで少し不便な地。

鎌倉特有の谷戸(やと)が、鎌倉宮あたりからも北へ深く延びています。

▼その谷戸の行き止まりに覚園寺が山門を構えています。

▼ガイドを従えた参拝者グループも多く、無人の山門撮影は容易ではありません。

▼オマケに散歩する近所のワンちゃんも現れました。

1歳半のワンコはまだやんちゃな子供。遊びたくてウズウズ。顔を思いっきり撫で回し喜ばしてやりました。

 

▼山門内に大きな護札が貼られていました。

山号の「鷲峰山」は読みが難しく「じゅぶせん」。

▼山門の写真ばかりが続きますが、覚園寺は肝心の主要拝観区域は撮影禁止。

いきおい撮影フリー区域ばかりの写真になります。

▼境内側から見返った山門。

▼石段を上がり山門をくぐった先の正面に建つのは愛染明王が祀られる「愛染堂」。

▼しばし「山門」と「愛染堂」の間の境内を写し撮ります。

▼撮影記念パネルでしょうか? 覚園寺の拝観スタイルに似つかわしからぬ存在です。

▼「愛染堂」前の小さな鐘楼。

▼「まことの鐘」「大東亜戦争に・・・」などの文字が読み取れます。

▼そしてこの先は撮影禁止エリアとなる拝観受付。

▼薬師堂がメインで見て回る堂宇は多くはありません。

何と言っても薬師堂は外観も美しく、内部は見上げる薬師三尊像、十二神将像に圧倒されました。

 

▼拝観受付を越えないで望遠撮影の後加工した「薬師堂」。

▼同じく「地蔵堂」。

 

撮影禁止の有料拝観区域は、確かに鎌倉でも屈指の景観を保っています。

寺側では「祈りを捧げる空間」として撮影禁止にしているようです。

その空間を護持するために、鎌倉の寺院の中でも建長寺と同じく最高額の500円の拝観料を徴収しています。

500円の拝観料は、一定時間毎に寺僧のガイド付きのツアー形式だったので納得数値でもあったようですが、コロナ禍以後はこのツアー形式を中止しています。

しかし拝観料は変わらず500円で、撮影禁止も変更なしです。

 

何度も訪問している鎌倉でも覚園寺は今回が初訪問。

円覚寺建長寺瑞泉寺などとは異なる空間の素晴らしさは訪問者数の違いにも寄ることが大きいと思います。

参拝者で混雑する境内に「祈りを捧げる空間」を見つけることは難しいでしょう。

 

そして堂内の仏像などの撮禁は誰しも理解できることですが、その周辺の境内も撮禁は考えさせられました。

覚園寺が観光寺なのか、本当の意味での「祈りの場」なのかも・・・。

 

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